1. 上場IPO最前線!地方企業の挑戦
  2. #14 PRO Market上場の支援①
2025-11-20 24:22

#14 PRO Market上場の支援①

「上場IPO最前線!地方企業の挑戦」は、これまでに多くの企業を支援してきた、監査法人コスモスの統括代表社員・新開智之が、日本全国の企業が今、抱えている経営課題をわかりやすく解説。企業がより飛躍するためのヒントをお伝えしていく番組です。

 今回は、監査法人コスモスマネージャー・公認会計士の村瀬健一さんをお迎えし、TOKYO/Fukuoka PRO Market上場のために具体的にどんな支援をしているのか、詳しく伺っていきます。

▼ホスト

新開智之(監査法人コスモス統括代表社員)

石井哲也(フリーアナウンサー)


▼番組に対するご感想・お問い合わせ

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▼制作

PitPa(株式会社オトバンク)

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サマリー

このエピソードでは、監査法人コスモスが提供する上場支援について、特にプロマーケットの役割と魅力に焦点を当てています。新海智之さんと村瀬健一さんが、企業が上場を果たすための具体的な活動や課題解決の手法を語っています。東京プロマーケット上場の支援については、監査法人コスモスとJアドバイザーの連携や役割が重要であると強調されています。また、上場企業としての信用力向上や管理体制の強化を目指す企業がプロマーケットに向いているという意見も述べられています。上場支援に関する重要なポイントと、不正会計のリスクについての洞察が提供されています。

上場支援の背景
こんにちは、フリーアナウンサーの石井哲也です。
監査法人コスモスの新海智之です。
上場IPO最前線、地方企業の挑戦。
この番組は、多くの企業を支援してきた監査法人コスモスの統括代表社員、新海さんが、
日本全国の企業が今抱えている経営課題を分かりやすく解説、企業がより飛躍するためのヒントをお伝えしていきます。
今回は、初めてゲストの方をお迎えしました。
新海さんと同じ監査法人コスモスで、企業の上場支援をされています。
監査法人コスモスマネージャーで、公認会計士の村瀬健一さんです。よろしくお願いします。
公認会計士の村瀬です。よろしくお願いします。
村瀬さん、では簡単に自己紹介をお願いします。これまでの経歴などを教えてください。
はい、わかりました。自分は2008年に公認会計士に合格して、そこから約15年間、某大手監査法人で監査を中心に業務を行っていました。
前職も素晴らしい監査法人でしたが、よりやりがいのある職場で働きたいなというふうに思って、
2023年7月に現在の監査法人コスモスに入所させていただきました。
そこから、前職の監査の知識や経験を生かしながら、審会さんとともに上場支援を中心に業務を実施しています。
よろしくお願いします。せっかくなので、大手の監査法人とコスモスの違いを後でお話しいただければ嬉しいなと思います。
審会さん、今回村瀬さんがやってきましたけれども、どんな方ですか?
本当に一生懸命上場支援に取り組んで監査に取り組んでもらっていて、将来有望な楽しみな人材です。
コスモスを背負って立つ。
もちろん。そのために来ていただいたというふうに考えております。
わかりました。まず審会さん、改めて監査法人コスモスとプロマーケットの関わりについて教えてください。
プロマーケットは2009年に東京エイムとして立ち上がって、そして2012年に東京プロマーケットということで衣替えをしてスタートしているわけですけれども、
この辺りから私どもこの市場に有望だというか期待をして、中小企業の皆さんが上場し得る市場ではないかということで、
この市場のサービスを始めてきたというところがあります。
この時に特に、我々がもちろんお誘いはしたんですけれども、一般の市場に上場しようとIPをしようとしていた会社様からお声掛けをしていただいて、
私どもを東京プロマーケットに上場させてほしいんですという、そんなようなお話をいただいて、じゃあやってみましょうということで、
そこで第1号が会社が上場していただくわけですけど、上場していただき、その会社様がどんどん成長していかれるんですね。
そして上場のスピードも、今までずっと上場を準備していたものですから、なんと半年で上場しちゃったということで、
このスピード感は何なんだということと、そして上場してからの成長性を見るに至って、もうこれしかない。
この市場こそ中小企業の成長や信用を高めて、採用力を高める、そういう市場だということを確信を得て、
そのあたりから本当に一生懸命というか、バカの一つを覚えて、この市場を中小企業の皆さん、
特に一般市場に行くことが難しいと思っておられるような経営者の皆様にお伝えをして、
そして今では累計40社の会社様の上場に携わるようになってきたというのは、この10年間の足跡というところでしょうね。
それだけ魅力のある市場ですし、コスモスとしてはそこに目をつけてという。
そうですね。親心のような雰囲気も。
上場支援の具体的な活動
そんな大変恐縮ですね。
次は村瀬さん。
ちょうど村瀬さんが後任会計師になられた頃に、この東京エイムができたぐらいだと思うんですね。
はい。その中でちょうどそのまさにプロマーケットと共に歩んでこられたという部分もあるんでしょうけれども、
今、具体的にはどのような上場支援をされているんでしょうか。
ありがとうございます。我々は会計監査がメインになりますので、会社の作成した決算書のチェックなんかが軸となります。
ただですね、事前の短期調査で発見した課題を中心に改善の指導を行ったりだとか、
上場に向けた決算体制の指導なども中心に行っています。
やはり初めて上場する会社というのが大半ですので、これまで適用していなかった会計記事の導入など、初めてのことも多いです。
なので、より指導機能というものを発揮して業務を行っています。
ガバナンスの整備や内部統制の構築、資本政策の立案など、会社にはいろんな悩みがありますので、できる限りそういった相談に乗れるよう準備をするようにしています。
はい。新海さんはどうも。新海さんと小室さんの役割の違いというのは何かあるんですか。
もちろんね、私はパートナーでありますので、一般の会社で言えば取締役ですね。監査個人では社員というふうに言いますけれども、
会社様の決算書にサインをする役割がありますけれども、そしてチームを管理監督するというそういう役割を負います。
そして小村瀬君はマネージャーということで、まさにチーム全体を統率するということではありますけれども、監査実務そのものをしっかりと統率するというそういう役割を負っていると。
もちろん最前線で経営者の方々とのやり取りという話をどんどんしていくというような役割です。
そうですね。おっしゃる通りです。しかし助言とかって我々の法人では当たり前ですけど、前職どうでしたか。
そうですね。会計士だともちろん批判機能と指導機能という大きく2つに分かれるんですけれども、
会計監査というとどうしても決算のチェックがありますので、より批判機能というものが求められます。
ただ我々監査法人COSMOSというのは上場支援ということで、より指導機能というのを重視しながら監査をやっているんだろうなということは認証させていただいてから強く感じますね。
経営者との関係
そうなんですね。三浦さんその中で実際にやり取りをしているのはその企業の社長さんが多いのか、それともCFOといったらいいんでしょうかね、財務の方がメインなんでしょうか。どちらでしょうかね。
そうですね。会計関連が中心となりますので、CFOといった財務の人たちがメインとなります。
ただですね、上場支援には様々な人が関与しているので、社長を含めて会社のいろいろな方とやり取りすることも多いですね。
特に東京プロマーケットを目指している会社は社長との距離がすごく近くて、社長と会話をする機会も多いです。
監査実務とか、あるいは上場実務に関わりたいっていうね、そういう社長も多いですよね。
そうですね。
ずっと新会社の番組に続けていく中で、やっぱりプロマーケットに上場したいっていう経営者さんってやっぱり熱い思いを持ってという方がいるので、任せきりっていう感じではないんですよね。
やはり規模にもよりますけれども、まだまだ全てを他の取締役や他の部長に任せていくっていう規模の会社さんというのは、どちらかというと稀ですね。
一緒に社長もCFOのような役員の方も、あるいは我々も一緒にどうしたらいいんだ、課題をやっぱりクリアしていくためにはどういうふうに、我々ももちろん助言をしていきますが、会社もしっかりと決定していく。
その時にやっぱり一番気になるのは、まさに社長が近くにいるので社長が決断してくれるってことですよね。
経営っていうのは決めることじゃないですか。
これ決めれないと進まないんですよね。
そういう中では決めていただける経営者さんほど、上場には近いですかね。
そうですよね。
村田さんやってみてそこらへんは感じますか。
そうですね。そこは特に東京プロマーケットの目指している会社さんであると特に強く感じますね。
その中で会社によっても違うとは思うんですけれども、どれくらいの頻度でやり取りをされているのかなっていう部分、決算のときだけなのか、それでも日常的にもやり取りをしているのかというところはどうでしょうか。
やり取り自体は日常的に発生しています。
もちろん決算時のやり取りというのは多いんですけれども、会社は上場に向けて悩み事も多いので、毎日いろんな会社に対して、
会社の方から相談の電話だとかメールというのがありますね。
そういった気軽に相談に乗れるような、頼りにされるような存在になりたいなというふうに日々感じています。
そういった意味では大手と比べて転職されてみて、経営者との距離が近いなという実感ってありますか。
やはり相談ごとというのも多いですし、時には社長から直接相談ということも多いですし、近さは感じますね。
逆にあれだね、ここにプレッシャーもあると思うんですけどね。
しかし私はそれが皆さんの成長につながるというふうに思います。
私はやはり我々公認会計士は経営者の指導者であるべきだという、より国家試験を通って、そして我々の上場企業を生み出していくという、
支援するという立場のメンバー、公認会計士ですので、しっかりと知識を蓄え、そして経験を蓄え、
そしてよりまた次の経営者の方々、どんどんこれから上場してくるような、したいといって依頼を受けるような経営者様から、
より難しい質問をたくさん投げかけられて、そして磨かれていくという、そしていい指導者になっていくという、そういうことを私どもは目指していますよね。
そうですよね。さても本当経営者の方ですとかCFの方と話すことによって、監査法人のコスモスさん自体は皆さんも勉強になるというか。
本当ですよね。
監査と現場の重要性
例えばメーカーの場合ですと、工場とか現場などに行って取引の状況を深く調査されることもあるんですかね。
そうですね。工場に行くことももちろんありますね。自分たちの監査対象となる会計の数字というのは、工場などでの生産活動などの企業活動の結果になりますので、
実際に現場を見たり、現地の方に話を聞いて会社を理解するということが大事となってくるんですね。
そうなんですね。
なので全国の工場だとか子会社などにも行くことはあります。
ちなみに経営人の皆さんと話す時と工場の現場に行く時とってまた温度感と雰囲気が違うこともあるんですか。
やはり工場の方たちというのはなかなか監査に慣れてないと思うんですね。
なので行ったけど誰だろうだとか、特にスーツとか着てるとやっぱり温度差がありますので、できる限りどういった趣旨で着てるのかだとか、会社のことを知りたいんだということをしっかり出面出して対応するようにはしようとしています。
そうなんですね。その時には心がけていることとかって何かあるんですか。
やはり会社の方、現地の方に理解してもらうということを一番心がけていますね。
やはり監査ってなると世の中の監査って何だろうというのを知らない方が大半だと思っているんです。
そういった場合には会社の方にどういった趣旨でお邪魔させていただいているのか、今回お集まりいただいたのかというのをしっかり話して、監査っていうのは難しい言葉なんですけども、要は会社のことを知りたいんだということを伝えながら納得してもらって仕事をやっていくということを心がけていますね。
その時に現場の方が理解してもらったりすると嬉しいですよね。
そうですね。やっぱり感謝されるということは一番の仕事の醍醐味かと思いますので。
そうですよね。そういった社員の方々たちもその上場に対する思いが一致しているといい会社ですよね。
Jアドバイザーの役割
まさしくそうですね。みんなが同じ方向を向いているというのが一番大事だと思いますので。
怖がられないように、どうしても調査とか監査って嫌ですよね、受ける方は。しかし我々一緒に協力、上場に対して協力しているんですよ。何か課題があればその課題を一緒に解決していくんですよってそういうスタンスが大事かなというふうに思いますね。
そうですよね。ちゃんと会社を経営していれば何も怖いことはないですし、むしろ上場できるんだよってサポートしてくれるっていうことですからね。
課題があればどんどん質問していただいたり、問いを投げかけていただいたり、このことがまた我々にとっても非常に大事なことだと思います。
やっぱり会社も全員が自分事として捉えてやっていくって大事ですよね。本当にそう思います。
話は変わりますが、前回上場を支援するJアドバイザーについて新海さんから伺ったんですけれども、監査法人コスモスとJアドバイザーは改めてどのように連携されているのかというのを教えてもらってもいいですか。
わかりました。Jアドバイザーは東京証券取引所から資格を与えられていて、東京証券取引所の代わりに上場の審査や上場後のサポートを行っていく役割を担っています。
一方で監査法人コスモスは会計監査のプロフェッショナルとして会計業務を中心に上場のサポートを担当しています。
それぞれ役割はあるのですが、上場を支援することは共通になるので、会社も含めて相談や協議をしながら連携を取っているというような形ですね。
実際にJアドバイザーの方ともお話をされていらっしゃるということですよね。
必要に応じてというわけではないんですけれども、よくJアドバイザーの方とも話をしたりするということはありますね。
プロマーケットに関して言うと、Jアドバイザーと監査法人の連携ってとても大事になってきます。
そうですね。お互い発見事項だとか感じていることを共有しながら、会社と監査法人とJアドバイザーが同じ方向を向くということも大事かなというふうに自分は感じています。
やっぱり情報共有もされているということですね。
会議なんかも必要に応じて会社さんも入れて3社会議をしたり、あるいはJアドバイザーさんと一緒に2社で会議をしたりということも時としてありますね。
これは本当にプライムスタンダードグロスではないことですよ。
そうですね。私もやはり一般市場のIPOの経験がありますけれども、これほど証券会社あるいはJアドバイザーの方と一緒に会議を持つというか、情報共有するということは少なかったなというふうに思いますね。
実際やってみてどうですか。やっぱり会ったほうがいいなっていう。
会ったほうがいいですね。特に一般市場は上場までしたら、それで証券会社はもうさよならなんですね。
そこから関わらないんです。ところがプロマーケットというのは、上場してからもう会社と契約をして、そしてサポートしていくんですね。そういう仕組みですね。
これはそういう契約がないと上場を維持できないという、この東京証券取引所規則によるルールですので。
そうなんですが、一般の市場はそれがないので、上場しちゃうとですね。ちょっと言い方は失礼ですけれども、上場している会社さんってもう自由ですね、あとはね。
誰も教えてくれないって言ったら変なんだけど。やっぱりあるいは見られているという感覚をですね、株主だけではなくて、やはり証券会社もあるいは監査法人もですけど、コンプライアンス含め多くの企業活動を適切なものであるように検証したりチェックをしたりというのはやはり大事なことだと思うんですよね。
これが今の市場ではないというのは、世界の市場も似たようなところなんですけれども、このJアドバイザー制度っていうのは非常に機能としては大事な機能ではないかということは感じます。
プロマーケットの特性
そうですよね。まさにプロマーケットは上場したら終わりじゃなくて、そこからがスタートなんだよっていうことで。
そうですね。そういう特徴がもちろんあるんですよね。一般市場の方はもう見れば出来上がった会社だからそれ必要ないんだっていうね、そういうようなスタンスかもしれませんが、しかしね、やはり今いろんな現状を垣間見ますと、やっぱりちょっとあったほうがいいんじゃないかということはね、思いますよね。
ありがとうございます。では村田さん、これ新会社にも聞いたんですけれども、これまで多くの会社を支援されてきた中で、プロマーケットの上場に向いていると思う企業ってどんな会社になりますか。
そうですね。まず東京プロマーケットの上場のメリットとして、上場会社としての信用力の向上や、上場のための管理体制の強化が挙げられるんですね。
信用力が向上することで取引先を増やしたいだとか、いい人材を確保したい、また管理体制を強化することで事業生計を進めていきたい、そういった会社がプロマーケットの上場に向いているなというふうには感じていますね。
あとですね、向いている会社として感じるのが、一般市場へのIPOというのがいきなりは難しいと考えているんだけど、ただ上場はしたいというふうに強く考えている会社。こういった会社についてはプロマーケットは最適かなというふうに感じています。
やっぱり経営者の思いって大事です。
本当にそうですね。経営者の思い、それに向かったそれをいかに従業員に周知させるか、そこが一番大事かなと思いますね。
COSMOSに入られて、まさかもう2年半ぐらいですか。
そうですね。2年3ヶ月ぐらいですかね。
もう何社ぐらいお話しされているんですか。
そうですね。担当会社はもう10社、20社はこれまでも含めてですけど、多いですね。
もう最初からショートレビューの時から関わってもらって、そして上場に向けてですね。
それこそでちょうど2年ぐらいですから、ちょうどそろそろ上場していく会社が出始めてくるという、そんなような。
あとですね、今ちょっとお話にありましたけど、上場に向いている、向いていないという会社さんですけどね。
証券会社の方や、それからベンチャーキャピタルの方とかですね。結構誤解をするんですけど、プロマーケットに上がると次の市場に行きづらくなるとか、ということを言われたり、思い込んだりしてるんです。
先ほどね、村瀬君もお話ししてもらいましたとおり、どうしても一般市場にすぐ行けそうにない会社っていうところが、行ってみればプロマーケットを一つステップとして間に挟むということをやるんですね。
これ、別にやってすぐに次の市場に行くっていう会社、何社もあるんです。実際にプロマーケットに上がっている会社の1割程度はステップアップしてってるんですね。
ここのところの理解がなくて、一般市場に行きたいんだって言っておられる経営者の皆さんがですね、一旦プロマーケット挟むんだって言ったときに、多くの金融関係者はそれを反対したり、意味がないと言ったり、そんなことをしたら一般市場に上場できないよっていうことを脅しのような、そういうことを言う人たちさえいて、
これらは多分プロマーケットの本当の使い方を知らないし、理解していないから、なんとなく雰囲気でこんなことを軽くお伝えしてしまってるんだと思いますが、このあたりは本当に理解を改めていただきたいなというふうに。
上場支援と不正会計のリスク
そうですね、この番組を通じてそれは本当に訴えていきたいなと思いますし、これが地域創生にもつながっているし、日本経済にも寄与しているんだよっていうことをね、本当に理解してほしいですよね。そして村瀬さん、この数多くの企業の上場観察されてきた中で、認められなかった、もう思わないような取引形態とか会計ルールっていうのはあったんですか。
これまで経験する中で不適切な会計処理に遭遇するというような場面は確かにありました。ちょっと今回はですね、具体的な事例というのは差し控えさせていただきたいなと思うんですけれども、世の中全体的に不正事例というのは多くあって、監査法人としては会社の取引を一つ一つしっかりと理解して、会計基準に従って会社の処理を判断するということが大事なのかなというふうに思っています。
特に今回上場したばかりの会社が不正会計によって上場廃止になったんですね。この会社の例を見ると、循環取引などの特に売上高を不正に計上することであったり、経費を資産として計上して利益を多く見せる、こういった会計処理があるんですけれども、こういったものはまず認められませんので、
注意が必要だなというふうに感じています。
なかなか上場を支援する段階では分からなかったこともあるんですかね。
そうですね。上場する過程ではかなり我々も取引の内容、背景をしっかりと把握しますので、一般的には上場する前に分からなかったということは少ないというのが我々の認識です。
が、やはり上場してから会社が変わっていった、要するにごまかすようになっていったということはやはり往々にしてあって、こういったところに我々気をつけないといけないなということは感じていますし、
専門家、会計士の皆さんによっては、上場IPOというのは非常にリスクが高い業務なんだというふうに感じておられる方々もいるかもしれませんが、
我々は逆に中小企業の時から規模が小さい時から、我々はその会社の経営者の資質や取引の内容をしっかりと把握しながら監査できるので、逆に我々はリスクをコントロールしやすいなというふうに思っています。
ここまでプロマーケット上場の支援について伺ってきました。
この続きは次回、引き続き村瀬さんにもお付き合いいただいて、さらに詳しく伺います。
新海さん、村瀬さん、来週もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
上場IPO最前線、地方企業の挑戦は毎週木曜日に配信しています。
番組の感想や新海さんへの質問もお待ちしています。
番組概要欄のお便りホームから、ぜひお気軽にメッセージをお送りください。
そして、監査法人COSMOSでは一緒に未来をつくるメンバーを募集中です。
この番組を聞いて監査法人COSMOSの取り組みに興味を持っていただけましたら、ぜひホームページの採用情報をご覧ください。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
それではまた来週お会いしましょう。
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