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2022-03-01 14:55

#41:まず焦点を当てたのは大川小の物語だった │ リチャード・ロイド・パリーさん(ジャーナリスト)

▼本パートのインタビュー映像
https://youtu.be/36-OpPTnlAs

【リチャード・ロイド・パリーさんへのインタビュー】

Talk.1〈3月1日(火)公開〉
まず焦点を当てたのは
大川小の物語にだった
https://youtu.be/36-OpPTnlAs

Talk.2〈3月4日(金)公開〉
外国人としての震災取材
ハードルをどう乗り越えたか?
https://youtu.be/ZstunBGe3ag

Talk.3〈3月8日(火)公開〉
異国で遭遇した震災とコロナ
二つの災禍を経て思うこと
https://youtu.be/tLe63mv8l44

Talk.4|〈3月11日(金)公開〉
3.11で初めて知った
日本人の精神性
https://youtu.be/m_5vkQFwbSk

リチャードさんへのインタビュー再生リスト| https://bit.ly/36u8cV4

『津波の霊たち 3・11 死と生の物語』 https://amzn.to/3Iklqlz

【プロフィール】リチャード・ロイド・パリー/1969年英国生まれ。英『ザ・タイムズ』紙アジア編集長および東京支局長。オックスフォード大学卒業。95年に『インディペンデント』紙東京特派員として来日。2002年より『ザ・タイムズ』紙へ。東京を拠点に、日本、韓国・北朝鮮、東南アジア地域を主に担当。これまでにアフガニスタン、イラク、コソボ、マケドニアなど27カ国・地域を取材し、イラク戦争、北朝鮮危機、タイやミャンマーの政変などを報じてきた。著書に『In the Time of Madness』『黒い迷宮』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)などがある。『黒い迷宮』は、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の「最優秀犯罪実話賞」およびサミュエル・ジョンソン賞の候補作に選ばれ、邦訳版も大きな話題を呼んだ。また本書は、18年ラスボーンズ・フォリオ賞、19年日本記者クラブ賞特別賞を受賞。

【通訳】浅野浩治 (Just Global Media)
ウェブサイト:https://www.justglobal.jp/japanese

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【目次】
OPトーク
インタビューの背景
記事で伝える震災。「本」で伝える震災。
本書のキモは「物語」にある
EDトーク

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https://www.auchikara.com/

▼ニューズレター(早川洋平のエッセイ・最新情報をお届け)
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▼「月末LIVE」開催
日時:3/30(水)19時00分〜20時00分
URL:確定後お知らせします
アーカイブ:https://bit.ly/3Dw3rWE

▼番組への感想・質問はこちら
https://bit.ly/INTERVIEW_QandA

▼「QR CAFE」(毎月開催)
https://life-upd.com/cafe/index.html

▼【聞き手・早川洋平プロフィール】
はやかわ・ようへい/新聞記者等を経て2008年キクタス株式会社設立。羽生結弦、髙田賢三ら各界のトップランナーから市井の人々まで広くインタビュー。近年は欧州を中心に海外取材を本格化するいっぽうで、戦争体験者の肉声を発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。公共機関・企業・作家などのメディアプロデュースも手がけ、キクタス配信全番組のダウンロード数は毎月約200万回。累計は3億回を数える。『石田衣良「大人の放課後ラジオ」』『横浜美術館「ラジオ美術館」』などプロデュース多数。 近年はユニクロやP&GなどのCMのインタビュアーとしても活動している。
https://linktr.ee/yoh.haya

▼【キクタススタッフ・中江公大プロフィール】
なかえ・きみひろ/横浜を拠点に映像・音声制作。
「INTERVIEW│YOHEI HAYAKAWA」「石田衣良 大人の放課後ラジオ」「メンタルサポーター成田儀則|愚か者がやっと気付いた成幸法則」などの番組を担当。

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#リチャード・ロイド・パリー
#津波の霊たち
#東日本大震災

Editor : Kimi

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こんにちは、早川洋平です。
インタビュー、この番組はポッドキャスト、YouTube各プラットフォームよりお届けしています。
チャンネル登録の方もよろしくお願いします。
さあ、ということで、あれ、これ映像を見てる方、なんか放送事故かなと思うかもしれませんが、
マナさんではなくですね、男性がいるんですが、
キクタスのスタッフ、中井君博さんこと、君です。よろしくお願いします。
中井です。よろしくお願いします。
何が起こったのかというと、実はですね、マナさんが体調不良で急遽収録に来られなくなってしまってですね、
皆様申し訳ございません。3月はですね、僕一人での収録も考えたんですが、
僕、皆さんご存知で一人で喋ることがとても苦手なのでですね、
もう他の番組でもいろいろ助けてもらっているうちのスタッフの中井君博こと、君にですね、ピンチヒッターで来ていただきました。
君はですね、僕なんかにもよっぽどトークも上手ですので、立派にピンチヒッターを務めてもらいたいと思いますが、
いきなりハードル上げましたが、君、今お気持ちは?いきなりのピンチヒッターですか?
そうですね、ちょっと話はそんなに得意ではないんですが、緊張してます。
でもちょっと、はい、頑張ろうと思います。よろしくお願いします。
でもなんかね、別の月末ライブとかと同時にやっぱり君が仕切ってる感じだと硬いんですけど、
確かにあんまり硬くないの、なんでですかね?やっぱり僕がグリップ握ると言ったからですかね?コミットしたから?
一応そこの安心感はあります。やっぱり自分でカジ切ろうと思うと、なんか頑張ってカジ切らなきゃ、みんなを誘導しなきゃって、ちょっと気合い入っちゃうので。
ということで今日はですね、これ流れの3月1日ですけど、今年意外と寒いですよね。
というかね、君はもともと鹿児島の方ですから、雪3月とか2月とか降る?
鹿児島でもめちゃくちゃ寒い日、数年に1回とかに雪が降ります。
その時にやっぱり、やっぱ寒いなとか思いながら、横浜来てからもやっぱり寒いので、ちょっとこれYouTube見てる人しかわからないと思うんですけど、僕こういうの持ってるんですよ。
マウスじゃないんだ。
これマウスじゃないです。マウスに見えますけど、これ何だと思います?
ちゃんと音声の人向けに説明してね。
今僕が手に持ってるのは、マウス材ぐらいの大きさの。
ほんとマウス材だよね。
電子機器なんですけども、白と黒のカラーで、こっちに先端の方にUSBの差し込む端末があって、上の方に赤いランプが光って、これちょっとライプ見えないかもしれないですけど。
マウスだね、見た目ほんと。
最初はマウスなんですけど、これが電子回路って言うんですかね。電子機器の北海道みたいな。電子バージョン。
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これバッテリーチャージして持ち運びできるんですよ。
温かい?実際。
温度も3段階に調整できるので、弱・中・強みたいな3段階で選べて、中・強にするとすぐ電池なくなっちゃうんですけど、弱だったら6時間ぐらい持つので。
いいですね。
こちらね、今日の君の物紹介。後ほどURLは貼っておいていただけるんでしょうか。
じゃあちょっと概要欄に記載していただきます。
良いことよりも良いことで、今月のコーナーでしたって違うから。
さあ、今回のインタビューなんですけど、今回はですね、リチャード・ロイド・パリーさん。
ジャーナリストのリチャード・ロイド・パリーさんにお話を伺いました。
リチャードさんはですね、イギリスザ・タイムズ市のアジア編集長屋東京市局長ということで、もう20年以上、市販席以上、東京に暮らしていらっしゃいます。
どうして僕がね、そんな彼に今日、今回インタビューすることになったかというとですね、
もうこの3月、ちょうど今3月に入ったばかりですけど、やはり3月というとね、僕ら日本人にとってやっぱり震災、東日本大震災も去年10年、今年11年ということで特別なやっぱり
思いがみんなあると思います。その中で、どうしてこの本を知ったのかわからないんですけど、ちょっと筋読なんで反射して見にくいかもしれませんが、
「津波の霊たち3.11死と生の物語」というですね、リチャードさんがですね、書かれた本。
これ日本でもすごい賞、ジャーナリズム賞を受けていて、世界でもすごく評価されている本なんですけど、やっぱりこの本を読んでですね、非常に
丁寧に取材されていながら、僕らがやっぱり知らなかった視点だったり、発見がたくさんありつつ、かつやっぱりノンフィクションなんですけども、これインタビューでもご本人にも聞いているんですが、すごく物語、ストーリーですね、すごくフィーチャーしていて、震災でもちろん重いテーマではあるんですけど、
何て言うんでしょう、何か温かみも感じるような、人の温かみも感じるような、非常に深く不思議な本でした。この「津波の霊たち」今ね、この震災から11年のタイミングで、ぜひ皆さんにも読んでいただきたく、ご本人に直接インタビューを申し込ませていただき、今回ギリギリだったんですけども、配信間に合うかギリギリだったんですけども、お時間を取っていただき、
リチャード・ロイド・パリさんにお話を伺うことができました。それではリチャードさんへのインタビューの第1回お聞きください。リチャードさん、今日はありがとうございます。今日はですね、リチャードさんの著書、「津波の霊たち」について、いろいろとお話を伺っていきたいと思います。
まず最初なんですけど、そもそもなぜ僕がリチャードさんにこのインタビューをさせていただきたいと思ったかということなんですけど、今すごく印象的で覚えているのは、首都高広さんによるですね、大川小学校の悲劇を語り継ぐ講演会の聴講者の多くに、
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首都高広さんが当事者意識がなかったというふうに彼がおっしゃっていた文章があったと思うんですけど、私自身この9年間戦争体験者の声を聞いて発信する戦争の記憶という活動を続けているんですけども、やっぱりその戦争の取材を見てきても当事者でなくてもないからこそ、まず真実を知ること、それを忘れないようにすることが非常に重要だと感じてきました。
それだけにこの今回のリチャードさんのこの本を通じてですね、やっぱりあの震災の知られざる真実を知ること、その上で今一度一人一人が震災だったり日本、もっと言うと人間の在り方を考えることがすごく価値があることだと思い、今回リチャードさんをお招きしていろいろお話を伺いたいと思いました。
今回早川さんの番組にお招きいただいて大変うれしく思っています。私自身もそういった戦争の経験ですとか、戦争に関する記録を残すということにはすごい価値があると感じています。
というのも日本国外ですごい有名な英語の本がありまして広島と呼ばれている本です。それはアメリカのジャーナリストのジョン・ハーシーさんに書かれたもので、それは広島に核爆弾が落とされてから数ヶ月後に訪れた時のレポートとして残されています。
この本ではですね、いろいろなジャーナリズムに関してもすごいよく書かれている本ですし、文章の構成などに関してもすごいよく書かれている本で、この本に影響を受けたというところもあります。今回の津波に関する本を書くときも参考にしていましたし、今回のやっぱり津波に関する災害というのは核爆弾とかそういった被害とは全く違うものですが、
そういった形で記録を残すという意味では似たことだと思っています。
ありがとうございます。今少しその話にも入ったのかなと思うんですけど、そもそもこの津波の例たちをやっぱり書こうと思ったきっかけ、当然震災が起きたからだと思うんですけど、とはいえそれをジャーナリストとして本にする人、しない人、取材する人、しない人がいると思います。
リチャードさん自身が普段の日々の取材、ニュースソースとして当然これを震災を取材したと思うんですけど、それをまた本にするというのは別だと思うんですけど、やはりなぜ本にしようと思ったんでしょうか。
私は東京に住んでいましたので、その時にやはり地震を体験して、その後すぐに東北に向かいました。私はその時に新聞社のレポーターとしての仕事をしていましたので、やはり毎日そういった何かしらの記事を新聞社にレポートとして提出しなければなりませんでした。
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それを数ヶ月行っていったところ、やはり現地のいろいろなストーリーを毎日レポートをしている際に、その読者たちはやはり大いに興味を持ってくれてはいました。
でもそのストーリーは2000単語から3000単語の英語ぐらいの長さの比較的短いものしかできないので、全体的なストーリーというところは伝えることもできずに、人々の苦しみや悲しみというところも伝えるのはやはり難しかったです。
そういったところで、私は今までにノンフィクションブックを書いたことがあるので、そういった形で大震災について伝えるといいと考えました。
でも本にしたとしても、大震災全てについては書けません。
ですので私がやろうと思ったのは、人のストーリーにフォーカスをして、そこから全体を見るようにする。そこで選んだのが大川小学校でのストーリーです。
それをまず初めにフォーカスして書きまして、その後に海外でいうゴースト、霊ですね。霊的な現象も含めていろいろなストーリーをこの本に書きました。
今お話がかかってて、後で質問をしようかなと思ったんですけど、やっぱりこれ実際にすべて配読して、ルポなんですけど、まるで物語のようだったっていうのが、率直に全部読んだ後の独特感でした。
なのでまさに今のお話でいくと、そのストーリー、ノンフィクションなんだけど、やっぱりそのストーリーっていうところに一番注力されていたのかなっていう。
ましてはそこから大川小学校のストーリーからっていうことだったと思うので、じゃあそれはもう最初に繰り返しの質問になっちゃうかもしれないですけど、この本にするときにそうしようと決めて書いたということなんですかね。
本を書こうとしたときに何について書くかという確実なアイディアというのはまだ決まっていませんでした。それで震災が起こってから6ヶ月後に大川小学校に訪ねました。
そこでいろいろなストーリーを聞いているうちに、この大川小学校について書こうと決めたわけです。それを書くためにはやはり多くの人にインタビューをして、何度も何度もそこに訪れなければいろいろなことも分かりませんし、人との繋がりもできないということになります。
それでインタビューをできる人を探していました。しかもそれは何回もお話を聞ける人じゃなきゃ事実というのは聞けませんので、そこでインタビューをさせてもらえる人を見つけました。その見つけた方々というのは大体が親、両親であるので、お子さんたちが震災で亡くなってしまった方々という人にインタビューすることになりました。
その方々に本のアイデアを伝えたんですけど、それで本としてのインタビューも大丈夫ですし、それを使ってもらって大丈夫というOKをいただけました。その後にですね、また別のところで、金田住職という方に知り合いました。
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その方は礼拝をされていたり、お葬式をされる方なんですけど、大川小学校の話というのは全く違うお話にはなるのですが、今回の大震災の中でこの2つのストーリーを1つにどうにか繋げるということで、この本を書き上げていこうということを決めました。
さあエンディングです。ということで、いつもマナさんにインフォメーションしていただいてますが、君よろしくお願いします。
はい、インタビューでは皆様からの早川さんへのご質問や番組への感想、取り上げてほしいテーマなどを募集しております。
エピソード説明欄のURLからお寄せください。また、いただいたご質問等は月末のYouTubeライブでお答えする予定です。
今月のライブは3月30日19時からです。たくさんのご質問を募集しております。
そして、人と一対一で会う前、会った時、会った後に何をするか。
著名人から資生の人に至るまで18年間で2000人以上にインタビューし、発信を続けるプロインタビュアー早川陽平がそのすべてを余すことなくお伝えしているあうちから養成講座。
コロナ禍で経済が厳しくもっとリーズナブルに学びたい。日々忙しいため動画を見る時間が取れないから音声で学びたい。
そんなご要望にお答えして、あうちから養成講座の音声コースをリリースしました。
映像コースでお伝えしている講座内容を音声でいつでもどこでも受講していただけます。
詳細や受講の申し込みは概要欄に記載してあるあうちから養成講座のホームページをご覧ください。
また、早川さんと参加者お気に入りの本をシェアし合うQRカフェも3月16日19時からZoomで開催します。
こちらも概要欄のURLをチェックしてみてください。
はい、番組からのお知らせでした。
さあ、やっと肩の荷が下りた感じがありますけど、どうでしたか?初のピンチだったということで。
そうですね。でもやっぱり早川さんが色々仕切ってくれるというか、引っ張っていってくれる安心感はあったので、
月末ライブみたいな緊張感、引っ張らなきゃっていう緊張感はなかったので、ちょっと気楽に勤めさせていただきました。
よかったです。ひょっとしたら君の冒頭の物紹介が好評で、僕が拘板するかもしれませんが、その時に備えてまたネタをこさえていただけたらと思います。
さあ、ということで、また皆さんとお目にお耳にかかれるのを楽しみにしています。さようなら。
おやすみなさい。
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