インタビュー
先生、今日はインタビューということで、クリニックの内切りにお邪魔させていただいて、先生にお話を伺いたいと思います。
先生、このお部屋は実際に先生が普段診察されている部屋なんでしょうか?
はい、そうです。診察室です。
ここは、大国ホテルのオフィス棟?
そうですね、タワー棟です。
ここにクリニック・水療を構えられて、今どのくらいですか?
12年目です。
ちょうど江戸川一周ということですね。
それまではどこでやられたんですか?
それまでは、北里研究所病院ということで、美容医学センターを作って、アンチエイジング専門の医療をやっていました。
その時は、独立開業とはちょっと違うんですか?
全然、勤務員です。
そこから独立開業されて、まさに勤務員ということで、
やっぱりね、秩序先生といえばという風に表現して、先生がいいのかちょっと分からないですけど、
僕がやっぱり一番胸から動くことだったのはですね、
失敗しない髪断食、肌断食というテーマで答えたいんですけど、
やっぱりね、ミサツの本がすごく印象的で、シャンプーをやめると髪が増えるという本と
肌の悩みも全て消えるのがたった一つの本です。
このミサツを読ませていただいたんですけども、
ちょうど私、仕事で教師なんですけど、今39歳で、もうすぐ40歳。
やっぱりちょっとね、肌といいますか、髪が気になります。
ぶっちゃけ元々はおでこがすごい広くて、ずっとコンプレックスではあったんですけども、
よくあれもこれもいろんなシャンプー試したりとか、マイクの素で試したりとかありつつ、
やっぱりどっかで、もっとこういう時代じゃないですか、ナチュラルにやりたい。
食べ物はオーガニックであるけど、シャンプーオーガニックとか無添加って書いてあるけど、
これ本当にそうなのかなみたいな、その辺をいろいろ思いつつ、
あれもこれもずっとシャンプージプシーみたいな感じで探していたんですが、
先生のこの本が目から鱗で、シャンプーどれがいいとかじゃなくて、そもそもいらないと。
立てっていうところで本当に目から鱗だったんですけど、
そんなわけでですね、興味持たせていただいて、まさに神断じき肌断じきさせていただいていて、
3ヶ月くらいかなっていう感じではあるんですけども、
実践もしつつ、まさにリアリティのある話も伺いながら、
その油シャンとか肌断じき、まさに先生が最初に、先生すごく謙虚な方なんで、
俺がみたいな感じが今日思い浮かび全くないっていう素敵な方なんですが、
やっぱり提唱されていて、ただその言葉とか油シャンとか、
絶対にある程度の油が出ていって、我々そういった人と会うのは夕方ですから、
もうみんな汗かいて油が出ている状態できますよね。
そうすると本当に臭いんですよ。
だから私もね、本当だなぁと臭いものだなっていうのが、
なんとなく自分も臭いのかなって思うんだけども、
先生はそんなに臭くないですよって言われるんだけども、
いや本当にそう、そんなこと営業してもしょうがないから言ってよね。
僕は体を洗うのも石鹸も10年も使ってないし、髪の毛もシャンプーも使ってないし、
臭いんじゃないかなっていう気持ちはありますよと。
だけど全く匂いが違うというか、匂いがしませんって言われるので、そうなんかなと思うんですけどね。
まさにですけど、また先生の面と向かっても失礼申し上げますが、
全く匂わないっていう感じですね。
今体験させていただいてて、非常にすごく納得はするんですけども、
本の中にもあったと思うんですけど、
僕はそういう意味ではメンタルブロックというか、
それが一番外れたのは本にある、先生がお話しされたようなこともそうなんですけど、
やめてみよう、ちょっと試してみようと思ったのは、
いわゆるシャンプー、他の化粧水とかもそうですけども、
経費吸収とかしてるから、ある意味それを飲んでいるというか、
そうです。
っていうことが書いてありましたよね。
でもそういうことなんですよね、ある意味。
特に頭っていうのは、10万、20万の毛穴があって、
しかも大きな毛穴ですから、そこからの吸収っていうのはものすごくたくさんあるわけですよね。
なので、なめることすら気持ち悪い。
皆さん、本能的にシャンプーをなめるなんていうのは、
そんな気持ち悪いのなめれないよって言うんだけども、
頭から1年に、何ccも何mlも吸収されてるわけなんですよね。
それを考えると、今の人たちって子供の頃からですよ。
子供の頃からシャンプーを使って、50歳、60歳までずっと
毎日のようにシャンプーを使ってるわけじゃないですか。
その吸収量といったら大変な量なんですよ、これはね。
それを考えると、気持ち悪くないですか?っていうふうに自分は思うんですよね。
本当ですよね。私も子供がいるので、お風呂入れるじゃないですか。
最近は自分だけじゃなくて、まさに子供も、
少なくとも僕が入れるときは、湯シャンというかね、
さすがに水は冷たかった今の季節なんですけど、怖くてシャンプーできないんです。
特に赤ちゃん。赤ちゃんの肌っていうのは、割合がまだ十分じゃないので、
すごい経費吸収が多いんですよ。
それに対してシャンプーを使うっていうのは、本当にやめた方がいいと思っていて、
これから現代人の子供たちは、赤ちゃんのときから何十年もそういった化学物質、
しかも内容物を見ると、最低でも30種類ぐらいの化学物質がブワーって書いてありますよね。
なんでこんなにたくさんのものがね。石鹸成分一つでいいわけなんですよね。
ブワーっていっぱい書いてあって、そういった化学物質全部が、
少しずつ少しずつ肌の中に吸収されると思ったら、
一生涯のうちにどれだけの量の吸収があるんだろうって考えると、
少なくとも子供にはね、使う必要ないんですから。
子供は油も少ないですしね。
だからほとんどは石鹸で起こさなきゃいけないような油っていうのはないですから、お湯だとか。
お湯と石鹸ってほとんど同じなんですよ、油を回すのは。
だから本当に石鹸が必要だなと思うようなときには、
まずはお湯で洗ったほうがいいんですね。
少し温度が高くなるほど、ものすごい臭い。
例えば石鹸で洗っても落ちないような臭いとかってありますよね。
それを少し厚めのお湯で洗ってもらえばわからないんですけど、
もうすぐ臭いってなくなります。
ものすごい洗浄力あるんですよね。
なので本当に油が落としたかったら、少し温度を上げたお湯で洗えばいいことで、
石鹸を使う必要は全然ないんですよね。
先生もさらっと言いましたけどね、本を書いたときもですけど、ある意味皆さん目から鱗ですし、
その業界全体をですね、先生もこの仕事をアンチエイジングされていて、
対極というか、その発音もまた素晴らしいなと思うんですけど、
そうすると本書の中にも書かれている、詳しくからそこを読んでいただいて、
やっぱりそもそも石鹸のシャンプーというか、肌の方にも絡んできますけど、
石鹸も厳密に言うといらない?それとも石鹸が必要な場合、人もいる?
石鹸をいらないというよりも、あんまり石鹸で洗いすぎるとやっぱり肌が良くならないんですね。
何が悪いかっていうと、やっぱり石鹸っていうのは油も水も飛ばすものですから、
特に皮膚で一番大事なことは何ですか?スキンケアで一番大事なことは何ですか?
っていう話に立ち戻るとですね、化粧品会社やみんなが知っているように、
保湿です。湿度を守ることです。水分を守ることですっていうのはみなさんに。
じゃあその水分を守るバリアですね、保湿バリア、それは何が一番重要なんですか?
死んだ細胞が細胞間支柱っていう特殊な脂の糊みたいなもので、
死んだ細胞が葉っぱだとか紙だとかが積み重なるようにくっついて、
サランラップのような膜を作る。そのサランラップのような膜が水分の蒸発を防いでいくし、
外からのいろんな刺激物を跳ね抜けていく。それこそが保湿の要。
それを壊してしまったら水分は蒸発してしまいますし、外からの刺激も入り込みやすくなる。
ところがですね、その保湿成分というか保湿する一番の要の角質層が何に一番弱いかというと、
海綿活性剤に弱いんです。要するにバリアというのは細胞の中には水に溶ける成分、
ナチュラルモイストライジングファクターといって水に溶ける成分が細胞の中にはあって、
水溶性の成分ですね。それからその周りには細胞間支柱という脂があって、脂と水、脂と水ってこういう
細胞があって脂があって、細胞があって脂があって、死んだ細胞ですけども、そういう構造になっているわけです。
この表面、これ皮膚の組織像ですけども、このあたりこういうふうにあるのが、これが角質層ですね。
死んだ細胞が重なっているわけです。
ここのペタッとしているところは健康な、良好なサランラップができている。角質層のサランラップができているところで、
そこは細胞がたくさんこういうふうに流れるんですね。ここはちょっと壊れているんですよね。
ボコボコになっちゃっているわけですよ。そういうところっていうのは細胞が薄くなっちゃっているというような、そういう傾向があるんですね。
これは死んだ細胞の各層を臨時顕微鏡で見たところですけど、これが一つ一つの死んだ細胞です。
表から見ると、ここは脂で覆われていて隙間がないんですね。
ぴったりくっついている。これは脂の糊がここのところが取れちゃっているわけですよ。
そうすると、たとえば石鹸でもあるし、女の人だとクレンジングなど、ひと拭きで脂を落とすようなものを使いますと、脂の糊が全部取れちゃって、ひと拭きした後はこういう隙間ができます。
隙間のところに次の日はまた海綿化成剤というクレンジングだとか石鹸だとかをつけると、
そういったものは水にも油にも速やかに溶けていくものです。
この黄色いのが石鹸だとか海綿化成剤であるとかローションでも美容液でも何でも海綿化成剤が入っている。
海綿化成剤というのは油に速やかに溶け込むものです。
たとえば刈るときに手の甲にポターッと落とすと、こうやって撫でているとなくなっちゃいますよね。
あのなくなったのは一体どこに行っちゃったのっていう話ですね。
そうすると、こういう油に溶けて、次の層に入っていって、その下にまた入っていって、っていう風に海綿化成剤というのは油に溶け込むものなので、速やかにこの角質の中にわーっと入っていってしまう。
今話聞いただけで使うのをちょっとはばかられますね。
そうすると一番重要なバリアーが壊れてしまいますね。
もっと言うと、ずっとマッサージしながらやったり、こすりながら入れたりしますから、どんどんどんどん中まで入っていく。
これ生きている細胞なんですね。凶器細胞で、器具の細胞ですよ。
ここまで入り込んでしまうと、傷つけてあり、火傷を起こしたりしたところに化粧品を塗っているのと同じことになっています。
化粧品がものすごく何かの効果があっていいのかもしれないとしてもですね、火傷につけることはないんですよね。
皆さん、火傷してそこに化粧品つけようとは思わないですよね。
私はもう1年間北里大学病院の第3次救急のケースケーカーに行って、
火傷の患者さんをずいぶん治療しましたけど、
火傷の患者さんの治療に、少なくともいきなりクリームを塗ったりローションを塗ったりというようなことは絶対しない。
もししたらその刺激でじゅぐじゅぐ組織液が出てきてしまって、
まったくベタベタのドロドロのような状態になって、
さらにまたそれが吸収されて炎症を起こしますので、傷は治らない。
だから、ここまで化粧品類がローションだとか、石鹸もそうですけど、
ここはもう生きている細胞ですから、そこに細胞毒性があるわけですよね。
そういったものがつくと赤くなるとか、ピリピリするとか、
赤くなると炎症を起こしますというのが一番の問題ですね。
ひとたび炎症を起こしたら、このバリアなんか全然壊れちゃいますので、
本当に乾燥した肌になっちゃいますし、
細胞分裂をストップしますので、どんどんどんどん皮膚が浅くなります。
薄くなりますしね。そういう風になってしまうわけです。
常識的には健康な核相というのは、死んだ細胞とその間にノリが挟まっているんですけど、
こういう感じで水蒸気も出ていかないし、刺激物も入っていかないということなんですよね。