1. INTERVIEW │ インタビュー
  2. #54:『三千円の使いかた』ヒ..
2022-04-22 34:13

#54:『三千円の使いかた』ヒットの背景 │ 原田ひ香さん

▼本パートのインタビュー映像
https://youtu.be/RL7BeBMEXQg

【これは絶対小説になる!】
ベストセラーかつロングセラーを記録している『三千円の使いかた』。
単行本発売から4年の時を経て、大ヒットした背景をお話しいただきました。

【プロフィール】はらだ・ひか/1970年神奈川県生まれ。2006年『リトルプリンセス二号』で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞受賞。『はじまらないティータイム』で第31回すばる文学賞受賞。 他の著書に『三人屋』シリーズ(実業之日本社)、『ランチ酒』シリーズ(祥伝社)など多数。

三千円の使いかた

【原田ひ香さんへのインタビュー】
Talk.1 「三千円の使い方」で人生が変わる 〈4月19日(火)公開〉
Talk.2 『三千円の使いかた』ヒットの背景 〈4月22日(金)公開〉
Talk.3 お金を貯められる人の共通点 〈4月26日(火)公開〉
Talk.4 あなたの知らない「節約」家族小説誕生の裏話 〈4月29日(金)公開〉
再生リスト

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Apple Podcast(音声)

【目次】
OPトーク
節約小説を書くきっかけ
物語の作り方
主人公は?多様な登場人物たち
一番苦労したこと
視聴者質問「個性的なキャラたちの設定方法を教えてください」
自身と近いと思う登場人物
原田ひ香の執筆スタイル
欠かせないルーティン
自著分析『三千円の使いかた』ヒットの背景
EDトーク

「会う力」養成講座
・映像コース:早川洋平のコンサルティングを受けたい方へ
・音声コース:リーズナブルに学びたい方へ

▶︎ニューズレター(早川洋平のエッセイ・最新情報をお届け)

▼「月末LIVE」開催
日時 : 4/27(水)19時00分〜20時00分
URL : https://youtu.be/d__3SLcJpWA
3月のアーカイブ

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▶︎「QR CAFE」(毎月開催)

▼【聞き手・早川洋平プロフィール】
はやかわ・ようへい/新聞記者等を経て2008年キクタス株式会社設立。羽生結弦、髙田賢三ら各界のトップランナーから市井の人々まで広くインタビュー。近年は欧州を中心に海外取材を本格化するいっぽうで、戦争体験者の肉声を発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。公共機関・企業・作家などのメディアプロデュースも手がけ、キクタス配信全番組のダウンロード数は毎月約200万回。累計は3億回を数える。『石田衣良「大人の放課後ラジオ」』『横浜美術館「ラジオ美術館」』などプロデュース多数。 近年はユニクロやP&GなどのCMのインタビュアーとしても活動している。
https://linktr.ee/yoh.haya

▼【ナビゲーター・堀真菜プロフィール】
ほり・まな/現在、早稲田大学3年生。
コロナウイルスの流行により、人と会いづらくなったことを機に、zoomを通して色々な人の話を聴くことを始める。1年間で200人以上にインタビューを行い、聴くことの魅力に目覚める。現在、勉強を教えない塾福幸塾と提携し「思考と対話の技術」の提供をする他、学生・若者向け対話サービス『workin’ talkin'』を立ち上げるなど、対話、インタビューを通じて様々な事業を展開している。プロインタビュアーとして実績を積むため現在奮闘中‼︎https://koushiro123.wixsite.com/manaroom

▼関連キーワード
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Editor : Kimi

00:01
インタビュー
こんにちは、堀室です。
インタビュー、この番組はYouTubeとPodcast各プラットフォームよりお届けしています。
YouTubeのチャンネル登録、Podcastの各番組のフォロー、皆様よろしくお願いいたします。
そして早川さん、今回もよろしくお願いいたします。
お願いしまーす。
4月の22日放送ということで、多分今、3月から5月くらいってイチゴのシーズンじゃないですか?合ってますかね?
そうだね、多分そんくらいかな。
私、イチゴめちゃくちゃ好きだし、スーパーでお買い物するときに、あと1個ってときに、季節のフルーツを買えたときに、すっごい幸せを感じるんですよ。
私の中のちょっとした贅沢というか、早川さんが日常の中でやるというか感じるちょっとした贅沢を教えてください。
村上春樹さんが自分の言葉で小格好という言葉を作って辞書に載せたいって言ってたんですけど、それは小さい確かな幸せ。
でもそれだよね、要は。ちょっとした幸せ。
まさにまさに。
それいいね。
でもシンプルに、やっぱり朝のコーヒーとかね。
すごい普通の話なんですけど、やっぱり仕事を始める前の一杯みたいな。
前も言ったかな、コーヒーも結構こだわるときりないんで、いつもそれ買ってるわけじゃないですか、アメリカでしか手に入らないね。
いいコーヒーがあって、それを取り寄せて飲んでるときとか。
最近本当に忙しくてダメなんだけど、やっぱり仕事と一切関係ない、本当に普通の話だけど、小説とかをゆっくり読むとか。
あとは忙しい中でだけど、シンプルに、本当にいつもつまんない話になっちゃいますけど、晴れた日の夕方とかにね、ランニングに行くときだよね。
暖かい。今の時期最高だよね。まだ梅雨前だと思うし。
なんか最近私の意識が、さっき、前回の放送かな、樽を知るっていうところ出てきましたけど、
今あるものに幸せを感じる、幸せの感度を上げるみたいなのが一つテーマになってたりもするんで。
まなさんは、そのイチゴ以外に。
仕事の時に嗅ぐアロマオイルをこだわってます。
どういう香りが好きなの?
ペパーミント系とか、あとラベンダー系とか、色々好きなのはあるんですけど、仕事前だと結構ペパーミント系かな。
ちょっと目を覚ますというか。
俺あれ好きなんだよね、ティーツリー。
ヒノキ系の香り。あれはユウカで言った。
03:00
そっちとヒノキも好きだし、香りはあるよね。
絶対気分変わりますからね、ずっと家にいたりすると。
香りは大事だと僕も思います。
個人的にこのちょっとした贅沢って、人の価値観とかが出る良いテーマなんじゃないかと思うので。
それも質問集に入れさせていただきます。
恐縮です。
採用させていただきます。
ありがとうございます。
もしかしたらこれ今回の本編のテーマともつながってくる話題かなと思うんですが、今回は前回に引き続き原田彦さんのインタビューの第2回です。
3000円の使い方という本で今回インタビューを行っていると思うんですが、やっぱりこれは聞きたかった。
原田彦さんの3000円の使い方といえば。
なんかちょっと良いサプリを試してみた。
あと、3000円はさっきの良いコーヒーを買いたいとか。
でも石平さんの企画でよくやっている本編でも言ってましたけど、5000円縛りとかで本を買ったりしてたら、3000円縛りで買ってみたいっていうのもあるし。
でもやっぱ本かな。本当に月並みになっちゃうけど、本ほど良い投資はないと思うけどね。
それは経験っていう部分ともつながる。
やっぱり人の一生というか、いろいろ真剣に書いたものがたった、
下手したら7、800円とか1500円とか、高い本でも1冊3000円あればほとんど買えると思うけどさ、それは得難いよね。
マナさんは?
あと最近だったら美術館とか、アート系の入場する時のチケットとか、そういう体験にお金を使うっていうのは確かに私も最近思ってるかもしれないです。
なんか俺らちょっと意識高い系みたいになっちゃった。
くだらないのない?俺も。
えー、くだらないのなんだろうな。
なんかどうぞ。
ガチャガチャ!
あーいいよね。俺もなんかそういうの。
ガチャガチャ結構楽しめるね。
楽しいです。新橋の駅にめちゃくちゃガチャガチャがあるのご存知ですか?
あーそういうとこあるよね。新橋は知らないけど今あるよね結構。
そこだけでもうワンフロアぐらいのね、すごいとこある。
そこでいっぱい回したい。
でも今もうガチャは100円じゃないんだよね。
高いのは500円ぐらいしますね。
100円ってない?
100円ありますけど、100円でガチャ引けるものって本当にこれ?みたいな。
ガッカリ系が多いです。
そしたら僕の普段とは対極なもので思いついた3000円で、
カップラーメンを3000円で結構色々買いたいな。
いっぱい種類出てるし今美味しいのいっぱいありますもんね。
僕ねこれ力説したことあるか分かりません。
こんだけ健康にこだわってるんですけど、本当はねものすごいジャンクフード好きなんですよ。
え!いや意外でした今カップラーメンってワードがまず。
本当にねカップラーメンとかスナック菓子も大好きで、
スナック菓子は今でもねやっぱりちょっとやめられない時があってあれなんですけど、
06:02
カップラーメンはほぼもう年に数回しか食べないんですけど、
まあねやっぱり色々ずっと食べたらやっぱり体悪いと思うんですよね。
下手にヘルシーに寄りすぎているカップラーメンだと美味しくないし。
だからなんかある日朝起きたら定説が覆っていることって結構あるじゃないですか。
もっとしたらある日朝起きたらカップラーメン体いいよみたいな。
プラスチックが溶け出すのも体問題ないみたいになったら、
マジで食べまくります。今から。
早川さんの生活がガラッと変わるかもしれない。
本当にもう大好きです。
もちろんカップヌードルはシーフードが一番好きですし、
お揃いです。
本当?でオーソドックスのチキンラーメンもね好きですし、
チキンラーメンはこのカップラーメン形式のチキンラーメンじゃなくて、
ちゃんとした袋でかつお湯かけるだけじゃなくて、
ちゃんと鍋で3分煮込んで卵でちょっと胡椒かけて、
そこにねちょっと貝割れなんかも添えると美味しい。
ちょっとお腹空いてきましたけど。
3,000円の使い方から早川さんのこんな一面が見れると。
でもシーフード、カップヌードル、シーフードとチキンラーメンだけだと多分
うまくいけば300円くらいでいけそう。
全然いけちゃう。
300円の使い方でしたね、僕は。
もう全然生きていけますね、何があっても。
ちょっとごめん、多分皆さんも自分だったら3,000円どう使うかななんて考えながら
インタビュー見ていただけたらまた楽しめると思うので、
そんなところも考えながら原田彦さんのインタビュー第2回をお楽しみください。
ありがとうございます。
ちなみにね、そういう中で10本くらい案を出した中でこの節約小説、節約家族小説ってあると思うんですけど、
それこそさっきの発行小説もそうですけど、やっぱ原田さんの中でずっとそういうものを書いてみたいみたいな、
短的に言ってこの節約小説を書きたいと思ったきっかけ?
はい、ずっと小説を書くようになってから数年くらいのところで、
美容院か何かに行った時に、いわゆる主婦雑誌、節約雑誌とか主婦雑誌って言われるものをちょっと見せてもらったんですね。
初めてだったんで、それを見るのが。
名前ぐらいして、おはよう奥さんとか、綺麗な奥さんとか、おはおくっていう昔の。
この中に出てきましたね。
サンキューとか、そういういわゆる節約雑誌ってあるんですけど、本当に特に12、3年前ってもうすごくて、
今はサンキューっていう雑誌とか最高な、すごくおしゃれな感じになってる。
昔はもっとすごい節約をしてたんですよね。
この雑誌は結構200万円台っていう、今もそうですけど、
旦那さん年収200万円台なんだけど、ちゃんとお子さんもいらっしゃるんだけど、
年間に30万とか貯金してるとか、50万貯金してるっていうのは奥様が出てらっしゃって、
え?っていう、もう本当にびっくりして、私も8万円ずつ貯めてたぐらいだからそんなにあれではないんですけど、
09:03
こういう世界あるのかと思って、本当にもやしと、やっぱり今も変わりませんけど、
鶏むね肉ともやしをすごいふんだんに使われて、その料理を作るっていうような、
料理のことも書かれてるし、月2万円ぐらいの食費で頑張るみたいなのが出ていて、
いつかはこういうの、これ絶対雑誌になると思ったんですね。
意外となかなかそのマッチしなかったんですけど、
あともう一つは、ずっと年間100万円貯めるとか、年間30万貯めるっていうのがずっと目標だったんですけど、
だんだんに時代がこういくようになって、2010年代ぐらいになってくると、
今度は1000万貯めるのが目標ってなった。
それが結構衝撃的で、1000万までいったんだよ、ついに1000万までいったって思って、
これが絶対小説になると思って、結構当時の編集者さんに何人かお話ししたんだけど、
その時はまだ、私の中にもどういった形で小説にするかっていうのは、まだちょっと見えてきてなかったんです。
ただ主婦が頑張るみたいな話かなと思ってたんですけど、
だからちょうどよかったんだと思うので、その時電話小説でお題出していただいた時に。
最初に単行本に出されたのが、もう2018、19年?
そうですね、そのぐらいですよね。
18年ぐらい。
となると、本当に後でその話も出るかもしれませんけど、もともと時代がなかなか給料も上がらないとか、
当然いろいろあって、ありましたけど、いわゆるコロナ前に、当然書いて上司もされているということで、
そういう意味でもさらにタイミングがあってあったのかもしれないですけど、
先ほども少し1行、まず1行っていう話がちょっと出てきましたけど、
少なくともこの作品に関して原田さん、いわゆる実際の書き方というか、
もともとシナリオとか脚本とかラジオドラマも書かれてたとか、
やはり勝手なイメージですけど、結構きっちり、それこそ村上春樹のようにいきなり1行があってそこから書いていくのではなく、
きちんと積み上げてやっていくと勝手にイメージがあるんですけど、実際どうなんですか、この作品もですし普段。
普段もそうなんですけど、私は割と基本的に、編集者さんにはさっきみたいな話し合いをして、
じゃあ節約小説でいきましょうっていうふうになった時に、大体ちょっとしたプロットというか企画みたいなものは一応出しますね。
大体その時点でお話し合いするというか、こんな狙いでやっていくということをまず書いて、その後に登場人物をざっくり書いて、
ストーリーというかがA4の紙で2、3枚ぐらいですかね、ざっくり書いて、今回の場合は一章一章が全部違うね。
それはまず年齢と立場が違う人をいろいろ出したいなという気持ちがあって、やっぱりOLさんで20代の女の子、20代の奥さんという、
12:06
やっぱり20代の中には結婚して、お子さんいらっしゃると全然あれが違ってくるので、
50代のお母さん、そして70代のおばあちゃんというふうに、ざっとしたストーリーを書いてお出ししました。
なるほど、ありがとうございます。これ一応主人公はこの4人になるんですか?それともミホなのかどうなのか、原田さんなりに。
本当に誰がっていうことはなくて、読む方によって刺さる部分が違うと思うんですね。やっぱりおばあちゃんは人気が高いんですけど、
人によっては一番最初に出てきたミホさんが、普通にちゃんと働いてるんですけど、30万ぐらいしかいないっていうことが、すごいリアルですごい刺さったっていう方もいらっしゃるし、
あと50歳ぐらいの、私なんかも同じくらいの年齢ですけど、50歳ぐらいの女の人の、読む方は40代、50代が多いんですよね。
これは最初にキャラがあって、その後ストーリーっていう流れだったと思うんですけど、キャラ設定って結構作り込む感じなんですか?
そこまでは結構ちゃんと作るんですけど、その後のキャラ設定みたいのは意外と書いてみて、だんだんに分かってくるとか、あと会話させていく。
今回は妹とお姉さんが、よくわりと1話でも2話でも話すシーンがあるんですけど、それをやることによって、だんだんキャラって構ってくるなと思いますね。
その上で、やっぱり書く上で、今思い出して一番苦労したこと、大変だったことって何ですかね?
そうですね。すごいあれなことで言うと、数字がこの小説でいっぱい出てくるんですよ。8×12とか簡単ですけど、
どのぐらいリ回りどうなるかとか、お金どういう風に増えていくかとかも含めて、その時ざっと計算して、最初の原稿とか連載は良かったんですけど、
本になる時の構成でまたすごくチェックが入ったんですよね。すごい数字違うみたいな感じで、そこでまた計算し直したりっていうのが、
わりと数字が大変だったっていうことは一つあるんですけど、あとそのおばあちゃんの年金のこととかも結構調べたりするの大変だったりとかぐらいで、
あとはそうですね、そんなに、こういう家族というか女の人の年の違いの書き分けみたいなのは、わりと前からよくやってるので、
あまりあれはなかったんですけど、とにかくわりと私の好きな、書きたいと思ってたことだったんで、そういう意味ではすごい楽しく書けたなって今思います。
15:03
関連してですね、視聴者の方が質問いただいているので一ついいですか。
40代女性の方からいただいています。原田さんの作品に惹かれ何度も何度も繰り返し楽しませていただいています。
登場人物のお名前がいつも個性的で素敵だなと思っています。本書では特に町江さんや木成さん、黒船崇子さん、お名前だけでビジュアルが浮かんできそうです。質問です。
登場人物の外見や人となりが確定してからお名前をつけていらっしゃいますか。また参考にしている人物像などいらっしゃったりしますか。
私はついついドラマ化されたらあの女優さんがこの役を演じてくれたらなぁとか考えて、それも楽しみの一つとなっています。これからもご活躍楽しみにしておりますということです。
かなり読み込んでいるファンの方ですね。
そうですね、本当にありがたいです。
実は私はヒカという名前ですけど、これは本名なんですよね。私が子供の時ってヒカという名前なんてもう当然いなくて、ヒカリとかミドリさんとか、子がついていない名前自体が学年で一人か二人いるかいないかの時代だったんです。
今は逆ですもんね。
そうですよね、逆だと思います。なので逆に私最初小説を書いた頃って、まあこれ前に12、3年前ですけど、このつく名前ばっかり書いてたんですよね。
そしたら何か読んだ方が、この人なんでこのつく名前ばっかり、そんなことないってネットで書いてる方いて、そうかと思って逆にそのちょっと自分で違う名前を解禁したんですけど、
そうですね、あとは本当その場その場で、話もその場その場で考えるので、その場その場で何か名前も書いちゃうっていうこともありますし、主要人物以外は割とその場その場で決めたりとかもありますね。
なんか実際今回のこのサンジェの使い方の中で、それを参考にしている人物とか、後付けでもいいんですけど、この人を例えば、これ後で最後に聞こうと思うんですけど、映像化とかそういうのはあるんですか?
今のところね、残念ながらこれはないんですよね。
であればもし原田彦がですね、普段普通そういうので、創作映画とかドラマだったらあんまり本人が入るってことは両方あると思うんですけど、
誰に全権指揮ができるとしたら、これ軽々しく言っていいのかわからないですけど、誰みたいなイメージってあります?
あんまりそういうのが、逆に昔私シナリオの仕事してた時に、その時に結構そういう感じのことあったんですけど、
こんなこと言ったらなんですけど、ラジオドラマとかでリアルにちゃんと役者さんに出てもらうこともあったんですけど、そういう世界を知ってると、実際に希望した役って結構難しいし、
出てくる出てくれないっていうぐらいに、その役者さんの日程がすごい大きいんですよね。日程がはまらないと、どんなに本人はやるつもりあっても出てくらさなかったりとか、
18:08
っていうことがあって、だからかな、あとやっぱりちょっと役に当てて書いちゃうと、それが固定しちゃうんで、あんまりあれじゃないんですよね。
あと何だろう、がっかりしないように、あんまりそういうことを考えずにやってるのかもしれないですね。
万が一そうなった時に、全然違うかというんで、役者さんって本当に力あるので、どんな方がやってもきっとある程度の上手にやってくれるだろうなっていうのは全然あるので、
あれって言われはないんですよね。あんまり考えないようにしてるかもしれないですね。
今、登場人物の話が出てきたんで、ふと思ったんですけど、もっと年齢と関係なく、自分のお金感とか自分に近いなみたいに思う登場人物ってあげるとしたらいます?
全く同じって言いないかもしれないですけど。
私も専業主婦だった時代が長いというか、もちろん専業主婦ではあることあるのであるし、やっぱりそれは真帆さんと近いと思いますね。
ついこの間までずっと鶏の胸肉ひいて、自分でひき肉作ってたんですよ。
でもやっぱりひき肉にするのって、ひき肉にした後のミキサーを掃除するのはすんごい大変ですよね。
そうなんですよね。
それもあったりして、あとふと気がついたら、これ買ってもいいんじゃないかなって。
気がついてやめたぐらい、やっとやめたぐらいで。
真帆さんとおばあちゃんが一番近いかもしれないですね。
ミキサーの話なんかはあれですね、私も結婚して奥さんが基本的に家庭にいてくれるんですけど、
例えばよくありがちな、いかにも男性的な感じですけど、キャベツの千切りなんかもフードプロセッサーでやればいいじゃんみたいに思うんですけど、
結局その後の洗い物が。
そうなんですよね。
意外とね、そしたらあれでやった方が、包丁でやった方がいい。
そうそう、なのでちょっと思いつつなんですけど、今やっぱり生活が垣間見えたんですけど、
現在、あんまりすいません、プライベートを謎にしたい原田ひかさんだったらあれなんですけど、
やっぱりその作家の一日っていう感じ、生活のスタイルだったり中身って、
どんな感じなんですか、差し支えない範囲で、やっぱり気になると思うのでみんな。
午前中に小説を書いて、それもちょっとあれなんですけど、
前から割と好きなのは、喫茶店とかカフェとかに行って、2時間ぐらいをコーヒー飲みながら小説を書いて、
ずっと、その枚数みたいなことはずっと迷ってたんですけど、
最近は6枚ぐらい、1日6枚ぐらいがちょうどいいなっていう感じで、
大体9枚ぐらいを目標にしています。
21:00
5枚書いた時もあったし、8枚だったりとかいろいろあったんですけど、
でも5枚だとちょっと少ないんですよね。
6枚書いて、家に帰ってきて、ご飯を食べて、お昼ご飯を食べて、
その後はもう6枚、1日の6枚を書けていれば、
もうあとはゲラをやったりとか、いろんな、最近は割とチェックが多かったりとか、
他の方の小説を読んだりとか、小説を読むことが、書評を書いたりとかそういうことも結構あるので、
そういったことを本を読んで、あとですね、ちょっと昼寝もします。
大事ですよ、大事大事。
昔はね、もっと書こうと思った時、1回昼寝するとちょっと休み取れて、また小説書くことになったので、
そういう時もあります、急いでいると。
あと夜ご飯、そうすると7時半になると、夜ご飯作ってっていう感じも、
本当に主婦の性格ですね。
そうなんですね。
やっぱりいい意味ですけど、小説の作り方も基本的には、結構ちゃんときっちりされてて、
何て言うんでしょう、村上春樹ばりに一行から全てとかじゃなく、
逆に原稿を書くものも、いらさんに怒られるかもしれないですけど、石田いらばりに、
いらさんやっぱり締め切りギリギリ。
そうなんですね。
最高で1日で100枚か何枚か。
それすごいですね。
やっぱり原田さんは割とちゃんとコツコツして、編集者泣かせじゃない。
そうですね、私ポメラっていう機械で書いてるんですけど、
ありますよね。
あれをいつも持ち歩いていて、書けるところあれば書いたりとかしてるんですけど、
あれがちょうど本当によくて、6枚ぐらいの分の分量書いて、
本当毎日きちきちってやっていかないと、割とちょっと不安なタイプですね。
カフェにポメラ使って小説書いてそうな方がいたら原田さんの可能性があるってことですか。
そうかもしれないですね。あまり意外と使ってる人いないのかな、そうですね。
ありがとうございます。
ちょっとくだらないことでも、ちょっと恥ずかしいことでもいいし、もちろん真面目なことでもいいんですけど、
これだけは書かせないっていうルーティンってあります?
どんなことでもいいです。
できたらカフェで書きたいっていうのがあって、
コロナで一時すごくしまったときも本当に困りましたね。
あの時でもやっぱり、あんまり決めすぎるとよくないなと思いました。
決めすぎる。
これじゃなきゃ書けないみたいなことを決めちゃうと、
実質じゃなきゃ書けないとかも逆にね、決めてしまうと、なんかあったときに困るので、
やっぱりルーティンで、逆に決めないようにっていうのと、
でも本当にちょっとずつちょっとずつ書くっていうのが一番のルーティンかもしれないですね。
そういう意味ではカフェもそうですし、当然ご自宅でも書けますし、
どこでも書けるっちゃ書ける。
そうですね。
24:01
あの時は自分の部屋で書いてましたけど、
でもちょっと調子悪かったっていうか、
カフェをなんか開けるのが本当に、
やっぱりカフェに行くと本当に何も他にもないので、
もうコンペラだけで、一応あれとか持ってきますけど、
携帯とかも見ないようにしているので、すごい集中できますので。
ちなみにヒット自己分析をしていただきたくてですね、
これ単行本が2018年の4月、文庫本が2021年8月ということで、
改めてですけど、本当にこれたくさん聞かれたかもしれませんが、
ベストセラーでありロングセラーでもあると思うんですけど、
何でここまでヒットしたと思います?
まずそうですね、これ本当に私もよくわからないっちゃわからないんですけど、
意外とこういう小説なかったって結構みなさん書かれていて、
昔、木村家の人々って映画にもなった、
お金のやっぱり節約をしている家族の話ってあったと思うんですけど、
それ私は本当に子供の頃で当時大ヒットして、
私は映画も見たんですけど、
あの方はすごくケチな一家を、
いろんなことあるんですけど、最初はやっぱりケチな一族というか、
一家がいてっていう話なんですよね。
すごい面白かったけど、それ以降確かに、
これは家族小説だと思ってるんですけど、
やっぱりあんまりお金のことを書いている人がいそうでいないというか、
男性でお金の話書かれている方とかだと、
もうちょっと大きな壮大な話って言うんですか?
例えばその証券会社とか銀行とかの話になっちゃって、
意外となかったっていうことと、
あとやっぱりちょっと時期が良かったというか、
皆さんコロナのことで、お金のことをちょっと考えている時に、
ちょうど出たっていうこともあったのかもしれないし、
それがまた文庫だったっていうのも大きかったのかもしれないですね。
そうですね、これ僕本当に嘘がつけないタイプなんで、
2018年の最初の単行本の時に読んでましたって言いたいところなんですけど、
ここにあるようにですね。
いわゆるこの文庫本で出た時の流れで読ませていただいて、
めちゃめちゃ面白いし、今の時代ぴったりだと思ったんですけど、
これちょっと変な話ですけど、
当然その単行本も売れて、もちろんそれで文庫本もあると思うんですけど、
やっぱり文庫本になって、しかもさっきも50万部っていうことでまだまだ伸びてると思うんですけど、
やっぱりその文庫本になってからさらにもう一つ大きな波が来てる感じなんですか?
そうですね、単行本が2万5千でしたっけなんですよね。
そうなんだ。
私の中では一番やっぱり単行本としてあれだったので、
確かに文庫になる時に多少は売れるだろうなと思ってたんですけど、
でも本当に今となって本当にありがたいんですけど、
27:04
あと冷静に言うと結構最初に出た時、
最初にわりと新聞に広告ではなくて、
コラムみたいな感じで取り上げてくださった方がちょうど何か続いたんですよね。
良かったのかなぁと思って勢いがついたっていうのもある。
でもね本当にやっぱり改めて冒頭にも伺いましたが、
3000円って絶妙ですよね。
これがね後継期の時とかいろんなことだったら、
やっぱり私ごとに共識ですけど、
お金ってまさに1行目をそのまま真似るわけじゃないです。
お金の使い方って人そのものの価値観が出るじゃないですか。
当然5000円の使い方でも1万円の使い方でも、
これだけ売れたかどうかっていうのは全然あれですけど、
まあ面白いと思うんですけど、
やっぱり3000円って改めて今どんどんなかなかコロナもあって、
みんなお金のこと考える時期ですけども、
これね本当にいろんな方いるんで一概に言えないですけど、
でも3000円だったらなんか頑張ればみたいなとこありますよね。
5000円だとやっぱりハードルかなり確かに上がりますもんね。
そうですね。3000円だと1日100円ずつ貯めてもちょうど3000円なので、
それを投資したりとかっていうこともありますし、
ちょうど確かにそういうそっちの貯める分でもいいんですよね。3000円って。
エンディングのお時間です。
インタビューでは皆様からの早川さんへのご質問や番組への感想、
取り上げてほしいテーマなどを募集しております。
エピソード説明欄のURLからどしどしお寄せください。
またいただいたご質問等は月末のYouTubeライブにてお答えしていく予定です。
今月のライブは4月の27日水曜日の夜19時からです。
たくさんのご質問募集しております。
そして、人と一体一で会う前、会った時、会った後に何をするか。
著名人から資生の人に至るまで18年間で2000人以上にインタビューをし、
発信を続ける早川さんがそのすべてを余すことなくお伝えしている、
会う力養成講座。
早川さんからの無制限コンサルティングが受けられる映像コースと、
リーズナブルな価格でスタートできる音声コースの2種類からお選びいただけます。
詳細や受講の申し込みは概要欄に記載してある、
アウチから養成講座のホームページをご覧ください。
そしてもう一つお知らせです。
これは本日のお知らせですね。
早川さんと参加者の方がお気に入りの本をシェアし合うQRカフェが、
今日4月22日金曜日の19時からZoomにて開催されます。
早川さん今回は何の本をテーマに行うのでしょう?
今回意外とやってなかった、身近にいらっしゃる、
ナオクション作家の石田イラさんの新刊が出ました、
シンシンという小説にフォーカスしたいんですけども、
今日も当日ではあるんですけど、
いつもこういうオンラインがみなさん慣れてきたので、
実は直前に申し込んでくる方が結構いらっしゃってですね。
そうなんだ。
やっぱりみんな予定もあるじゃないですか。
Zoomとかも慣れてるから、結構慣れてる方は当日、
30:03
前日までちょっと都合がつかなかったんだけどって方も結構いるので、
なんでまあ普通に気軽に参加してほしいなと思いつつ、
あとやっぱりこの課題図書みたいな感じとして受け取っちゃうと、
ハードルを感じる方もいらっしゃると思います。
確かに。
そして当日でもう間に合うわけないじゃんと思うと思うんですが、
このご案内のサイトにも書いてるんですけど、
あくまでね、その本をみんなで話し合うというか楽しくその本をネタに、
いろんなことを話していこうって話なんで、
つまりその本で読んでなくても全然参加できますので、
本当に気軽に、なんかよくわかんないけど、
来たっていう感じでも全然構いませんので、
どっちかというとそういう方もいらっしゃいますし、
気軽に来てもらえればなと思います。
マナさんも何度も参加してもらってますけど、そんな感じですよね。
最初に皆さんと話しするタコ紹介とか、
お互いで話して話し聞き合う時間もあるし、
本も別に読んでなくても皆さんの感想が聞けるから、
そこがまた面白いというか深まるというか、
参加してる方のね、また好みの本だったり、
いろんな日々の中、いろんな役立つことだったり、
くだらないことだったり、みんなでシェアしながら、
いわゆるその本っていうものを、
一応話のタネ、ネタにして、
いろいろみんなで楽しい時間過ごそうよ。
お茶でもお酒でも飲みながらっていう、そういう回ですので、
今回ね、もう当日ですね、間に合わない方も、
また今後もやっていくので、
よかったら遊びに来てくれたらなと思います。
ぜひ、今日の19時からなので、
それ以前だったら申し込み間に合うので、
駆け込みでも皆様ご参加いただければと思います。
ということで、エンディングのお時間ですが、
それこそ前、QRカフェで、
世界一美しい質問、宇宙一美しい答えって、
本取り上げたじゃないですか。
あの本が子供たちの質問に、
世界各国の一流の人たちが答える、
空は何で青いのとか。
あれから私、雑学を、
どうでもいい雑学を集めるのにハマってて。
いいですね。なんかありました。
ちょっと披露してもいいですか。
じゃがりこのサラダ味って、何味かご存知ですか?
サラダ味が何味って、ちょっとよく分かりませんが、
僕もじゃがりこを好きでサラダ味を食べたことありますけど、
サラダ味はサラダ味じゃないんじゃない?
サラダ味なんじゃないんですか?
なぜこのサラダ味はどこから来てるのか。
そういうのあったら、実際サラダの味じゃないもんな。
フレンチドレッシングっぽい味?そういうことでもない?
サラダ油と塩らしいです。
あ、そう。
しかもなんでそのサラダ油が、
サラダ油っていうかっていうと、
昔、日本って野菜を生で食べる習慣がなかったんですって。
意外ですね。
それを生で食べられるように開発したのが、
キューピーのサラダ油だったらしくて。
だから、一周して循環してるっていうのを知って、
33:02
へーって思った。
そうなんだ。サラダ味って言っても、
サラダ油塩味なんじゃない?
そうらしいです。
確かに、確かに。
でも、そんなことをちゃんと説明してくれる人がいるんですよね。
ありがたいですね。
ただの誰得やねんみたいな情報になっちゃいましたけど。
そういうものが大事なの。
人生にもね、そういう無駄が大事。
無駄って言っちゃいました。
無駄が大事ですからね。
そこがね、人の深さを出すと僕も思ってます。
もしかしたら、今後も私の中でどんどん雑学がたまっていくかもしれないので、
エンディングでも出させていただきたいと思います。
ということで、また次回皆様とお目にお耳にかかれますことを楽しみにしております。
ごきげんよう。
さようなら。
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