1. INTERVIEW │ インタビュー
  2. #31:未来を見据えた靴職人の..
2022-01-25 33:52

#31:未来を見据えた靴職人の世界 │ 星野俊二さん(靴職人/HOSHINO創業者)

▼本パートのインタビュー映像
https://youtu.be/OWOqtjaK8hI

【星野俊二さんへのインタビュー】
〈1月18日(火)公開〉Talk.1|会計士から靴職人へ。創るのは新しさ。
〈1月21日(金)公開〉Talk.2|本質的な品質をチームで創る
〈1月25日(火)公開〉Talk.3|未来を見据えた靴職人の世界
〈1月28日(金)公開〉Talk.4|サービスの多様性と美しい物創り
星野俊二さんへのインタビュー再生リスト|https://bit.ly/3rqMBnA

【プロフィール】ほしの・しゅんじ
オーソペティック(医療靴)、各木型整形、縫製、底付、フィッティング各靴職人の下で製靴技術について学び、HOSHINOを立ち上げ、オーダーメイド婦人靴の製造及び販売業をスタート。 同時に公認会計士として複数社の社外取締役を務める。 前身として有限責任あずさ監査法人でグローバル企業の会計監査を中心に従事。
(HP) https://ec.hoshino-bespokeshoes.jp
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(insta) https://www.instagram.com/hoshino_bespoke_shoes

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【目次】
OPトーク
起業資金
これまでのターニングポイント
コロナ禍で受けた影響
「HOSHINO」の海外戦略
2022年以降の展開
「ビスポーク」のDX化
育成やチームづくりで大切なこと
靴職人「星野俊二」
EDトーク

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▼「月末LIVE」開催
日時:1/26(水)19時00分〜20時00分
URL:https://youtu.be/1ldr_aBr0b0
アーカイブ:https://bit.ly/3Dw3rWE

▼番組への感想・早川洋平・堀真菜への質問募集中です。
(いただいた質問は月末のYoutube Liveでお答えいたします!)
https://bit.ly/INTERVIEW_QandA

▼「QR CAFE」(毎月開催)
日時:1月19日(水)19時00分〜21時30分
お申し込みURL:https://www.life-upd.com/cafe/index.html
早川選書:『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え』(ジェンマ・エルウィン・ハリス/河出書房新社)
(※事前に本書を読まなくてもご参加頂けます。お気軽にご参加ください。)

▼【聞き手・早川洋平プロフィール】 はやかわ・ようへい/新聞記者等を経て2008年キクタス株式会社設立。羽生結弦、髙田賢三ら各界のトップランナーから市井の人々まで広くインタビュー。近年は欧州を中心に海外取材を本格化するいっぽうで、戦争体験者の肉声を発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。公共機関・企業・作家などのメディアプロデュースも手がけ、キクタス配信全番組のダウンロード数は毎月約200万回。累計は3億回を数える。『石田衣良「大人の放課後ラジオ」』『横浜美術館「ラジオ美術館」』などプロデュース多数。 近年はユニクロやP&GなどのCMのインタビュアーとしても活動している。
https://linktr.ee/yoh.haya

▼【ナビゲーター・堀真菜プロフィール】 ほり・まな/現在、早稲田大学3年生。 コロナウイルスの流行により、人と会いづらくなったことを機に、zoomを通して色々な人の話を聴くことを始める。1年間で200人以上にインタビューを行い、聴くことの魅力に目覚める。 現在、勉強を教えない塾福幸塾と提携し「思考と対話の技術」の提供をする他、学生・若者向け対話サービス『workin’ talkin'』を立ち上げるなど、 対話、インタビューを通じて様々な事業を展開している。プロインタビュアーとして実績を積むため現在奮闘中‼︎
https://koushiro123.wixsite.com/manaroom

▼関連キーワード
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Videographer/Editor : Kimi

00:01
こんにちは、堀野菜奈です。
インタビュー、この番組はYouTubeとポッドキャスト各プラットフォームよりお届けしています。
YouTubeのチャンネル登録、ポッドキャスト各番組のフォロー、皆様よろしくお願いいたします。
お願いします。
ということで、1月25日放送ですが、
この番組って冒頭でも言いましたけど、YouTubeとSpotifyと両方で聴けるじゃないですか。
あとYouTubeとポッドキャストですね。
早川さんって、普段YouTubeとかこの番組以外とか、他のラジオとか聞いたりするんですか?
時間がないんでね、そんなしょっちゅうは聞けないですけど、いくつかありますよ。
お気に入りの教えてください。
またマニアックになるけどいいですかね。
心してかかります。
まず基本的にYouTubeは見ないです。
やっぱり見ないんだ。
見るとしたら、サッカーのゴールシーンとか。
まとめてありますもんね。
それ見るかなっていうことぐらいで、やっぱり元々音声から出てる人間なので。
もちろんインタビューで誰かインタビューする人のYouTube映像みたいなのはリサーチとしては見ますけど、
多分マナさんの期待はどちらかというともうちょっとプライベートというかね。
そうです。
そうするとですね、やっぱりポッドキャストによるんですけど、
これも結局趣味と仕事が同じなのでイコールになるんですけど、
やっぱり今すぐ出てくるのはですね、イギリスの国営放送BBCって名前は聞いたことあるかもしれないですけど、
BBCのですね、デザートアイランドディスクス。
これがすごくお気に入りです。
で、マナさん英語勉強するって言ってたけどわかるかな。
デザートアイランドって何かわかります?
デザートアイランド?
なんかスイーツの国とかじゃないですよ。
それは砂漠ってことですか?
いいせい言ってますね。
これ多分ね、僕もデザートだと砂漠だと思ったんですけど、
なんかデザートアイランドって無人島って意味らしいんですよ。
そうなんだ。
なので直訳すると無人島レコードというですね、
番組が実は戦前か戦後間もなくか、
もう70年以上BBCで毎週やってる番組があってですね、
この企画がものすごく面白くて、
もしあなたが無人島に流されたとしたら、
どんな音楽を聴きたいですかっていうその質問をですね、
各界のトップランナーからいろんな学者だったり、
それこそ戦争体験をした人とか、
有名、もちろん有名な人がすごく多いですけど、
ジョージ・クルーニーとかだったり、
それこそ誰も知るハリウッドスターだったりとか、
学者の人だったり出ていて、
それだけでも面白いんですけど、
何がいいってね、今話したように、
それぞれの人の思い思いの曲、7曲。
03:04
7曲、どの曲が7曲あなた無人島で聴きたいですかっていうと、
その人の個性が出るじゃん。
当然BBCなんでその人の曲も流せると。
このスポーツファイブもそうですけど、
僕らもこれスポーツファイブアジアってやろうというのはできるんですけど、
この7曲を流してかつまた贅沢なんですけど、
もう2つ質問があって、
さらに持っていきたい本1冊、
あと贅沢品何でもいいから1つみたいな。
だから本7冊、持っていきたい本1冊、贅沢品1つみたいな感じで、
まず音楽を単純7曲聴くだけでもめちゃくちゃいいし、
その人の本もそうだし、
贅沢品っていうのもその人の価値観とかが出るので、
インタビューを成り割としている身としても面白いんですけど、
単純にすごく、
番組の雰囲気自体も品もいいし、
でも曲はいろんな曲も出てくるし、
70数年続いているだけのことはあるなっていう。
ただこれだけ有名な番組だったんですけど、
僕はもうイギリス大好き、
前世イギリス人だったんじゃないかなってくらい好きなんですけど、
でもその割にはというか、
BBCも好きなんですけど、
この番組は全然知らなくて。
去年ちょうどコロナの直前にイギリスに行った時に、
イギリスのワイト島っていうところに住んでるですね、
友人からですね、
早川さんこれ知ってるみたいに言われて、
イギリスですごい人気あるんで、
国民的番組なんだよっていうことで、
教えてもらってからもうすっかりハマっているので、
正直これ別に英語全然わかんなくても、
非常にすごくわかりやすい英語をしゃべって、
みんなやっぱりその道の大臣者みたいな方なんで、
すごくわかりやすい英語をしゃべってくれてるんですけど、
英語わかんなくてもとにかくなんか、
例えばちょっと有名な人の名前見つけたら、
その人がどんな7曲選ぶんだろうってだけでも楽しいじゃん。
確かに。
全部そのリストも当然その概要欄に書いてあるので、
見つけたらいいなぁみたいな、
だから、
そういう意味で今これ話しながら思いましたけど、
その番組自体をオマージュしてね、
このインタビューでも特別版みたいなのを、
このスポティファイでミュージックプラスオフなんか、
できると思うんですが、
もうキャパが完全にオーバーして、
難しいので、
毎週こんな感じで、
スポティファイ版はミュージックプラストークで、
それの少し近い、近いではないですけど、
書けるみたいなことを今ちょっとテストしてるっていうのもありますね。
本当に余裕あったらやりたいですね。
もしかしたらね、
今後そういう展開も現れていくかもしれないので、
お楽しみにということで、
本編に入っていきたいんですが、
今回も前回に引き続き、
星野春司さんのインタビューの第3回です。
なんか私、フルオーダーメイドの靴って、
もちろん大学生だからっていうのもあるんですけど、
あまりに高くて買えないっていうのはあるんですけど、
やっぱりなんかこうね、
他にはない、
実際に星野のサイトを見させていただいて、
06:00
靴とか見たんですけど、
やっぱり素敵ですね、
デザインとか他にない感じとか。
いやすごいよ、
本当に百聞一見にしかずでね、
マナさんも機会があれば、
ぜひ星野さんの店舗に行くといいと思いますけど、
今回映像もね、
要所要所で入れていると思いますが、
実際の靴の映像なんかもですけども、
本当に、
最近紳士の靴も始まって、
そのスニーカーも素晴らしかったんですけど、
やっぱりその夫人の靴、
僕、もちろん男性ですけど、
僕が見ても、
こうなんかワクワクする、
欲しくなるわみたいなぐらい、
もちろんフルオーダーなんでね、
まず足にぴったりとか、
そういう意味でも、
僕が以前ね、
ベストバイにあげたインソールも、
フルオーダーのインソール、
藤井先生もありましたけど、
その靴版で何よりね、
やっぱりすごい多分、
女性だったら、
男性だったらでもいいんですけど、
すごく、
これなんて言うんだろうね、
ワクワクするというか、
多分マナさんも見たら、
やっぱりそういう意味でも、
映像で出しているものは、
一応フルオーダーと、
こういうセミオーダーみたいなものを
見せてもらってるだけなので、
藤井さんも言ってまして、
本当のフルオーダーって、
本当にフルオーダーなわけ。
そうか、最初から最後まで。
自由に、
ビスポークって全部聞いて聞いて、
ゼロから本当に作るもので、
サイズだけがフルオーダーじゃなくて、
その靴のデザインも含めてだからね。
じゃあもうディティールとかも、
自分で選べたりとか。
だから本当に世界一つだけの靴を作れるので、
とにかくそこ行くと、
確かに彼らも言ってましたけど、
値段もいろいろありますけど、
本当のフルオーダーは多分、
60万とか70万とかっていうか、
もう再現ないですよね。
ですね。
なんですけど、
彼からも見せてもらった、
一個印象的だったのが、
A、魚のA。
A、はい。
Aの鱗をですね、
つま先とかかかとに使ってて、
色もめちゃめちゃ、
まあそれ色はもちろん染めてるんですけど、
綺麗で、
その質感が本当に素晴らしくてですね。
まずAって鱗あったんですね。
そうっていうくらい、
そうでつかないじゃん。
なので、ひょっとしたら映像でも
出すかもしれませんが、
実際それってすごい硬いので、
靴で整形するのは
かなり難しいらしいんですけど、
まあそれももちろん技術力が素晴らしいので、
それができてるだけでも素晴らしいんですけど、
まあ本当にとにかく、
見た目から、
デザインも素晴らしいので、
僕は実際その、
当然フルオーダーで作ったわけじゃないですけど、
履き心地はね、
分からないですけど、
でも逆に言って履き心地はもう約束されてるじゃないですか、
フルオーダーって。
自分に合ったものですからね。
でも逆に見た目がぐっと来ないとね、
そのフルオーダーの意味も当たらないので、
まあ見た目も履き心地も機械値だと思うので、
マナさん大学生で思いますけど、
多分見たら欲しくなるだろうし、
そのために頑張って稼ごうみたいな、
なるんじゃないかなと思いますね。
あと無理しても背伸びしてでも買いたくなると。
見てみたい実物を。
そうですね。
ちょっと機会があれば
行ってみるといいかなと思いますけどね。
皆さんもこのインタビューがきっかけになってね、
09:01
実際に店舗に行ったりとかしてみたいんですが。
それでは星野春司さんと早川さんの対談、
第3回をお聞きください。
これでもやっぱり気になるのは、
あれですよね、靴のね、
後で金額感なんかも伺いたいなと思いつつ、
富裕層テキワードなんかも出てきましたけど、
とはいえ当然その一番最初、
今これほど素晴らしい場所ですけど、
やっぱりいわゆる相当な、
投資というか必要なイメージがあるんですが、
実際はどうだったんでしょうね。
最初は靴は意外と投資はいらないビジネスだと思います。
その代わり物作りであるので時間が必要な。
超労働集約っぽいですよね、職人さんにとっては。
もうまさにですね。
靴は4時半メーカーと言われるんですけども、
場所もいらない。
最悪機会もいらない。
手と包丁とハンマーだけあれば一応全部できはする。
ですけどそれをいかに綺麗に、
いかにクオリティ高くできるかどうかっていうのは、
そこに初めて道具が入ってきたり、
プロフェッショナルが分けた方がいいよって話が出てきたり、
一部においては人の手より機械の方が綺麗だよねっていう部分が出てきたりするので、
徐々にそれが入ってくるというか。
なんかすごい資金調達してとか、
そういうのを最初でやったとかないんですか?
話せる範囲でもいいですし。
ないですね。
あとこれ氷なんですよね。
氷が大型の資金調達を入り口でするって、
なぜ?って楽になっちゃうんじゃないかなと思うんで。
もちろんお店を作るとかそういう時は大型にまとまったお金が必要ですけれども、
どちらかというとそれ以上に人にお金がかかるので、
なかなか分かりやすくはないんですよね。
お金が必要じゃないわけではないんですけど、
必ずしもスポットで目に見える形で一瞬に上がってくるようなものではないので、
解決的に言うと数字で出ないものを言語化できないと価値って見えないよねという部分になってくるのかなと思います。
面白いですね。
僕が今見える形になっているものしか見えてないですけど。
ここは例えばお店一つで、
例えば飲食店とか他のお店も見れば、
少なくとも数千万みたいな話じゃないですか。
これと比べて職人が10人、1人前になるんです。
仕事としてみたいなことを話した時に、
一体どれくらいの時間が必要だろうかみたいなところで、
12:01
それって数千万で本当に足りるんですかっていうところで最後行き着いてしまったりするので、
ここが根幹。
このビジネスにおいては意外と根幹だったりするので、
これはもう絶えずなんですよね。
やっぱり一番のターニングポイント、一つって難しいかもしれないですけど、
上げるとしたらどこでしょうね。
あれなかったら、あれ決断こっちしてたら今なかっただろう。
そのうちは全部そうかもしれないですけど。
率直に最初にニャンマーにいたので、
物的な肌はどうなんでしょうね。
まずこれ一つですね。
今すごい状態の女性ですね。
そうですね、そういう話ですね。
なので、そうなっていたらたぶんそもそも存在してないだろうからスタートして、
毎年成長には痛みが伴ってまして、
お金も必要、人も必要、技術も必要。
毎年何かしらの手当てとか人の助けが必要なんですよね。
これが一つでもなかったら、やっぱりあるかわかんないなっていう状態なので、
毎年ターニングポイント、毎年です。
2021年、今年のターニングポイントは何でしょうね。
2021年のターニングポイントは、
9月に初めて海外に販売活動をスタートさせた。
ここがスタートしなければ来年の絵って変わってきてしまうので、
ここがおそらく一番実はターニングポイント。
それこそコロナもあるから自由に、そこのタイミングでないといけないみたいなのもあったわけですよね。
本当はもっと早く行きたかったとか。
今年のターニングポイントは、国の外に出て動けたかどうかが一つのターニングポイント。
去年のターニングポイントは、皆さんそうでしょうけど、4月ですよねっていう話だと思います。
抜本的に見直さないといけない局面だった。
これは多分私だけじゃないと思います。
欲しいのにおいては具体的にコロナがあったことで何が一番変わったんですか?
人が外に出ない、人に会わない、靴って要ります?
僕も当たり前に聞いてしまいましたが、服とかも売り上げに行ったときかなり減ったってありました。
そこがアパレルとか小売りにおいては一番大きな影響だったんじゃないかなと思います。
それは当時は当然影響はあったんですか?
影響はありました、もちろん。
当時4月、5月ほぼ一回店閉めたりとかもしてましたんで。
15:03
それを今まさにその中で大きくやり方を変えたとかあるんですか?
その時に出てきた商材が例えばスニーカーだったりとか、もともと引き出しの中に眠らせていた設計だったんですけど、
それをみんなで頑張って1ヶ月半ぐらいで、特巻で15種類ぐらい設計を上げて、そういうことをやってたり。
販売もやっぱりそのタイミングから具体的に海外にも出ていく方法も探しようみたいな発想が出たりですとか。
人がちょっとでも外に出る、外に出ない、みたいな波が出がちな年だったかなというふうに思うんですよね。
波に合わせられるかどうか、動きに、授業活動に換気をつけようとかですね。
そういうものはやっぱり、ああいうことがなければ出てこなかったかなとか。
あとはそもそも、私もともと靴って一生なくならないものかなと思ってたぐらいだったんですけど、
意外と、なるほどなと。ウイルスが靴の授業と直結するんだみたいなものも意外と頭の中にない部分から来たので、
それもちょっと観点としては、今後もそういうことってどの授業にでもあるんだなっていうのが一番発覚として。
これ見てる方、聞いてる方、海外展開というか聞いた時に、ちょっと具体的にイメージが湧かない部分もあると思うんですけど、
欲しいのとして海外に行くっていうのはどういうことなんでしょう?
店舗を作るっていうのもあると思いますし、いわゆる向こうに行って受注して、そこでオーダーを取って作るみたいな、どういうイメージなんでしょう?
基本はホテルをお借りして、お客様に周知してご予約いただいて、それ以降はここ銀座でやってることと全て一緒ですね。
床がなくても、そこに店がなくても、お客様が欲しかったら届けに行くっていう作業ですね。
届けに行くというのは海外にも届けに行く?
届けに行くですね。
人も一緒に行くんですか?
人も一緒に行きます。
それもマスト?
マストです、今のところは。
それは素晴らしいなとはもちろん思うんですけど、当然めちゃめちゃコストもかかるじゃないですか。
当然靴も安くはないと思うんですけど、それにしてもすごい決断だと思うんですけど、それはやっぱりマストなんですか?
意外とお店を構えるって、それこそ重たいですよね。
これは誰も知っていることで。
そこに常時人が立っているっていうことも基本は重たいじゃないですか。
これがないんですよね。
18:02
ある意味集中的に届けに行く作業をすることで、実はお店が本当に必要なんだろうかとか、
常時何もしてなくても立っているセールススタッフがいるんだろうかとか、
それをお客様に負担を寄せるんだろうかみたいな話はやっぱりそもそもあるのかなと。
我々の場合消耗品ではないので、毎日買いに来るものではないじゃないですか。
やっぱり年に数回、数回コンタクトポイントがあって、
その時にお話をちゃんと聞けて、オーダーを伺えて、
次のタイミングでデリバリーできれば、そもそも365日床と人を立たせることにコストを払うことが
お客様にとっての価値になるのかどうかちょっと怪しいですよね、我々のビジネスの場合は。
なので基本はそうじゃなくて、年間で10日でいいんじゃないですかとか、
20日でいいんじゃないの?っていう考え方を持つと今のスタイルになっていると。
そうか、でも面白いですね。コロナとか今の話だけをちょっとさらっと言うと、
DXの話かなって思ったんですけど、一切デジタル関係ないですよね、直接は。
今のところ関係ないですね。
ですよね。でも本質的にはってことですよね。
全部リアルだけど、いわゆる実店舗とか、固定で人がそこにいる必要があるかってことですよね。
コロナ前からももちろんそういうふうに思ってた?
いやーでもそこに対する意識はやっぱり今回のケースがあって、やっぱり意識強くなりますね、多分。
これもやっぱりどこの会社もそうだと思います。床が本当にいるのかって支えてる話ですよね。
ちなみに海外は、この間行かれたとこもそうですし、予定通りに行けば来年とかどのあたりに行こうと思ってますか?
前回はドバイ、ニューヨーク、ロサンゼルス、三ヶ所ですね。
一旦この三ヶ所で、どれぐらい受け入れられるんだろうか、どういうものであれば、みたいなことを模索しているのが今年ですね。
来年はニューヨークがほぼ毎月。
すごい。で、行くんですよね、だから。
私とか他のメンバーが。
誰かが行くってことですよね。
あとは今考えているのは、ヨーロッパ、中東、ロシア、東南アジア、オーストラリア、中国ですね。
ちなみにシンプルな話ですけど、ホテルとかを会場で使うということですけど、それは普通に門を叩いて連絡して、もちろんいろんな人の繋がりがあるんでしょうけど、ケースバイケースでどういう感じなんですか?
21:04
あれですね。我々は車内でホテルに対して直接コンタクトを通って、メールか電話で通って。
割とストレートに通って。
ストレートですね。ストレートに通って、やっぱり丁寧に対応いただけるところを絞り込んで、
ここだったらお客さん大丈夫でしょうっていうのを探して、ニューヨークの時も15件ぐらい絞り込んで、
現地の方にこのホテルどう?とかバックチェックをかけて、その上で担当の方が非常にレスポンスが早いとか、丁寧に対応してくれるとか、
柔軟層だとか、そのあたりを踏まえて、価格ももちろん見ますけど、それ以上にレスポンスが取れないと飛んだしするので、そういうところは優先的に除外していくんですけど。
今後、そのいわゆるビスポークを遠隔でやるみたいな、そういうIT舞台もあるというふうに聞きましたけど、これは聞いてもいいんでしょうか?
もちろんです。先ほどの銀座店においては床が365日ある状態で、これは一つでいいんじゃない?みたいな話があって、
年間10日から20日、これはたくさんあってもいいんじゃない?という予想なんですが、この規定はいかにデリバリーをスムーズに質を落とさずに行うか。
その究極って1日もなくていいんじゃない?っていうモデルが組めたら面白いよねって予想がやっぱり真逆にあって、
その一環で店を持たず、床を持たず、ただ価値は落とさないソリューションってないかなっていうのはそのDXの一環で考えてはいますね。
具体的にVRの技術を使った取り組みですね。
究極グラスとグローブからスタートして、その後に足先かなと思ってるんですが、そこまでが今イヤフォン、
Bluetoothでイヤフォンが9000円とかそのぐらい、1万円超えないぐらいで手に入る世の中が出てきた時に、しかもそのクオリティがいわゆるマトリックスですね。
ああいう世界のように、どっちがかけてちょっと30分ぐらい経つと、あれ自分どっちが本当だっけみたいな次元までなってきた時の世界を想像して、それに合わせるとどういう靴屋として面白いことができるだろうか、小売りとして面白いことができるだろうかっていうのは今、模索しているところです。
24:08
具体的にいつから始めるとか、徐々にテスト的にやっていくのかどういう感じなんですか?
今、ECショップ内で、まずこれはARの業界なんですけど、プロダクトを手に取って家で何でも見れるっていうことがおそらく一番スタートになってまして、これは今もう社内でほぼ出来上がってる状態ですね。
そこから先は、これからどういう順序でどういうテストを得てっていうのは、おそらく今年から来年にかけて実験段階で素早く動いていきたいっていうところが来年まで一旦課題かなと。
例えば銀座店でお客様に対して接客しているものが、将来は当然わからなくなるぐらい精度が上がれば、そうなるんじゃないんですけど、大事なのはそれがいつで誰がやるかだと思うんです。
なので、それを今年来年、再来年ぐらいに落とした時に、そこで価値が生まれてきてくれるような部分を需要化していくですとか、サービスとして出していくっていうことをちょっと今年から来年にかけては、我々お店はあるので、接客する人間もあって、プロダクトもあって、それが店じゃなくても本当に機能するのかどうかっていうのは多分みんな知りたいところだと思うんですよね。
なので、それのテストをやりたいなというのが。
そういう意味では、もうこの数年でやるってことですね、そのテストは。
そうですね。
やっぱり今日お話しがてても、職人の方も含めてチームとか人をすごい大事にされていると思うんですけど、その言葉に言うと、人が大事、チームが大事っていうのはよく聞きますけど、
実際、職人の方を特に若い人を入れて育てたりとか、いろいろ膨大な時間とエネルギー、お金ももちろんかかると思うんですけど、その人を育てるとかチームを作る上で、これだけは絶対に心がけて、逆にこういうことだけはしないようにしてきたみたいなことってありますか?
一番は技術をいかに濁りなく学んでもらうかどうかだと思います。なので、職人さんの場合は集中できないと止まっちゃうんですよね。
フローが止まりますよね。
話しかけたりとかしないとか、話しかけちゃダメとか、エンジニアも一緒だと思うんですけど、集中できる環境をまず作る。
集中できる環境を作っているってことは、そもそも集中できるぐらい作業が手に落とし込まれているとか頭に落とし込まれているので、最初の3ヶ月、3ヶ月半年はカリキュラムを組んで、1日1日、日時ベースでフォローをする。
27:06
実装するようになったら必ず集中させるっていう、そこの2点ぐらいですかね、職人においては。
そうか。わりとそういう部分でシステマチックにやってるって感じですか?
ある意味原始的なんですけど、上手な職人さんの腕とか作ってるものを動画で撮ってあるんですよ。
動画で撮ってありまして、生産管理上の動作研究ってあるんですけど、動作研究上の動きをその動画に合わせて言語化もして、
生産の方は比較的、それをとにかく四六時中擦り込むように見てもらう。それを自分で実践してもらう。
実践し終わったら他の人に見てもらう。の繰り返しを回転数上げていく。
3ヶ月あったら少なくとも60回転70回転してもらうことで、オンボーニングさせたいんですよね早めに。
オンボーニングしてからはなるべく逆に口は開かないで、最後の上がりだけ見て、そこに対してフィードバックするっていうことの繰り返しですね。
例えば名選手名監督にあらずみたいな言葉もありますけど、
星野さんのご自身を自分でちょっと俯瞰するの難しいかもしれないですけど、
自分の職人としての腕っていうのは、やっぱりこういうものをもともと作られて、それをまた伝えるっていう自分、
僕からするとやっぱりご自身もかなりスーパーなところだったのかなと思うんですけど、
どうでしょう?本人に聞かれても困るかもしれません。
器用なんです。教えていただいた職人から言われたんですけど、器用は耐性しないんですって。
基本は不器用が耐性するって言うんです、この業界は。
なので、私は多分職人としてはそんなに向いてない。
声が今日一番小っちゃくなりましたね。
でも本当にそうだと思います。
それはもうちょっと詳しく言うと、分かるような分かんないようになるんですけど、なぜ不器用の方が耐性するんでしょう?
一番その仕事が強くなるのって、それしかできないことだと思うんですよね。
一番最初の頃から一緒にやってくれている職人さんいらっしゃるんですけど、
彼の場合はちょっと不器用だと私は思っているんです。
彼はどう思っているか知りませんけど。
不器用だからこそ一つのことを毎日コツコツやり続けるんですよね。
それしかやらない。
でもそうするとやっぱりそれはどんな人よりも引い出たものになる。
言われてみたら当たり前なんですけど、それをやり続けられる人が少ないんだと思うんですよね。
30:03
それなんでやり続けられるのっていうと、それしかできないから。
プロフェッショナルってある意味そういうものなんじゃないかなと思うので、このものづくりにおいて。
才能があるのもひょっとしたらそういうことかもしれないですよね。
天才的な人もいるのかもしれないけど、そこを立ち続けること自体が難しいですよね。
そうなと思います。
エンディングのお時間です。
インタビューでは皆様からの早川さんへのご質問や番組への感想、取り上げてほしいテーマなどを募集しております。
エピソード説明欄のURLからどしどしお寄せください。
またいただいたご質問等は月末のYouTubeライブにてお答えしていく予定です。
今月のライブは1月26日水曜日の夜19時からです。
たくさんのご質問を募集しております。
ということでお別れの時間が近づいてまいりましたが、
入りでデザートアイランド、無人島の話出てきたじゃないですか。
早川さんよく早川さんの番組で無人島に一つ持っていくとしたらみたいなテーマでトークされてるのを聞くんですけど、
早川さん何なんですか?持っていくとしたら。
そうですね。もしもボックスですかね。
もしもボックスだっけ名前。
もしもボックスです。もしもボックスです。
ちょっと意外だったでしょ。
意外でした。なんで?
もっと気の利いたかっこいいものが出てくると思ってたかもしれませんか。
ドラえもんの世界にまさか行くとは思ってなかったです。
僕ね、以前もしもボックスとかドラえもんの道具で最強の道具何かなと思った時に、
いろいろあるじゃないですか。スモール。
そうですね。
とにかく一つあれば世界を征服できそうな感じですけど、
とりあえずもしもボックスあれば全部成り立つんじゃないかな。
もしもなんとかだったらって。そうだよね。
確かに全ての状況をもしもで想定できるわけですよね。
どこでもドアでも確かにいろんなことできそうですけど、
でももしもボックスがあれば、
つまりすいませんマナさんまた世代が違うかもしれないし性別も違うのであれですけど、
ドラゴンボールとかね。
7つだっけ。
集めますね。
アラジンもね。もしもボックスは再現ないんじゃないかな。
なのでもしもボックスを無人島に持っていってみるとちょっと不恰好な気がするかなと思いつつマナさんは?
私それもしもボックスって言われた時に、私どこでもドアだなって思ったけど。
本当ですか?
でも考えたらもしもボックスの方が優秀でしたね。
稼ぐ、働く必要もないからみたいな。
確かに。
もしもボックスでみたいな。
でもどこでもドアだとどうだ?
でもいろんなことできるか。
なんか私はもういち早く島から出たいんですよ。
無人島からなんとして。
そこかそこか。
とにかく私はお家が大好きなのでお家に戻りたいと。
33:02
なるほどね。
一番手っ取り早いどこでもドアが欲しいって感じですね。
そしてお家に戻れればあとはもう自分で生きていくと。
はい。いつも通りの生活を。
頼もしいですね。僕は覇気がないのでもしもボックスで一生遊んで暮らしたいと思います。
どんな終わり方になったかわかんないんですけど。
また次回皆様とお目にお耳に書かれることを楽しみにしております。
ごきげんよう。
さようなら。
33:52

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