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2023-03-14 08:20

#2 いいUXは、ユーザーに合わせた道具ではなく、ユーザーが合わせられる道具から生まれるのでは?- Inputalk Design

【平日朝9時配信】「Inputalk Design」は、デザイナーのイワイ(@iwi_des)とりゅー(@ryuki_kyoto)が、最近インプットしたことについて、10分くらい話していくPodcastです。

#2のトピックは「いいUXは、ユーザーに合わせた道具ではなく、ユーザーが合わせられる道具から生まれるのでは?」です。

ソシオメディアさんの「アナーキー・イン・ザ・UX」という記事をもとに、「作り手が陥りがちな状態」などについて話しています。

朝の出勤中や、在宅で仕事をはじめる前のゆるいインプットにどうぞ。

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Inputalk Designです。
この番組は、現役デザイナーのIwaiとRyuの2人が、最近インプットしたことについてしゃべるラジオ番組です。
どうも、UI UXを中心にいろんなデザインをしているIwaiです。
メンタルヘルスのセルフケアアプリ、AverifyのデザインをしているRyuです。
毎日一つのトピックについてお話しするんですけど、今日はRyu君からお願いします。
今日は、最近Twitterで出てきて、めっちゃいいなと思った記事なんですけど、
その記事の名前は、Anarchy in the UXっていう記事なんだけど、
読んだことある?読んだことない?
なんかね、見たことあるぐらいかな。
記事自体は2016年とかだったかな。古いんだけど。
今読んでも、すごいその通りだなっていうものでして、
何かっていうと、ざっくり言うと、
いいUXとか、ユーザー中心とは今いっぱい話されてると思うんですけど、
それはユーザーに合わせたもの、ユーザー中心ってユーザーを理解してそこに合わせようみたいな感じだと思うんですけど、
そうじゃなくて、ユーザーが合わせられるとか、
道具がユーザーに合わせるんじゃなくて、ユーザーがすごいスムーズに道具に合わせられてっていう方がいいのではっていうものですと。
ちょっと説明していくんだけど、最初この例として書いてあったのが、
あなたは引っ越したての一人暮らしの若者ですと。
多分男性で料理あんま慣れてないですと。
そのキッチンに何もないんだけど、その若者は。
その若者はリンゴ買ったから、リンゴ皮剥きたいって思ったけど、何もないと。
じゃあちょっと道具屋というか、キッチンの道具を買いに行こうってなったときに、
次の3つの道具が出てきました。
それで、まず出てきたのがピーラーですね。
皮を剥く。リンゴだけじゃなくて、ジャガイモとかも剥けます。
もう1個身を押してると、リンゴの皮剥き器って、リンゴのお尻の方をぶっ刺してぐるぐる回す感じのやつ。
ほぼマジリンゴしか剥けないみたいなやつ。
さらに歩いてると、この果物ナイフが出てきました。
これはもう何だろうね、皮剥くだけじゃなくて色々なことに向かえるんだけど、
あんまり料理慣れてないから、ちょっと上手く剥けるか不安ですみたいな。
それぞれの道具の特性はちょっと違ってるというか、対象する範囲が違ってるけど、
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っていう話で、
どれがいいとかは究極その条件とかにもよると思うんだけど、
この岸が言ってるのは、最近のUXストアみたいな手法とかで、
結構リンゴの皮剥き器を実は作ろうとしてることが多いんですよね。
それはどういうことかというと、ユーザーが欲しいと思っているゴール状態があって、
そこに最短でたどり着ける方法は?みたいな問いでやっていくと、
リンゴを皮剥きたいんでしょ、この人は。
じゃあリンゴの皮剥き器を作ってあげたらいいよねみたいな。
超早くリンゴを剥ける、これは革命だみたいな。
リンゴの皮剥き器を作ってあげたらいいよねみたいな。
超早くリンゴを剥ける、これは革命だみたいな。
追いつきで言ってるけど、みたいな感じで作っていくと、
一人暮らしの家に置いたら、リンゴの皮剥くのにはめっちゃ使えて便利ってなって買ったけど、
結局、そんなにリンゴ剥く機会なかったなみたいな。
なってしまう。
この視聴者の主張としては、
くどものナイフ的なものをちゃんと作ってあげて、
そこでユーザーの創造性を開放してあげるというか、
くどものナイフって皮剥くだけじゃなくて、
潰すのもできるし、切るのもできるし、いろんなことができるから、
ちょっとユーザーの習熟は必要なんだけど、
そこにユーザー自身が自分でその道具の良さとか使い方を教えてあげて、
ユーザー自身が自分でその道具の良さとか使い方を見つけてあげるみたいなところを作っていけるといいよねっていう。
確かにな。
なるほど、なるほど。すごい良い視点ですね。
ネットとか、最近本とかに書かれているUI、UX論ではなかなか書かれてない話だね。
UI、UX論もいろいろあるから、本当にユーザーの文脈を理解したらそんなに、
りんごを皮剥くっていう文脈はそんなに頻発してないし、
なんならジャガイモを剥くみたいなのもあるっていうふうに気づけたら全然、
同じような仕込みにたどれるかもしれないけど、
手法論的にいくと多分ね、バッって一個のゴールに走っていくとみたいな。
前提の部分が合ってるかっていうところの検証ができるかどうかですよね。
なかなか大きい会社のアプリ制作部門だとなかなか検証できないんだろうなっていうのは、
やることはもう既に決まってますよみたいなのも結構ありそうで、
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その結果生まれただろうなっていうアプリケーションめちゃくちゃ見ますしね。
お前の店の会計の時にしか使わないアプリみたいなやつってさ、
りんごの皮剥き器だよね。
そうだね。
あと思ったのは、りんごの皮剥き器に何だろうな、
やっぱ作ってる時ってやっぱりその人がりんごの皮剥き器を使っている時の想像をめちゃくちゃしちゃうんだよね。
やっぱ考える時って、りんごの皮を剥いている瞬間を。
けど、それをやりすぎるとその人が24時間りんごの皮を剥いている気持ちになっちゃうんだけど、
実際はその人の人生の中でりんごの皮を剥く時間って5分とかなんですよ、1日の中。
そこの重み付けっていうところをちゃんとしましょうよっていうところだよね、多分。
確かにね、そうだよね。
自分のアプリをめっちゃ使ってくれてるというかね、
自分たちはそのサービスについてずっと考えてるからね。
本当にそう。
多分もう無意識的にずっと使ってる前提みたいなものがあって、
その状態で考えてしまうみたいな。
そういうのには陥りがちかもしれないね。
頑張っていきましょうっていう結論になっちゃうんだけど。
じゃあ皆さんもぜひりんごの皮剥き器を作ってみては。
作っちゃダメなのか。
作ってみてもいいよ。
作ってみてもいいよ。
作ってみてもいいよ。
じゃあ今日もありがとうございました。
頑張っていきましょう。
頑張っていきましょう。
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