1. 組織マネジメント研究所
  2. 第116回「質問:上司の見方が..
2017-07-13 15:13

第116回「質問:上司の見方が甘く、イライラすることがあります・・・」

第116回「質問:上司の見方が甘く、イライラすることがあります・・・」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
00:04
井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上さん、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、早速質問を入りたいところなんですが、前回101回の時に、器の小さな上司の接し方についてアドバイスをくださいというご質問があったんですけれども、
その方からお礼メールが来ておりますので、せっかくなのでご紹介したいと思いますが、先日私の質問を取り上げていただきましてありがとうございます。
井上様の具体的なアドバイスが大変的確で参考になりました。
ありがとうございます。
そして上司の側でどのようなことが起きているのか理解が進みました。
長い間つらい状況が続いていましたが、ぜひ実践しようと思います。感謝の気持ちを伝えたくメールさせていただきました。
ありがとうございます。よかったですね。
ぜひ実践される中で何かあれば。
そうですね、またご連絡いただきたいです。
いただきたいですよね。
というわけで、今日のご質問をご紹介したいと思います。
今日は保育士の方から来ております。
園長の見方が甘く、私がマッタをかけていることが多く、私自身園長にイライラすることがあります。これからどのように接していけばよいのか教えてください。
なるほど。ここの問題はイライラしないようにしたいのかな?それとも園長の見方を変えてもらいたいのかな?どっちもあるのかな?
いろいろな要素がありますからね。
マッタをかけるということは、結論として少々な感じ。時期少々とか。いわゆるもうちょっと熟考した方がいいよということなんでしょうね。
そうなんでしょうね。爪が甘かったり。
見方の問題で言うと、見方が甘いという捉え方もどうしてもせざるを得ないのかもしれないんだけど、園長の発言の意図みたいなのは少なからずあるはずなので、この方が気になっている。
この方のチェックポイントが5つあるとして、何かの物事を考えるときに。園長がその見方として2つか3つのポイントで結論を出しているとしたら、あと2つのポイントが抜けてますねというふうに見える。
03:02
2つのポイント。今言った、園長それはこれとこれとこういうことで言ってらっしゃいますか。もしくはどういうふうにお考えですか。なぜですかという理由を聞いて、でもここのポイントとこのポイントの残り2つのポイントが私には気になるんですけど、この点についていかがですか。
というのが一番真っ当なアプローチですね。要は見方って考え方もそうだけど、どこから考えているかっていう前提条件の置き方っていうのが違うので人によって。その前提条件を確認するってことがすごく組織の中では重要で、こういう場合だけじゃなくてね。
部下もなんで言われたのかが、上司部下の部下であっても、上がなんでこんなこと言ったんだろうっていうことが分からないって起こっている問題っていうのはすごく多くて、前提となる条件それかもしくは根拠みたいなのが語れないまま、その後ろのセリフだけ言ってる。
だからなんとかなんとかなんとかだからこうだよじゃなくて、そのだからの前がないっていうことが組織の会話で非常に多いよね。
だからそこを確認するってもしかするとグルーンと回って、この方そんなことないんだろうけど、5個のポイントからものを見たときに、実は園長は通り越して7つ目のポイントで元に戻っている。
つまりもう2つ見たときに、この方が見て甘いと思う結論のところにもう一度戻っている可能性が分からないので、グルーンと回ってね。だからその辺も含めて見方について、それこそこの点についてはこういうことで考えたいですよねっていうことを確認していった方がいいんだろうなと思うね。
保育士という業界の特徴で言うと園長って経営者側ですけど、保育士の方って子ども寄り現場寄りで、先ほどおっしゃっていた前提条件が普通の組織よりも結構乖離してしまうことが多いような業界かなと思うんですけど、そういう特徴も踏まえた上で、前提条件を知ったらなおイライラしたりもしないのかなとか。
でもそれで結論でつけてるんだ、そこから見てるんだっていうのは、園長だからこそ、園長という立場だからこそそこから見てるっていうのであれば、それはそれで納得してあげないとね、立場の違いなので。
まずはそこをちゃんと知ることですかね。
よくあるのは園長先生が男性で、他全員女性っていう場合があると、やっぱり着眼点も少なからず男女が違ったりするので、その辺もあるのかなと思うんですね。
だから、味方が甘いっていうよりも目が粗いっていうのかもしれないし、ただそれによって出した結論が、何をそこで起こすか、この方の結論と園長の結論の起こる結果の差異、違いって何だろうかっていうのは語った方がいいよね。
06:27
2人で、ちゃんとそこ。
園長それのやり方するとこうなっちゃうような気がするんですけどって言ったら、それはまずいねって、スッて言うかもしれないね。
ここの部分面だけでしかないんですが、私はマッターをかけていることが多いとなると、園長側もなんでマッターをかけているか、そういう意味で言うと、この方が推定していることが意外と分かってなかったりして、なんで止められちゃっているのかっていうのもあるかもしれないですよね。
だから判断基準がお互いにすり合わせていないから、ずれたままでイライラするんじゃないかなと思うので、やっぱり私はこれを斜め45度からも見た方がいいですってことは言ったほうがいいだろうね。
まさに判断基準における、何度もポッドキャスターがおっしゃっている共通と差異みたいなところを、ちゃんと向き合って話をしながら。
園長さんだと、もしかしたら何かのイベントごともあるかもしれないし、お泊まり会なんかあるのかな、あれは幼稚園かな、これは多いですよね。
でもあるんじゃないですかね。
そういうときに、だったらそうやろうなって、いやちょっと待ってくださいと、この辺が気になりますねっていう話でマッターをかけるんだろうけど。
やっぱり何かも言うけど、園長の決断したものというか、意見でどんなふうになるのか、この方の言っていることだとどうなれるのか、交差で話さないとね。それと理由という両方を話さないと、多分やっぱりイライラするだろうね。
前提条件となっている、その決断をするというかその判断をした理由と、それをすることによってそれぞれ何が起きるかのところをそれぞれ話して。
確かにそんな意味で冷静に話せれば。
全然問題ないよね。というか、イライラするって言うんだけど、逆に言えばこの方が非常にこの、もしマッターをかけることによって良い方向に行ってるんだとしたら、素晴らしく機能してるわけよね。
ああ、この状態が。そうか、組織としてはいい機能。
もし突発的に起こったことへの結論じゃなくて、なんとなくさっきのイベントみたいなことも行事みたいなことも含めて、事前に分かりそうであれば先にこの方の結論を述べる。で、了承えちゃう。
マッターとかではなくて、もう自分の方の意見を取る。
先に打ちて、どうですかと。これだけマッターかけられる立場にいるんだとしたら、次回のこの件についてはこう思ってるのでこうしたいんですけどいいですか?って言ってしまってもいいんじゃないかな。
09:13
確かにその点はありますよね。
で、突発的に起こったことでどうしましょうかっていうことであればそうはいかないけど、先回りできるんだったらしちゃえばいいよねっていうこともある。
そうすると本当の意味で園長としてもこの方だったら信頼できて権限以上どんどん範囲を広げていきますので。
で、自分のね、ご自分の結論、意見で物事が進むというのは正直言って気持ちいいと思うので、だから異論を唱えるよりも先に言っちゃった方が逆にいいかもしれない。
ああ、そういうことか。結局園長自体を変えることってなかなか難しいじゃないですか。そうすると結局自分をどうしていくかだと思うんですけど、どうなんですかね。
この方その大きい立場がわからないですけど、園長にこういうマッターをかけられるぐらいなんである程度上の方が。
その上でしょうね、例えば学年主任みたいな方がいるじゃないですか。ああいう人かもしれないし、もしかしたら副園長的な立場にもうすでにいらっしゃるかもしれないし。
ですよね、その辺のちょっといわゆる組織で言うならリーダーみたいなポジションでいらっしゃるというふうな前提で申し上げると、この方今後どんな感じで園長ともそうですけど、組織の中でそして園長とどういうポジションを取っていくというか。
やっぱり保育士さんの場合、お子さんの発達成長に対して多大なる影響を与える時期でもあるので、特に3歳から5歳ぐらいまでの幼児性格が作られる時期だから非常に重要な時期にいるので、方針というのはすごく重要だと思うよね。
保育方針。保育方針。それが真ん中にならないとやっぱりずれていくので、だから保育方針をもっとこの人が自分が持っている保育方針っていうものを1回もう園長と話ししてこうしましょうねっていうか、それを1個確立しておくと常にそこからものが語れるのと、それを受け取っていればさっき言ったように
先にこちらの結論を出すということもやれちゃうような気がする。園長としてもそこが共通で握れて判断してくれるのであれば安心ですもんね。任せてくれるだろうし。だから任せてもらうようなアプローチをした方がいいと思うよね。
たくさん自身が任せてもらえるような形で。その一つが例えば教育方針。自分自身で決めるというよりも園長と一緒に決める。私はこう思うんですけどって子どものこういう部分を尊重したいとか、こういう保育を他の保育士さんたちにもやってもらいたいですよねとか、そういうことをまずいろいろあると思うんだよね。
12:09
やっぱりこう保育に携わっている方をお会いしてお話しすると結構皆さんそういう考え方を持っていらっしゃるので、いいと思うんですよね。いろいろ。だからこう発達っていうことに関して非常に注目している人もいれば、やっぱりこう豊かな愛情豊かになりそうとかね。
いろんな考え方があるので、大事な時期を預かっている人たちだから余計いろんな考え方を持っていると思うんですよね。いろんなことを考えているからこそ、いやちょっと園長それはちょっと違いますよという意見も出てくる。
そうですよね。日々毎日子供と接していていろんなことが起こっている。それを園長直接じゃないから知らないとすると、判断が少し現場的に見て甘いと思うことはあるだろうね。もっともですよね。そうなってしまうのはね。
だからやっぱりこう、ある種立場をくださいということよりも、任せてもらって、自分の意見で物事が進められるような立ち位置を作った方がいいんじゃないか。
なるほど。
でもそのためにはやっぱり園長がこの人助かるなという位置にいてあげないと園長も任せないので、いつも反対ばっかりするのは嫌だろうから。
だから園長が結論を出したら、その判断はどうしてそうしたのか、どうなるといいのかということを聞いて確認して、いやだとしたらというふうに一回受け取ってから違う意見を出す。みたいな方がこの人はいいんじゃないかなと思いますけどね。
それが本当にできたらイライラもなかなかしなくなりそうですし、まさにズバリ回答を大きな視点でも具体的にいただいたと思いますので。
ちょっとね、情報が少ないところもありましたが、もし何かズレてたりしたら。
そうですね。事象がね、もっと具体的に違うものなんですよということであればまた言っていただければ。
そうですよね。今のお話をぜひ生かしていただいて、その上で何かまた会いましたらお待ちしておりますので。
ぜひぜひお待ちしています。
はい、本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか?
番組では井上健一郎への質問を受け付けております。
ウェブ検索で人事明快と入力し、検索結果に出てくるオフィシャルウェブサイトにアクセス。
その中のポッドキャストのバナーから質問フォームにご入力ください。
またオフィシャルウェブサイトでは無料メルマガや無料動画も配信中です。
15:04
ぜひ遊びに来てくださいね。
15:13

コメント

スクロール