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2017-07-25 14:02

第118回「質問:小集団活動における対話量を増やす上で、気をつけるべきこととは?」

第118回「質問:小集団活動における対話量を増やす上で、気をつけるべきこととは?」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤克樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上さん、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
質問を聞いておりますので、早速ご紹介したいと思います。
熱いのでも熱いじゃなくて。
熱くなってきました。
収録、結構大変な時期になってまいりましたね。
というわけで、熱いですが、頑張っていきましょう。
この方ですね、ちょっと業種業界等が分からないんですが、男性の方からご質問をいただいております。
対話の量を増やすために小集団活動を始めました。
井上さんのお話は聞いてですかね。
滑り出しは順調です。
この中にはディベートのような激しい討論もあると思いますが、ただ量を増やせばよいのでしょうか。
気をつけるべきことはありますか。よろしくお願いいたします。
ということです。
これね、明海カレッジでもいただいたやつなんですけどね。
その時に答えしたんですけども、今日は少し時間があるので、ゆっくりいろいろ話したいんですけど。
まずは、何でも量と質で言うと、量を先に考えた方がいいというのが事実ですね。
量か質ならまず量。質を求めて量が減るぐらいならば、まずは量。
例えば、ちょっと全然話が違うんだけど、以前いた私たちの会社なんか、僕がいた会社なんか、80年代後半からコンピューター化していく。
1人に1台になるっていう時代の時にいたんだけども、みんな不慣れなわけね、最初ね。
だから掲示板を作って、プライベート掲示板もOKにしてた。
掲示板というのは、今でいう携帯アプリとかじゃなくてリアル掲示板?
PC上の、だからイントラネット上の。
通常会社だったら、会社のメールとかイントラネットを主要に使うなってなるじゃない?
そうですね、そう考えれば。
慣れさせるっていう目的で、プライベート掲示板を2年かな、限定でやってたんだよね。
具体的には?
例えば、ハムスター生まれたんですけど誰かいりませんか?
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そういう感じ。何でもいいから。
今日僕、実は夜バンドがあって、自分のバンド出るんです。どこどこ皆さん来てくださいとか。
だから変なのぶつぶつこうかも。
通常で言うとダメだろうって話なんだけど、やっぱり何が言いたいかっていうと、触れさせるということに対してはすごく重要。
その場に参加させるって意味で、PCに触れさせる。
ということで、まずは対話をするためには、量を増やすってことを先に考えた。
この場においては?
対話量をまずね。ディベートみたいなことになっちゃっても構わないからやればいいんじゃないかなと思うんですね。
ただ、でも何のために対話するのかっていうのは最後には目的があるので、
対話は何でしなきゃいけないかというと、コミュニケーション上の問題とだけ捉えるんではなくて。
違うんですね。
最近私はよく関係の質って言ってきたので、仲良くなったらいいのかなみたいな誤解を及ぼすことが多く。
そうじゃないのよと。
仲良くなることはいいけど。
いいけど、それが目的ではない。
人間は個人的には関係性っていうのが5割以上のエネルギーをあるので、関係性を求めるんだけども。
組織、会社はやっぱり会社が掲げる目標を達成しなきゃいけないので、
平田くんは成果をあげるというか、いろんな意味の成果をあげる。売り上げだけじゃなくて。
成果をあげるための行動をしなきゃいけないので、要するに行動を作らなきゃいけない。
いい行動を。
いい行動を作るために関係の質が大切だよって言っているので、行動に至らない関係の質はいい意味がないの。
あくまでも良い行動を作り出すための関係だから。
ということで言うと、対話も同じ。
対話によって良い行動が生まれないんだったら、単なる会話になる。
そうそう。茶の綿会議と一緒になってしまうわけですね。
だからやっぱり対話をした上で、より良くなるための行動につなげると。
どんなことに関してもね。
っていうのは皆さんがちゃんとイメージしてほしいので、
対話は何の対話をしているかというと、最終的にはどういう行動に移ればいいのかということに至っているかどうかチェックしてほしいですよね。
そこがコミュニケーションというか対話の良い状態かどうかを測る。
質の方に行くことが大事。
だから質で言うと、やっぱり大事なのは行動を作るので、どこに向かってという、ある意味ゴールとか、
目標とか、どこへ向かっていくかというものがまず皆さんでイメージできていますか。
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その対話がされていますか。ずれていませんか。
っていうその同じゴールを見てますよねっていう設定がまずできているかどうか。
それとやっぱり現状をどう捉えているか、分析したりとか、
起こっていることに対してなぜこんなことが起こっているんだろうという分析的なことがちゃんと語れていますか。
で、それを現状からゴールに向かうためにどうしたらいいんだろうかっていう課題が作られ、
それをクリアするために何をしたらいいかという行動が生まれる。
この4点セットが語られているかどうかは質としてはチェックどころよね。
なるほどですね。
何でもいいから、それこそ変な話、人事なんかで言えば、
今年の採用はっていう時に人事の採用担当がみんなが勝手なイメージで採用を始めてもしょうがないので、
今年は企業規模をこのぐらい拡大する未来に向かうので、やっぱり少なくても思い切って10人ぐらいは入れたいよと。
ということで言うと10人入れるっていうのをみんなで見ないとダメで。
そのためにでも、今売り手市場だし今年はうちクラスの企業規模だとなかなか集まってこないよねと。
いうんだったら説明会を何人集める説明会を何回やらなきゃいけないかっていう現状分析が始まって、
説明会も単なる説明会じゃきっとダメかもねっていう課題が生まれて、
どうしようかって言ったら、私は今回社長にお願いしてこういうことについて話して欲しいと言ってきますみたいなことを落としていけばいいでしょ。
そういうような対話を。
それが常に何かが起こった時に僕たちが目指すゴールはどこなんだろうね、大切にしなきゃいけないことは何だろうね、
現状どうなっていくかね、じゃあどうしようかっていうところがいつも語られているかどうかはすごく重要かなと思います。
その対話、どういう対話がいいかという観点で言えば今みたいなお話になってくるわけですね。
これが片面。
まだ片面ですかね。
組織は人なので、人は仕事っていう側面と人の感情の情緒的側面というのが両方働いているので、今のは論理的側面。
仕事の側面。
これもちゃんと整えなきゃダメなんだけど、もう一個情緒的な側面が対話によって豊かにならないといけないので。
そこにおいての対話、良い対話とかっていうのは。
だからよく言う一番いいのは違う意見を捨てないこと。
一人一人の意見をちゃんと拾い上げる。
全員参加させるとかね。
そういう工夫を対話においてしないといい対話にならない。
たとえ良い行動を組織としては促せていたとしても、誰かしらの何人かとかの感情とかが捨てられてしまうような状態であれば。
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そうするとその人たちにとってはやらされ感になってしまう。
まさにこの方がご質問されている気をつけるべきポイントですね。
だからやっぱりちゃんと顔色を見ながら誰かをファシリテーションするような立場の人が、
全員の顔色を見て拾い忘れてないかというか、おいでじゃないかとか、何か違和感を持っているんじゃないかとか、
そういう違和感もちゃんと出させられる工夫をしないと、流れを作ってあげないと、
論理的に正しい合理的な話ばかりしてもダメになる。
なるほどですね。
そういう対話を情緒的なものも論理的なものも両方大事にしながら、
そうやって対話を量をちゃんと増やしてやっていく。
そしてその時には良い行動を作るための関係の質になっていることということでしたけど、
この方、対話の量を増やすために小集団活動を始めましたとありますけれども、
この小集団活動って横っしゃっている5人でございますよね。
これ小集団活動って具体的に何のことですか?
仕事とは別に。
仕事でチーム性にするというイメージを持ってもらえればいい。
例えばだけど、10人のセクションが今あります。
課長さんがいますというので、1対10という組織ではなくて、
10の中に3人でもいいから、3,3,4でもいいし、4人はないけどね、
5,5でもいいから、現場のリーダークラスを作って、
そのチームで課題に向かうという運営をしていくという。
なるほど。
前回の収録でしたかね。
いろんなプロジェクトを新しく発足するみたいなことではなくて、
その組織の中で、まだまだ彼なんかリーダーでは無理だよって言ってないで、
させてみればいいので、無理だったら他の人に変えればいいので。
だからリーダーを1人連れて小集団で課題に向かう。
って言うと会話量が増えるので。
そういうことだったんですね。
1対10のままだと10の中での会話って限られるでしょ。
でも5にして1から2人のリーダーにこういうことについて
それぞれ考えてこいっていう風にやれば、
5だったら会話ってのすごくしやすいし、捨てられることもないし、
1対10だと1が決めたものを10が実行するみたいな形になってしまうので、
やっぱり会話はどうしても減ってしまう。
そういうことか。
うん。
それでこのご質問だったわけですね。
そう。で、やり始めたんだと思う。
やり始めたら対話が増えてきたぞと。
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やっぱり対話が増えてきたなと。
で、量を追うだけでいいですかねっていう不安が出てきたってことじゃない?
ああ、そうだ滑り出しは順調ですね。
うん。
だから滑り出し順調はさっき言ったある意味、
情緒的側面でみんなが話しがしやすくなったということが起こっているので、
これもう全然オッケーなんですよ。
で、次は質で言うと、
情緒的側面っていう人の心理をちゃんと扱った上で、
論理的に正しい行動を積む対話の内容に、
そろそろこういろんなことを気を付けていった方がいいかな。
じゃああくまでその視点が大事なので、
やり方としてはディベートなのか、グループワークなのか、
なんでもいいわけですね。
あくまでポイントはそこだと。
そう。
もう今回ズバリまたご質問の、
ご回答いただいたような気がしますというのがいただきましたので、
ありがとうございます。
その辺りにしていきたいと思いますが、
この方ね多分今ちょうどスタートしたばかりですので、
また進む中で、
そうですね。
情緒的な方は上手くいったけども、
論理的な方いったら何か起こるかもしれないんでね。
そうですよね。
その時はまた具体的に生々しい情報をいただければ、
はい。
ポッドキャストの方で取り扱わせていただきますので、
本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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