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2018-05-10 16:30

第159回「質問:意見が対立する部署間の対話のベストな進め方とは?」

第159回「質問:意見が対立する部署間の対話のベストな進め方とは?」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感。
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、
井上先生、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日も行きたいと思いますが、
前回は今までと違うトーンで進めていって、
組織マネジメントの井上先生が出す優しさ、柔らかさ、
包み込むような愛情のような感覚とは違う、
ちょっとバサッとした鋭さみたいなのが聞けて、
非常に参考になりましたので、
聞いていない方もぜひ前回の回チェックしていただけると
面白いのかなと思います。
というわけで今回はまた違う質問が来ておりますので、
ご紹介したいと思います。
製造業、すごいです、180人の従業員の方から来ております。
意見が対立する部署間の対話のベストな進め方はありますか?
その会議進行役は誰が務めるべきですか?
どうぞよろしくお願いいたします。
ということですね。
180人もいればそれは部署間対立しますね。
そうですね。
よく製造営業の対立とかありますけども、
こんな逸話があって、
コンサルみたいな会社の人間が、コンサルタントが、
例えば製造業行って、はじめましてみたいなことを言って、
そういえばお宅の営業さんって、
製造がリードタイムをもっと取ってくれとか、
品質を上げるために農機をもっと取ってほしいとか言ってませんか?
飲んでおくんですか?って言うとかね。
反対に製造の人がね。
営業に対して製造の人が、
なんでこんなきつい客の言うことばかり聞くんだよって言ってませんか?
言ってますって。
ある程度の逸話みたいな話で言われることがあるんですけど、
コンサルタントの製造業って言ったら、そう言うと当たるよみたいなね。
コンサルタントの必勝。
フレーズ切り打ちの。
なんでわかるんですか?って。
製造業で言ったらこれを言えみたいな。
そういうときは間違いないよって。
そんなのあるんですね。
だけどこれね、何が起こってるかっていうと、
要は立場が物を言うってことだよね。
人が物を言ってんじゃなくて、
青木さんっていう人が言ってる、石井さんっていう人が言ってる、
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佐藤さんっていう人が言ってるんではなくて、
営業部長、製造部長が言ってる。
ポジショントークで。
ある種の仕方がないと。
なので、ここの質問にあるように、
対立する部署間の会議自体は、
もう立場で全員参加する。
だから立場でしか物を言わないので、
かなりきついんですよ、これ。
対立するセクション間の壁を取り越す方法は、
そういう会議ではないんです。
オフィシャルな世界ではなくて、
アンオフィシャルな世界の方が崩しやすい。
そうなきましたか。
個人技の方がいいんです。
個人技?
うん。
だから例えば、A社担当の営業の人が製造に行って、
実は今A社さんとこんな話してるんですと、
困ってるんですと、
言った方がいい。
そうすると製造の人が、
何も知らないよとは言わないから。
ところにどんどん飛び込んできてくれた。
製造の人、営業の人がどんどん来てくれることに
実は嫌がらない。
情報持ってきてくれる。
こんなことなんですよって。
例えばこれ、1ヶ月は欲しいですよね、納期。
そりゃ1ヶ月、それだってきついよ。
でも2週間って言われてるんですとか、
こだわってこいよって言われても、
結構大きいです、この案件とかね。
何とかしたいんだけど何人ともなりませんかね。
話だけ聞いてくれませんか、一緒に。
みたいなことをやって巻き込んでいく。
逆に言うと、どういう状況ですかって。
どうしても2週間にならないって事情があるとしたら
何でしょうって聞いてあげる。
こういう関係を作っていってないと
コンフリクトってなくならない。
だから製造営業連絡会をやりましょうって言って
解決する問題ではない。
オフィシャルでその公式な会議として
新婚約が同行するものではない。
むしろ今みたいなアンオフィシャルだけど
誰かがペナルシー語、あいつかわいいじゃないか
みたいに思われるような関係性の中で
案件ごとに現場同士で話しているようなことがあれば
それをベースにしていれば
製造営業連絡会みたいな対立する
しがちな部署の連絡会みたいな会議は
機能し始めることはある。
部署間の対話のベストな進め方はという意味で言うと
アンオフィシャルに、要はことしての。
それは部長さん同士でもいい。
つまり同じような立場にいる人間同士の
縦横ではなくて同じような立場にいる人間同士の
やり取り。
例えばA社さん担当の営業セクションの人間と
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その製品を作っている工程の人
っていう、その何が出る?
部署という立場じゃなくて
A社に向き合っている二人っていう立場。
共通の立場を作るのでの会話を進めないといけない。
だから営業対製造という立場ではなくて
両方ともA社で向かっているよねと
いうようなところで話さないと
その差異は生まれないのに。
なるほどですね。
もしそういう会議をしたいと
これはもう悪いことではないので
やめなさいということじゃないので
やるとしたら進行役はどういう人が適任ですか
っていう質問に関して言うと
両者の立場を超えている人。
ざっくり偉い人みたいな話になっちゃう。
偉い人も本当はいいね。
統括している側の立場の方だ。
つまり世の中に向かっている人。
顧客でも何でもとにかく世の中に向かっている人。
我々の会社はっていう風に物が語れる人。
それが別に経営者でなくても
そういう立場であればいいわけですね。
皆さんがそう認識していれば。
そういうことを例えば
みんなの前で常にそういう
ある種偉い人が、低層の人が
常に近い進行役をやることの
スケジュールがないとすれば
その人を中心に
ある意味課長さん以上の連絡会をやって
上層部の横連携をやって
会社として考えろっていうのを
徹底して埋め込んであげた上で
であれば両者間で
例えば営業製造が持ち回りで
進行役を変わるとかって
した方法をしていいと思うけど。
それが上の方針の立て方というか。
しっかりとここでやることは
お互いの立場を話すことではない
っていうこととか
場合によってはその会議で
製造部の課題について
営業部が語るとか
あえてみたいな
そういうちょっと混ぜていく感じかな
やっぱりここでも混ぜるという
キーワードとして出てくるんですね
だからやっぱり
立場で物を言うことは必要なんだけど
立場でだけの物を言いをさせ続けると
埋まらないので
しかし所詮仕事の上では
立場で物を発言しやすいので
立場のあり方を
セクションではなくて
対顧客、対世の中とか
そういうものに向かわせる
同じ場所に立てるんだよね
我々はっていうところに
WE、我々っていう世界
我々だよねっていうところに
持っていかないと
その対立構造の場を
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WEにフィールドとして変えられる人が
進行したり
できれば現場でWEって言ってるぐらいの
小単位でそれが語られてるような
物を作っとくと
そういう大きな全体のミーティングでも
なんとなく我々はっていう言葉が
語っても違和感がないっていう
その時の小単位でのWEというのは
アノフィシャルなところでうまく作っていく
個人の話ということですね
個人はある意味では
階層的には横がいいので
課長だったら相手の課長
部長は相手の部長
担当者は相手の担当者
みたいなそんな感じ
なんとなく階層的なイメージだと
横で同じような立場の人たちとの連携
情報交換とか
どこだっけどっかの会社で
このポッドキャストで前も話したことあるかもしれないけど
大阪のほうの会社で
営業が大阪にあって
製造はちょっと山陰のほうにある
っていうような会社だった気がするんだけど
そうするとそこの営業の人と
やっぱり仲が悪かったと
どうにもならない状況に
ある営業マンが追い込まれて
これ言って話してくるしかないって言うんで
工場に行って話した
そしたら工場の現状も分かった
難しいなと思ったことも分かった
でも通った
そういうことをきっかけに
何かあると必ず行って
状況を確認して
自分の目で確認してやってたら
工場の人たち 製造の人たちが
あいつはよく来るなと
っていうので
彼とのパイプがみんなができ始めて
結果営業とのパイプがよくなった
っていう実例もある
そういうことなので
誰かが心ある人間が
まずは始めましょう
っていうことなんだけど
この方は立場的には
そうか分からないですね
どの立場か
結構上の方なんじゃないかな
そうですよね
ただ傾斜側に回ってきてるというよりも
結構そのカチューの中で
苦しんでる感はあるので
まさにこの方がリーダーという形で
今井上先生がおっしゃったところを
肌立てると動きそうな感じもしますよね
例えば営業課長
営業課長 製造課長
営業製造の例に特化しちゃってるけど
この方製造業ですからね
課長もしくは部長レベルで会話するときの
もう一個意識してほしいことは
相手の課題について考えるっていうスタンス
つまりこちらの事情を
相手に理解してもらうというスタンスではなくて
相手が困ってることについて一緒に考える
歩み寄ろうとする
お互いに
そうすれば
妥協っていうよりも妥当案が出てくる
ちょうどね
じゃあこうしようかっていう
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だとしたらっていう発想に変わっていけるので
製造が今実は機械トラウルが起こってて
これ何とかしないといけないんだけど
根本原因が分かってないと
ということはこの1ヶ月間
どんなに不良率が上がるかを
今分からんのだよという問題を抱えて
っていうことに対して
いやでも緊急性のあるこれが
来月中旬までにこれだけ100個上げてほしい
という要望が来てると
でもいや自信ないよと
いやでも困る
お互い困るわけだよね
じゃあ不良率が上がり
機械の稼働が今状況が良くない
ということについて
どういうふうに対策を今打って
どういうふうにやろうか
真剣にそのことについて一緒に考えてあげる
そのためにこちらがやってあげることは何だろうか
いや100個のことを脳筋をずらすことも一つだけど
他の調整できないかと
例えばね
そこに対してアプローチ
営業としてアプローチする
じゃあ営業の100個を何とかしなきゃいけない
うちの第一番のお得意さん
この一番のお得意さん
うちの視野の5割を持ってる
この人たちを怒らせちゃいけない
ってなった時には
じゃあ製造としてそれをするためには
こんなアプローチがあるかもしれない
逆に言えば分かった
じゃあ今LINEに行ってるものは
ちょっと少し余裕もあるから
ガイチュウに回そうと
その代わり100個をうちで何とかやろう
ということかもしれない
って言って弓寄りの案を出し合っていった時に
じゃあこうしましょうかっていう
お互いの努力値が見えてくるっていうのかな
こういうのはあくまでも個人間でやるということですか
今のは課長さんレベル
部長さんレベルの横連携の時のレベルの話
レベルの話ね
そのぐらいのレベルで話してください
現場だとはそこまでのレベルはいけない
課題を設定する時のレベル感ってことですね
両者で話すという時のレベルかな
そのぐらいに
相手の課題について問題について
こちら側として協力できることはないかっていうスタンスで
お互いがいると絶対共通が見つかるので
共通項目が見つかるので
そうすると早い
結局どれだけ話をして
いろんな具体的な話をしても
やっぱり共通と差異というところも
毎回組織の話は出てくるんで
抽象度合いとしては
抽象的に考えるなら同じ話をしてるんですよね
ただやっぱりこの角度が来ると
言われると一緒かと思うんですけど
なかなか話聞かないと至らないところで
でもこれは多いので
むしろ僕なんかは
一番いいのは課長さんぐらいのレベルの人が
やっぱり気づいてほしいし
事務所に閉じこもらずに
相手の部署に行ってほしいなと思いますね
というわけで今回は
部署間の対話の進め方ということでやってまいりましたが
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オフィシャルベースでどうすればいいでしょうかという質問を
いきなりひっくり返して
アンオフィシャルで攻めようという回答から
結局最強通の話に落ち着きましたので
今日の話また自分の会社と照らし合わせながら
うまくいかせていただいて頑張っていただきたいですね
立場の主張せざるを得ない状況を解除したり
そのためには個人で付き合った方が楽みたいな感じですよね
平たくすること
たまには酒もいいしと
立場を超える
立場を超えて飲みに行こうと
いいですね
というわけでお疲れ様でした
ありがとうございました
ありがとうございました
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