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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感。
上場企業から中小企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
井上健一郎の組織マネジメント研究所第9回、井上さん、本日もよろしくお願いします。
井上さん、今朝、私はポッドキャストのビジネスランキングを確認したところ、
経営・マーケティング部門で第1位という結果が出てきました。
素晴らしいですね。ありがとうございます、皆さん。
こんな早く。
嬉しいですね。
非常に嬉しいですね。1位というところに負けず、しっかりと中身を作っていきたいと思います。
引き続き、よろしくお願いします。
早速なんですけれども、本日の研究テーマ、ズバリお伝えしたいと思います。
学生と社会人の違い。
学生と社会人の違い。
これが今回の研究テーマになります。
井上さんのほうで、これについて思うところはありますでしょうか。
学生と社会人の違いというと、やっぱりお金をもらうかどうかという。
つまり、お金を払う人に対する責任というのが生まれているか生まれていないか。
すごく大きいと思うんですね。
責任ということが絡んでくると、何かというと、これは実は社会人の中でも、そういう意味でいうと、まだ学生な人がいるんだなというふうに思う。
何かというと、自分が悪いと思えるもの。
これは私が悪いんです。もし結果が出なかったら、これは私のせいです。
私が悪いございましたって言えるかどうかが大きな差があって。
それが言えるかどうかは何が違うから、それが言えるか言えないかにも分かれるんですか。
それは、これやれよって言われて、その結果何を生まなきゃいけないか、いわゆる成果だけどね。
成果を得なきゃいけないということに対する意識の低さでね。
社会人は、なんて表現すればいいんでしょう。例えば生産性とか利益を出すというところは、全員が共通のコミットであって、
そこに向かってやれば、確かに先ほどの謝らなきゃいけないことが分かりますね。
謝らなきゃいけないというか、要は何が言いたいかというと、どんな結果が出ても、自分が動いた結果だよということに関して、ちゃんと自覚を持ちなさい。
それは当事者意識みたいな。
そう、当事者意識。めちゃくちゃその通り。
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だから学生気分が、例えば教えてもらっているうちでまだ十分にできていないなという感覚で、
例えば機械なんかいじっていたとしても、まだできない自分はまだしょうがないと思っているうちはダメなんだよ。
できない私が悪くございましたって言えない。
というのが、要はプロ、ある意味のプロだから、お金をもらうという意味ではプロになっている。
だから、だったらお前それができるまでお金をもらうなよっていうことなんだよね。
本来はね。
それは面白いですね。お金をもらうプロとして、というところが、社会人というのはプロですよって。
プロって非常に多くの深い言葉だから、プロフェッショナルと言うと毎週あの番組でうんちくがたくさん出るんで。
決めつけられないけど、たった一個はっきりしているのは、プロというのは全世界的にお金をもらう人。
やったことでお金をもらったらプロなんだよね。
学生、バイトしているときにお金をもらうじゃないですか。これってどうなんですかね。
あれはね、ある意味お金をもらう行為なんだけど、プロではないのは、あれはやらなきゃいけないことを用意されたものを単純にやっているから。
プロって、あなたがやるとここまでできますね。他の人だともっとできますねっていう差が生まれるところまでやらなきゃいけない。
それは何が違うってことですか。
やっぱり本人がどこまでやらなきゃいけないことに関して真剣に取り組んで工夫してよりレベルの高いものを目指しているかどうか。
プロは。
もちろんバイトだってね、よし俺頑張ってやるぜっていう人もいると思うんだけど、やっぱり部分でしょ。
社会人に出て営業になって、もしクライアントをちゃんとあんたの担当はここだよっていうふうに思った場合には、
そのクライアントに対してはどんなことがあろうと自分が全部の窓口であることは事実なので、それはアルバイトにはそんなことさせないよね。
よくプロじゃない社会人がやる、それは同じ会社の中で、それは私の部署の管轄ではないみたいなことを言う。
だからあれはバイトに近いわけです。
なので社会人とか学生だと思うんだよ。
社会人っていうのは、例えば自分が直接の担当じゃないことであろうが、もし自分のクライアントから文句が出たら担当外のことではございますが大変申し訳ございませんでした。
それが言えるか言えないかっていうのは、さっきの話だと何が違うかなんでしょうか。
やっぱり当事者意識の差でね。
何に当事者意識を持っているんですか、ちゃんとプロになれる人たちって。
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何に持っているのかというと、やっぱり自分がやるべき仕事っていう領域をまずは拾いようとしているかしていないか。
拾いようとしているかしていないか。
これをやっときなさいよって言われてやっているのはやっぱりバイトと同じだったので。
学生なんかももちろん研究熱心な人はいるだろうけれど、それをやらなきゃいけないということではない。
だってお金払って勉強しているわけだから、プログラムに乗っ取って単位を落として留年しようがほっとかれる。
だけど留年するようなやつは会社はいらないのが会社でしょ。
それはレベルの高い人間になろうとしていなきゃ無理なんだよ。
レベルの高い人間になるっていうことがイクオール当事者意識を持たないとならないのが組織人なので。
ということはレベルの高くなろうとする意欲とか姿勢がやっぱりちゃんとないと当事者意識は生まれないと思う。
私もいろいろ経営者の方とほとんどしか仕事をしないんですけど、
面白いなと思うのはビジネスサラリーマンだけが本来プロであるべきなのに一番プロじゃないのが多いじゃないですか。
例えばアスリートの方とかも結構付き合いますけど、彼らプロですよね。
自分のサッカーであれば球を蹴るという行為でお金をもらうという。
あとは文芸の方とか芸能の関係の方とかあれば自分のエンターテイメントのパフォーマンスにお金をもらうみたいな。
だから唯一サラリーマンだけがプロ意識を持たなくてもお金をもらえちゃってるなっていう気がしていて。
やっぱり組織という仕組みで容疑になっている部分もあるからだけどね。
だからそういう意味ではサッカーだったら早く走れる、素晴らしいパスが打てる、シュートが打てる、
いろんなものが現実的に目に見えるから答えとしてわかりやすいんだろうね。
確かにわかりにくいですよね、サラリーマンの。
社会人というのはプロ意識として取るのであれば、何にプロ意識を向けていいかがいまいちパフォーマンスとしても表現しにくいし。
だからね、君は君のテリトリーでこれだけの売上を上げればいいよって、よっしゃーって言ってあげたからって言って、君はスーパースターだねとは言われないので。
言われないですね。
だけどやれなければもちろんダメだって言われるんだけど、そのあたりは確かにプレイの質としては見えない。
だから営業マンとかって比較的プロ意識を持ちやすいじゃないですか、数字明確な。
じゃあ例えば人事とプロって言われても、いやー何にコミットするのかなとか、総務とか経理とかもよく難しいじゃないですか。
だからある種すごい難しい商売というかね、立場を社会人、サラリーマンって強いられてるなーって今ちょっと思ったんですけど。
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だからそういう意味で言うと、昔っぽい社会人と学生の気分の差で言えば、社会人は言われたことは何としてでもやりきりますみたいな、真剣さ、気まじめさ、努力みたいなものをちゃんとするかしないかっていうのは、かつて言ってる社会人っぽい学生はちょっとそこが緩いって感覚あると思うんで。
でももちろんその通りでもあるんだけど、でも本来的には言われたことをきっちりやってるだけじゃダメで、お前は何を生んだんだっていうのがないとプロって言えないと思うんだよね。
例えば人事の人でも、じゃあ給与計算やってますよって言ったら、君は何を工夫して、君がやったことによって何が良くなったのっていうものを、ビフォーアフター見せないといけないと思うんだよね。
ちょっとなんか冷たい表現になっちゃうかもしれないですけど、私結局は生産性なのかなと思うんですよ、会社って。資本主義って言ってる以上とかねっていうところで。
そこを前提としたときに、どれだけあなたは生産性を上げれたの?みたいな認識でいいんですかね。
いいと思う。だから良くなるっていうことにコミットしないといけない。
前より良く、私がやったら私の前より良くしますっていうのがコミットなんだけど。
それでもそうかもしれないですね。
学生はそれコミットする必要ないの?
アルバイトもさらに求められてないわけですね。
今井上さんが言ってるのは、そうすると生産性を観点からパフォーマンスを良くして、以前よりも良くするっていうことにコミットしつつ、何をするんだ?
前より良くしますって思わないと当事者にならないよね。
前より良くする前提を入れろってことか。
そういうことです。
それは分かりやすいかもしれないですね。
とにかくあなたが引き継いだ仕事が前の人よりも良くするのがあなたの仕事です。
なるほど。
全員。じゃないと会社伸びない。
学生と社会人の違いをあえて井上さんの表現で言うと、今の言い方って非常に分かりやすいですよね。
お前がやってる仕事っていうのは前よりもちゃんと良くなってるのか、引き継いだよりも良くなってるのかっていうのを見たときに、ダメだよねって話であれば、確かに納得性高いですし。
だから一人前のレベルまでまだスキルが知識も及んでないときは、当然できないのでモタモタするから、それは学生気分って言われてもしょうがない。
なるほど。
そのときの学生気分、しょうがないよ。だってできない。
はいはいはい。そうです。
最後にそういった学生気分が抜けない部下とかを持った上司だったり社長さんとかに何かアドバイス最後にあれば。
今言ったより良くするっていうキーワードで、何考えてるかどう思うのか、これとにかく吐き出させないとダメだね。
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彼らから。
うん。こういうことだよって定義付けてもしょうがないので。
君のやり方でいいから何をするかどう思うっていうふうに問い続けるしかない。
そのコーチングではないですけど。
コーチングじゃなくて。
それを問い続けるっていうことをやってほしいということですかね。
会社はそれを求めてるよってことをずっとずっと言い続ける。
わかりました。今回ズバリ回答出たと思います。
はい。ありがとうございます。
本日もありがとうございました。
はい。よろしくお願いします。