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2023-11-10 17:58

第446回 「解決すべき問題が放置される」問題!

第446回 「解決すべき問題が放置される」問題!

井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。

番組への質問はこちら↓↓↓↓

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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中小企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤克樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、ということで本週も行きたいと思いますが、
今日はですね、ちょっと質問だけいただきまして、早速ご紹介させてください。
ちょっと立場どうとわからないんですが、いきますね。
表面的なコミュニケーションをしていると、解決すべき問題が放置されたり、
互いに不満が残ったりと、本当に必要な情報が得られなかったりすることがあります。
そうならないために、相手の考えを丁寧に聞いたり、
自分の思いを明確に伝えたりすることが大切なのは分かっているのですが、
考え方も価値観も違う相手に対して、もう一歩深く踏み込んで、
相手の考えを聞いたり、自分の思いをきちんと伝えたりするのためのアプローチはありますか?
ということですね。
これはテクニカル的な質問、回答になるのか、
もっと中傷的なところで言ったほうがいいのかが難しいところですが。
前半のほうで表面的にやっていると、コミュニケーションを取っていると、
結論に至らないんだろうねってことですよね。
至らないからこそ放置されていることがあるっていうような表現があって。
解決すべき問題が放置され、互いに不満が残ったり、
本当に必要な情報が得られなかったり。
解決すべきなのに放置されちゃうっていうね。
ここがまずは問題だよねっていう。
何が言いたいかというと、解決すべき問題は解決に向かうっていうエネルギーをどっかで燃やさなきゃいけなくて、
そこで私は価値観が違って、揉めることは大いに結構だと思うんです。
価値観のぶつかり合いはすべきだと思うんね、むしろ。
で、表面的って言ったらそれができないのかもしれない。
こうしたほうがいいですよ。
分かった。じゃあちょっと俺はこう思うんだけど、なんか違うな。
03:00
分かった。じゃあもうちょっと考えようかなって時間が経っちゃう。
どのぐらいの複数の方が関係してるのかわからないけれど、最低2人だとしても、
関係している人たち全員に、この方からそれができるかどうかの立場の問題もちょっとわからないんだけど、
これはいついっかまでに解決しなきゃいけないですねっていう、どう解決するべきかの手法ではなくて、
解決すべきゴールはちゃんと設定した方がいいんだよっていうのが先に言いたい。必ず。
表面的なコミュニケーションで終わる終わらないの話じゃなくて、
この問題はじゃあ今週中には解決しましょうという、
そういう全員の時間的なゴール設定はまず区切っておいたほうがいい。
なんでこれをやるかっていうと、そこまでには決めなきゃいけないんだから、
これはちゃんと話さなきゃいけないねっていうのが無意識の中に入るからなんですよ。
つまり解決しなきゃいけないのに意見交換してるけどまとまらないな、
今日はペンディングねっていうのが続いてるから法人になる。
いつまでにペンディングは終えなきゃいけない。
保留児母体から決定ボタンを押さなきゃいけないっていうのを、
いつまでにしなきゃいけないかっていうのは、
お互いの意見の相違のある人間たちが意見交換するときには必ず必要な設定だと僕は思う。
それがそんなに大事ですかって思うかもしれないけど、案外大事。
で、この間の件だけど今週中に、もう今日水曜日なんで、
申し訳ないけど明日もう一回2時間時間くださいと。
もう一回話しましょうって言い合っていくと、やっぱり真剣度が違うんね。
とりあえず自分の意見を言えばいいやじゃなくて、解決させなきゃねっていう話になるので、
若干戦いというよりも、A案B案C案ぐらいあったとしても、
どっかに落ち着かせなければいけない、結論を導き出さなければいけない、
A案の人が私のA案を通すって思ってる人もいてもいいし、
ただB案の人がちょっとみんなの意見合わせないとなと思っててもいいから、
とにかく結論を導かなきゃいけないってところにエネルギーをちゃんと意識を向けさせることは大事です。
その上で今度はもう一個のゴール。
この解決すべき問題はどうなることがいいのか。
たとえばトラブルが起こった、これをどう解決したらいいかっていう解決策ではなくて、
解決策を講じた結果、どうなることがゴールなのかっていうもう一個のゴールを設定する。
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問題をちゃんといつまでに解決するというゴールと、
この問題を理想の形としてどう解決するかのゴールってことですか。
ごめんなさい。解決の仕方の理想ではなくて、
解決した後どうなることが解決の最後のことなのか。
もしわかりやすくお客さんからのクレームがあってどう対応するかなってなってたとしたときに、
この対応をすることによって、このお客さんと私たちの関係がどうなればいいのか。
とりあえず変なうるさいお客さんだから、
もうこのまま去ってもらってもいいよねっていう場合もあれば、
いやいや大事なお客さんで、もう一度関係性を再構築しなきゃいけないんだ。
これも方向性が全然違うので。
ということでいうと、そのゴールのために目指すとしたら、
何が一番ポイントだと思いますかって。
今度は課題のテーマは何なのか。
我々が取り組むべきこの解決のための課題テーマは何なのかっていうことを、
次の手順としてお互いが語り合う。
これはどれもが、さっき言った解決した結果こうなりたいに、
全員それが共通してるのであれば、
今度はやりやすさとか、効果の程度とか、
費用がどれぐらいかかるとかっていう、
ある種分析的な話になればいい。
だけどどの策をとっても全然違うゴールにいってるならば、
やっぱりゴール設定しましょうね、ちゃんとって話をしたほうがいいのよね。
ここでちゃんと僕はみんなでけんけんがくがく言い合ったりもかまわないと思う。
なるほど。
これここまでで一旦、ポイントというか観点がどこなのかなんですけど。
観点は、向かうべき先が何なのかっていうことがまず。
なので、ちゃんと解決するぞという時間軸も含めたゴール設定をせずして、
本当に必要な情報も、表面的じゃないコミュニケーションとか、
相手のちゃんとした本当の考えを聞いたりとかっていうことが、
そもそもできないよっていうことでいいんですか。
できない。
それをするためには、お互いちゃんと話さなきゃいけないっていう設定をしないといけないので、
どこに向かって話し合うのかを決めないと。
ああ、そういう意味ですね。
じゃないと真剣にならないよね。
ほうこが違う、みんなバラバラなとこで、
じゃあこのことについてそれぞれの本音どうなのかとか、
思いをちゃんと言っても方向性が定まらないって。
09:03
単純に本当によくわからん不満とか批判的なとか、
勝手な解釈とかが出てきたとしても、
それをどこに向かうためにやってるのかっていうのがないと、
意味をなさないということですか。
はい。ちょっと少し外れると、補足をすると、
普通常の深いコミュニケーション、関係性を構築していきましょうのときの、
本質的なことを考えるときにはゴールとかではなくて、
あなたの意見はどこからそういう話になるのか、
どうしてそう思うんですか、あなたにとって何が大事ですかっていう、
相手の背景とか価値観に触れていくことが大事だ。
その価値観ベースで、それは私と価値観違いますねっていう話で、
でもあなたの言ったことはこういうことですよね、
わかりますわかりますっていうのが、
通常でいうコミュニケーションの深め方なのね。
対話的なアプローチですかね。
そう対話。
でも今回これ、解決すべき問題っていうのが前提だとしたらって言ったら、
そうすると、そんな価値観の違いですねっていう話を
悠長にしてることはできないでしょって。
そうするとゴール設定して価値観の違いを語るんではなくて、
理想に向かえるか向かえないかで語らないと、
結論に導きづらいよねっていうことなんです。
この辺はことの問題があれなんですかね。
解決すべき問題っていうのがどれほどの重要さと緊急性を持ってるのかっていうところも踏まえた上で、
ただある程度重要で急いでいかなきゃいけないものに対して、
いやそこにある、背景にある、それはちょっと時間軸違うし、
アプローチがずれちゃうよねっていうことですかね。
だからさっき言った、このお客さんは非常にうちにとって大事なお客さんで、
リピーターだし、例えばクレームだったとしてね。
このお客さんを大事にしたいんだってお客さんに、
逆に言うと今回のクレームを境に、むしろ満足していただこうよっていうゴールであれば、
お客様に満足を与えるための価値観ベースはみんなが違ってたとしたら、
それはそれで改めて価値観でここだと思うよ、ここだと思うよ、ここだと思うよっていうことを語り合えばいいと。
そしてどれが一番ゴールに近いのか。
もしかしたらABC全部混ざったものをやろうよっていう話になるかもしれないし。
これは非常にややこしい質問をしてしまうかもしれないんですが、
そうなると、いざこれはとにかく早く動いていかなきゃいけないときにはゴール設定をしなきゃいけないじゃないですか。
そのゴール設定にも裏側の背景とか価値観が出ちゃうじゃないですか。
そのゴール設定にあまりに認識がバラバラすぎて、
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これはもう一人でここのゴールだっていったものに、
全員5人いたら5人がいやーそりゃそうじゃない、ここじゃないってゴール設定に共感が得られないがゆえに、
結局そこでスタックしてっていうこういうのって結構往々にしてある気がするんですけど。
これは逆に言えばそれこそそれがお互いの意見、ゴールのゴールとかの差の、
なぜそう思うかの背景には、それぞれの考え方価値観とかいろんなものがもちろんあるので、
そういうものもちゃんとお互いに披露しながら、なぜそう思うのか。
僕の思うゴールはこうだと思う。
私の思うゴールはこうだと思う。
っていうのはお互い違うものを言えばいいと思う。
ただ問題解決というステージで言えば、誰かは意思決定しなきゃいけない。
だから誰が意思決定すべきか。
あくまでも合議制でいきたいなら時間かけて話しなさいだし、
その場のリーダーがみんなの意見はわかったけど、
今回は私はこうしたいと思うんで、私の決定に従ってくれということも大事。
つまり意思決定っていうのはそこには必要になってくる問題。
単純にお互いの価値観ベースの違いを真剣にちゃんと話しましょうよね。
それがお互いを知るためですねという、答えを出すっていう意味ではない対話であれば、
ある種時間かけてゆっくり話していけばいいと。
いうことですね。
なので今回井上先生質問に対しても、
この解決すべき問題っていうものが放置っていうところがあったんで、
もうここがまず、そこが問題だぞっていう観点から、
全部を前提として組み立てて話してくださったので。
まあでもそうですよね。
仕事ですからね。仕事ですからねっていうのは、
問題を解決するのが仕事ですからね。
そこが放置されてるとなると、
そもそも仕事を放棄してるっていうところのね、
一番たぶん厳しい観点をまずどんって置いてくださったっていう感じがしましたので。
少し激しめの井上健一郎を久々に出たかもしれませんけれども、
でも重要なテーマですね。
ということで終わりたいとは思いますが、
改めて最後にこれ聞きたいんですけど、
問題、解決すべき問題が放置されてるっていうのは確かに大問題じゃないですか。
そこが放置されているっていうことに関しては、
何だろう、井上先生がいやそれは問題だって言ってるところで、
この方々自分たちでそうなっていかなきゃいけない点においては、
何だろう何て言うんですか。
そんなことって、それを解決すべきって難しいな。
この解決すべき問題が放置されてしまう状況ということの問題に対して、
一言最後ないかなと思ったんですが。
さっき言ったようにね、いつまでに解決しなきゃいけないねっていうのも、
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これもある種理想的な話ではあるし、
いろんなことがあって、この問題は簡単ではないので、
ある種時間をかけるということも手法の一個として選ばなきゃいけないというときもある。
だからといって、今でも結論が出せないんだよっていうことももちろんあるのでね。
一概に放置というよりも、ある種置いておかなければ。
置いておかなければ。
っていうこともあるので、
決してお互いの意見の差によって、
無理やり問題解決だけしなさいっていう意味ではもちろんないんです。
ただそれは、誰かがこれはどうすべきか、どこに向かうべきかはやっぱり考えなきゃいけない。
多くの場合、リーダー上司とか人たちに、
そういうことを意識を持ってになってほしいなとは私は思うんですけど。
だからありますよ。
そんなに大きな問題じゃないけど、必ずまた出てくるんだよね、この問題って。
必ず定期的に出てくる問題なんだけど、解決されないね。
解決しないまままた来ちゃったねーって。
これよくありますよ。
でもそれは繰り返してるだけにすぎないので。
いつまでには簡単には決められないけど、
まあ最低、でも今年12月これ方針決めたいなって言うんだったら、
そのためにどういうふうな手順と段取りを組むべきかって、
棚下ろししていかないといけないかなと。
そういうことですかね。
ありがとうございます。
何でもかんでも問題にして、はい潰せはい潰せとやってきて、
いろんな関係をぶち壊してきた立場からすると、
ちょっとその辺が気になったのもありまして。
置かなきゃいけないのもあるっていうことも踏まえてお話いただきましたので、
ちょっと改めて今回のテーマがどの次元のテーマなのかね、
次第にもう一度それを踏まえて生かしていただきたいなと思います。
最後の遠藤さんの質問はとても良くてね、
あのやっぱり置くということも大事な時もあるのでね、
これはまあどっかの機会でまた話したいですけど。
置けないね、人たちも、私がそうなんですけど多いですからね。
ということで終わりたいと思います。
井上先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
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