ジョージアンのね。
ジョージアン。
カンカンの。
そっかそっか、あれブルーマウンテンですよね。
そのブルーマウンテンが含まれているんですけど、
ブルーマウンテンっていうのは標高2000mを超えていて、
ジャマイカの最高峰になっているみたいで、結構高い山があります。
あと隣にジョンクロー山脈っていう山もあって、
そこも含まれているんですね。
なのでブルー&ジョンクロー山脈っていう名前になっています。
ジョージアンはエミナルドマウンテンでしたね、よくよく考えると。
確かに、エメマンって言いますよね。
確かにエメマンでした。
でも結構ブルーマウンテンのコーヒーって結構売ってますよね。
効きますね。
めっちゃ売ってると思う。
高いやつですよね。
高いんかな?
なんかコーヒー屋さん、豆屋さんとかカルディー行ったらめっちゃ高い。
高いイメージ?本当ですか?
そうなんです。実は含んでるんで、割と馴染みがあるんです。
確かによく聞きますね。
ここはブルー&ジョンクロー山脈って山脈が入ってるんですけど、
実は自然遺産の要素と文化遺産の要素を2つの要素が含まれている複合遺産として世界遺産に登録されています。
文化的な要素が全然思い浮かばんなんですけど。
思い浮かばん?本当ですか?
でもコーヒーか。コーヒーってことですか?
多分ね、話してたらこの遺産ねってなると思うくらい、
割と世界遺産検定受けてる人は覚えてるところなんじゃないかなって思います。
そうじゃない人も結構新鮮な気持ちで聞いていただけるかなって思います。
自然遺産の要素としては生物多様性とかそういったところですね。
文化遺産としては当時、植民地時代に奴隷となった人たちが自由を求めて戦った場所としても
自然遺産の価値があるんですね、そこ。
なので文化遺産としても要素が含まれています。
そっか。あの辺はそうですよね。
黒人の奴隷貿易のすごく歴史がかかっている場所が多いですね。
そうなんですよ。
なのでそういう人の歴史もちょっと触れていきたいと思うんですけど、
このブルー&ジョン・クロウ山脈、国立公園としてね、今指定されてるんですけど、
国立公園としての面積は東京23区よりもちょい小さいくらいなんですよ。
でも広いですね。
広い。で、世界遺産に指定されているエリアはもう少しだけ縮小されて、ちょっと狭めなんですけれども、
そこが登録されていますというところで、文化遺産と自然遺産の要素を拾っていきたいと思うんですが、
まず人の歴史ですね。
はい。17世紀から18世紀ってジャマイカは植民地支配のもとでアフリカの方から連れてこられた奴隷の人たちというのがいて、
そこで奴隷とされる人たちが働かされていたんですね。
で、アフリカの西側にゴレ島っていう世界遺産もあるんですけれども、
世界で初めて世界遺産に登録された場所の一つですね。
で、そこはアフリカ大陸にいる人たちが奴隷として運ばれる前の出発地点みたいな場所なんですよね。
なるほど。
じゃないですか。で、多分このジャマイカのカリブ海とかアメリカ大陸の付近なんで、
きっとそのゴレ島とかその周辺から大西洋か大西洋を渡って連れてこられた人たちっていうのがいて、
で、その人たちが逃げ込んだエリアっていうのがあるっていう感じなのかなって思います。
じゃあ正式な都じゃなくて逃げ込んだ場所なんですね。
逃げ込んだ場所ですね。
へー。
そうなんですよ。
でもね、だから結構他の遺産とかも関与してたり、ゴレ島とかもそうだし。
そうですよね。
だってあそこからアメリカ大陸とかカリブ海の周辺までに行くのに、
6週間から8週間くらい航海かかったらしいですよ。
すごい。
しかもさ、みんなが生きてるわけじゃないじゃないですか。途中で投げ捨てられちゃったりとか。
ほとんど死ぬ出来てますよね。
そうなんですよ。だから本当に生き残った人たちだけがそこに運ばれて、そこで働いていくみたいな。
多分そういう状態だったんじゃないかなって思います。
やばいですね。
だいぶね、すごい。
なんか、アマゾン感覚で貿易してますね。
確かに確かに。
ポチって人を呼んでくるみたいな。
そう。
ねえ。
かなり動いというかね、壮絶だったと思いますけれども。
そういった奴隷とされた人たちが働いてたんですけど、
ただ働かされている中で、命がけで逃げていって、
逃げ込んだ先が険しい山岳地帯というか、
複雑な地形のところに逃げ込んでいくんですね。
そこで彼らが独立したコミュニティを築いていきます。
そのコミュニティを築いた人たちとか、その子孫のことをマルーンって呼ぶんですけれども。
マルーン?
そう。マルーンって言わなかったですか?覚えてる?
覚えてますよ。
覚えてますよね。
違う違う違う。
マルーンファイブか。
でもそのマルーンファイブのマルーンってまた違う意味らしいですけどね。
そうなの?
違うんですよ。
メモメモメモ。
何か調べたけど違ったけど。
でも確かに、そういう人たちのことをマルーンっていうのは、世界産権定のテキストに書いてあると思う。
ねえ、やりましたよね。
覚えてます。
そうなんですよ。
彼らのことをマルーンって呼ぶんですけれども。
ブルー&ジョン・クロー山脈ってかなり迷路みたいに複雑な地形になってるんで、
追手が来ても簡単には入ってこれない。
彼らだけが知っているような場所っていうのがきっとあって、
そこでコミュニティをどんどん大きくしていったっていうふうにも言われてます。
すごい、なんかあれですね。
潜伏キリシタンみたいですね。
そう、似てる日本の長崎の世界産ですけれども。
それと似てる。
すごい。
逃げながら生きる場所を確立していってみたいな。
でもやっぱ彼らは黒人奴隷として働かされるわけだから、
見つかっちゃったらまた連れてかれたりとかするじゃないですか。
なので、コミュニティをどんどん広げていって、
その場所を拠点にして英国軍に対して戦い続けるんですね。
へえ。
そうなんです。マルーン戦争だったかなっていう戦いっていうのがあって、
1739年に平和条約を結んで自治が認められるっていう流れになるんですけど。
なので、そういう彼らが逃げ込んだことによって
作られた文化とか伝統みたいなのも
今マルーンの人たちが引き継いでいる場所でもあるんですけれども。
なんかそういうところもね、拾ってみていただくと、面白そうかななんて思いました。
確かに。
うん。
なんかさ、レゲエとかってそっからもう来てるんですね。
かもしれない。
なんか、ロックとスカとなんかいろんなものを混ぜたのがレゲエって言ってるんですけど、
なんか確かにボブ・マーリーの家ってめっちゃ山の奥なんですよ。
うーん。ボブ・マーリー?
ボブ・マーリーってレゲエの神様がいるんですけど。
あー、名前なんか聞いたことある。レゲエの人なんだ。
写真見たらみんなわかると思うんですけど。
へー。
このワン・ラブとかね、代表曲あるんですけど、
その人なんかね、聖家?家?生まれた家が超絶山の中にあって、
なんかすごい日本人のレゲエすごい人とかいるじゃないですか。
ちょっと怖そうなお兄さんとか。
はい。
が、みんなこぞってそこに行くんですけど。
あ、聖地みたいな感じ?
そうそうそう。
マイケル・ジャクソン的な感じの人ってことですか?
いや、そうっすね。神様。レゲエの神様なんで。
へー。
なんか、山奥でそういう文化が栄えたのかなってちょっと。
あー、かもしれない。
なんかさ、でもさ、お金とか使わずに広まっていく文化って素敵ですよね。
あー、確かに。
思いませんか?
ジャマイカに限らずだけど、南米とかってすごい多いじゃないですか。
その貧しい国もあるしとかで、ダンスとかがあったりとか。
確かに。
なんだろうあと。
歌?
ちょっとレゲエじゃないですか。
ちょっと出てこないけれども。
いや、でもなんかそういうの良くないですか?
いや、そうですね。なんか独自の文化とか。
そうそうそう。
でもなんか、知ってる人、知ってるっていうか、その界隈の人だけに分かるちょっと反世界的なメッセージが入ってたりとかっていうのは。
そうなんですよね。
ちょっとね、その時代を紐解くなんか面白い要素になってますよね。
なんかさ、結構もう日本はさ、便利なものも多いしさ、いろんな趣味とかも見つけられるけど。
なんて言うんだろう。そういう方が人間味があるというか。
本能的に欲求のまま動いてる人たちの。
なんか表現が難しい。なんか分かりますか?
分かります。
分かります?
分かりますよね。
なんかちょっと難しい。
そういうことです。
ごめんなさい、本当。
お話しするのがね、あの。
だから道具とか、なんかそういうサイコーを一切使わない人間の生身で気づく文化っていうか。
そうでございます。はい、そういうことですね。
それがすごいなって思ってて。
で、なんかもともとジャマイカ私めちゃくちゃ好きなんですよ。
おー、ウサインボルト?
そう!
あ、本当に?
そうなの。え、私ボルトが、ウサインボルトさん、ボルトとか言っちゃったけど。
そう、めちゃくちゃ好きで。
なんかジャマイカってその、そもそもまるしい国だから。
例えば、なんだろう。私は水泳やってたけれども、水泳やるにはプールも必要だしとか、なんか道具とかもいろいろ必要だしってなるじゃないですか。
でも貧しい国っていうのはそういう道具も集められないから、やっぱこう陸上とか物がなくてもできるようなスポーツをする子が多いんですね。
裸足で走るんですよね、みんな。
そう、そうなんですよ。小さい子はやっぱ裸足で走り始めるんですけれども。
でもやっぱウサインボルトみたいにすごい選手を見て、なんか自分たちの国でもこうやって頑張ったら世界的に有名になれるんだみたいな感じで憧れて一生懸命走る練習をする子どもたちがいるみたいなんですけれども、
なんかこうそういうのも素敵だなというか、なんだろう。貧しい環境だからこそ、なんていうのかな。
なんかさ、貧しくても心が豊かですよね。
そう、それすごい思います。
僕さ、すごい好きな映画があって、クールランニングっていう映画があるんですよ。
知ってます?
わかんない。
あのね、これウサインボルトとか今ですら世界記録保持者ですよ。
クールランニングって1990年代か80年代の映画だと思うんですけど、あのね、ジャマイカってやっぱ昔から強いんですよ、短距離は。
で、その競合するじゃないですか、オリンピック選手。
で、めっちゃ速いけど代表に選ばれなかった人が、でもオリンピック行きたい。
でも夏のオリンピックはダメだからって言って、冬の競技でボブスレーをやるんですよ。
えー。
足速い人を集めて。
はいはい。
で、実際にオリンピックに行って、南国、温かい地域の国で初めて東京オリンピックでボブスレーに競技が出たのがジャマイカ代表チームで。
へー。
これ実話なんですよ。
しかも今ね、東京オリンピックのボブスレー見てもらったら分かるんですけど、南国の国の選手めっちゃ多いんですよ。
そうなんだ。
キューバとかも確かにいたと思うし。
へー。
で、これを日付役はクールランニングのジャマイカのチームで。
だから暖かいから草原とかで、すんごい40年前のボブスレーでみんなで練習して。
練習するんだ。
なんかすごいですよね。それでやって勝ってくるっていうのはまた。
そう。クールランニングでは勝てないんですけど、でもガチで強くなっていって、
多分今実際に東京オリンピックやってる中では結構南国のチームでもすごい強豪のチームがあったりするんですよ。
っていうさ、なんか発想の転換っていうかさ。
確かに。
なんかさ。
場所がなくたってみたいな。
オリンピックに行けりゃいいんだっていうさ。
オリンピックでメダルを取れればいいんだって別に陸上じゃなくてもいいっていうさ。
確かにね。しかもさ、それをやることでさ、小さい子たちも自分たちもできるんじゃないかって思うわけじゃないですか。
実際そうなんですよね。
そう。それが素敵だなって夢を与えてるわけじゃないですか。国の子供たちに。
普通さ、だって自分の競技ダメだったら挫折するじゃないですか。
まあね。確かにね。
水泳ダメだってさ、ダメごめんなさいね。水泳がオリンピック行けなくてボブスでやろうって思ったことあります?
いやないけど。
なんかさ、その考え方がやべえなって思って。
確かにね。転換。確かに。
でもなんかすごい深刻にやってなくて楽しそうで。
楽しんでね。そう。なんかウサインボルトも言ってた気がする。そんなこと。
国のためにやっぱり貧しい子供たちのために走ってるんですよねみたいなのをインタビューで言われたときに
まあ確かにそうだけどみたいな。でも一番は。何の話してんのこれ。
いや大事大事。
一番はでも自分がやりたいことを楽しむことなんだって。
それがよくよくは国のためになったりとか誰かのためになるからまずは楽しむのが大事なんだよみたいなことを言ってて
なるほどなみたいな。
楽しそうですもんねウサインボルトは。
楽しそうすごい。
ゴールドした時こうやって。
いやでもさ、それもさレゲエじゃないけどそういう文化感じますよね。
全身を使ってこうなんか楽しむみたいないろんなことを。
そこまた素敵だなってすごい思っちゃうので。ジャマイカ大好きだっていうそういう話でございました。