世界遺産検定前さまのミドと、KANAEがお送りする、
行きたくなる世界遺産。
さあ、始まりました。この番組は、学校の教科書や旅行雑誌には載っていない世界遺産の魅力について厚く迫る番組です。
KANAEさん、世界遺産とはどういうものですか?
はい、世界遺産は多種多様なものが登録されています。
各国にいろんな違いがあるので、その違いを認め合って争いをなくしていこうというもので、いろんな違いを知るための教科書のようなものです。
はい。今回はちょっとね、先にお便りと紹介できればなと思うんですけども。
そうですね。はい。私の方から少し2件ほど、最初に拾って読ませていただきます。
お願いします。
第93回ニューランアークの回にですね、まず黒田翔一さんからメッセージいただきました。
いつもありがとうございます。
はい、内容を紹介します。
産業革命時の労働問題に関する遺産ということで、以前生き世家で扱われていたオーストラリアの囚人収容所遺跡群のお話を思い出しました。
あの話が闇サイドなら、今回は光サイドの話ですね。
ロバート・オーウェンのモチベーションについて考えてみたのですが、
労働者を救いたいという善意は大前提として、それ以外に理想の街を作る面白さもあったんじゃないかなと思いました。
自分の理想に沿って街を作って、住民がそこで幸せな人生を築くって、最高の自己実現って気がするんです。
善能感半端じゃないかと、今後も配信楽しみにしていますというところです。
はい、ありがとうございます。続いてもう一件ご紹介しますね。
続いてご紹介します。ハヤさんからいただきました。
ありがとうございます。
みどさん、かなえさん、こんにちは。今回初お便りになります。
まだ生き世家を聞き始めて1ヶ月ですが、すでに世界産の虜になっています。
すごい。
ブラック企業が未だある中で、OENのような上司、社長がいる企業は、現代にどのくらいいるのか気になりました。
これからの時代はAIがどんどん発達していき、人が行う仕事がどんどん減っていく傾向にあると思います。
その中で、OENの生まれ変わりのような人が改革を起こしてくれたら、これから先の働き方が大きく変わるのではないでしょうか。
ね、みどさん。
あ、私。
これからも楽しみにしています、というところです。
ありがとうございます。
実はお二人とも。
そうだよね、みどさんって。
もちろん。
ですよ、はやさん。
そうですね。やっぱり思いやりというか、ちゃんと人として見るってところがね、大事かなって。
そうですよね。機械と仕事してるわけじゃないですからね。
そうですね。黒田さんもね、やっぱりそのOENのモチベーションがどういうものだったのかっていう。
面白い。
考察。
理想の街を作る面白さもあったんじゃないかな。
いやー、いいですね、なんか。
確かに。でも、それが本当にOENさんのような善意な方でよかったなって思いますね。
確かに。そういうとこから独裁者が生まれたりするかもしれないし。
その人の理想がこういう素敵なものでよかったなって思いますし。
ほんと皆さんの考える視点っていうのが勉強になりますね。初めてお便りいただいたはやさんもありがとうございます。
ありがとうございます。嬉しいです。
引き続きよければ楽しんでください。
お願いします。
もう2件ほどご紹介できればと思うんですけど、こちらは番組後半でご紹介させていただきます。
ということで、今回の世界遺産行ってみましょう。
アイドブックには載っていない。心に残る旅へ。
行ってか。
ということでですね、今回は中国の世界遺産でございます。
チャイナですか。
チャイナです。
ニーハオ。
ニーハオ。
今回紹介する世界遺産は、ガビ山と落山大仏という世界遺産です。
これさ、なかなか知ってる人いないんじゃないかなって。
かもしれないですね。
こういう仏教系の世界遺産を紹介するのが、相当久しぶりな気もして。
たしかに。
まずですね、場所ですけども、中国は四川省、四川の省都でもある、
青都市からバスで約2時間行ったところにある、落山市というところにあります。
で、もうまさにこの落山大仏っていうのが、もう見どころなんですけど。
落山大仏って、世界遺産の勉強する前って知ってましたか?
知ってたかな?知らないかもしれないですね。あんまり覚えてないけど。
僕も全然知らなかったです。
なんかその、仏教って結構日本からすると偉大じゃないですか。
そっちから文化がきて日本に広まっていったわけで、
でもやっぱ現地っていうのは広いから、いろいろあるんだなっていうのも勉強になりますよね。
そうですね。これね、やっぱね、現地ってほんとその通りで、いろんなものがあるんだなって思ったんですけども、
やっぱ日本の大仏と全然違うんですよ。
違う。
まずそのスケールです。この落山大仏は、世界最大の魔外仏と言われてます。
魔外仏っていうのは、いわゆる日本でよく見る、鋳造によってできた金属製の大仏ではなくて、
自然の岩肌を削り取って作った大仏、指すんですけども、
その大きさでは世界最大ということです。
高さはなんと71メートル。
ちなみにですね、奈良県東大寺でも大仏ありますけども、
こちらが約15メートル高さだそうです。
なので、奈良の東大寺の大仏の約5倍の高さと。
そうですね。そっかそっか。でも、奈良は銅像だから、魔外仏っていうよりかはね、ちゃんと金属使って。
でも、あれも建設当初はね、世界最大規模だったらしいですけどね。
そうですね。製造過程もすごかったんですけど。
だから種類がまた違うんだなっていう発見ですよね。大仏は大仏でもどういうふうに作られているのかっていうところが。
違うんです。大きさだけで言うと、この落山大仏の耳の穴だけでも人が二人立てるほどの大きさがあるそうですよ。
すごい大きいですね。
そうですね。
米粒ですね。私たちじゃあ。
そうですね。あんま綺麗な表現じゃないけど、本当に耳クソほどの大きさになってます。
いや、汚いな。はい。
人間が。
はい。
その名の通り。
言い方。はい。
はい。で、建造もすごいです。
いや、ゴミみたいな感じですね。本当。私たちが。
人が耳クソのように。
それで、言われてないといいですね。人がゴミのようだって言われてないといいな。
言われてるかもしれないですね。
おいしそうやからね。バターでございますから。
そうですね。
落山はですね、岩肌を約90年間も掘り抜いて作られた大仏なんですよね。
なので、すごく製造にも時間がかかってます。
そして、作られたのが、なんと今から約1100年ほど前なんで。
大仏自体もかなり歴史の深い経験を経て、今も落山寺に佇んでいるということですね。
巡礼者もね、いそうですね。いっぱい。
いそうですね。
なんかテレビで見たんですけど、日本のお坊さんも一度は見てみたい。
周波は違うけども、でもやはり一度は拝んでみたい場所って言いましたね。
ということで、落山大仏なんですけども、地理的な背景もちょっとね、ご紹介できればと思うんですけど。
この落山っていうのは、川に囲まれた町なんですよ。
で、3つの大きな川が通ってる、なんていうかな、三角デルタって言うんですかね、みたいな土地になってて。
一つは、ビンコウっていう川。
みなさん、ビンコウって言ったら、うんって思うんですけども、これ、チョウコウっていうね、でっかい川があるじゃないですか。
これにつながる川です。
で、もう一つが、ダイト川、セイコウっていうね、3つの川が合流する地点に落山寺があるんですよ。
つまりですね、一つ一つがめちゃめちゃでかい大河なんで、水量が半端ないじゃないですか。
ということで、その水量が半端ない川が一点でぶつかり合うっていうことで、とんでもないくね、川が荒れ狂ってるんですよね。
で、もう川が氾濫し放題。
激流にのまれて船も転覆とか、岸壁にぶつかって、そのまんまたくさんの人が亡くなったりとか。
もう水害もすごいですよね。水量が半端じゃないので。
街が水浸しどころか、家屋が流されたりっていうこともあったんでしょう。
こういったですね、状況を見て、当時いた開通法師というお坊さんがですね、大変哀れまれたそうなんですよね。
これをなんとかせないかんと、いうことで、地域住民に呼びかけて大仏を作ったらしいんですよ。
中国のこういった大仏って他にもいろいろあるんですけど、もちろん魔外仏も含めて、だいたいが政府がやることが多いんですよね、国家事業として。
でもこの落山大仏は、一個人である開通法師によって作られたと。その住民と一緒にね。
このちょっと不安定な状況をなんとかしたいっていう願いからですね。
そうなんです。
これね、おもしろいんですけど、これ完成するとね、実は開通法師の願い通り水難事故って減るんですよ。
へー。
なんでだと思います。
なんで?
なんでってあれだけどね。
水害が減る。
はい。科学的な理由が実はありました。
うん。
掘っていくじゃないですか、岩壁を。
はいはいはい。
大量の土砂が出るじゃないですか。
うん。
その土砂をね、どうしたかっていうと、川にこう掘ってたんですよ。
ぽいぽいって。
はい。
そうすることによって、川の水の底がかさ上げされます。
はいはい。
川の流れが若干変わるんですよ。
あー。
ということで、今でもこの三角地点って流れ激しいんですけども、当時ほどじゃなくて、
当時はもっと荒れ狂ってたんですけども、だいぶ抑えられたらしいんですよ。
うんうん。
で、川の水流が抑えられたことによって、岩壁にぶつかる船っていうのが激減したと。
あー、まあ、自然のものを使って作ってるから、やっぱそうなれたわけですよね。
そうですね。ただ、それは意図があったかどうかはわかんなくて。
あー、なるほど。
はい。計らずしもそうなったんじゃないかっていうね、ちょっとね、奇跡的な。
へー、すごい。
本当に水難事故が減っちゃったっていう。
銅とか金とかでね、付け足しのものを自然で使ってたら、そうはならなかったから。
そうなんですよ。
すごいですね。
ほんとそう。
うん。
っていうね、ちょっとね、リアルに願いがかなっちゃうっていう。
すごーい。
へー。
本当に、ご利益のある大仏様でございます。
でもって、すごいのは、実は大仏だけじゃないんですよ。
第93回、ニューラナークの回についてです。
フェリックスさんからいただいてます。
ありがとうございます。
ニューラナークは、歴史の授業でユートピア社会主義として習いました。
欧米の社会改革や共同組合運動に思想的影響を与えましたが、実際の工場運営モデルとしては普及しなかった失敗例という印象でした。
でも実際は成功事例だったのですね。工場閉鎖後も観光地として保存されてよかったです。
日本の宝石産業はニューラナークの社会改革的側面よりも、効率性と低コストを重視してイギリスを凌ぐ宝石大国となりました。
ニューラナークの福祉重視モデルは採用されず、多くの女工が生産性の犠牲となった悲しい歴史を残しています。
と、いただきました。
続けてもう1件、ご紹介できればと思います。
同じニューラナークの回についてです。
ちこさんからいただきました。
ありがとうございます。
ニューラナークの人道主義の話、ちょうど検定テキストで読んだところだったので、深く考えさせられました。
人とのコミュニケーションってお互いウィンウィンがもちろん理想だけど、教育の側面から見ればどうしても知識移転の流れができて、それが力関係になりがちで、
だからこそ相手を尊重する気持ちがすごく大事だと思うんです。
表面的なところで判断せず、ちゃんと分かろうとする姿勢を忘れないようにしたいなと改めて思いました。
いただきました。
ありがとうございます。
お二方ともニューラナークの人道的なところをフォーカスしてご紹介してくれましたけど。
確かに日本ってそうですよね。
戦争期に入ると、やっぱり低コストと大量生産と、あと資源がなかったっていうこともあるんだと思うんですけど、
そういった若い人手が働きに出てたっていう歴史がありますけども、
それを抜きにしても、今の社会でも通ずる部分ってちこさんおっしゃったようにありますよね。
なかなかそれが理想だけでも難しい部分ってあるのがあると思います。
でもヨーロッパのほうって、早い段階からこういう労働者に対しての取り組みとか、それこそ不労者に対しても支援するとか、
そういうのも多いので、学びになりますね。
人を選ばずにちゃんと支援するとか。
確かに。
なんかこの回って、お便りだけじゃなくて、みなさんSNSとか投稿でもすごく増えていただいた方が多くてですね、
普段の仕事にちょっとリンクさせられましたとか、
何かしら皆さんの考えに一つになるきっかけになったっていうことで、
いろんな考え方とか意見とか、その人々によっていろんな側面があるんで、感じ取り方って人様々だと思うんですけど、
でもそこに一つきっかけを残せたのはすごい良かったなと思いますよね。
ということで、この辺もご紹介しながら、またこのお便りの紹介が皆さんの考えるきっかけになったら嬉しいななんて思います。
ということで、いきたくなる世界遺産では皆様からのお便りを引き続きお待ちしております。
このエピソードの概要欄にあるリンクから投稿してください。
番組フォローがまだの方は、Apple Podcast、Spotify、Amazon Musicなど各種媒体から是非フォローの方よろしくお願いします。
高評価もいただけたら嬉しいです。
Xでの投稿はカタカナでハッシュタグ生きセカとつけてポストしてください。
皆さんとの交流を楽しみにしております。
これも以前からご案内していますが、7月6日日曜日に東京は渋谷で生きセカ第100回となる会の公開収録を行います。
本当に特別な場所で特別な空間で皆さんと一緒に節目の会を迎えたいなと思っておりますので、是非是非ご参加お申し込みいただけたら嬉しいです。
是非会いに来てください。
お申し込みは概要欄のトップの方にリンクを用意していますので、そちらからリンクに従ってチケット申し込みサイトに飛んでいただき、そこからお申し込みのほどよろしくお願いいたします。
ということで、また来週お会いしましょう。バイバイ。
この番組は、たもんさん、フェリックスさん、こぴよさん、ちこさん、こんちゃんさん、リベルタさん、とこさん、はやさんの提供でお届けしました。
ご支援いただきありがとうございます。