ということで、早速このルイス・バラガン邸がどういう邸宅なのかっていうのを、
ちょっと皆さんに知ってもらいたいんですけど、
まずルイス・バラガンっていう人が建築家として、
どういう理念を持っている人かっていうのをちょっと軽くご紹介していいですか。
彼ね、建築を学ぼうと志してヨーロッパに行くんですよ。
というのもメキシコってヨーロッパにルーツがあるじゃないですか。
メキシコ人ですか、彼は。
メキシコ人です。失礼しました。
黒縁眼鏡がトレードマークの。
そうなんだ。
おしゃれなメキシコ人です。
建築を学びたくてヨーロッパに飛ぶと。
ヨーロッパに行きます。
いろんな建築作品を見るんですけど、
彼が衝撃を受けたのがフランス・パリで行なえた、
ある近代建築の巨匠といわれる人たちの、人の講演会でした。
この人をなんとなく想像つけます。
日本にもある人?建築がある人?
日本にもありますね。
ルー・コルビジュエさん?
ルー・コルビジュエさんです。
この人からもすごい建築家がどんどん出ているような巨匠なんですけど、
その人の講演を聞いて衝撃を受けます。
ぜひこの人が作った作品を見てみたい、触れてみたいと思って、
彼が向かったのが、これも別の世界さんで登録されているサボアテイです。
サボアテイっていうと、ルー・コルビジュエの建築作品で登録されてますけど、
近代建築5原則っていうものを全部取り入れたもの。
ちょっと詳しくは言えないんですけど、
ピロティといって、建屋を柱で支える構造だったりとか。
めっちゃ難しいですよね。
でも建築で革命的な原則を生み出したみたいなね。
反映されてるのがサボアテイみたいなね。
あと窓いっぱい使ったりとかね。
そこにすごい衝撃を受けるんですけど、
大体の建築家とか、コルビジュエのお弟子さんとかって、
5原則に影響を受けて、自分の建築にも取り入れる人が多いんですけど、
このルイス・バラガンは外観的な要素じゃなくて、内装に衝撃を受けたらしいんですよ。
サボアテイってすごい真っ白な家っていう特徴があるじゃないですか。
あんまね、中の写真って見たことある人って少ないんじゃないかなと思うんですけど、
僕もこの回を調べる上で初めてサボアテイの中を見たんですけど、
サボアテイの中の内面の写真とかって、必ず見たことあります?
私結構建築のモダニズムだけじゃないんですけど、
割と近代の建築の本というか、あるじゃないですか。
写真たくさん入ってるような。
ああいうの見るのがすごく好きで、あれで見た記憶があります。
サボアテイの内装、中の部屋って外観真っ白なんですけど、
中は部屋の一部の壁をすごいビビッと効いた色で塗ってあったりとかしてるんですよ。
それで調光効果を増大させているっていう仕組みがあってて、
そこにルイス・バラガンは衝撃を受けます。
なんだこれはっていう。
時間とともに部屋の中身が、感覚が変わっていく感じ。
そこにすごく衝撃を受けて、
彼は数ある建築家の中でも珍しいなって思うのが、
外観的な要素よりも内装面に影響を受けたルー・コルビジェの。
確かに何だろう、
幾何学的なそういうものを見てるような空間体験ができそうですよね。
そうですね。
これによって彼の中にある一つの建築家としての理念が生まれます。
この理念を紹介したいんですけど、
光は均一に空間を照らすものではない。
壁に当たり、影を落とし、時間とともに表情を変えるものである。
っていう理念を生み出します。
この後の話ですごく重要になってくるんで、もう一回言いますね。
光は均一に空間を照らすものではない。
壁に当たり、影を落とし、時間とともに表情を変えるものである。
これが、この後メキシコに帰って、この要素をふんだんに使って、
いろんな建築作品を建てていくんですよ。
その中の一つが、このルイス・バラガンテーとその仕事場っていう感じになるんですけど、
やっぱり建てる建物が特徴的なんですよね、すごく。
で、これどこが他のモダニズム建築と違うかなっていうのをちょっと僕なりに調べてきまして、
僕建築学んでるわけじゃないんで、もっとあるよって意見があると思うんですけど、
ちょっと大まかに4つちょっと特徴を挙げてきたんで、紹介していいですか。
一つはね、自然光です。自然光をふんだんに取り入れます。
大きな窓を使って、自然光をたくさんお部屋に入れると。
そういう家すごい好きですね、私も。
本当ですか。
カフェとか好きですね。すごい大きな窓を使ってるカフェとか好きです。
わかしてください。この話が終わる頃には、かなえさんのお家がバラガンテーみたいになってるんじゃないかなと。
なってる。内装知ってますけどね、ルイス・バラガンテーはね。内装知ってますけど、でも確かに明るいイメージだし、
まあそうですね、大丈夫です。
2つ目が間接照明です。
バラガンテーっていうのは、内装知ってるって言ってたんでわかると思うんですけど、
普通の家には普通にあるものがありません。
これ皆さん何だと思いますか。
これね、天井から吊り下がっている照明器具が一切ありません。
だから普通のお家、上からペンダントライトが降りたりとか、昔の宮殿だったらシャンデリアがあったりとか。
確かに、昔ながらの家とかは必ず垂らしてますよね、電球とかね。
確かに間接照明、今は結構多くはなってきてはいるけれども。
間接照明だけっていうのはなかなかないじゃないですか。
かもしれない。建築好きな人とかはそうしてたりとか、それくらいの人じゃないとやってないのかな。
でもこの時代から間接照明だけというのはすごい珍しいですよね。
これも理由があるので後ほど紹介します。
3つ目が中肉階段です。出てきました。特徴の階段ですね。
なんか私の中では絵に描いたような感じの、子供とかの時に絵に描くような階段っていうイメージでした。
ああ、こういうね。
今は説明してくださると思うんですけれども、階段は結構好きですね。
バラ岩亭っていうのは階段がお部屋の中にあるのが特徴なんですね。
普通廊下とか階段部屋みたいなものが宮殿にあったりとかすると思うんですけど、
バラ岩亭はお部屋の中に階段を設けてる部屋が多いっていうのが一つの特徴になってます。
その階段もテスリーとか、あと階段を支える柱、壁というものが設けられてないんですよね。
本当に壁から階段へとかにニョキッと出てきている。
それだけっていう構造になってます。
これがね、先ほど話した自然光だったり間接照明によって影ができて、
その影が日の時間によって伸びたりとかすることで、
家の表情がね、部屋の表情が変わっていくっていう仕掛けになってるわけですよね。
確かに階段の柱とかテスリーの影に邪魔されることなく、
階段の段の状態だけがあるわけだから、それが照らされて影を作って、
そこだけが動いていくっていうのはちょっとオシャレというかね、
こだわりがすごい強いなって思いますよね。
そうですね。あの階段憧れますよね。
邪魔な、私も結構柱とか吊るされたライトとか嫌いで、
それこそ間接照明とかね、そういうのもすごい好きなんですけど、
だから何か無駄じゃないけれども、取り除けるものを全部取り除いたっていう環境だから、
すごく階段印象的でした。初めて見たとき。
そして最後4つ目が光と色彩の調和する空間です。
ここでやっぱり色彩っていうのが出てくるんですけど、
バラカンっていうのはやっぱりメキシコで生まれ育ったので、
メキシコの家屋ってやっぱりカラフルな家が多いじゃないですか。
グアナファトの回でもちょっとね、取り上げたんですけど、
やっぱりビビットの効いた色が伝統的に多いということで、
その色を部屋の一部に採用していると。
なんでお部屋があると、基本的に白貴重なんですけど、
白漆喰で塗られてて、白貴重のお部屋なんですけど、
4面あるお部屋の壁の一面だけビビットピンクにしてるとか、
あとは彼のアトリエとかは真っ白な空間なんですけども、
大きな絵画で、この絵画が全部真っ黄色に塗られてるんですけど、
ここを置いていると。
そこに自然光が伸びて当たって影が入ることで、
部屋の表情の移り変えをより効果的にしているんですよ。
夜になると、ナルトで間接照明に切り替わるので、
下から浮かび上がるような温かみと、文化的な要素と、
自然の温かみが演出されているというような空間設計になっています。
すごい美術的なというか、芸術的な家ですよね。
そうですね。すごく感じたのは、
全ての要素に根拠がはっきりあるなっていうのを感じて、
意図せずにそれが怒られているものがないっていうか、
必ず裏付ける効果的なものとか、
バラガンの経産みたいなものが宿っているというのがすごく印象的でした。
そんなルイスバラガンの建築の特徴なんですけど、
これが本当にふんだんに反映されたのが、
ルイスバラガンという仕事場という形になるんですよね。
入っていくのが、本当は冒頭にも言った通り、
住宅街にあるんで、すごく分かりづらいかもしれないです。
ただ、メキシコ特有の白い壁とか、色づいた壁に植栽というか、
緑が生えていてみたいな。
分かりにくい一つの要素、なんでこんなに分かりにくいのかなって思ったんですけど、
一つそっかって思ったのが、日本とかの邸宅って、
門構えがあって、お庭があって、アプローチが伸びて、
おもやがあるじゃないですか。宮殿とかもそうだと思うんですけど、
メキシコってね、やっぱ治安とかその問題があって、
表面に庭を設けることがなかなかやりづらいんですね。
すごくこういったデザインされた邸宅でも、中庭を設ける人が多いみたいで、
バラガン邸もそんな感じになってます。
なんで、通り面したファサードっていうか、本当に玄関っていうか。
イメージつきますよね。多分あの辺の地域の家って、
結構あんまり大きな庭とかはないしとか、
詰め詰めになってるっていうのもあるけれども。
そうなんですよ。それなんですよね。
面白いのが、日本の家ってどんな大都会でも、
家と家って絶対離れてるじゃないですか。
多分法律的な意味とかあると思うんですけど、消防法とか。
メキシコって、家と家をくっつけてつけるのが伝統らしくて、
バラガン邸って両サイドに民家あるんですけど、
世界遺産なんですけど、びったりくっついて建ってるんですよ。
だからどこからどこまでが一瞬バラガン邸なのかなっていうのはちょっとね、
ちょっとそういう面白さもあります。
そういった鉄扉があって、開けると中に入っていくんですけど、
外観とはちょっと変わって、ちょっと暗い空間っていうか、
クロークスペースになってるんですけど、
そこで上着を脱いで部屋に入っていくっていう感じなんですね。
暗いスペースを抜けると、天井から自然光が差し込むような設計になってて、
そこから仕事場とか教室空間に行って、大きな窓で自然光を当ててるっていう風になってるんですけど、
ここがバラガンの設計らしくて、光の濃淡をつけると。
あえて入り口を暗くすることによって目を鳴らさせて、
ドラマティックに光を入れていくっていう風に書いてました。
ドラマティックにって。
そうなんだ。
でも、そういう発想の起源みたいな感じではあるじゃないですか。
ルイスバラガンだけじゃなくて、いろんな人たちの建築が広まっていって、
私たちの今のモダンな家の建築とかに取り入れられたりとかしてるんでしょうね。
彼らの考え方が。
それもあるでしょうね、きっと。
確かに今想像してみたら、そういう家確かにあるなとか、
作りにすごいこだわりを持つ人は、この人の建築が好きだから、
自分の家もこうしたいとか結構いそうですよね。
そこは起源になっている可能性がある。
気がする。
確かに。モダン建築のね、本当なんかすごいなんだろう。
私たちも多分、家のデザインとかは結構変えられると思うんで、
そういう建築の人たちの家を見て、
それこそこの家だけじゃなくて、こういう家いいなと思ったら真似とかできそうですよね。
物を置く配置とか色合いとか。
なんかほら、3色とか5色で合わせるといいとかも言うじゃないですか。
いろいろなんかノウハウを学べそうですよね。こういう人たちからね。
そうなんですね。僕も実際、今さ、やっぱ子供がいるんで、すごい生活感がある家になってますけど、
出て行ったら、なんかこういう家にできないかなと思って調べたら、
実際にめちゃめちゃバラガンが好きな人が、ご自身の経営するコテージなのか別荘なのかわかんないですけど、
めちゃめちゃバラガンナイズしたお家を作ったっていうのをあげてて。
いそういそう。めっちゃいそう。
めちゃめちゃバラガンなんですよ。
言ってたのが、ただやっぱピンクとかはやっぱメキシコにあるから、
使うことによって、すごい部屋一体的にはそういうバラガンの感じが出るけど、
空間がね。
日本ってやっぱ窓から見えるのって、日本家屋とか山とか、そういう色合いじゃないですか。
だからちょっとピンクにすると、ちょっと現実バラにしすぎちゃうから、
だいたいオレンジと黄色とエンジン、赤の濃い赤の3色にまとめると、
日本にいてもバラガンっぽさが出ますよっていう風に言ってて、
メモメモってめちゃめちゃして。
そうなんだ。
でも結構そういうの見るのは面白いですね。
見て、自分のところに落とし込める要素とかが見つけられたら結構面白いなって思っちゃいますね。
あとはすごく、部屋自体も工夫されてて、自然との境界線をなるべくあやふやにしてるんで、
お部屋だったりアトリエかに行くのに、中庭を通って行かないといけないような工夫もされてたりとか。
本当に光と自然とっていうか、そういった工夫がなされているのが、このルイスバラガン邸でございました。
このバラガン邸、できたのはなんと1948年ということで、戦後です。戦後間もない時代に。
なんかさ、建物だけ見ると1970年代かなとかって勝手にイメージしてたんですけど、バリバリ48年なんだなっていうのはちょっと僕の中では意外だったんですけど。
お金あったんじゃないですか。シンプルに。お金ありそうですからね。
そうですね。約80年前ということなんで、ぜひ皆さんも、これちょっと映像で見ていただきたいですけど、僕の憧れているお家でございました。
でも最近ほんとさ、津田屋書店とかに建築系の面白い本がたくさんあるから、家も昔と違って本当にアレンジできるじゃないですか。
私はマイホームとかないですけど、本当に設計こだわって作る人もたくさんいると思うし、なんかめちゃくちゃね、めっちゃいい家だなとか。
これは自分で全部設計しましたっていう人とかもさ、これは全部こういう依頼をしてこういう風にしたっていう人も前よりもたくさんいるから、自由にいろんなものを模して作れたりもするし、面白そうだなって思いますね。
ということで、今回ご紹介した世界産はメキシコの世界産、ルイス・バラガンテーと仕事場でした。