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オリオンビール上場へ
2025-08-19 11:48

オリオンビール上場へ

明治大学教授エコノミスト 飯田泰之
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00:28
この時間は、Zoom Up毎週火曜日は経済です。
アメリカの投資会社カーライルグループが出資する飲料メーカー、オリオンビールが早ければ9月にも東京証券取引所に上場することが分かりました。
沖縄県の製造業としては初の上場となる見通しということなんですが、沖縄といえばテーマパークジャングリアがオープンしまして盛り上がっていると想像しますが、今日はこのオリオンビール上場にZoom Upしていきます。
明治大学教授でエコノミストの飯田泰之さんです。
飯田さん、おはようございます。
さあ、今回オリオンビールが上場へというニュースですね。
はい、このオリオンビール、これに限らず沖縄の酒造というのは、今大きな転換点に差し掛かっているんですね。
と言いますのも、今度復帰時、72年の復帰の時、県内で生産されるビールであったり焼酎。
淡森とかですかね、沖縄だと。
そうですね。これ酒税がかなり軽減されてたんですよ。
例えば淡森ですと、内地の常流酒に比べて35%。ビール類で酒税分の20%が軽減されてたんですね。
これ2020年代初頭ですね。徐々にこの軽減税率幅、もともとこれは本土復帰に際しての特別措置だったので、ゆっくり内地と同じ税率に変えていくというふうに。
当初決まっていたものですから、淡森もそしてビールも徐々に縮小していって。
中でもビール発泡酒等の税率を来年統一されていくので、その中で沖縄県産だけ別の税率というわけにもいかないですから、
これに向かって統一されていく。そうするとオリオンビールとしてはこれまでに比べると消費者にとって確実に高くなるわけですね、税金分。
そうするとどのようにして業績販売を維持していくのかっていうのが大きなテーマ、課題になるわけです。
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もちろんこの26年と決まったのは20年頃、21年ですけれども、以前からそろそろなくなりますよとは言われていたので、
まず2000年代に入ると朝日ビールと提携しまして、内地向けの出荷を増やしていく。
おそらく多くの方、オリオンビールを知ったのは2000年代に入ってからだと思います。
それまでですと本当に観光で沖縄にいらっしゃったときに飲む特別なお酒という感じだったんですけれども、朝日ビールの販売も使いまして、内地でも入手可能になっていく。
こうやって販売の相乗を広げたり、あとはですね、今沖縄のコンビニとかに行くとですね、
いわゆる皆さんがパッと思いつくオリオンビール以外の、例えばプレミアムシリーズであったり。
そうそう、種類結構いろいろありますよね、オリオンビールもね。
そうなんです。やはりこの税制優遇がなくなるとですね、ちょっと高くても良いプレミアムオリオンビールみたいなものを提供していかないと、
ただ何十円いきなり値上がりしたという印象になってしまうんですよね。
こういった工夫の中、上場することによって資金調達を今後容易にしていく。
それでまた新しい展開で、このオリオンビールの業績を維持していこうということになるんですけれども、
実際このオリオンビールに限らず、沖縄の今度は泡盛りのメーカーもこの軽減税率廃止に対していろんな対応を考えてるんですね。
その中で比較的注目されるのが、例えば泡盛りをベースにしたジンとか。
泡盛り意外とね、これねジンの製法と泡盛りの癖って合うなというのも。
それであったり、あとは上流の施設を使って、沖縄県トウボロコ、あとはサトウキビたくさん採れますから、
それを使ってラムとかね。
そうやっていろいろなラインナップを用意していくことで、県内の消費上に県外の消費というのを増やしていこうというふうに考えてるんです。
もちろん税金が上がるってもいい、全然静岡メーカーにとってありがたいことではないので、大変は大変なんだと思うんですけれども、
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こういった危機というのがある意味その業界っていうのを盛り上げることがあるんですね。
その一番の日本の歴史っていうとでかいですけれども、近年の成功例がやっぱり本格焼酎、中でも芋焼酎だというふうに言われてるんです。
理由がですね、1980年代に入ると海外産のウイスキーが安くなっていくわけです。
それまでは、例えばですね、昔はジョニー・ウォーカーのブラックですね。
大昔だと海外旅行のお土産に買ってくるお酒だったらしい。
私はもうその記憶はないですけれども。ところが今はごくごく大衆的なお酒になってますよね。
これは関税であり種税の変化なんですけれども、やはりそれに慌てた。
さらには九州地区の場合ですね、本州の大手メーカー等が作るホワイトリカー、いわゆる特に味がついてないタイプの焼酎香類と呼ばれるもの。
これがですね、中ハイブームとかによってどんどん入ってくると。
これは危機だということで。
最初に流行ったのは、そしてその後やっぱり人の本格焼酎というのが、かなり味をしっかりと芋の味を強くするとか。
あとは中には焼き芋焼酎なんてのもありますけれども。
多くメーカーが工夫を凝らして、それまでだったら地元のお酒だから地元の人が毎回しまったりを飲むから。
そんなに工夫しなくても昔通りやってみれば、それなりには売れてきたっていうのが、一つに揚酒が入ってきて。
もう一つにいわゆる危機になったことで、焼酎業界はものすごく工夫を重ね。
1990年頃には正直本格焼酎ってやっぱり旧酒だけのものだったものが、いつの間にかもう日本酒、青酒を超える消費量の日本で一番飲まれているお酒になっていったわけですね。
芋ブームってありましたもんね。
これもやっぱりこのままだとやばいと。じゃあどうするっていう対応から生まれたものですので。
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そして淡森、ちょっと今までとは違う展開っていうのを見せてくれるんじゃないかなと思いますね。
ちょうどその成長のきっかけ、技術革新のきっかけになるといいですよね。
そうですね。
でもそうしていかないと厳しい競争も勝ち抜いていけないっていうことでもあるんですかね。
やはり現状ですと、日本全体に見ましても酒類の消費量ってやっぱり頭打ち内緒は減少しています。
これは単純に人口のボリューム層がそうですけれども、だんだん年取ってくると飲まなくて、飲む量は減ってくるので。
酒量は減りますね。
そうすると、安くガバガバ飲むお酒っていうのでは、少なくとも国内のマーケットは抑えられないんですね。
なるほど。
そういった中で、少量でもすごく美味しい。また少量しか飲まないからこそ、美味しいお酒を飲みたいっていうニーズをどう掴んでいくのかっていうのは、
全国の日本酒であれ、焼酎であれ、もちろん青森であれ、各メーカーが工夫するところだと思います。
そうですね。ますますその競争が激しくもなり、そしてそこに企業の成長も期待されるところでもあるということですね。
飯田さんありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ズームアップ。今日は火曜日、明治大学教授でエコノミストの飯田康幸さんでした。
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