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毎週木曜日のこの時間は飯田和郎のCatch Upをお送りしております。
さあ、今日までの3日間、ベラルーシのルカシェンコ大統領が中国を訪れております。 ベラルーシといえばロシアとの同盟関係にある国でもあります。
ウクライナでの戦争が2年目に入ったその節目にあたり、中国は自国の立場を示す文章を発表しました。その中国の動き、その意味するところはということで、飯田さん。
ベラルーシのルカシェンコ大統領、ヨーロッパ最後の独裁者と言われて、もう30年近く権力の座にありますよね。
その人が、昨日、ルカシェンコ大統領と習近平さんの首脳会談が開かれました。内容が出てきています。
習近平主席はこう言ってますね。中国の立場、つまりウクライナ問題での立場ですけど、
和平協議を促し政治解決を目指す、それが確信だと。 一方のルカシェンコ大統領はその考え方に完全に賛成する、支持すると言ってますね。
2人、欧米と一戦を隠す首脳会談になりました。 中国とロシアの結びつきというところで言うと、欧米からは中国がロシアへ武器を
供与する可能性があるという指摘も出てるんですけれども、ウクライナ紛争の中で中国がまたクローズアップされてきましたよね。
そうですね。進行以来1年間、中国が持っているロシアへのスタンスってやっぱり、なんか
中国から見ては、やはり同じように隣の北朝鮮への向き合い方とずいぶん似てきてるなという感じがしますね。
ということは、ロシアとの付き合いっていうのが北朝鮮との付き合いに似ているっていうことですね。どういう意味なんですか?
一言で言うと、まあ頭が痛いという存在なんですけど、それが一つ。そして、だけど、いやこれは利用する価値があるな、十分にあるなっていう別の一面。
その2つが存在する気がしますね。
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厄介だなと思いつつ、利用する価値はあるっていう、その両面あるってことですか?
手を焼くけど、その存在が消えてしまう、また薄れてしまうと、自分の国にもマイナスの影響が出る。そういうスタンス。このことは後で説明したいと思います。
その中国の外務省は、ウクライナ侵攻から1年にあたる2月24日、文書を発表しました。
タイトルは、ウクライナ危機の政治的解決に関する中国の立場です。
昨日のベタルーシとの首脳会談でも、ルカシェンコ大統領は、この文書に関して賛成すると言っています。
私はスマートフォンの中に、中国共産党機関誌、人民日報のアプリを入れています。
中国の大きなニュースが起きると、速報の形で配信されます。
この中国の文書のニュースも、24日昼間だったかな、スマホに届きました。
私もすぐ内容を見たんですけど、感想でいうと、やっぱりなぁという感じがしました。
ということは、想定内。
内容は紹介しますが、12の項目からなっています。そのうち、いくつかを紹介したいと思います。
ロシアとウクライナの双方が歩み寄り、早期の直接対話を再開し、全面的な停戦を達成すべき。
各国の主権と独立、領土の保全は確実に保障されるべき。
地域の安全は軍事集団の強化・拡張では保てない。
直接対話の再開や停戦、和平交渉の開始を呼びかけています。
最後の軍事集団というのは、NATOのことですよね。
これは、ウクライナ危機からの前から、中国がずっと言ってきていた話でして、
私からすると、今回の文章は全く親身を感じませんでした。
マナ島の強化・拡張に反対、つまり東への拡大に反対するのは、ロシアに寄り添っているようにも感じますね。
そう見えますね。ただ、これも従来の主張を繰り返しているだけだと私は思います。
中国は引き続き、建設的な役割をウクライナ問題に果たすとは言っているんですけど、
和平実現のために中国がどう行動するのか、具体的な中解策は全然今回は触れていませんね。
むしろ、あえて触れないことで、自らの立場、中国の立場を優位に保とうとしている。
そんなふうなしたたかさも感じますね。
ということは、中国はどちらにもつかない中立の立場ということなんですか?
主権と領土を侵害されたウクライナと、主権と領土を侵害したロシア。
この12項目の文章を見ると、ロシア寄りだという分析もありますが、
中国はあくまでも自分たちの真ん中にいるんだという表向きには言っているんですよ。
どうしても欧米、それと私たちが見ても、この立場論争で言うと入り口から中立なのか?
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そうじゃないだろうって、ロシア寄りだろうって、映るのは当然だと思いますよね。
ただ中国からすると、ロシアの傍聴には巻き込まれたくない。
一方で、ロシアは自分たちの経済成長、安全保障のために利用する価値が無限にはできないという、
そんな中国のずるさみたいなものを、私は感じる12項目の文章だと思っています。
こういう中国のスタンスに対して、国際社会の評価はどうなんでしょうね?
やはり厳しかったですよね。
アメリカのバイデン大統領は、こう言っています。
交渉、つまり取引という発想は利にかなっていない。
この提案はロシア以外に有益ではないと、一周しています。
同じアメリカのブリンケン国務長官は、中国は中立的な立場で平和を追求していると見せかけているだけだと。
ロシアの誤った言説を広めていると、これもかなり厳しく言っていますね。
しかし、アメリカの首脳にそういうふうに思わせる、言わせる、イライラさせることも、
僕は中国の戦略の一環だと思っています。
でも、開戦から1年、もう2年目に入りまして、
中国の外交責任者がロシアのプーチン大統領とあったり、
中国は活発に動き始めたようにも見えますね。
冒頭に紹介したように、中国にとってロシアは本当に利用できる価値があると思っています。
その中の例でいうと、欧米がロシアの制裁をしている中で、
1つはロシア産のエネルギーの輸入問題ですね。
今から申し上げるのは、アメリカのCNNの報道なんですけど、
昨年3月、つまりウクライナ侵攻以降ですね、3月から昨年の12月までの10ヶ月間、
中国のロシア産原油の購入量は、額にして前の年の同じ時期に比べて45%も増えているんですよ。
同じ比較で言うと、石炭の輸入は54%も増えている。
天然ガスに至っては155%も増えている。
つまり、欧米が買わないから、その分有利な条件で中国が買っているんですよ。
買っているということもあって、折角というか、欧米、そして日本もですけど、
経済制裁を仕掛けても、やっぱりそんなにロシアが困っていないというか、
というのはやっぱりこういうところがあるのかなと思うんですが、
やっぱりそのエネルギーの買い手がなくなって急していて、ロシアを救った格好ということですよね。
そういう中で中国からロシアへの武器供与が始まるんじゃないかという、
この言及がNATOの主要国から出始めてますけどもね。
私の試験ですけど、現実的には中国が直接的に殺傷能力のある武器をロシアへ提供するというのは、
僕、考えにくいと思います。
なぜならやっぱりそれが実現したら、
またその行為が明確な証拠とともに明らかになったら、
中国自身がそれこそ中立ではなくなるわけですよ。
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そして欧米諸国が指摘してきているように、
正確に言うとロシアよりじゃなくて、ロシアと組みするってことになりますね。
そのことは中国には僕はメリットないと思ってます。
ロシアとそこまで運命共同体になるつもりもない。
むしろ最近のアメリカが打ち落とした気球問題、アメリカとの通商問題、
そういう中で摩擦が起きているアメリカとの関係においても、
ロシアは有効な角っていうのは認識あると思いますね。
武器共有に関しては、ヨーロッパ、アメリカっていうのは根拠もなく中国を休断してるってことなんですかね。
これは中国の難しさで、中国の場合は軍と民間が融合して、
どこが戦力かわからなくなって産業を起こしてるんですよね。
軍事転用も可能な製品や原材料、
例えばドローンとか半導体、通信機器などをロシアへ送り込むなという、
牽制球だと私は思ってますね。
最近のケースでは、先ほど言いました気球。
あれも中国は民間用だと言ってますけど、
中国の場合はまさに軍と民間がグレーゾーンになっている。
その辺が欧米の懸念だと思いますね。
進行してから戦争がなかなか終わらないんですけども、
国連に期待したいところなんですが、
進行1年に際してロシア軍の即時撤退を求めた決議を採択しましたけど、
中国は帰県したんですよね。
この帰県だと思います。この帰県がキーワードだと思いますね。
ロシアにカシを作ってますね。
同じ時期、中国の外交責任者がロシアへ訪問したけど、
中国国営の新華社通信はこれを表して、
中国とロシア双方はどのような形であり一方的ないじめ行為には反対すると、
そういう考え方で一致したと伝えてますね。
ただ先ほどの国連決議、帰県したように決議に反対ではないんですよ。
欧米とは決定的な対図にそこまでは持っていかないわけですよね。
ですから今日申し上げてきた通り、
中国はロシアの極端な弱体化は望んでいない。
ただ今以上に力を持ってもらっては困る。
圧縮を強めるアメリカへの防波堤の一つ、
ロシアは今後もそのような存在であり、
中国の場合は5日から国会、前時代が始まりますが、
そこでも習近平さんが見る現在の国際情勢の見方というのが出てくると思いますね。
ということで今回は、
そのロシアよりではない中国はあくまで中立だというスタンスについて話してもらいました。
以上、飯田和夫のキャッチアップでした。
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