近藤淳也
IBUKI STATION、福原です。 近藤です。 IBUKI STATIONです。はい。こんにちは。こんにちは。ゲスト回です。はい。はい。
丹羽薫
Everest135から帰ってきたばかりの、丹羽薫さんに来ていただきました。 ようこそ。ようこそです。 丹羽薫です。よろしくお願いします。はい。どうも。はい。 いつもありがとうございます。レース後のお疲れのところ。いえいえ。昨日帰ってきました。昨日帰ってきたばかり。はい。
本当にホヤホヤの。ホヤホヤです。帰ったばかりっていうタイミングで、ちょっとご出演いただいてます。 丹羽薫さんです。日本の方でも、なかなかまだ馴染みがないと思われる、Everestの大会に行ってもらえたってことで、ちょっともうあんまり情報もなくて。そうですね。
主催者が言うには、2018年、19年と開催して、その後コロナでしばらく開催できなくて、今年再立ち上げの年だから、今年はあんまり宣伝しなかったって言ってましたね。
近藤淳也
スポンサーとかも取らずに、本当、主催者のポケットマネーで開催したんで。お金持ち?すごいお金持ち。中国人の方で。中国のお金持ち。すごい、多分半端ないお金持ちだから。どういう系統の方ですか?
丹羽薫
全然わからないんですけど、たぶん事業されてる方で、実業家の方で、スポーツに貢献したいみたいな、スポーツ頑張ってる人とか、そういうのを貢献したいみたいな感じで、こういう大会をされてて、お金儲けよりもどっちかというと、ちょっと事前事業っぽい投資って言ってましたね。
社会貢献というか、CSR的な感じですかね。たぶんそんな感じだと思います。それは、でもなかなか予算に余裕がありそうでいいですね。そうですね、夢のような大会でしたね。カトマンズにいる時は、5つ星ホテルに泊めてもらって、普段自分では絶対泊まらないような。それも大会持ちで?そうですね。
でも招待だからってことですかね。そうですね。一応自分で参加費払って参加する人は、その参加費の中に全部含まれてるっていう感じですね。なるほど。じゃあそのエベレスト135ですけど、そっかじゃあ2018とか、もうちょっと前からあったのもあったんですね。そうです。一旦亡くなっていてというか中断していて、今年から再開。そうですね。来年はもうちょっと大々的にやるって言ってましたけどね。
そのじゃあちょっと大会のことを少し説明していただいてもいいですか。
エベレストの、エベレスト街道っていうのがあるんですけど、昔エベレストを登ろうと思った人は、今はルクラっていうところに飛行場があって、みんなルクラに飛行機で飛んで、そっからエベレスト街道をエベレストベースキャンプに向かって歩いていくんですけども
昔はルクラに飛行場がなかったんで、ジリっていうもっと離れたところ、もっと標高低いところまで行って、ジープとかで行って、あとそこにも飛行場が昔はあったのかな。飛行機で行くかして、そっからあるあるナムチェまでが109キロあったかな。
それを歩いて、さらにナムチェからエベレストベースキャンプまで歩いていくっていう形だったみたいなんですけど、今回はその街道、旧街道を使ってジリからスタートして、走ってエベレストベースキャンプまで行って、さらにエベレストベースキャンプからまたナムチェバザールに戻ってきて、ルクラっていう飛行場のあるところでゴールっていう形の
だいたい230キロぐらい、実際には240キロぐらい時計ではあったんですけど、そういうレースで、累積標高が1万9000メートルって言われてたんですけど、実際時計では1万5000メートルぐらいですかね。
近藤淳也
そっちは下にずれてるんですね。
丹羽薫
そうですね。ただもう高所なんで、ジリからナムチェバザールまではだいたい1800メートルぐらいから3500メートルぐらいの間を登ったり降りたりするような感じなんですけど、ナムチェからは5500メートルまで登るので、
その5500メートルぐらいの峠が3つと、あとエベレストベースキャンプが5300メートルあるんで、その4カ所を越えなきゃいけないっていうのがかなりきついレースになってきますね。
なるほどね。
じゃあそのコースはもう初回からずっと変わらず、エベレスト街道をたどろうみたいなコンセプトでされてるってことなんですね。
近藤淳也
じゃあずっと高いところっていうよりは、最初はその昔の出発地点の1800からスタートで、そこはじゃあまともな標高。
丹羽薫
まともな標高ですね。まともな標高なんですけど、やっぱり何にもせずに行った人は、高地順のしてない人は、やっぱり富士山とかでもいきなり登ると鉱山病みたいになる人はなるじゃないですか。
だから、前半の部分で結構やられる人とかもいましたね。
なるほどなるほど。
近藤淳也
はい。そしてね、最初は1800だといえ、その5000メートル越えが、じゃあ4カ所ぐらい行くっていう。
ちょっとなかなか日本で暮らしてると接することができない標高ですけど、
丹羽薫
そうですね。
近藤淳也
ちょっと5500メートルっていうのは、どんな世界なんですか?普通に無酸素で行っても運動はできるものなんですか?
丹羽薫
そうですね。これ高所に強い弱いって、個人差がかなりあるみたいで、私はどっちかというとマシな方だと思うんで、
初日ちょっと早めに行って、そうですね3週間ぐらい早く行って、現地で高地順の押しながら思想を繰り返してたんですけども、
一番初め、その5500メートルの峠越えた時は、もうほんとフラフラで、足が前になかなか出ないというか、一歩一歩がすごい小股で、
時折ちょっと休憩しながら立ち止まって息ついてみたいな感じで、ほんとゆっくり登るっていう感じで、
ただ頭痛とかそういう抗酸病らしい症状っていうのは全然出なくて、ただもうほんとフラフラで空気薄い、頭がぼーっとしてるっていう状態で何とか下山したんですけど、
下山した時に血中酸素濃度のオキシパルスメーターで測ったら60%だったんで、結構ね、下がってるなーっていう感じなんですけど、
近藤淳也
普通に測ると90いくつとか出るやつですね。
丹羽薫
60?
そうですね。だからそれくらい酸素薄い状況で、体が慣れてないと相当影響を受けるエリアになりますね。
やっぱ5000メートル超えると相当影響を受けますね。
近藤淳也
そうなんですね。今まで一番高かったのはハードロックですか?
丹羽薫
そうですね。ハードロックの4200メートルとかが一番高かったんで、それより上って未知の世界だったんで、やっぱ体が何か覚えてるのかわかんないですけど、
割と4200メートルくらい、4500メートルくらいまでは平気なんですけど、
そうなんですか。
それ超えたらやっぱ一気に体重くなってフラフラして、なかなか進まないっていう状況でしたね。
近藤淳也
でもたぶん香里さんは強い方ですよね。
丹羽薫
割と強い方だと思います。
もっと全く動けないみたいな方もいらっしゃるんじゃないですか。
そうですね。一緒に大会に出たもう一人の日本人の南さんは鉱山病みたいになったって言ってました初め。
近藤淳也
そうですか。なるほど。
丹羽薫
そうですね。長い休みが取りにくいのかもしれないですね。
近藤淳也
なるほど。
丹羽薫
年配の方とかいましたけどね。
近藤淳也
ネパールですよね。ネパールの街道自体の道は普通に歩ける道なのですか。
丹羽薫
場所によって、街道はわかりやすいところとか普通に歩ける道もあるんですけど、峠越えはかなり険しいですね。
そうですか。
近藤淳也
峠越える手前ぐらいとその後は岩がゴロゴロしてて、5000m越えるぐらいから本当にすごい岩ゴロゴロでかなり険しい感じになりますね。
丹羽薫
じゃあ日本の北アルプスとかよりも険しい感じですか。
そうですね。場所によってはそうですね。険しいですね。
大きい石の上を渡り歩かなきゃいけないとか、その結局氷河の冷やがった氷河の中が結構険しいですね。
近藤淳也
氷河のその雪の上、氷の上は歩かないんですか。
丹羽薫
氷の上歩くところもありますけど、ほとんどが冷やがってますね。
ドライグレシアって呼ばれてて、その冷やがった氷河ですね。
だから今氷河が交代してるので、どんどん冷やがってるっていう状態ですね。
近藤淳也
そうなんですね。じゃあ基本今回のコースもドライな感じですか。
丹羽薫
そうですね。一箇所だけ氷河の氷があるところを通るような道もありましたけど、あとはだいたい冷やがってます。
そうなんですね。でも景色はいいんですよね。
そうですね。すごい景色は良くて、思想の時に写真撮ってフェイスブックにアップしたりとかしたんですけど、
本当もうずっと山に囲まれてて、この山がこれとかいうのを途中で教えてもらいながら行くんですけど、
山が多すぎて、ほんと覚えきれないぐらい大きい山がいっぱいあって。
で、有名な聞いたことある山だけ、これがこれなんだなみたいな感じで、本当に景色は良かったですね。
ただレース中はもうずっと雪だったんで、一切景色見れない感じ。
近藤淳也
雨じゃなくて雪なんです。
丹羽薫
雪でホワイトアウトしてましたね。
近藤淳也
じゃあ下見でも行けってことですね。
丹羽薫
そうですね。本当に写真いっぱい撮っておいて良かったなと思いました。
近藤淳也
もうフェイスブックに上がってくる写真が絶景すぎて、ちょっとやっぱり日本の山とは全然色とか雰囲気が違って、
ほんとあっち側っていうか別世界がすごかった。
丹羽薫
そうですね。スマホで撮った写真であれですから、いいカメラ持ってる人とかだったら、本当もっといい写真がいっぱい撮れたと思いますけどね。
近藤淳也
エベレストも見えるんですよね。
丹羽薫
エベレストも見えましたね。
近藤淳也
すごいですね。やっぱりデカいですか。
丹羽薫
ただ、ドーンってエベレストが目の前にエベレストベースキャンプ行ったら見えるのかなと思ったら、全然そんなことなくて、
エベレストベースキャンプからは奥の方にちょこっと見える感じで、他に今回のコースにはなってないんですけど、
ゴーキョーリーっていう山と、それからカラパタールっていう山と、それからチクンリーっていう山に登ったんですけど、
近藤淳也
それはピークまで行ったんですね。
丹羽薫
それはピークまで登って、ピークまで行っても一番高いのがチクンリーだったかな、5700メートルくらいしかないんですけど。
くらいしかない。
向こうの人の感覚では6000メートル以下はピークで山じゃないみたいな。
近藤淳也
なんとか山ってわざわざ言うほどじゃない。
丹羽薫
ないみたいな。
近藤淳也
すごい感覚ですね。
丹羽薫
そうそうそうそう。
すごいな。
その辺に登った時は結構、エベレストも大きく見えたりとか。
近藤淳也
そうなんですね。
丹羽薫
すごい感動しましたね、でもやっぱり。
近藤淳也
そうですか。
世界中の山、かおりさん行かれてると思いますけど、それと比べても違いました?
丹羽薫
そうですね、山の迫力というか、エベレスト自体はそんな大きく見えないんですけど、アマダブラムとか有名な山、ネパールのマッタホールンって呼ばれてるかっこいい山があるんですけど、
そういう山とかすごい迫力でドーンと眼前に迫ってきたりとかして、威圧感みたいなのが全然違いましたね。
近藤淳也
そうですか。
周り全部山って感じですもんね。
丹羽薫
高い山ですね。
近藤淳也
そこらへん。
それはすごい。空気とかどんな感じなんですか?
丹羽薫
空気は、山の中は綺麗なんですけど、ただ乾燥してるんですよ、むちゃくちゃ。
乾燥してて、下が結構砂地みたいな感じで、それが風邪でもあって吸い込むから、あんまり良くはないと思います。
たまに目とか痛くなる、砂ぼこりで目とか痛くなる時とかもあるんで、サングラスは日差しも強いからサングラスなしでは目が開けられないぐらいなんですけど、
丹羽薫
それと、ほこり除けの意味もあって、サングラス、曇った日でもずっとつけてるみたいな。
近藤淳也
紫外線も強そうですもんね。
そうですね。
多分空気の層が薄いから。
丹羽薫
太陽に近い感じがしましたね。
すごく痛いぐらいの日差しでしたね。
そうなんですね。
近藤淳也
結構日焼けもされてます。
丹羽薫
日焼けもしましたし、ほんとジリジリ痛いっていう感じがしましたね。
なるほど。
近藤淳也
天気良ければめちゃくちゃ寒いってわけじゃないんですか?
丹羽薫
朝の数時間は、朝例えば8時ぐらいから12時ぐらいまでは結構暑いぐらい。
暑いって言っても、外国人の人とか半袖の人もいましたけど、半袖になるほどでは暑くはなかったですけど、結構暑いなっていう感じで、
薄い長袖1枚で十分みたいな感じなんですけど、
もうお昼過ぎたぐらいから、ちょっと曇り出して風が出だして気温が下がっていくみたいな感じで、
近藤淳也
でも夕方ぐらいから日が暮れたらもう一気に気温がマイナス十何度とかまで下がるので、
丹羽薫
すごい寒いですね。
だから日中も、朝暑いなって思ってる時とかもマイナス二、三度とかなんですよ。
ただ日差しがその分強いから、日が当たるところはすごい暖かく感じるっていう感じ。
近藤淳也
そういう感じなんですか。
たまにエベレストの登山のドキュメンタリーとか見てると、結構半袖の人とかいて、そんなに暖かいんだって思ってたんですけど、日差しが強い。
丹羽薫
日差しが強くて暑く感じるだけだと思います。日が陰ったら一気に寒くなります。
近藤淳也
ちなみに話それますけど、キリアンジョヌルネとかは、そこから上まで無酸素で行かれてるじゃないですか。
あれって想像つきます?
丹羽薫
いや、想像つかないですね。
6,000メートルぐらいまでは想像つくんですよ。
たぶんこの感じで6,000メートルぐらいまではいけるなって感じがするんですけど、
7,000メートル、8,000メートルって、これよりさらに酸素が薄い状態であの速さで進むっていうのは、ちょっと想像がつかないですね。
かおいさんでもそうですか。
よく登山ですごいゆっくり動いてるじゃないですか、一歩一歩ね。あれが何でなのかっていうのが今回よくわかりました。
近藤淳也
エベレストとかね、ゆっくり動いてますもんね。
丹羽薫
もうちょっと早く歩けるでしょうと思ってたけど、歩けないなと思いました。
そうですか。
いやー、なかなか普段接することのない世界なんで興味深いですけれども。
近藤淳也
じゃあそういうところでレースに向かわれたわけですけど、思想の期間が過ぎていったら、血中濃度と酸素濃度とかはマシンガンになっていったんですか。
丹羽薫
ずっと記録つけてたんですけど、明らかに同じ標高同じ場所でも全然血中酸素濃度変わっていって、2週間経った14日過ぎたぐらいには本当高いところでも90%ぐらい血中酸素濃度出るようになってて、
最後に5500メートルで測った時は90%だったのかな89%か90%ぐらいあったんで、うまく高知巡路できたなーっていう感じはあったんですけど、ただかといって5500メートルでスタスタスタスタ早歩きで登れるかって言ったらそこまでなってなかったんですよ。
だからこれもうちょっと5500メートルで98%ぐらい出たらスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタ
近藤淳也
ちなみにそのシェルパーの人とかは普通に100近いんですか
丹羽薫
いやなんかシェルパーの人たちもそんなもんだって言われました
ただ早いですね彼らは
全然なんだろう平地と一緒みたいな感じで
それがだってね生まれた環境なんですもんね
近藤淳也
一緒に何か歩く機会があったんですか
丹羽薫
そうですね大会で一応校舎の部分は
ナムチェより上の部分っていうのは
マーシャルでシェルパーをつけるって言われてたんですけど
その時は本当多分全員につけるっていうイメージじゃなかったみたいなんですけど
急遽悪天候になってホワイトアウトしたんで
ナムチェより上の区間全員に一人一人シェルパーをつけるっていう対応を取って
近藤淳也
ポケットマネーで
丹羽薫
そうですそうです
それで結局ずっとシェルパーの人と上の部分一緒に行ってもらってっていう感じだったんで
近藤淳也
じゃあシェルパーの人早いってことはシェルパーが出てれば優勝を狙えるぐらい
丹羽薫
そうですねなんかシェルパーこの人たち走った方が早いんじゃないかと思ったけど
選んでる人もただのシェルパーじゃなくてトレランで早い人とか若いシェルパーばっかり集めてましたね
年配のシェルパーの人たちはそんな早くないですけど
若い子たちはトレーニングしてる最中も若い子たちが競ってくるんですよ
抜いたら抜かし返してきたりとか面白がって笑いながら荷物持って走ってきたりとかするから
それでいいトレーニングになってましたけど
やっぱ若いシェルパーは元気いっぱいですね
近藤淳也
もうその方々はエベレストの登頂とかもされてるような
丹羽薫
そう私についてくれてたダワ君っていう子はエベレストはまだ登ったことないけど
アイランドピークとかもうちょっと標高の低いそういう登山のスタイルじゃないと登れないようなところは登ってるって言ってました
近藤淳也
ちなみにエベレスト登れたくなりました?
丹羽薫
なりましたねやっぱ向こうでエベレスト登山隊の日本人の人たちの二組くらいあったんですよ
みんな話聞いてたらエベレスト登ってみたいなって思ったけど金額聞いてちょっと無理だなと思いました
いくらぐらい?
いくらぐらいだと思います?
近藤淳也
一人当たりですか?
丹羽薫
一人当たり
工房登山っていうんですよね
近藤淳也
500万ぐらい?
丹羽薫
そう思うでしょ
近藤淳也
そんなわけない
丹羽薫
500万で底辺に届かないぐらいだと
最低でも600万ぐらいって言ってました
最低600万?
上は1200万とか
最低とその上のやつは何が違うんですかって聞いたら
気になる気になる
最低だとその高所住のする期間がむちゃくちゃ短いんですって
あとエベレストベースキャンプの施設備がすごくしょぼかったりとか
酸素ボンベの数がギリギリだったりとか
結構命に関わるらしい
あとシェルパーの質もすごい悪かったりとか
結構命に関わるって言ってました
ある程度お金を出した方がいいって言ってましたね
普通に多分そこそこ安心できるあれだと1000万ぐらいするんじゃないですか
近藤淳也
でも逆に言ったら技術的にはいけるもんなんですか
丹羽薫
1000万さえ用意できたら
そうですね私はアルパインクライミングとかもある程度やってるんで
多分お金出せば大丈夫いけると思いますけど
近藤淳也
体力はねもう十分でしょうからね
あとはそういうロープ
丹羽薫
そうですねアイゼンで歩くのとかピッケル使うのとかに慣れてれば
多分大丈夫だと思いますね
どうですか
1000万どうやって集めるのか分かんないですね全然
ちょっと桁違いますね
近藤淳也
でもなんていうかどうしようもない感じでもなくない
本当ですか
いや分かんないですけどだって
むっちゃ頑張れば食べれなくもなくないですか
そのためだけに使うかどうかは分からないですけど
丹羽薫
そのたまるまでに年齢政権が来ちゃいますよね
近藤淳也
そうかそういう感じなんですね
でそういう日本隊の方もそういう工房の方がいらっしゃるって感じでした
丹羽薫
そうですみんなお金持ちだなと思って見てました
近藤淳也
えーなんかかわりさん帰ってきたら登りたいって言うんじゃないかなと思ってました
丹羽薫
いやでもキリマンジャルが5900メートルなんで
今だったらキリマンジャルは余裕で登れるなと思いましたね
丹羽薫
はじめみなみさんとウェンフェイ選手って
中国の女性のサラモンのランナーなんですけど
去年レイクビアにも来てになってた
でウェンフェイ選手とみなみさんがぶっ飛ばして行ってて
でウェンフェイ選手はその
その時はウェンフェイ選手と
2019年のディフェンディングチャンピオンのワン選手っていう男性の
中国人の選手2人が先頭のほう行ってて
でチェックポイント7がないっていうんで
でなんか2人ともそれでパニックになっちゃって
近藤淳也
ほらみんな他の方も
丹羽薫
で私らの時はもうちょっと時間経ってたんで
そのトップの選手がチェックポイントが見つけられないっていうので
こう連絡が入ってたから
その村の入り口あたりに人を立たしてたみたいなんですよ
だから私らの時はまだよかったんですけど
そのトップの2人は全然本当に
どこにあるかもわからない状態でスルーしちゃったのかな
結局行けたのかスルーしたのかちょっとわかんないんですけど
でそこからチェックポイント7がないっていうんで
そこからルクラまで結構すぐなんですけど
片道4キロぐらいなんですけど
でとりあえず運営にそれを言うために
その2人はルクラまで行ってるんですよ
でルクラまで行って
でルクラから
でそのウェンフェイ選手はもうやめるって言ったんですよ
でその迷ってロスしたのもあるし
あともう天候が悪くなるっていう予報だったんで
天候が悪くなった時に自分は自信がないって言って
で荷物自体もむちゃくちゃウェンフェイ選手ちっちゃかったんですよ
だから悪天候に耐えられるだけの装備がなかったのかなと思うんですけど
でだからそこでウェンフェイ選手はリタイヤするんですよ
でもこのディフェンディングチャンピオンのワンさんは
そのルクラから折り返して4キロほど折り返して
またコース上に戻って
でナムチェの方にまた北上していくんですよ
でそれでも早いんですよ
近藤淳也
たおりさんより
丹羽薫
全然早いですよ
近藤淳也
すご
丹羽薫
そう
でその間
そのチェックポイント7から8の間かな
ぐらいで
南さんに会うんですよ私は
であれ何ですごい早く行ってたのに
こんなところにいるんだろうと思って
そしたら道に迷ってたらしくて
でこのエベレスト135のレースはマーキングとかないんで
自分でGPS見ながら時計とかスマホとか見ながら進まなきゃいけないんですけど
一箇所すっごい崩落してるとこがあって
私もそこでこんなん行けないでしょと思って
で行けないと思ったから
ちょっと行きかけるんだけど
いやこの崩れ方ちょっと半端じゃないし安全に通れないから
これはないでしょと思って
ちょっと戻って他の道探るんだけどやっぱどう見てもなくて
でこの先やっぱ行くしかないなと思って
で私にずっとついてきてたワンちゃんがいるんですけど
ワンちゃんが行くから行けるんかなと思って
で行ったら行けて
近藤淳也
ワンちゃんって犬ですよね
丹羽薫
ワンちゃん
近藤淳也
ワンの選手とかじゃないですよね
丹羽薫
ワンの選手じゃなくて犬の犬だね
そうで行けてその先にちゃんとした道が出てきて
近藤淳也
で良かったと思って
すごい犬に助けられてる
丹羽薫
そこ越えたら南さんがいて
どうしたんって言ったらもう3時間ぐらい迷ってたって
それでちょっとしばらく一緒に走って
次の江戸まで一緒に走って
その次の江戸で一緒にご飯食べたりとかして
ちょっと休憩するんですけど
相当疲れてるというか寒さにやられて
運営に電話したりとか色々して
そこで待っとけとか言われたりとか
そういうのでずっと停滞してたみたいで
それで体が冷え切っちゃってて
でもすごい寒そうにしてたし
すごい疲れてたし
でもしばらくしたら僕行きますって言って
走って行ったんだけど
本当序盤はもう私はずっとマイペースで
ちょっと迷ったりもしながらも
マイペースって特に問題なく進んでたんだけど
前の方は結構いろんなドラマがあったみたいで
みんなも私より前の方にいたんだけど
一般で参加してる中国人の人とかは後ろにいたけど
海外から今回アメリカ、カナダ、オーストラリアから
他にも招待選手いて
その人たちは私より前にいたんだけど
知らないうちにどっかで寝てたのかな
どっかで抜かしてましたね
近藤淳也
じゃあどんどん順位は上がった
丹羽薫
そうですね
近藤淳也
でも総力以外の出来事も多いですね
丹羽薫
そうそう
そうですね
あとはやっぱりジョバンナムチバザールまでの区間を
頑張りすぎたら
その後にものすごい響いてくるみたいで
南さんはやっぱりその区間すごく頑張ってたんで
ナムチェに入ってから
ナムチェからゴーキョっていうところに行く間に
5400メートルぐらいのレンジョラパスっていうのが出てくるんですけど
そこを一個目の難関としたら
そこのレンジョラパスに行く手前ぐらいで
南さんに追いついたんですよ
あれどうしたんって言ったら
そのレンジョラパスの手前ぐらいで
まだ4800メートルぐらいかな
もっと低いか標高
でも調子悪そうで
レンジョラパスに向かって一緒に上っていっても
ものすごい差が開くんですよ
初めは一緒に来たらと思って
夜だったし一緒に来たらと思ってたんですけど
もうどう見ても一緒に行けるスピードじゃないんで
先に行かせてもらってっていう形だったんですけど
後から話聞いたら
途中途中もうしんどくて上れなくて
一歩上っては休みとかそういう感じで
途中横になったりとか
座り込んだりとかしてたって言ったんで
本人交渉順応が十分じゃなかったって言ってて
私と同じ時期にネパールに入ってるんですけど
違うエリアでランタンっていう違うエリアで交渉順応してたんですけど
そっちのエリアは雪が多くて
5500メートルとかにはほとんど行ってないって言ってて
5200メートルぐらいとかしか行ってないって言ってたんで
それも多分あると思うし
あとはやっぱり前半ネムチェまでを頑張りすぎた影響が
結構出たのかなとは思うんですけど
それで鉱山病がすごい出て
思ったように登れなかったって言ってたんで
でも私はそのままどんどん先に行ったんですけど
近藤淳也
じゃあ香里さんもチェックポイントが見つからないとか
崩落でちょっと止まったりとかあったかもしれないですけど
他の人に比べたら相当順調です
丹羽薫
そうですねやっぱ思想参集してただけあって
割とネムチェより下の方は全然思想してなかったんですけど
ネムチェから上の部分から私は勝負だと思ってたんで
ネムチェから上の部分に出た時に
大きく停滞するとかいうことはなかったですね
近藤淳也
さすが
ちなみにですけど240キロぐらいで
全部で何時間ぐらい
丹羽薫
89時間88時間52分でゴールしたんで
3日と4日弱ぐらいですね
丹羽薫
あと何キロぐらいかなとか思いながら
逃げ切れるかみたいな感じでずっと走ってたんですけど
結局最後逃げ切れて
結局40分340分差があったんで
そのまま逃げ切った感じだったんです
近藤淳也
でも割と際どかったんですよね
丹羽薫
そうそうそうそう
だけどなんか後からだわくんとか
だいぶ遅く帰ってきて話聞いたら
休憩してねオムレツ食べて立ち上がったら
足が動かなくなってたらしくて
やっぱ足にだいぶ来てたらしくて
でもう走れないってなって
でなんか最後の区間だけ
もう一人ボランティアの子も一緒に来てたんですけど
その子がじゃあ俺が行くって言って
で行ったんですけどその子は道を知らないんです
で道を知らないから途中迷っちゃったみたいで一人で
全然違う山の方に行ってて
でだわくんが出発してで見たら
なんかその子いないからメッセージやり取りして
お前どこだって言ったらなんか道間違えたかもみたいになって
見たらヘッデンのライトが全然違う反対の山の上の方にあって
でだわくんそれを迎えに行って
で回収して
で来たからだいぶ遅くなったって言って
近藤淳也
じゃあ最後の区間会ってないんですかシェルパーの人と
丹羽薫
私は一人で走ってた
結局一人だったんだ
結局みなみさんはその二人に追いついて
二人を抜かして来たらしいんですけど
一緒に私が二人と行かなくてよかったなと思いましたけど
それで総合2でゴールという
おめでとうございます
近藤淳也
まさか最後そんな日本人で競ってるために
みなみさんのきっかけだったとは
丹羽薫
でも結局それがなかったらだらだらずっと進んでて
よくなかったと思うんですけど
みなみさんのおかげで結局自分が初めに立った89時間っていう時間を
ちょうど切ることができて
みなみさんの追い上げがなかったら多分切れてないんで
本当ありがたいなと思いました
ちゃんとレースっぽくゴールできたって感じですかね
そうですね
近藤淳也
にしてもちょっと面白いエピソード多すぎませんか
なんかいろいろシェルパーが消えたりとか
丹羽薫
そうですね
近藤淳也
いろいろツッコミどころが多くて
牧歌的というかなんていうか
だいぶ面白いですね
丹羽薫
でもシェルパー大変だと思いますよ
だってトップの選手とかについて走るわけじゃないですか
他の選手は結構シェルパーはトレラーの速い人が来てた
他のトレラーの大会とかで優勝してるような子とかが来てて
でもダワ君だけはそうじゃなかったんですよ
ダワ君は普通のガイドとかしてるような
ポーターとかしてるような子なんで
だから道はむちゃくちゃ詳しいんですけど
走るのも速いんですけど
そんな長時間長距離行くとか慣れてないんだと思うんです
もう最後足が終わっちゃったって言ってましたね
なるほど
近藤淳也
とにかくゴールしてね
丹羽薫
そうですね
近藤淳也
よかったし一緒に旅した気になった
面白いエピソードが多すぎる
何が起きるんだろうって楽しみに聞きましたね
普通じゃないエピソードが多かったですね
丹羽薫
ちょっと普通のレースではないですね
私はでも大きなトラブルがなくて
本当ラッキーだったし
十分準備ができたっていうのが一番大きな理由だと思うけど
途中から君武籍って言って
君武地方あのあたりの特有の石が出だして
今もちょっと咳き込むんですけど
乾燥した気温の低い空気を吸い込んでて
しかも塵とかがすごい混じってる空気を吸い続けることによって
蒸気道がやられて石が出るっていうのを
君武籍っていうらしいんですけど
それがもうみんな出てたんですよ
大会参加者だけじゃなくて主催者側もみんなやられてて
ルクラゴールしたらみんなゴホゴホ言って
たぶんみんな風邪ひいてるとかじゃなくて
君武籍っていうのをやられてて
君武籍がもうたぶん私5虚ぐらいから出だしてたのかな
結構まだだから120キロ30キロぐらいの地点からずっと出だしてて
それが結構しんどかったですね
ちょっとペース上げると石が出だすんで
近藤淳也
かおりさんも初めて行くエリアだったと思いますし
知らないこともあったと思うんですけど
丹羽薫
どうですか行く前に思ってたイメージと実際行かれて違いとか
行く前は本当もう未知で
どうなるんだろうっていう不安がやっぱりいっぱいあったんですけど
まあ行ってみたら割となんかどうにかなるなーっていうのと
思った以上に人が多かったですね
ハイカーの人がやっぱすごく多くてメジャーなハイキングエリアなんだなーっていう感じで
ただみんな結構ゆっくり歩くんだな
すごいびっくりしましたね
一般の方が
一般の方がだから本当ゆっくりなんで
だいぶ抜かさないといけないんですよね
道が細いところとか結構大変で
プラスなんか牛とか馬とかロバとかの行列が来たりとかするんで
近藤淳也
なんかすごい細い吊り橋みたいなの渡ってました?
丹羽薫
ああいうのはいっぱいあるんですけど
そこが牛とか来ちゃうと渡り終わるまで待たなきゃいけないんで
なんかそういうのはちょっと事前には予想しえなかったというか
こんなに渋滞するんだって
近藤淳也
なんかケムクジャラのでっかい