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ONTAKE100 100km部門で見事優勝された志村史雄さんのインタビューです。

サマリー

志村史雄さんは2023年の大江津市ONTAKE100Kで優勝しています。彼は最初からトップを走り、途中でトラブルや苦難がありながらも、念座せずにゴールしています。志村さんは大学の将棋部で陸上経験もなかったが、30歳を超えてから走り始めて、今回の大会で優勝するなど、驚くべき成績を達成しています。

大江津市ONTAKE100Kでの優勝
ONTAKE100
大江津市ONTAKE100K
トップの選手がやってまいります。
はい、お疲れ!
大江津市ONTAKE100K
2023年の優勝者、台席No.1465
志村史雄選手
お疲れ!
はい、ただいま、フィニッシュ!
9時間と49分、志村選手
2023年の勝者
はい、それでは優勝した志村選手にお越しいただきました。
はい、志村です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まずは優勝おめでとうございます。
ありがとうございます。
タイムがですね、9時間47分48秒ということで、
レース中のトラブルと苦難
2位の万馬選手とも10分以上の差をつけてゴールという形になりました。
まずは今のお気持ちをお聞かせいただいてもよろしいですか?
そうですね、最初トップを走られている方が万馬さんじゃなくてもう一人いて、
中間点を過ぎて後半も前にいたんですけど、
途中で念座してしまったみたいで、途中で辞められて、
万馬さんは万馬さんで多分UTMBの調整なのか、そこまで追い込んでないのかなと。
なるほど、なるほど。
なので、タナボタでの優勝なのかなとは思いますけど、
自分自身出し切ったので、本当に感無量満足です。
おめでとうございます、本当に。
そうですね、全体のご自身のレースを振り返っていただきたいなと思うんですけども、
最初どういったレースの計画というか何か決められてたんですか?
もともと私マラソンやっているので、前半最初15キロぐらいロードなんですよね。
なのでロードでまず万馬さんに差をつけないといけないなと思って、
とりあえず最初飛ばしました。
実際そこである程度差がついたんですけど、ちょっと前半トラブルがあって、
トラブルですか?何ですか?
フラスクって飲み物入れる入れ物が穴開いちゃって、
なんか詰めたいなと思ったら全部漏れてて。
実は2つ持ってたんですけど、フラスク。
1個あるからいいかと思ったら、もう1個ないんですよ。
どっかに落としてきて。
飲み物がなくなっちゃって。
ちょっと今びっくりしてます。
前半のうちでも飲み物がない状態で。
それはどういった対処?
しょうがないので、その辺の沢の水とかを飲んで何とか生き延びて、
とりあえず前半帰ってきました。
ちなみに水問題は中盤後半とかけてはどうなっていったんですか?
デポバッグにフラスク予備の2個入れてたんで、それを持って出ました。
よかったです。
でも本当にそんなのもあって、前半リタイアしようかなと思ったんです。
もう疲れちゃって。
そうですよね。
普通水ないともう水切れは危ないですし、きついですよね。
そこはどうして継続しようかなってなったんですか?
トップ行かれてる方が、ちょっとその辺でロストしちゃったみたいで、
私2位だと思ってたんですけど、
トップですって言われて、トップなのにリタイアするわけにいかないと思って。
そういうことか。
かなりいろんな要因があり。
もしトップの選手が普段通り、普通にそのまま入ってたら
リタイアされてたかもしれないってことですよね。
かもしれないですね。
でも1位だし、ちょっとやらないとなと思って継続されたってことですね。
そうですね。
なかなかすごいいろんなことが前半に起きてますね。
いろんなことが起きましたね。後半もいろいろありましたけど。
本当ですか。
後半はフラスクも予備のものを入れて、そこから1位の状態で。
その前の1位だった方っていうのは、その段階でリタイアされたんですか?
70キロぐらいですかね。
もうちょっと続けられたってことですね。
そうですね。
その時点で1位になって、多分後ろにマンバさんがいてっていう体勢に乗って。
80キロ以降ぐらいで、もう全部下半身がつっちゃって。
なかなか大変だ。
ずっとつりながら走ってるような状態で。
特に最後の上りのところが、もうなんかずっとつってて。
ずっとつってるんじゃない?
でも、上りまだいいんですよ。下れないんですよ。
足がもう全部痛いって感じですか?
下りでもうブレーキかかんなくて。
で、大転倒して。
その時に、もう本当につっちゃって全部。
ビーンってなっちゃって。足曲がらない状態で。
全く動かない。曲がらない状態。
ただ、そこでストレッチをしたら、なんかつりが全然なくなって。
そこで収まったんですか?
それで、なんかもう下りが爆走モードに入っちゃって。
ほんとあれ、こけてなかったら、たぶんマンバさんにまくられてましたね。
逆にそこでこけてたおかげで、ストレッチを1回入れて爆走モードに入ったってことですね。
すごい。そこでまさかですね。転倒がちょっと逆に高層して。
あれがあって良かったですね。
その後はもうつらずに行かれたんですか?
そうですね。
あと、私ウルトラ出るトレイル出るの初めてだったんですけど。
トレイル自体がですか?
トレイルランは50キロぐらいのは出たことがあったんですけど、100キロクラスはなくて。
なんかよく途中で復活するって言うんですよね。
嘘だろうと思ったんですけど、しますね。
何回かしましたね。
何回かしましたか。
何かそれは復活するきっかけというか、何か。
だんだん明け方になって元気になってきたとかそういう何かあったんですか?
何ですかね。何でしょう。
とりあえずここに54キロで戻ってきて、その時もうぐったりしてて。
でもなんかいろいろ補給とかしてたら急に復活して走れるようになったり。
途中でも何回かありましたね。復活する瞬間が。
復活する瞬間が。
やっぱりそれはウルトラとかでは、普段出られてるマラソンとかではあまりない。
マラソンですか。
はい。
マラソンだとあまりないですね。
ないですか。もうダメになっちゃったらダメだし、良かったらそのまま行けるしみたいな。
そうなんですね。確かにトレイルランではよく言うことはありますね。
そうですね。
なんか日の光が出てきて元気になったとか、誰かに会って元気になったとか。
それこそ前触れもなくって方もいらっしゃると思いますけど、すごいですね。今回ご自身で。
なんか面白いなと思った。
体験されたんですね。
はい。
そうですね。お伺いしたいなと思ったのが、普段マラソンの方で走られていて、今回トレイルランの方に挑戦されようと思ったのはどうしてだったんですか?
なんかマラソンって辛いんですね。ずっと辛い。
ずっと辛い。
で、走り終わったら達成感ありますよ。
でもマラソンってずっと辛くて、走ってる時もそんな楽しいとは思えなくて。
はいはいはい。
でもトレイルランってやること自体楽しいじゃないですか。
いろんなサーフェスがあったり、景色も綺麗だし、もともとそういう自然が好きなんで、トレイルランやりたいなと思ってやり始めましたね。
なるほどなるほど。
50キロとかは何度か出られてる?
50キロは1回だけですかね。奥久寺に1回出て、もう散々やられて、もう絶対出ないと思って。
落ちちゃって、でも100キロの方で。
出ちゃいましたね。
オンタケ100での優勝
実際走ってみてコースとかはどうでしたか?結構この御滝って、皆さん林道がすごい特徴的というか、おっしゃってるんですけども。
そうですね。何でしたっけ、走る座禅でしたっけ?
そうそうそう。
確かにもうその通りだなと思いました。
景色もずっと同じで、さっきここ通ったんじゃないかって多分100回くらい思いましたね。
100回くらいかなりの数覚えてますね。
走りやすさとかはマラソンと比べてどうでしたか?
やっぱり結構石がゴロゴロしてるので、ひねりやすいですし、結構難しかったですね。
なるほどなるほど。足つられたところ以外は怪我とかはなかったですか?
そうですね。怪我は特になかったです。ひねるかなと思ってたんですけど、ひねらなかったですね。
案外そういうのはなかったんですね。
いやでもすごいな。今後もっとトレランとかに出てみようとか、やっぱりマラソンの方だなっていうところはいかがですか?
いや今日キツすぎて。
さっきちょっとトレラン楽しいみたいなおっしゃってたじゃないですか。
楽しいですけどここまで長いとキツイな。もうちょっと長いのはって思いますけど、でも1ヶ月くらいしたら美しい記憶だけが残ってエントリーしてしまうのかもしれないですね。
是非トレランの大会を。多くの方はそうおっしゃってるなってイメージがあります。終わった瞬間絶対やらないよって。
そうですね。今はもう絶対やらないと思ってます。
1ヶ月後に申し込み、いわゆるポチるっていうのを。
ポチっちゃいますね。
気になっている大会とかは他にあったりしますか?
最終的にはUTMFに。いやでも出ないですけど。
いやポチるかもしれないですよ。
今回は100キロでしたけどさらに長いマイルのレースというか。
いや出ないですけど気にはなってます。
気にはなってますね。どこかでお見かけした時には是非ポチったんだなって志村さんの名前があったらそう思っておきます。
そうですね。
最後に今回の感想を改めてお聞きしたいなと思うんですけど。
これに触れてくれないんですか?
確かに。何人かいらっしゃいますよね?
この大会では一人私しかいないですけど、大学の将棋部で。
大学の将棋部で走られてる?
はい。もともとずっと将棋やってて運動とは全然縁のない生活をしてました。
ちなみに今おっしゃっていただいているのがこの服ですね。タンクトップの前の部分に大きくホヘェって書いてあるんですね。
そうですね。そして裏がトキンになってますね。
大学まで将棋部で入られてますか?
そうですね。
陸上経験とかはなくて。
そうなんですか!
30歳過ぎてから走り始めて。
なんと!
なぜかこんなにやってしまいました。
30歳過ぎられてから始めて、今回大会でも優勝されるような選手になられていると。
ちなみに走り出したきっかけは何なんですか?
30歳過ぎて、自分このまま死んでいくのかなと思って。
何かやらないといけないかなと思って。
走ることだったら、いつでもどこでもできるなと思って。
走ってみたら、いつの間にかハマってしまって。
なるほど。びっくりしました。
上位選手の方って、なんだかんだ皆さんマラソン、陸上経験があったりとかって方が多いので、
勝手にそういう方で、チーム名がそういう感じなのかなと思ってたんですけど。
ガチです。
ガチですね。ガチの将棋部からのウルトラランナーという感じがすごいですね。
ちなみに大学の方とかでも走られて、皆さんのユニフォームを作ってるみたいな感じなのか?
大学の将棋部での走り始め
そうですね。
10人以上おります。歩兵が。
歩兵が10人以上。皆さんじゃあ、もっと将棋部?
そうです。
集団でやろうと思ったんですか?どんな感じで出来上がっていくんですか?
大学の将棋部が結構仲良かったので、みんなで。
新潟の大学だったんですけど、新潟のマラソン大会みんなで出ようかって話になって、
せっかくならTシャツを作るかと。
せっかくならTシャツを作るかということで、この歩兵シャツを作りました。
そういう、なんていうんですかね。もうちょっとライトな感じだと思いきや、
結構今このシャツもガッツリ作ってるじゃないですか。
そうですね。
すごいな。普段はそちらで皆さんで活動されてるってことですか?
そうですね。今はもう、もちろん卒業してバラバラではありますけど、
大会で集まってみんなで出るとかっていうのを毎年やってますね。
すごい。ちょっとびっくりがずっと続いてます。
すごいですね。日本一アクティブな将棋部だったんじゃないですか。
昔はそんなことなかったです。
走り始めたらみんなちょっと。
みんな走り始めて。
すごいな。
いや、言っていただけてよかったです。そんな話があるなんて思ってなかったので。
もう今日後半はずっと歩兵でしたね。歩きまくって。でも最後はトキンに。
めちゃくちゃ上手いじゃないですか。そんなこと言えちゃうんですか。
いやでも完全に今日はなりましたね。
なりました。よかったです。
本当におめでとうございます。
またまたお話ししたいところですが、今回はこれくらいにさせていただきたいと思います。
清村さんありがとうございました。
ありがとうございます。
15:24

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