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スピーカー 2
ありますね。
スピーカー 1
そういう意味で言うと今WhatsAppって世界で何億人の方が使うサービスかって話があって、今20億人ですもん。
スピーカー 2
20億人。
スピーカー 1
で、この20億人のディールがなぜ行わなければFacebookはいけなかったかっていう話が、やはりネットワークエフェクトっていう話になってくるんですよね。
スピーカー 2
でもね、FacebookメッセンジャーもあってインスタのDMもあるから、そこまでお金出して買うんだみたいなのはちょっと不思議でしたね。
スピーカー 1
で、この歴史を繰り返すときにやっぱり最初我々はSNSをソーシャルネットワークサービスとソーシャルメディアの違いみたいなことを第0回で話したわけなんですけども、
じゃあ本当にユーザーが1日でスマホを開いて回数使ってるサービスって何なんですかソーシャルの中で?
そうすると、ちなみにケースの場合は1分1日に回数開くアプリって何なんですか?
スピーカー 2
じゃあやっぱりでもLINE、Facebookメッセンジャー、シグナルとかのメッセージ系ですね。
スピーカー 1
そうなんですよ。だから結局インターネットのサービスにおいて頻度×使われるリーチの数っていうところを掛け算でいうとやっぱりメッセンジャーにかなわないわけですよね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
だから例えばドコモのiモードを立ち上げた時も、iモードってコンテンツサービスとしてですね、合計で4000億円ぐらいのコンテンツ事業を年間で生み出したっていう産業なわけなんですけど、実は最初のキャッチコピーって何だったかって覚えてます?
スピーカー 2
キャッチコピー?やっぱ友達と繋がれるとか、メール系じゃなかったですか?
そうです。
そうですよね。
スピーカー 1
1円メールなんですよ。
スピーカー 2
あったかも。
スピーカー 1
しかもその時に最初にコマーシャルに出てくださったタレントが広瀬良子で。
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
広瀬ポケベル卒業しました。ポケベルってやっぱり人と人の連絡をする手段っていうのが、ついに1通1円でメールができるようになったっていうのって、やっぱりもう本当にユーザーが気軽に繋がることができるっていうことで、かなり衝撃的なんですよね。
スピーカー 2
そうですよね。それまではポケベルは受け取るだけで送るときは電話が必要だったみたいな感じでしたもんね。
スピーカー 1
そうなんです。一応携帯電話になると、次回重要なファクターなんですけど、SMSってやつがあってショートメッセージサービスですね。今だと多分銀行さんの暗証番号確認とかで使われるイメージがあるサービスなんですけど、これ1999年の段階とか1通10円だったんですよね。
スピーカー 2
高いですね。
スピーカー 1
そうなんですよ。やっぱりまだその通信手段自体が今でこそ5Gですけど、2世代目の2Gの頃なので、通信速度が全然高かった時代に、やっぱりもう気軽に繋がることができるっていうのが、もう安い、そして大量にの頻度でやる、誰よりもみんなで繋がるっていうサービスだったっていうところがやっぱりでかいんですね。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
じゃあ次の問題なんですけども、ちょうどスカイプサービス終了しましたね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
こういうメッセージサービスって昔からいっぱいあったわけですよね。
スピーカー 2
そうですよね。90年代ぐらいからありましたよね。
スピーカー 1
だけどスカイプは終了しちゃって、WhatsAppは生き残って、それ以外こういうメッセンジャーサービスで世界で有名なものって何のイメージはあります?
スピーカー 2
昔で言うとAOLとかMSNとかそういったものから来て。
スピーカー 1
本当によく知ってるな。今言ったら2つでもうなくなってるんですよね。
スピーカー 2
そうですよね。ICQも終わっちゃいましたしね。
スピーカー 1
はい。逆に今生き残っているサービスで主要なものというと。
スピーカー 2
いわゆるLINEとかFiberとかTelegram、Signalって感じですかね。
スピーカー 1
そうですね。だからTelegramとSignalってどっちかというとメッセンジャーが主流になってきたときにプライバシーをケアするために生まれたものなんですけれども。
スピーカー 1
さっき言ったLINEって日本とタイと台湾、特に日本においては圧倒的なナンバーワンのサービスですし。
あと韓国で言えばカカオトークですし。
中国圏で言えばWeChat。
そして世界で最も多い、30億人使われているサービスというのがWhatsAppなわけですけれども。
これ1個だけ特徴あるんですよ。
全部このサービスって2009年から2011年の間に生まれたものだけが今も生き残りで派遣を持ってる。
スピーカー 2
なるほど。その2年くらいしかチャンスがなかったってことですね。
面白い。
スピーカー 1
じゃあそれが何だったかっていう話なんですよね。
じゃあこの生き残れたサービスとさっき言ったSkypeだったりAOLだったりとかの生き残れなかったサービスの違いって何だったかって話なんですけど。
スピーカー 2
確かに。
これがいわゆる世の中でいうモバイルファーストなんですね。
モバイルファーストで作られてなかったメッセージはもう潰れてしまってるってことですよね。
スピーカー 1
そうなんです。もともとこのWhatsAppって2009年に元Yahooのエンジニアが2人で立ち上げたサービスで。
これ面白いエピソードがあって、実は2人ともFacebookの面接で落とされまして。
スピーカー 2
面白い。
スピーカー 1
それでしょうがねえな、自分たちで何かやるかって言って作ったわけなんですけど。
ただ前々回でやったように、やっぱりFacebookすらモバイルのアプリっていうのはゲームとかPCが強すぎて、かつSNSという新しいソーシャルがオペレーションシステムになるんだっていうことにこだわったがゆえにモバイルが遅れたみたいな話をしたんですけれども、このWhatsAppっていうのはモバイルファーストということでいくつかやっぱり衝撃的なものがあるんですね。
一つはこれもう忘れてるのかな、みんな。結局一番大事だったのがEasy Installで。電話番号だけで登録できた。
スピーカー 2
なるほどね。もう忘れてそうですね、みんな。
スピーカー 1
そうなんです。結局SkypeとかAOLメッセンジャーとかっていうのはPCをベースだから、どうしてもIDというものをしっかり登録しないと盗まれてしまうというのがどうしても前提としてあるから、インストールしてから使うまでに入力してIDを取らなきゃいけません。
そのIDの確認のためにメールを受け取らなきゃいけません。当然その間にパスワードの設定をしなきゃいけませんみたいな形で、全部でやっぱり3ステップぐらいのやりとりがあるんですよね。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
それがスマホファーストっていう話になったら、え、電話番号IDっしょ?ということでもう電話番号だけで登録ができてしまう。ここにおいて圧倒的な優位性を作るっていうのが1点目と。
あと2点目が結局電話番号だけで登録できるから、コミュニケーションツールがネットワークの外部経済性として仲間外れになりたくないからしょうがなくて入るっていうところが動き出すと強いじゃないですか。
スピーカー 2
だから実はネットワーク外部性を回すときの一番大事なことって話したいなっていう後から入ってくる相手がむちゃくちゃ入りやすいっていうのが一周目回すために大事なわけですね。
スピーカー 1
そうすると大事なことって、ファーストペンギンの最初に入る方はそれなりにインテラシやるわけですよ。
だけど後からこの相手と喋りたいなって言って誘う人って往々にして、リテラシーがそんなに高くなかったりするわけなので。
スピーカー 2
そうですね。だんだん低くなっていくはずですもんね。
スピーカー 1
そうなんです。おっしゃる通りなんです。そのときにやっぱりこのモバイルファーストっていうのが効いて動くわけなんですね。
これちなみにこれと全く同じケースで伸びてったのがコロナ期にあるZoomなんですよね。
このZoomの特徴はディープリンクって呼ばれる、いわゆるIDとか登録してなくてもリンクだけ送って、それをクリックすればもう何もしなくても使えるよっていうところだったりとか。
スピーカー 1
特にZoomの場合はPCだったんで、究極で言うと端末にアプリを入れるのが会社の端末でしんどいなっていう人に関してはWebでそのまま受信側は会議することができますよっていうところで。
実はこのEasy Installという話と、実はコミュニケーションにおいて受け手のほうがリテラシーが低いので、受け手のほうがすぐに立ち上げられる、すぐに動かせるっていうところの発明っていうのが当時衝撃的だったんですよね。
寺田 確かにね。パソコンのサービスって難しかったんですよね、きっと。
寺田 コミュニケーションも高い時代だったから。だからやっぱり普通にもしもしはいはいでかけちゃうと通話量が1分で32円とかかかっていたところがデータ通信でやると圧倒的に安くしゃべれるよと。
こういうようなところの、やっぱりそのタイミングにおけるコストアービトラージ、コストがこっちのやり方だったら簡単に安くできるよっていう、この2つの波動が回るとむちゃくちゃ動くっていう話になってきて。
スピーカー 2
寺田 まあそうですよね。簡単でかつ当時だったら電話代無料みたいなのがすごいセンセーショナルというか、衝撃でしたもんね。
スピーカー 1
寺田 そうなんですよね。だからそこら辺をやっぱりきちんと理解して、じゃあそこをコピーをして動いていくっていうことをちゃんと動いたWeChatにしてもLINEにしてもカカオトークにしても成功してるわけですよね。
寺田 だから極端なのがWeChatで。WeChatって実はICQ作った会社がそのまま作ってますからね。
スピーカー 2
寺田 あれ?ICQ作った会社がQQを作って?
スピーカー 1
寺田 そうそうそう。だからICQ作ったQQが、PCとしてはQQがあるにもかかわらず、あれ?これWhatsApp来てる。やべえ。これはQQをベースに作ってたら間に合わねえから、
パラレルでモバイルファーストのメッセンジャーアプリ立ち上げないとやばいって言って動いて作ったのがWeChatなんですよ。
スピーカー 2
寺田 あれはすごいですよね。だから普通にセオリーで考えたらネットワークあるところから持ってきたくなりそうなところをゼロから立ち上げて、自社のサービスすら凌駕する規模のネットワークを新たに作るっていうところをやったわけですね。
スピーカー 1
はい。それはやっぱりなぜかっていうと、さっき言ったネットワーク外部経済性っていう最強のネットワークとは仲間外れになりたくないから、仕方なく入るっていうことになるので、一回言語圏ですよね。
日本語圏、英語圏、韓国語圏、中国語圏っていう、その言葉の中のクラスターで一回1位になったらなかなかひっくり返らないんですよね。
スピーカー 2
そういうことですね。だから、WhatsAppが日本でLINEを超えるみたいなことも起こらなかったわけですもんね。
スピーカー 1
そうなんです。こんだけ世界で使われているサービスで、インド、ブラジル、イギリス、ドイツ、アメリカ、169カ国で1位なわけですよ。
スピーカー 2
確かにそこまで来てて、日本だけ来なかったウェブサービスってあんまりないですよね。
ない、ない。
そんぐらいそこが強烈に効く分野なんですね。
スピーカー 1
そういう意味で逆に言えば、さっき言った2009年から2011年というたった2年のスロットで、「やべえ!」ってなりふり構わずやった国だけがローカルのメッセンジャーアプリを持ててて、
それ以外の世界169カ国は1位をWhatsAppとっちゃうっていうぐらい、ネットワーク外部経済性の恐ろしさがあるから、FacebookもWhatsAppに関しては1.9兆円払わなきゃいかんな。
スピーカー 2
なるほどな。だからFacebookもベルーガとか買収して自分たちのネットワークを使ってFacebookメッセンジャーをやってたものの、これもう100パー負けるなっていうのがほぼ見えちゃってたんですかね。
スピーカー 1
そうなんです。そこがやっぱりFacebookのすごい判断であり、しかも今回インスタグラムの時は、わずか2日でディールを決めましたねっていう話、Twitterに売却提案の話があって。
それはやばいって話になって、ザカオワーグがガッと入って、2日で決めたっていう話があるんですけど、今度のWhatsAppの場合は本当に逆で、じっくり一緒になったほうが絶対いいんだっていう話をして、やっぱりもう半年以上かけたディールで。
スピーカー 2
しかももうWhatsAppの創業者の方には、きちんとFacebookの取り締まり役になってもらって、ちゃんとWhatsAppとしてのガバナンス、WhatsAppとして守りたいところは守っていくよっていうことでやってたんですよね。
なるほどな。でもちょっとわからないのが、WhatsAppが大事っていうのはわかるものの、日本人からするとLINEみたいに使ってる人があんまりいないので、LINEぐらいいわゆる本当に入り口を押さえていろんなサービスやってるのか、本当にメッセージアプリだけなのかみたいなイメージつかないと思うんですけど、実態はどんな感じなんですか。
スピーカー 1
さすがいいこと言うな。それお前次回に取っとくに値段あるなよ。やばい。やめとこう。いやでも、要は真面目な話、いや次回の引きにすると、逆に言うとなんでWhatsAppは、いまだにLINEみたいにスタンプのマーケットだったり、ウォレットだったり、そこから求人情報も探せるし、ローンも取れるしみたいな。
いわゆる中国ではこういうことをスーパーアプリっていう言い方をしてるわけですけれども、WhatsAppって一部の国では決済とかもやってたりするんですけれども、基本的には本当にメッセンジャーだけなんですよね。
スピーカー 2
なるほど。ちょっと見えたかも。つまりはLINEとかだと日本だけとかだったら、もう日本人に向けていろんなアプリとかをやれるけど、まだそんなにサービスとかインターネットが発達してない国も取ってるからこそ、まだ入り口を押さえてるだけでその後のことをやってないっていうフェーズなんですかね。
スピーカー 1
そういうことですね。さすがですよ。だから次回予告を中間に入れるっていう前代未聞のことをするんですけど、実はWhatsAppの戦略がインドとブラジルを見ればわかるっていう話を次回させていただくんですけど。
でも逆に言うと、そこがやっぱり、これはどっちかっていうとマーク・ザ・カバーグっていうよりかは、WhatsAppの創業者のブライアント・アクトンがすごいところなんだけれども、やっぱりこのネットワーク外部経済性という先に仲間外れにならないためのプラットフォームを作り切るっていうことが一番重要だということをわかってるから、やっぱりシンプルな形にしたし。
最初は1年目は無料で、2年目からは年間100円くださいみたいな言い方で、要は後からめっちゃマネージャーズしないよとか、変な広告入れたりしないよっていうところで、とにかくみんなに使っていただくっていうところを戦略的な行為にしてるっていうところも違いなんですね。
スピーカー 2
なるほどな。すごいな。
スピーカー 1
そういう裁判がアメリカでは行われていて、その中で内部資料がいろいろ出てきてるんですけれども、その買収するときにやっぱりFacebookの内部資料で、WhatsAppは危険なライバルだから絶対に味方にしなければいけないみたいなことの文章が出てくるみたいな。
スピーカー 2
なるほどね。まあそうでしょうね。今の話聞くとね、やっぱりそっちを抑えられて、メッセージのところを抑えられると頻度的にはすごい使われるし、飽きるみたいな観点がないものなので、ちょっとFacebookよりも強そうっていうのはちょっとわかってきました。
スピーカー 1
そうなんですよ。っていうところもあって、1.9兆円の買収に2014年で出て、それによって結果的に世界169カ国で1位のコミュニケーションツールという場を抑えていくっていうことになったわけなんですよね。