2023-12-26 24:38

2023年読書振り返り #1

みきさん

  1. 黒い海
  2. ハンチバック
  3. 絵本 霧野仙子
  4. 番外編】へんなの ランジャタイ国崎のエッセイ
  5. マンガ】五色の船
  6. マンガ】藤子不二雄コンプリートワークス
  7. マンガ】ゴーストワールド

自分のキーワード見つけた:聖と俗


のぞみ


  1. イーロン・マスク 上・下
  2. ヤラセと情熱 水曜スペシャル「川口浩探検隊」の真実
  3. 目的への抵抗―シリーズ哲学講話―(新潮新書)
  4. こんなとき私はどうしてきたか (シリーズ ケアをひらく)
  5. 中動態の世界 意志と責任の考古学 (シリーズ ケアをひらく)
  6. 食べること考えること (散文の時間)
  7. イラン現代史: 従属と抵抗の100年
  8. ハッピークラシー――「幸せ」願望に支配される日常
  9. バンド論
  10. プルーストとイカ―読書は脳をどのように変えるのか?
  11. エフェクチュエーション : 市場創造の実効理論
  12. 知的所有権の人類学ー現代インドの生物資源をめぐる科学と在来知
  13. マンガ】沈黙の艦隊
  14. マンガ】違国日記
  15. マンガ】この女に賭けろ!

サマリー

2023年、読書の振り返りが行われています。今年はあまりたくさん読むことができませんでしたが、性と俗のテーマが好みであることがわかりました。今年のノンフィクション作品で注目されているのは、「黒い海」と「ハンチバック」という2つの作品です。人々は「黒い海」のリアルな描写や「ハンチバック」の障害を持つ主人公の物語に魅了されています。また、津原泰美さんの小説『五色の船』もとても面白かったため、それについての読書の振り返りが行われます。

00:11
本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。Mikiさんの音声がいつもより良い。
そう、いろいろ誤った設定をしていることに気づきまして、悲しいものに。本来の力を塗り戻しました。
素晴らしい。2023年にやるべきことの一つですね、見直し。
やるべきこと、できました。
さっそく全然違う話になっちゃいますけど、Mikiさんのオススメに従って言ってみた演劇を。
はいはいはい。
マイクの話なんですけど、途中で歌うんですよ、結構な声量で。
あ、はいはい。
踊りながら歌うので、すっごい2人が密着し合った状態で大声で歌うみたいなシーンがあるんですよ。
あ、はいはいはい。
で、2人とも、なんていうんですか。
なんていうんですか、ほぼ同時に歌うみたいなシーンもあるんですよ。同時っていうか重なりながら。
あ、はいはいはい。
けど、全然相手のマイクから音入らない。言ったら羽織らないんですよ。
はいはいはい。
なんかもう本当にもう、あれですよ、抱き合ってるぐらいの距離で。
確かにね。
もう結構、ほんまもう、ぐわーって歌うんですけど。
うん。
音が入らないのあれ、どうやってやってんだろう。なんていうんですか、音声の人がめっちゃ切り替えてるのかな。
うん。
あ、いやなんかね、あれはマイクの帯域をちゃんと割り合ってて、この人のマイクはこの帯域みたいなのを分けてやってるっぽい。
へー。
音が入らないみたいなのが確かあるはず。
へー。いやー、なんかそこに感動してたら終わってたわ。
え、そこ。確かに羽織らないの不思議ですよね。
不思議。
当たり前に聞いてるけど。
不思議不思議。まあマイクも難しいと。
まあ今日は盛りだくさん、2023年読書の繰り返りをしましょう。
おい、2023年の、うっす。
さてさて。
なんか、さてさて、どんな感じで進めていきましょうかね。
読書振り返りと好みのテーマ
みきさんの、2023年、まず読書、まあ個別に何読んだかもあるんですけど、読めた時期、読めなかった時期、読んだテーマ、全体考えるとどう?みたいなやつがもしあれば。
えーっと、今年は結構読めなかったなっていう感じの年でしたね。
だからその、自分の趣味のものとか、気づいたら読んでたみたいな、本当に好きなものしか読めなくて、こう、人から勧められたから読もうとか、自分のモチベットがある程度あって、読むみたいなことがあんまりできなかった。本当に好きなものばっかり読んでたなっていう年です。
好きなものばっかり読むの、ハッピーな読書ライフですね。
え、でもあの、なんていうんですか。人から勧められて、あ、まさかこんな面白さがあるんだっていう喜びとか。
うん。
日々こう、かみしめるように読んでいく喜びとかも知ってるんですけど、そこに行けなかったっていうか、ちょっと余裕がなかった感じですね。
どうですか?なんか、年が行くごとに従って、本を勧められるようになる人と、勧められないようになる人がいるらしいんですけど。
うんうん。
みきさんは、勧められる人、あんまり勧められなくなった人。
それって、私が勧める人から勧められるってこと?それとも私が人に?
人から、みきさんに対して。
あ、そういうことか。はい。
あ、それは、日々。
日々。毎年毎年勧められ続けています。
どんどん積み重なっていくわけですね。
積み重なっていく。どんどん貯まっていく。例えば3冊勧められて、じゃあ1冊だけ読めたらいいですか。で、その1冊読んだって言ったら、じゃあその1冊が必要だったら、こう出てもまた3冊くるじゃないですか。
うん。
こう、なんか枝分かれしてどんどん、なんか貯まっていくっていうか。
うん。
そういう意味で言うと、このポッドキャスト撮りながらやった合計十何冊ぐらいだから。
はい。
それが、ある種、興味関心とちょっと離れて、強制的に読む何かだったんですね。
そうなんですよ。今年はでも、そう、私が疲れてて、1回1.5ヶ月ぐらいお休みしてる時期もあったから、11冊やってますね。
はあ。お疲れ様でした。
はい。なので、私の趣味、仕事ではエッセイか小説ばっかりなので、SFチックな、そういうのばっかり読んでたんですけど、そんな中で、やっと私の好みがわかったっていうのがありまして。
ほう。
なんか、こう、なんか、性と俗っていうのがこう、合わさってるのがいいんだなっていうのがやっとわかりまして、性なるものの性と、性因との性、性者の性と、独自の俗の、なんかこう、性と俗のこう、割合1対1くらいの、なんか感じでこう、ぐちゃーって混ざってるような感じの作品だと、すごい刺さるんだなっていうのをすごい感じる1年でした。
それがやっと言語化できた。私が好きなもんって全部そうじゃん、みたいな。
性と俗。
ほう。
うん。
なんか、性は比較的、なんて言うんでしょう、イメージしやすいものがあると思うんですけど、俗っぽいみたいなもので言うと、例えばどんな俗が三木さんはハマりやすいんですか?
なんかその、全然違うものが同時に並立してるっていうよりかは、例えば、性なるものが行き過ぎて俗っぽくなったりとか、俗っぽいものが行き過ぎて、もはや神性に見えるみたいな、こう、一つの中で両立できてる感じなんですけど、
うん。
それをこう、いったら、もうほんと、なんか、めちゃくちゃお金に汚くて、10円ちょうだい、とか、こう、人にずっと言い続けるみたいなキャラとか出てくるんですけど、
うん。
なんかもう、10円ちょうだいをどんな瞬間にも言い続けてる人とか見ると、こう、ある時切なすぎて、こう、なんか、逆に神性に見える瞬間とか、なんか、くるんですけど、なんかそう、そういう感じですかね。
ほぉぉぉぁ。
全然伝わってないけど。
いや、なんか、それを感じた本があるんだったら、なんか、それをまず聞きたいなっていう、感じ。
それを気づいたのは
今年の2月くらいに
映像作家の方のワークショップみたいなのを受けてて
自分の日常を切り取った短編を作るみたいな方があったので
私のカメラロールとかを当たって
私的には面白いかなみたいな感じでつなげてみたら
生徒族が連続する感じがとても面白いですね
みたいな感じで言ってもらえて
生徒族確かキーワードかもみたいな
でもそれは本当にしょうがない話ですけど
私が毎日酔っ払った時に自動的にする癖があって
酔っ払って酔っ払ってる時に出した後に
メイコに腕をめちゃくちゃ
二の腕をギュッと掴まれてて
めっちゃ二の腕を吹き込んでる写真があるんですけど
出したらどっちにも引っかかるものがある
さなきさん面白いですねって
生徒族って感じで言われて
生徒族ねなるほど
例えばそこから引っ張られて
そこから引っ張られて
そこから生徒族ってすごいしっくりくるかも
みたいな感じで思った感じで
へー
なるほど
なんか結構骨太なテーマになりそうですよね
生徒族ね
どっちもなんか深くありそうだ
私は結構しょうもない
俺転んだんですけどって
なるほど
まあそのキーワードを見つけたっていうのが
今年の一番の収穫だったかなと
振り返ると思います
でも今年読んだ本の中で
ちょっとじゃあ何が面白かったかな
考えたんですけど
マジで私3冊しか
本選べなくて
4冊かなしか選べなくて
マジですごい読んでないなって思いました
一般的に考えると
こんなもんなんじゃない
1年間の何冊読みましたかっていう時に
仕事で読んでる本とか別にあるんでしょうけど
黒い海というノンフィクション
私のラインナップをさっさとご紹介して
のぞみさんの本の話を
どんどん聞いていこうかなって思うんですけど
上から言ってきますと
一つが
過去の
年少のポーチキャストでお話したと思うんですけど
黒い海っていうノンフィクションがあるんですけど
それが千葉県沖で漁船が転落事故みたいに起こしちゃった
起こしちゃったことがあって
それに対して
ただ日本で一番安全な規格で動いてた船のはずで
事故なんて起きるはずないのに
何人も8人ぐらい死んじゃったっていう
その時に黒オイルが海中にバーって広がって黒く見えたから
まあ
黒い海っていうタイトルなんですけど
人がそんなたくさん死んでるにも関わらず
国も全然対応してくれないし
マスコミはめっちゃ苦しい
すごい大変だったみたいな
やっぱり事故が起きたのもおかしいから
どうしてそういう事故が起きるのか調べた
みたいなのを時間をかけて
8年ぐらいかなかけて調べていって
実は何が起きたのか
国はどうしてこんなに動いてくれないのか
とかそういうのを解き明かしていく
ノンフィクションなんですけど
めっちゃ面白かったですこれが
なんか年初に
一緒に読んだんですけど
まだ思い出せるぐらい
文体が良いというか
あとこんな事実は小説よりもきなりというか
こんなミステリー小説みたいなこと
本当に起きてるんだっていう驚きとかもあって
全然世界情勢とか漁業とか
興味ない人でも楽しく読めるミステリーみたいな感じで
面白かったです
なんか今もスラスラ出てきますもんね
そうなんですよ
はい
9月ぐらいになんかそのノンフィクションショーみたいなの撮ってたから
ノンフィクションの面白さ
ノンフィクション界隈でも評価されてる作品だと思うんですけど
普段あんまりそういうの興味ない私でもすごい楽しめる面白い本でした
ほんとだ
2008年に起きた事件の
うん
追って追って書いていくと
調査報道専門ウェブサイトスローニュースで
連載されてた内容を大幅に
加筆修正して
そうなんだ
へぇ
なんかテーマ地味だし
それって本当に面白いのって思うじゃないですか
「黒い海」の魅力
この紹介だけ聞いてると
そうね
でも本当に裏切られる面白さ
だって私だってテーマ地味だなって思いながら読みましたもん最初は
うーん
これはみきさんなんで最初手に取ったんでしたっけ
なんか聞いた気もするけど
あーこれもうなんかこの熱量で進めてくる知人が言われたんですよ
やばいもう今年の1話見つけた
1月にもうコピーしてたら
すごー
って言ってくれてそんなに?って思って読んだのが始まり
へぇー
スローニュース今開いてみたら
スローニュース見てみたら
ヘッダーにWe are BIAS BREAKERSって書いてある
そうかでもあのいいですね
結構ビッグマウスじゃないかもこの本を読む
黒い海に関してはBIAS BREAKERでした
へぇー入れてみよう
うん
船なー
自分の中アジアン…
アジアン…
なんだっけ?
アジアンドキュメンタリー
アジアンドキュメンタリー
なんかあれで韓国の船の沈没のドキュメンタリーを見て
同じように韓国でもその運航会社とか政府発表に対して
なんかこれはおかしいんちゃうかっていうのをめっちゃ研究してる研究者の人とか
あとジャーナリストの人が出てくる作品
去年?今年?なんか見たんすけども
それもめちゃくちゃ面白かったので
なんかこういう船回りと言ったらおかしいけど
なんかドラマがミステリーがあるっていうことなんでしょ?
うん
しかもそれでこのやりとりしたことを思い出しましたけど
韓国のは旅客船でお客さんを一般人に乗せることを目的とした船
だから一応企業責任として対応とかも開示しなきゃいけない感じだったけど
この黒い海に起きた船は漁業船
うん
えっと旅客じゃない船だから
なんかっていうこともあって
なんかあんまりオープンにならなかったり
対応が遅くて許されてたみたいな背景とかもあって
なんかそこをそれを隠れ身のにして起きてたこととかもたくさん書かれてて面白かったです
へー
これ今本のサイトを見てるんですけど
なんか目次のタイトルがめちゃくちゃハードじゃないですか
「ハンチバック」の感動的な物語
転覆、救助、黒い海、報告書とか
なんかこういうタイトルで書かれる本一般的にすごい好きだなと思って
あーじゃあもしよかったら
でもすごく読みやすかったので
ちょうどあれらしいですよ
アップルブックスの10年間のベストブックノンフィクションっていうやつに選ばれてるらしいですよ黒い海
あ、じゃあやっぱ私だけじゃない
みんながそういう人に気づいてる
そう明らかにいい本なんだ
そうなんかインディーズの頃から聞いてましたみたいなことなんだろうね
私の場合はね
そのコーナッチがすごいんですよね
発売してすぐにやばいって言ってきて
確かにね
へーいい本
なんて久しぶりにノンフィクションで
そのベストに書かれてるのが
入ることって私は少ないんですけど
それがすごい面白かったです
なるほど
まず黒い石
あ、黒い海
黒い海
うん
で次が
もうあともう
小説とかエッセイとかなんですけど
うん
これもなんか私が言うまでもないんですけど
今年のクタガオ賞を取ったハンチバックっていう小説が
本当に面白かったです
うーんこれなんかなんだっけ
あのオールナイトニッポンゼロで
さくまさんがなんかこれが言ってた気すんな
あーそうなんだ
とりあえず
言い上げてた気もする
今日口が違うかもしれないけど聞いた思い出がある
まあアクタガオ賞も取ってるからさ
あらゆるところで
研究されると思うんですけど
今年のこの市川沙央さんって人
の特徴的な部分としては
市川さんが
えーと筋力が
低下する
先天性ミオパチーっていう
難病を持ってる方で
はい
で普段からなんか紙の本を
読めないんですよ
紙の
紙の本を読めないんですよ
筋力がさすぎるから紙の本を読むっていうことに頼る筋力は持ってなくて
なんかそれでその紙の本を
なんか読むことは当たり前だと思ってる
お前らのマチズモが憎いみたいなことを言って
なんか普段なんか私たち
私たちって言っちゃうんですけど
読書好きですみたいな方って
なんか非マチズモのさぶかる貧弱な人間ですみたいな
そんなマッチョ無理ですみたいな
タイトル取りがちじゃないですか
でもお前ら普通に無自覚で
過激してっからなって
突きつけてくる感じが
すごいグサッときて
その行動も面白かったし
小説はもう本当に面白いし
これを
小説の中の人も難病を患ってて
グループホームで暮らしてる
っていう設定の人が主人公の話なんですよ
でなんか普通にそこらから
信じられないような事件が
いっぱい起きていくんですけど
なんかその
無自覚の快楽性を
突きつけられるわ
こういう人がいるってことについても突きつけられるわ
そういう物語として
としてもびっくりするぐらい面白いわ
っていうのでこう衝撃を受けます
なんかデビュー作の中では
もうこの人にしっかり絶対言いたいこと
みたいなのがバーンとこう詰まってる感じもあって
すごく面白かったです
なるほど
なんか今本の紹介サイト見たら
そんなに厚くないんですね
90何ページって書いてる
あそうですよね
でハンチバックもまさになんか
生徒族って感じが
めちゃくちゃ詰まってる感じでした
紹介を見ても
18禁サイトに投稿するのを繰り返しみたいなの書かれてるもんな
筋力低下で外出とかできないから趣味が
こたつ記事で
消耗ないハプニングバーに行ってみた
先入れっぽみたいなのをアップグで書くっていう
こたつ記事のバレットをして過ごしてるんですよ
本当はどこにも行ってなくて
グループホームで寝たきりなんだけど
そういう記事をやって自分の表現みたいな
暇つぶしをしてる精神的なのが好きですよね
そういう記事をやって自分の表現みたいな暇つぶしをしてる精神的なのが好きですよね
そういう記事をやって自分の表現みたいな暇つぶしをしてる精神的なのが好きですよね
うーん
この表紙の
何なんだろう
この表紙の絵っていうか
これ何なんだろう
なんかモチーフ画みたいなのがあるじゃないですか
はいはいはい
なんか心惹かれる何かですね
あ、でもこれあれか
人間ですね
背骨が
背骨がちょっと曲がっている
うんうん
人ってことなんだ
へー
へー
へー
背骨を保つことが
背中に筋肉がないから
背骨をまっすぐに保って本を読むみたいなことが
めちゃくちゃ負荷が高い
なるほどね
いやそれでも
本を読もうとするんだね
まあ普通に人間だから
なるほどね
そうですか
でしかも本の中の設定だと
難病なんだけど
めちゃくちゃ
めっちゃくちゃ富裕層の親に生まれたから
お金が死ぬほど有り余ってて
で親はもう早くね
ここで亡くなっちゃったんだけど
自分子供が苦労しないようにって言って
めちゃくちゃ超高級グループホームの
超ピップ個室みたいなとこに住んでて
一生困らない分もう
先払いも進んでてみたいな
でそういうとこで
それに健常者が
介護職に就いてる若者って
そんな貧しいから
ちょっとビンッ
ちょっとそういう
経済的には
全然無知覚性ある人に世話されてる
それでなんか
ホームのスタッフから
こういろいろ言われたりとか
そこで事件が起きたりとか
はいそういうような話です
へー
なるほど
でそこですっごく饒舌なんですけど
でも結局それって
ベッドの上でじっとしながら
喋ってることなんですよ
とかっていうのがすごい面白くて
うーんなるほど
ノンフィクション作品の評価
なんかそういう
そういうのか
私アクター側賞みたいな
この賞の受賞作と
あんまり正直
分かんないんですけど
どういうのが先行基準になるかとか
なんかそういうのもなるというか
なんていうんですかね
全然お利口さんじゃない作品の方が多いですよ
やっぱり文学賞は
久しぶりにやるじゃん文学って思った作品っていうか
そういえばそうだった
ちゃんと文学賞とか
直木ちゃんの芥川賞
そんなお利口さんって感じの作品じゃない
その人なりの表現がしてるものが
ちゃんと受賞されるんだった
思い出して
もう一度文学を信じるみたいなターン入りましたね
へー面白ー
これもさらっと読めるので
もしよろしければ
特に本は神派とか言ってるやつ
一言読んでほしいですね
やっぱりしっかりしてますね
オーディブル版がめちゃくちゃ安く売られてますね
ハンチバックは
それも一つのメッセージな気がしますね
そうです
こういう本は
Amazonのレビューを見て
文学になってないとか言ってる人を見るのがいいですね
文学になってないって言ってる人いるんですか
いるいる
文学としての票
津原泰美さんの小説『五色の船』紹介
点数を上げられないが
お前誰やねん
って言うのが当たってもいいですね
誰やねんだし
すごいなー
レビューって面白いなー
ですね
で次が
カズスクライドでどんどん行ってきますが
次が
ノーションよく読むで
えっと
あこれか
はい
えーと
津原
津原泰美さんっていう小説を読んでるんですけど
津原泰美さんっていう小説を読んでるんですけど
この小説の方の
五色の船っていう小説がすごい面白かったです
これなんか私もともと漫画で読んだんですけど
漫画化されてたので
漫画で読んで面白すぎて
津原さんについて調べてたら
コロナ禍に
この五色の船っていう小説無料公開してて
その小説も読みました
すごい短い小説
漫画の方が長く感じるぐらい
まあ短い短編小説なんですけど
そう
えー
SFマガジンに載ってて
SFマガジンに載ってて
あそうSF小説なんですよ
戦中
第二次世界大戦中の日本
っていう設定で
そこにもともとも花形役者だったけど
ダストみたいな病気になって
腕か足かがなくなっちゃった
人と
あとなんかいろんな体の
危険の病気とか
もともと
双子がくっついて生まれちゃったんだけど
一人だけ死んじゃった子とか
そういう
腕がいっぱいある
腕が短い子とか腕がめちゃくちゃ短い子とか
そういう危険の子たちを集めて
えー
それ見せ物としてこう
なり歩いてこう
ヒデリを稼いでるっていう
まあその疑似家族みたいな
はいはいはい
とかこう船に乗りながらこうやって
余談みたいな感じでこう
渡り歩いてて
そんな中で
だからそのちょっと体のメンテナンスが必要だから
ちょっと国の偉いお医者さんとかと繋がってて
そんな中で
その
国にこっそり隠されていた
100年に一度の日本の未来
だから世界の未来が読める牛みたいな
苦談っていう
なんか妖怪みたいなものが
こう接触する機会を得て
こう自分たちの運命をこうその
100年に一度生まれてきた牛によって
こう変えていこうとするみたいな話なんですけど
うん
津原泰美さんの作品について
なんかとにかくまず前半っていうの
まず自分たちのこう人生っていうものが語られていくんですけど
自分たち目線だから
当たりますけど可哀想とかでは全然ない
なんかすっごい強いんですよ
したたか
うん
だからこれを売りますからね
それを売り物にしたとか
えっと僕とあの妹みたいな声ですけど
なんか時々はなんかセックスをして
左をあのそれを見せ物にしてお金を稼ぐことがあったとか
パンタンタンタンって書かれてて
うん
そこにまずこの続的なこうグッとこう来るものがあって
なんかそこに対してSFの要素とか
こう疑似家族も血は繋がってないけど
その繋がりがすごく強くて疑似家族みたいになってる人たちが
戦争が終わっていくとかこう
牛に未来を変えてもらうっていう中で
どういう風に
なんか
どういう風に
天魔届かえるかっていうところがもうめちゃくちゃ面白くて
うーん
まさになんか聖へ届くって感じでした
ウェブで公開されてるやつを
今パララッと見ながら今の話を聞いたんですけど
書き出しが
下駄屋に生まれたという苦談のために
僕らは一家総出で岩国に出向いた
もちろん買い取るためだっていう
なんかSFらしからぬ出だし
まあそうですね
なんていうの
昔のSFらしからぬ出だし
昔設定のSFって感じですよね
ってことなんですよね
あのあやかし者っぽい感じかも
どっちかって言うとSFっていう風に
はぁー
はぁー
なるほど
そうしかもそれを思い出しましたけど
普段もう人の顔をしたら喋れるしみたいな見た目だから
それを買い取ったら
うちがマジ最高に稼げるんじゃね
みたいな感じでいくんですよ
最初のモチベーションでしたもんね
新しい危険の子が見つかったぞみたいな
みんなで買い取りに行くぞみたいな感じでいくんですよ
へぇー
そこのこの今その読んでるところの上に
全文公開に際してこの津原さんが寄せた文章みたいなのがあるんですけど
それもすごくすごくなんかいいですね
生徒族感のある
ほんとですか
うんめちゃめちゃ
あるべきだった世界の姿と実際に訪れた世界の姿が
凄まじい速度で乖離していく今
僕はその空想を改めてたくさんの方に読んでいただきたくなりました
そうですね
なんかラストが本当に美しくて
これ何回も読み返してました
これ本当に良かったです
で漫画もあって漫画も面白いですし
絵本
室明さんのビジュアルブックみたいなのが出てて
うん
それも良いです
なんか漫画の絵のトーンもちょっと昔っぽく
いい色のトーンでめっちゃいいですね
でもなんかこれ調べた後に
なんか津原さんの小説もうちょっと読もうかなと思ったら
去年亡くなられていて
あこの津原さんが
そうなんですよ
あらまー
ちょっと年末にそう今あるものを読もうかなとか思ってます
へー
まぁそんな感じで
あー結構生徒族をテーマに色々読んだ感じでした
どこかで読んで面白かった3つを紹介
なるほど
うん
あ津原さんは広島のご出身なんですね
被爆2世だと
へー
いろんなもの皆さん背負って書かれてますねー
24:38

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