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どうもお疲れ様です、いかです。この番組では、高校の国語化教諭をしている私、いかが、仕事のことや仕事以外のことを緩くおしゃべりしていきます。
今日はね、多分初めて生徒の前で泣いちゃったんですよね。
あの、今日文化祭の2日目で、気温学部のステージ発表、本番の日だったんですね。
で、まあ、直前にバタバタしたり、例えば、スネアっていうね、ドラムの一部が壊れちゃって、本番の10分前ぐらいに。
で、急遽どうしようどうしようってなって、吹奏楽部に結局スネアを沸かしてもらうことになったりとか、
なんだかんだトラブルとかもあってバタバタしたんだけど無事始まって、で、まあ、あの、終わって、ちょっとその辺は飛ばすんですけど、終わって、
で、挨拶を3年生にしてもらったんですよね。最後だったんで、引退なんでね。
で、一人一人挨拶をしてくれて、で、私がその後一言一言、例えば、見舞うしながらだったけど、忙しい中で気温学部にも来てくれて、
あの、あなたの明るさがすごい、あの、この部活は軽くしてくれました、ありがとう、みたいな感じで、一言ずつ言っていくようにしてたんですよね。
で、その時に泣いちゃったんですよ。でも、これって感動してとか、そういう時に泣いたんじゃなくて、あの、ごめんっていう気持ちが強くて泣いちゃったんですよ。
めちゃくちゃ不甲斐ないでしょ。もう最悪ですよね。
っていうのもね、昨日一昨日ぐらいに、ちょっと部員の子たちとのトラブルみたいなのがあって、
あの、文化祭のステージ、軽音楽部に割り当てられている時間っていうのはすごく限られていて、他の部活もあるんでね。
で、まあ、50分間あるんですけど、それを絶対に超えてはいけないということにしてるんです。
まあ、そりゃそうですよね。平等にみんな与えられている時間の中でやらないといけなくて、それをもし超えてしまうと、この後のスケジュールがどんどんどんどん押してきちゃうと。
高校の文化祭なんて押すなんて全然あり得るでしょっていう感じなんですけど、
それでも、これは私は例年1分1秒でも次のステージの時間に押してはいけませんと。
押さないように、あらかじめちゃんとスケジュールを組んでおくっていう感じにしてるんですね。
で、各バンド3分だけ演奏ができます。で、入れ替わりの時間を3分取ることにして、その中でできることをやってくださいと。
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もし、曲やりたい曲が3分を超えるようであればカットしてください。そういうふうな指示をしていたんですね。
で、文化祭、今日ですね、今日の2日前ぐらいに、東志の練習をした時に、4分50秒ぐらい演奏時間があったバンドがあったんですね。
これはいかんでしょうっていうふうになってしまって、で、3分って言ってましたよねと。
で、他のバンドもなくなく3分までに削って演奏したところもある中で、これ4分50秒ぐらいあったんだよねと。
どうする?みたいな。3分に普通にカットしてほしいんだけどって言っちゃうんですよね、私。
2日前ですよ、本番の。今までずっと練習してきてるんですよ。
なんならこの文化祭に向けて、そうですね、2ヶ月3ヶ月以上練習してきてる中で、2日前ぐらいに切ってくださいって言っちゃうんですよ。
鬼でしょ。
で、生徒たちもね、え?ってなってるんですよね。
そりゃそうですよね。え?あさってなんですけど、みたいな。で、今からちょっと変えるのは無理やし、みたいな。
それもすごくわかるけど、でも3分って言ってたよね、みたいな。
で、後々聞くと、他の曲が1分で終わる曲があって、その曲と合わせ、今言ってた4分50秒ぐらいある曲と合わせれば、そんなに結局3分3分で6分分ぐらいになるはずだから、
いいでしょっていう論理だったみたいなんですね。
でもそのミーティングの時に、自分たちの中ではそういう論理で成り立ってたんですけど、こっちにはちゃんと共有がされてなくて、
で、私は3分でカウントしてたから、予定と全然違うスケジュールになっていて、で全体が遅れてるっていう、そんな感じになってたんですよね。
で、生徒たちも、そんな無理なんだけどどうしようみたいな感じで副部長とか泣いちゃって。
で、とりあえずもうすぐ全体のミーティング始まるから、決まったらまた明日言ってみたいな感じでポンって突き放して終わったんですよね。
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で、それ言った日、まず寝る前になんであんなこと私は平気で言っちゃうんだろうなと思って。
確かにその子たちが自分たちで勝手に、自分たちはこれで大丈夫でしょうっていうので、3分以上の曲をやったのは悪いかもしれないけど、それでもまあいいよって言ってやったらいいのに。
で、その副部長の子なんて、すごい大変な中でも全然楽しそうに気丈に振る舞うような強い子だったのに、そんな子が泣いちゃってて、そこまでその子を追い詰めるようなことをしてしまったんだなっていうので、
すごい申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら、その日は寝て、でもまあ一旦言ったことだったしなとか思いながら、で、翌日ね、またどうなったのって、そのバンドの子たちに聞いたら、いややります普通にみたいな。だって無理やしみたいな。
で、自分たちはこういうつもりで、1分の曲とかあるんで大丈夫やと思って、やってましたっていうふうに説明してて。私もそれで、分かりましたカットしますと言ってくれるとは思ってなかったし、普通にそのままフルで通してやりますって言うと思ってたから、分かりましたと。
それで、K音楽部に割り当てられている時間のうち何分までにその曲が、もし終わってなかったとしたら、もうその後に行う予定だったアンコールは無しです。
アンコールも練習してやってた曲だったんですね。で、それなしにするんでっていうので、去年も実はそういうふうな手段を取っていて、去年もやったからそれで行きましょうっていうことに無理やりしたんですよ。
で、その子たちにもその時説明したけど、正直大きな機材トラブルとかがあって、そこで時間を食ってしまったらアンコールが無くなる可能性は結構あるけど、スムーズに流れれば時間的には少しだけ余裕があるから大丈夫だと思うと。
だから、君たちの4分50秒くらいやるっていうのの論理も今理解したから、ただ優先するべきことはこの次の団体の時間に食い込むことは絶対に1分1秒でもできないから、それはもうアンコールを切るという解決方法しかないですっていうふうにまた言ったんですよね。
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それが昨日ですわ。で、昨日それでまた部長が泣いちゃって、アンコールできないかもしれないってなって。で、アンコールをやるはずだった別の子にも謝ってみたいな、そんなこともあって。
うっとうしてこむんですよね。
で、また私はまた部長泣いてるなと思って。
で、この2日間くらいね、ずっと自分の規範意識の強さというか、こうあるべきだっていうこととか、平等であるべきことが平等になっていないっていうことに過剰に反応してしまうところに嫌気がさしちゃってて。
で、そんなことをぐるぐる考えながら寝てたもんだから、部長たち、副部長たちが最後喋った後に、もうごめんっていう思いしか出てこなくなっちゃって、その時に、昨日泣かしちゃってごめんみたいな感じで、すごい終わって泣いちゃったんですよね。不甲斐なさすぎ、もう最悪、もう嫌。
そうなんですよ。
で、こういう自分の規範意識の強さの根源にあるのは中学生時代なのかなと思ってて、中学校の校訓がね、責任感だったんですよ。
で、もう当時ね、やんちゃな子たちもいっぱいいる中で、私、生徒会とか委員長とかやってて、もう自分が嫌われるかもしれないとか、これ私が言ったらどうなるんだろうとか全く考えずに、多分メタ認知バグってたんでしょうね。
2分前から座ってとか、木曹してとか、やらないといけないことを普通に何も考えずに指示するようなロボットみたいなことをしてたんですけど、それはやらないといけないことを私は全うしているから何も変なことはしていないという謎の強メンタルで。
で、自分にはその責任があるからそれを全うしているだけだっていう責任感をね、しっかりと踏まえて行動してたんですけど、なんかその地続きを生きているというか、今も昔も一緒じゃんと思っちゃうんですよね。
でもそれによって、実は相手というか、人を嫌な思いさせてしまってたり、もうそれ良くないみたいなことをぐちぐちっていうか、スパッと切り捨てるように言ってしまう。
なんかこう、平等であるということには結構敏感になっちゃいますね。
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得する子がいて、その中で不利益をこむるような子がいてしまうときには、ダメだよねってすごいなっちゃうんですよね。別にそれが間違ったことかと言われてもそうじゃないんですけど。
そのダメだよねっていう行動をしているときに、切り捨てちゃうのが、切り捨て方がその子にとっては理不尽に思えたり、すごく不快な思いをするようなやり方をとっちゃう。
そこが最悪だなというか、自分が嫌だなと思っちゃいますね。
で、誰かが不利益をこむるんだったら、その子を守るために、誰か得してる子を鳴らすみたいなことは必要だと思うんですけど、なんか黙ってたら全然通っちゃうようなこともわざわざ拾い上げて言っちゃうんですよ。
こう洗わねばならないというところが適正になされていないっていうときにね。悪いことをちゃんとしないといけないときに、ちゃんとしてないあなたが悪い。で、悪いという部分は適正にしなければならない。だからそれは私は適正にします。そのために何でもしますみたいな。
不利益を誰かがこむらないかもしれないことまでそれをやっちゃうという。ここで考えるんですけど、皆さんにもお聞きしたいんですけど、誰も得しない平等と誰かが得する不平等だったらどっちのほうがいいですか?
これちょっと難しくないですか。あのね、これ今回の軽音のことでもちょっとこれに関わるなと思ったんですけど、実はこれを考えるきっかけになったのは違う出来事で。で、それはちょっとここで話さないですけど、難しいですよね。
私はすごく平等っていうのを優先してしまいがちなんですけど、でもそれって誰も得しない場合も実はあってね、それはじゃあ誰が悪いのかなとかね、難しいんですよ。
なんでちょっと皆さんにお聞きしたいなと思って訪ねております。
なんだか今日はすごく重たい話になっちゃいましたが、ちょっと自分の中で思うところあってこのような収録になりました。では今日はこの辺で終わりたいと思います。ありがとうございました。