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2025-04-13 12:50

#124_「軸」がなくて悩んでいた1年目と今

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Summary

新年度が始まり、転勤した教諭は新しいクラスの生徒との関わりや授業の実践を振り返ります。彼は教職の中で自分の軸を見つける重要性に気づき、過去の経験を基に自身の成長を図っています。

新年度の始まりとクラスの状況
どうもお疲れ様です。いかです。この番組では、高校の国語科教諭をしている私、いかが、仕事のことや仕事以外のことを緩くおしゃべりしていきます。
新年度始まって2週間ほどが経ちました。 前回もね、言っていたように転勤をいたしまして、今は1年次の担任です。
前の学校では5種類ぐらい授業を持っていたんですけれども、今年からはなんと2種類国語は、あとはなんか
相談とか、3社とかはあるんですけど、国語的な科目は2種類だけっていう、めちゃありがたい状況になっております。
あんまり大きな声で言えないというか、前の学校の先生たちは今でも人が足りなすぎて、一人22コマぐらい持ってるので、ちょっとなんかすごく忍びない気もするんですが、まあ今はそんな感じです。
で、この2週間の間に入学式があったり、ホームルームがあったり、面談があったり、
回収する紙もめちゃ多いし、あとは、昨日なんかはですね、部活の練習試合がありまして、
あ、あの部活はね、剣道部の顧問になりましたね。一応3年間中学生の時に剣道部だったんですけど、
どうかな、どうなることやらという感じですけどね。まあそんな感じで、めんまぐるしい日々が続いております。
で、クラスの生徒、学年、年次の生徒は、
そうだな、新しい高校生活を送るぞっていう前向きな印象を受けていて、もちろんね、彼ら楽しみ半分、不安半分という感じでしょうけれど、
正直にそれを話してくれる子も面談の中でいるし、 ただ頑張りたいこととかを聞くと、
何だろうな、例えば、勉強は不安やけど、 自分には目標があるからそれに向かって頑張っていきたいとか、
あとは、何だろう、友人ができるから不安やけど、ちょっと自分から話しかけてみて、
なんかもうちょっと友達増えたらいいなと思ってるとか、 今日は結構しゃべれたとか、
まあそういうね、やっぱ前向きな言葉を私にも言ってくれてて、 だからこの子たちと一緒に私も頑張りたいなという、そういう前向きな気持ちですね。
ただ、これはね、ツイッターにも私ちょっと書いて、 他の先生方にも反応をいただいたんですが、
黒瀬先生とか生ぶっと先生とかもそうなんですけどね、 どんなことだったかというと、
同じ科目を担当する他の先生方っているんですよね。 現代の国語なんかは私以外に2人の先生と思っていて、
言語文化もあと1人違う先生がいるみたいな。 私よりも大先輩で、いろんな授業の今までの実践とか、
あとはこういうふうにやってきたっていうところで、お話を聞く中ですごい勉強になる部分もあるんですけど、
ただ、割と伝統的なっていうか、それはちょっと今の新しい学習指導要領の目指しているやり方とちょっと離れてるんじゃない?みたいな授業とか評価についてね。
それが普通なような感じだったから、ちょっとカルチャーショックを受けました。
学校全体の文化みたいなのもそれぞれあると思うし、それまでの先生方のご経験っていうのもあるから、それは尊重するべきものだとは思うんですけれども、
それでも評価のこととかになると特に、例えばこれどうなってるんですか?って聞かれた時に、
このゆるふわ系だったらちょっと、あんまちゃんと説明できないな、困るなっていうのもあるんで、
標準的なものにっていうか、最低限のアップデートというものは必要になってくるんだろうなと思っています。
で、授業が始まるまでに、授業が明日から始まるんですけど、それまでに、だから金曜日までか、に
結構対話を重ねてきて、なんとかコンセンサスが取れてきたかなといった現状ですかね。
うん、転勤の線量を受けているという感じでしょうかね。無理やりハンドルを切れるような、もう強強メンタルを持っているわけでもないですし、
また、それを私自身望んでいるわけでもないんですよ。なんかね、小さい時から、もう小学生ぐらいの時から、
みんなが良かったらいいんじゃない?みたいな。っていうか、むしろみんながいい状態を頑張って目指していかないといけないよね、みたいな、なんて言ったらいいんだろうな。
そういうプライオリティが高めなんですよね、今もだけど。だから、
まあ、納得する部分とか、折り合いをつける部分とかっていうのをお互い持ち合わせながら合意形成を図っていくっていうところはすごい大事だと思っているので、
まあ少しずつかなと思っています。で、転勤はね、一番の研修だっていう風にいろんな先生方おっしゃっていますが、
まあ本当にそうだなと、この2週間思い続けています。 とにかくね、まあ当たり前っていうのはかなり覆されていきますし、環境が変わると自ずと自分も変わっていくんでしょうね。
自分の軸を見つける過程
で、一方で変わっていく自分もいれば、これは変えたくないとか、これは大事にしたいっていう自分の軸みたいなのもわかってくるような気がします。
で、これ少し思い出話をするんですが、私が教員1年目の時に同じ科目担当の先生がいたんですね。その先生は、そう、当時私学年好きをしてたんですけど、
まあ学年好きってなんだ、その学年のサポートする担任の先生とはまた違うポジションなんですけれど、
で、その今話題に出している先生は担任の先生で、で、ただ私が教員1年目の時、2020年コロナ禍でもう学校閉鎖しちゃって、登校できなくて生徒。
で、生徒いないから授業もできないんですよね。で、私1年目なんで、まあ何もやることねえなみたいな。
で、そういう時にその先生がですね、先生ちょっと授業やってみようみたいな感じで、私の模擬授業を見てくださったり、それでアドバイスをくださったりしていたんですよ。
で、国語の先生でね、今でも部会の仕事とかでお世話になってるんですけどね。
でね、今からそれが5、6年前、5年前ぐらいだと、まだ1人1台タブレットBYODでもなくて、で、じゃあそのICT系どうやってたかっていうと、
一応学校に貸し出しのタブレットっていうのがあって、で、その授業教室ではない教室に保管をしてたんですね。
で、授業ごとにでもタブレット使おうってなったら、40台をもうめちゃくちゃ重いんですけど、まあ生徒に手伝ってもらったりする時もありながら、教室に授業の教室に運んでいって、
で、例えばルーロノートっていうのがあるからやってみようみたいな感じで、私もね闇雲に使ってましたけど、その先陣を切ったのがその先生でしたし、
あとはなんだろう、デジラクとか、あとはグーグルエディケーション系とかも、何でも授業で一旦やってみようっていう人で、
で、全人口のICTを促進させた、いわばパイオニアみたいな、そういう先生でしたね。
で、その先生はまあ旧仮の学年だったんですけれども、新仮を見据えていった授業っていうのを常に実践されていて、
で、私はですね、とにかくその先生にもう食らいついていこうと、
まあなんて言ったって、同じ学年持ってるってことは校差も一緒だし、
成績をつける材料っていうのもある程度一緒だし、同じように頑張らなきゃっていう、そういうのでもう必死でしたね。
で、その先生が当時私に対してこういうふうにおっしゃってました。
先生の軸を見つけていけばいいと思うよと。
人によってその軸は違うけど、俺は教科、指導、どんだけ面白い授業ができるかっていうのが大事。
まあこういうことをおっしゃっていて、で私はそれを言われた時に、え?自分の軸って何?と。
そんな軸なんてもうない、ないです、ないですよね、今考えると。
でも本当はあるはずのものがないみたいな感じがして、ないといけないのにみたいな、でちょっと落ち込んだりしたこともあったんですよ。
でも多分その先生のさっきの言葉に導かれていったんだと思うんですけれど、
その当時からなんとなくやっぱり自分も教科指導が軸なのかなっていうふうに思いながら、まあ今までやってきたんですよね。
で、まあそれは結局今も続いていて、教員の仕事って進路指導とか生活指導とか生徒に関わること以外にも文章の仕事とか
部活とかその他にもいろいろやらないといけないことありますけど、でもやっぱり授業を頑張りたいなっていうのは私の中では変わらないんですよね。
だけどその軸っていうのが転勤によってより鮮明になってきたっていうか、ここは譲れない、こだわりたいっていうポイントが自分でわかってきた気がします。
それはそのさっき紹介してた先生の思想というかやり方みたいなものを初めのいわばOSとしてインストールしているからこそなのかなと思いますし、
コンセンサスはとりつつも、やっぱり今の学習指導要領に見合った形に授業も評価もアップデートしていく必要があるし、私はそれをやらないといけないなって思う。
そういう使命があるような気もするので、急ぐ必要はないかなと思いますけど、ぼちぼちゆっくりでも進めていけたらなぁという、そんな所存です。
ということで今日は転勤して2週間ぐらい経って、ちょっと昔のことも思い出しつつ、今研修になっている最中です。先例を受けていますというお話でした。
では今日はこれで終わります。ありがとうございました。
12:50

Comments

やってるうちに育っていくので、信じる道を歩む感じですかねーでも私は今でも軸が変化してます(笑)

今でも変化するんですね…!ご経験のある方は徐々に固まっていくのかなあなんて思っていたんですが、黒瀬先生の発想の豊かさやチャレンジングな取り組みはそういうところから来ているんですね!

他者とコンセンサスを取りながら授業づくりを進めていることを尊敬します。自分は折り合いをつけられないでだいたい孤立したコースばかり持っているので…。

ついてるとこちらが思ってるだけで結局無理やり合わせさせているだけかもしれませんが…笑 折り合いをつけるよりも笠原先生み120%のほうが教育の未来のためになる気がするので、ぜひこれからもその方向で…!!

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