1. 放課後9.2帖ラジオ
  2. #123_統廃合で爆誕した新設校..
2025-04-01 15:14

#123_統廃合で爆誕した新設校に着任

1 Comment spotify

Summary

新しく着任した学校は、統廃合によって誕生した新設校であり、教員間での意識の差が課題となっています。また、少子化の影響で定員割れや学力差が広がる中、教育の質を維持するために多くの問題が浮上しています。統廃合により新設された学校における職員たちの文化の違いや理想と現実の葛藤が描かれています。新しい環境での期待や課題について何を実現するかを模索する姿が印象的です。

新設校への赴任
どうもお疲れ様です。いかです。この番組では、高校の国語科教員をしている私、いかが、仕事のことや仕事以外のことを緩くおしゃべりしていきます。
2025年4月1日、ついに新年度です。転勤しました。
転勤ですね。初めてです、転勤。
昨日までいた学校には、大学を卒業してから5年間いましたね。で、今日から新しい学校に赴任しました。
昨日まではね、全く想像がつかなかったんですけれど、行ってみるとね、ちゃんと事例交付をされて、職員室には席があって、
周囲の先生方とお話もして、なんか普通にいるべき人として存在していましたね。
ちょっと不思議な感じもしますが。
今日、特に残しておきたいことは、大きく分けると2つですかね。
1つ目、母校の先生と再会しました。すごくないですか。
はい、新しく着任する先生たちはね、学校に着いたら朝、図書室に集められたんですけれど、
なんか見覚えある顔だなーっていうの、そういう人がいて。
で、それが今言ったようにですね、私が高校生の頃、学年団の先生をされていた方でした。
当時ね、私の母校も7、8クラスぐらいあったし、担任の先生ではなかったし、その先生の教科の担当は書道だったんですよ。
私は音楽選択だったんで、授業も持ってもらってないんですよね。
さすがに覚えてないだろうと思って、実はドコドコ高校の出身で、みたいな、そういう知らない体でご挨拶しようかなとしたんですけれど、
なんとね、私のことを覚えてくださっていました。
すごい、よくそんなね、10年ぐらい前ですよ。覚えてますよなんて言ってくれて、
名前が結構珍しいでしょって、確か吹奏楽部でしたよね。本当に立派になられてっていう風に言ってくださって驚きましたね。
自分としてもこうやってなんとか社会人やってます、教員やってますっていうのを見せることができたんで、
ちょっとね誇らしい気持ちもありつつ、一緒にこれからお仕事ができるっていうことで、ちょっと嬉しい気持ちです。
教育現場の課題
はい、それが一つ目でした。
二つ目、これは親切校ならではの課題という感じですかね。
この親切校とかなんとかっていうのをどうしようかなと思ったんですけど、
これは自分がね、今後声でこれからも人気を残していくっていう中で避けては通れない部分かなと思うんで、話すことにしました。
発展的登校とかいう言葉、聞いたことあるでしょうかね。
複数の高校がくっつくってやつですね。
少子化が進むとですね、学校に来る生徒ももちろん減ってすると割り当てられる教員も減ります。
だんだんとその学校のシステムを元のシステムを維持するっていうのが困難になってくるんですよね。
地方だともうそれがかなり顕著に現れている状態です。
まずね、定員割れっていうのがね、状態化してくるようになってきます。
一応入試をやるんですが、なかなか志望する生徒がいなくて、
最初のうちは複数志願だと第二志望の生徒が回ってきたりもするんですが、
大幅に割れてくるとその第二志望の生徒を入れても割れてしまうと。
やっぱりね、みんな生徒たち、保護者の方の考えとかもあると思うんですけど、アクセスっていうのは大事みたいですね。
高校の近くに住んでいる子どもが少ないと、おのずと学校に入る生徒も減ってきます。
学校もですね、いろいろと魅力を出そう、特色を出そうとするんですが、
どうしてもやっぱりアクセスのいい都会の方へ、人口の多い都会の方へ生徒の数が集中していきます。
定員が割れてきますと、低学力の生徒も入試を通過してしまいまして、
学年の中で学力差が開いてしまったり、
あとは勉強に取り組もうっていう、そういう空気みたいなものを作るっていうのも難しくなってきます。
ちょっとこう、ダメなことして指導になったり、面談をすることが多くなったり、
あとは勉強ついていけないっていう、悪いことじゃなくても、
なかなか勉強が苦手だっていう子もいるから、そういう補充とか、
そういう勉強の補助みたいなものも、そういう時間も増えていって、
だんだん多数でさえ人数の少ない先生たちの負担っていうのもさらに増えてくることになってきます。
さっきも言ったように、生徒の数が少ないとクラス数も減って、
割り当てられる先生っていうのも学校ごとに少なくなってきます。
その上ですね、多数でさえ少ない割り当て数の枠が埋まらないっていうことも起こってくるんですよね。
田舎で地域手当が低くて、あと偏差値も低くてっていう学校は先生が来たがらないんですよね。
アクセスのいい学校、人気な学校っていうのと、
だんだんそういう学校での格差っていうのが開いていくって問題も抱えています。
これ余談ですが、昨日までいた学校は今年度国語1人、家庭課1人、体育1人が足りないっていう状況で、
人事が昨日の時点でも決まらないっていう限界状態ですね。
足りない先生を県が補充してくれるっていうわけでもないし、
校長が頑張って探さないといけないという、現場任せという感じなんですけれど、
なかなか先生の数自体も少ないんで難しい。
本当どうなってるのかめちゃくちゃ心配ですね。
こういうふうにですね、問題を解決するためにも、
教育の質を担保していくためにも、今各所で等配合というのが進んでいます。
今回私が赴任する学校がですね、2つの学校がくっついてできる新しい学校なんですよね。
ちなみに校舎が新しいわけではなくて、それは前の片方の学校の校舎を使います。
つまりですね、1年児は新しい学校の生徒。
2、3年児は前の片方の学校の生徒。
これが共存するということになるみたいです。
文章はですね、私は1年児の単文ですね。
今年児とかって言いましたけど、単一性の総合学科なんですよね。
なんで学年じゃなくて年次っていう呼び方になってます。
まあ、なんでしょう、その新しい学校の1回生ということになるわけですね、生徒たちは。
なんでもその生徒だけじゃなくて私もですけど、初めてとかいっちゃん始めっていうのはやっぱちょっとワクワクしますね。
ゼロから作れる喜びっていうか、もちろん不安もありますけど、
今からどんなことができるのかなっていうふうにちょっと楽しみです。
まあそういう気持ちで来たんですけれど、
まあ少し残念というか学校としての課題になるんだろうなって思うこともそういう中でありましたね。
それがですね、教員間での意識の差っていうものですね。
新しいことガンガンやっていこうぜっていう、そういうぜと、そんな実情に乖離したことばっかり言われてもついていけませんぜ、みたいな。
なんかちょっとそういうのに分かれているのかなみたいな印象を受けましたね。
新設校での文化の葛藤
まあ新設校といえども職員の多くは前の学校の文化で働いていた方々で、
同じ職員室で2校の職員が共存しているわけなんで、
たとえ目標やカリキュラムが違ったとしても、
そういう文化や思想っていうのがポキッとね、
こう新しい学校モードにゼロイチで切り替わるみたいなことではもちろんないですよね。
それは同じ人間ですからね。
だけどもうちょっと現場の空気感っていうのが、
なんだろう、全体として前向きなのかなと思ってたんですよね。
私はそういうふうに勝手に期待しちゃってた部分があった。
なんかまた現実離れしたことを言ってるわみたいなことを思っている人も、
多分なんだろうな、全員がそうじゃないけど一部いるような感じでしたね。
それが悪いって言っているわけじゃなくて、
実現可能性ってやっぱめちゃくちゃ大事だと思いますし、
できることとできないことがあるっていうのはもちろんそうなんですよね。
自分のやりやすいやり方みたいなのがそれぞれにあるのは当たり前ですし、
それを急に変えるっていうのもまた難しいことですよね。
なんですけどその不倫する前にですね、
新しくなる学校はどんな学校なんだろうかと、
ホームページとか学校案内を見るとですね、
結構なんかいろいろガンガンやっていくんだなぁみたいな印象を受けていたんで、
なんていうか、そういうふうに本当にやっていこうと理想を描いている人と、
現実を見据えている人と別れているんだなぁと、
みんな同じ方向を向いているっていうわけでもないんだなぁと、
当たり前なんですが、そういうことを肌で感じたそういう一日でしたかね。
それを最前線でやっていく難しさが想像できてしまうからこそ、
あるいはもっと大事なことあるやろって思うからこそ、
もっと地に足をつけてやっていかなあかんのちゃうかと思う人もいるんでしょうね。
それはね、でも本当に共感できるっていうか、本当にそれはそうなんですよね。
ただ一方で本当にそういう理想を思い描いて実現させようとしている人もいるんですよね。
私個人としてはまだ一日しかいないし、
絶頂どうなのか全然生徒とも会ってないしわからないんですけど、
ただせっかく理想をめっちゃ考えて押し出してるっていうそういう人たちがいるわけだから、
その理想を理想だけで終わらせたくないっていうか、
最前線舞台として、舞台だからこそその理想を具現化するためにできるようなことがもしあればやりたいなと思いますね。
こんなことを言ってられるのもね、今のうちなんでしょうけどね。
生徒が来て授業が始まったらまたね、てんてこまえになってるだけなんでしょうけどね。
でも新しく入ってくる生徒も私と同じようにこの学校で、
こんなこともできるんだっていうふうに期待して入ってきてると思うから、
その希望に満ちた初めのワクワクっていうのを裏切りたくはないなと思っちゃいますね。
だから最初からもうこの子たちにそんなことできないだろうとか、こんな新しいことばっかり私はやりたくありませんとか、
そういうことは個人としては思いたくないなっていうふうに今は思ってますね。
あとは授業と一緒にする先生、それから現実的な先生とかとどうやって合意決定を取っていくかとか、
いい塩梅で進められるか、実際に私もやっていったらそんな無理やでみたいなことも多分いっぱい出てくると思うんで、
本当にいい塩梅で進めていけるかっていうのが課題なのかなと思いました。
なんか結構厚語りしてしまいましたね。きっとこれは後から聞くと痛いやつになりそうですけれど、
まあいいや、4月1日年度初めぐらいはね、勢いあってもいいんじゃないかなということで、
今日はこれで終わりたいと思います。ありがとうございました。
15:14

Comments

Scroll