はい、まあシンプルにですね、僕の場合はやっぱ写真を撮る意味っていうのは、まずはね、なんだろう、その、まあ、
世の中にはこう作品としてね、写真を撮る人もいると思うし、写真を撮ってクライアントに納品する人もいるだろうし、写真家さん、カメラマンさん、フォトグラファーさんっていると思うんですけど、
僕は本当その、なんですかね、まあ写真家とか、写真家って思ってもらえたら嬉しいですけど、で、そういうこと、自分ではそういうことではなくて、もう僕はもうその、旅を記録する手段として写真を撮っているっていうのがまず第一にあるんですね。
なので、まあそうですね、この今作っている写真集に関しても、見てもらったらね、わかると思うんですけど、一枚一枚、一枚だけを見ると、なんでこれを撮ったんだろうっていう写真ばっかりなんですよ。
で、まあ僕はね、これは個人的にこう思っていること、僕はこういうスタンスですよってことなんですけど、僕は写真っていうのは、こうなんか並べてみたときに意味があるんじゃないかなって思っているタイプなんですよ。
だから、まあ一枚でね、もちろん一枚で成立する写真、一枚ですごい、なんですかね、僕もね、最近ちょっと写真プリントを販売したりもしてるんですけど、まあそれはそれでね、これはこれって感じなんですけど、一枚だけですごく素晴らしい写真っていうのも、まあごく稀に撮れるんですけど、
だけど基本的には、その例えばこの北海道の旅で言うと、北海道の旅の写真ってことで、一枚だけの写真じゃなくて、この旅はトータル3週間ですかね、確か。
今思えばね、そんな長いこと原付きでずっと走ってたのかやと思うんですけど、まあ若いなと。5年前なんでね、もう20、まあ20代半ばということで、20泊21日って書いてある。
だから3週間ですかね、3週間ずっとバイクで走って写真を撮り続けていたと。だからその3週間の写真すべてで一つの写真っていう僕は考えなんですね。
だからこう、僕はね、これを見るときは全部見てほしいっていう。全部見てほしい。一枚一枚を見て、この写真いいな、この写真いいなっていう。それはね、もちろん嬉しいんですけど、そうじゃなくてこう、全部並べてみてほしいっていう思いというか、僕の意図があってこういうことをしていると。
まあ全部そうなんですよ。例えばネパールのね、ヒマラヤを歩くときも、まあルートとかね、によっても変わるんですけど、まあ大体2週間3週間ぐらい歩いたりするんですよ。
その時も同じで、その一枚一枚の写真というよりも、その旅の最初から最後までの全部の写真をこう連続して並べて、まあパーっとね、別に一枚一枚じっくり見る必要はないんですけど、並べてパーっとこう見たときになんか僕は意味がある。意味があるというか、僕はそういうのが好きっていう。
で、まあこれもでも記録なんですよ。ただの。ただの記録で、まあ人ってね、やっぱこう記録しておかないと忘れちゃうんですよね。
いくら例えばこの原付北海道の旅がいくらすごい良かったなと、シンプルに良かったなって思ったとしても、こうやってね記録しておかないとどんどんどんどん記憶っていうのは薄れていってしまうと。薄れていってしまうのが悪いかどうかっていうのはわかんないんですけど、別に記録しない良さっていうのももちろんあると思うんですよ。
何でもかんでもね撮ったらいいってもんでもないと思うんですね。そんなこと言ったらもうなんか、例えばなんか超小型カメラをね、頭とかこうずっとつけといて常に録画しとけと。そういう話になっちゃうじゃないですか。
ね、その全部記録すんのがいいと。思い出は薄れてしまうから、もう全部記録しとけと。部屋になんかずっと監視カメラ、監視カメラって言い方悪いですね。部屋になんかカメラ、定点カメラつけといて、もう常に録画しておけばもう記録できるじゃないかと。
まあそういう話になっちゃうと思うんですけど、そういうことじゃなくてね、そういうことじゃなくて、そのまあ写真っていうのはでもそのまあ確かに記録ではあるんですけど、ただの記録って言ったらそうなんですけど、でももう一つの側面として、なんかその例えばね僕だったら僕がその写真を撮るってことは、まあ撮ろうって思ったってことですね。少なくとも。
別に自動で撮ってるわけじゃないんで、まあこのバイク旅で言うなら、僕はね写真を撮るときにバイクを止めて、まあバイクにまたがりながら撮ったり、あるいはバイクを降りて撮ったりしてるわけですよ。
だからそこには僕の何かしらのね、なんか感性が揺れたりとか、なんかこうなんかに刺さったものがあったりとか、なんかちょっと違和感を感じたりとか、そういうことがあって、それが先にあるんですね。それが先にあって、だからわざわざバイクを止めてね、カメラはこの時はすごいちっちゃいカメラを使ってたんですけど、バイクを止めてカメラのスイッチを入れてシャッターを切る。
その動作をしたってことですね。だからってことは、まあ確かに記録でしかないんですけど、でもそのこの一枚一枚の記録には、まあその何かしらのね、その撮った人間の、なんかそのなんだろうな、感性というか、感情というか、そういうものがまあ反映されていると思うんですよ。
で、その感性、感情の方はいいかな。その撮った人間の感情が反映されている。感情って言ったらちょっと大げさかもしれないですけどね。で、その感情の連続っていうことでもある。感情の記録みたいなものですよね。
で、その感情をね、こうやって記録しておくことによって、まあ後でね、自分で、まあ僕も今やってますけど、自分で見返すことによって、まあその時の感情をですね、なんか追体験できると。感情というかなんだろうな、感覚、嗅覚とかでもいいですよ。
不思議なことに、これは僕だけではないと思うんですけど、やっぱね、旅をして写真を撮っていると、で、後からね、その数年後とかに写真を見返すと、その時のもうその匂いとか、まあ例えばまあインドの写真だったらなんかインドのね、熱気とか匂いとか、まあ音とか、そういうものがね、すごいフラッシュバックしてくるんですよ。