アート作品の鑑賞体験
こんにちは、hattoです。私たちは、家族の絆をより濃く、より強くをコンセプトに、家族のつながりを大切にするアイテムを作っています。
この番組では、ものづくりの裏側や子育ての日々で気づいたことを、私なりに言葉にして残しています。
今日はですね、恋でならしげ店に行ってきた話をしたいと思います。
今日は10月28日の火曜日なんですけど、
もうまさに今日行ってきて、ついさっきアトリエに戻ってきて、この収録をしています。
私、この美術館とか行くの好きなんですけど、美術の知識とかってあんまりなくって、
いつもこの展示会とか行くと、作品の横とかにある説明文を結構じっくり読むタイプなんですね。
でもこの前、なぜ作者はこの絵を描いたんだろうっていう視点で、
芸術作品を見ると面白いよっていう話を聞いて、
今回はその視点1点だけで見てみようと思って行ってきました。
作者の経歴とか、そういう情報は全く入れずに見てきました。
そこに展示されている説明文とかも、ちょっと気になるところは読んだりもしたんですけど、
あんまり見ずにタイトルぐらいしか見てなかったですね、今日は。
最初はすごく考えながら見てたんですね。
もう一枚一枚、なんでこの絵を描いたんだろう、
なんでここを切り取ろうと思ったんだろうっていうのをすごく考えながら見たんです。
例えばこの花瓶に飾られた花で、
その周りにその花瓶から花が数本落ちているっていう絵があって、
なんでこの情景を切り取ろうと思ったんだろうとかも一つ一つ考えたんですね。
例えばこれだったら、この美しく飾られている花もすぐに朽ちてしまうということを描きたかったのかなとか、
それともこの落ちてしまった花もまだ美しいというふうに感じて、
そこを描きたかったのかなとか、
そんな感じで一つ一つ立ち止まってじっくり考えてたんですけど、
でも作品数がすごく多いんで、
だんだん追いつかなくなってきたんですね。
言葉にする前に次々次の作品が目に入ってしまうんですね。
例えば微妙に構図が違うそっくりな2枚の絵とか、
女の人の後ろ姿で神を言っている後ろ姿とか、
あとは野菜とか果物の生物画とか、
なんでこの瞬間を切り取って絵にしようと思ったんだろうって考えるんですけど、
追いつかなくて感覚の方がどんどん先に行ってしまうみたいな感じでした。
これって後から思ったら、写真を撮る時の感覚に似ている気がしたんです。
このシャッターを切る時って理由はないけど、
ここなんかいい感じやなって思ってシャッターを切るっていうことが私はよくあるんですけど、
なんとなくこの構図いいなって思って写真を撮るみたいな、
なんかその感じにすごく似てるなっていうふうに思いました。
あと気になったのが、ラフ像がすごく多かったんですね。
で、後からこれも知ったんですけど、この小出さんの代表作がラフ像らしいんですね。
これもまあ予備知識全くなしで見ていて思ったのは、
まず体の線、この曲線、女性らしい曲線とかはすごく丁寧に描かれてるんですね。
芸術作品の多様な解釈
あとこの肌の質感とか光の当たり方とか、
そういうのはすっごく写実的に丁寧に描かれてるのに、
顔がすごく乾燥化されてて、
なんか本当にもうベタ塗りに近くて、目と鼻が線でピュピュピュって描かれてるだけみたいな。
これって何でなんやろうと思って、
顔ってじゃあどういう象徴なのかっていうと、
考えてみると、美しさの象徴であったりとか、
あとはなんか個人を特定するためのものかなって思ったんですけど、
この小入さんっていう方にとっては、
それが不要なものだったのかなって思ったりもしました。
この解釈が合ってるかどうかもよくわからないし、
今回知識を全く入れずに見たことで、今の解釈も違うかもしれないし、
他の作者の意図とは異に反するような受け取り方をもしかしたらしてるかもしれないんだけど、
なんかそれでもいいのかなっていうふうにも思いました。
なんか芸術作品、アート作品って見る人によって感じ方って全然違いますよね。
でもその見る人、見る人、それぞれが見て感じることがあって、
その瞬間に初めて完成するものかもしれないなっていうのをすごく体感した展覧会でした。
芸術の秋が深まってきていますが、皆さんは何か芸術作品に触れたりしていらっしゃいますでしょうか。
私はこの秋もう一つ展覧会に行こうと思っています。
今日も最後まで聞いてくださってありがとうございました。
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ではまた。ハットでした。