これがね、この本を読むと結構わかりますよ。
えぇー、大クワガタ。
AIのこと書いてる。
AIのことは一味にも書いてないです。
書いてないけど、そっかそっか。
いやー、この本ね、面白い。クワガタの本すごい僕好きで、結構いい本読んだんですよ、クワガタの。
読んだことないっていうのがあるんですね。
あるんです。これ結構新しく出たクワガタ本で。
楽屋さんにクワガタシリーズってあるんですか?
クワガタにハマっている人たち向けの本とか、クワガタにハマった人の本とかあります。
えぇー。
昆虫好きな人は結構いまして、例えばヨーロさんとか昆虫すごい好き。
この本まさにヨーロさんも出てます。
ほんとですか。
ヨーロさんの対談も入ってます。
どんな本かというと、まずこの大クワガタっていうもの自体が実は結構面白くて、昔々大クワガタって非常に価値が高かったと。
昔は黒いダイヤモンドと呼ばれ、伊勢丹とかそういうところに売っていて、大きなものは10万円を超えるのが相場だったというのが昔の話なんだけど、
でも今って結局養殖が盛んになってしまって、もうさすがに今クワガタって一匹大クワガタでっかいので10万とかしないで、
普通にホームセンターで売ってるじゃんみたいなものになって、僕ら世代だったらそういうのが当たり前。
昔はでも本当に貴重なもので、本当に1匹10万とかをみんな頑張って取りに行ってたけど、
もう今は全然そんなことないよねっていう中で、今人生をかけてですね、天然の大クワガタをひたすら探してる人たちっていうのがいるんですって。
森の中ですか。
森の中に入って、山に入って、木に登って、この本の中に結構写真とかもエピソードが出るんですけど、
これはちょっとなかなか見せられないんですけど、ものすごい高い木の上に乗ってるんで、
そこでこの木の鱗の中にいないかだったり、このめくれてるところにいないかっていうのをひたすら木に登って探しに行く。
ターザンみたいじゃん。
どうなんですか。養殖してるのが例えば森の中にいて、混ざってて違いが分かるとかあるんですか。
違いがね、分かる人には分かる。
分かる人には分かるけど、我々が見ても多分分かんないんだろうけどっていう中で、
いやもうね、この人たち、要するに何が言いたいかって、これ多くの方、仮に天然のものを獲ったとしても市場価値はないんですよ。
別にそれが高く売れるとかでもなくて。
えっ、そうなんですか。
そうそう。でも見た目変わんないし、分かんないじゃんっていう話だから。
要するにこれお金のためにやってないんですよ、この人たち。
魚とかだとね、天然のウナギと養殖のウナギでちょっと若干気持ちも変わるけど。
仮に飼い猫の瀬戸さんもね、やっぱ天然の魚の方が食いつきがいいっていうか、食べるもんね。
猫の話ね。
あんま変わらない気がする。
クワガタはでもそう、結局お金にはならないと。
この本の中で結構いろんなエピソードがあって、大体奥さんにキレられてる話がすごい。
旦那がもうね、週末になるとすぐ山に行っちゃって、しかも帰ってもう来ないし。
山から帰ってこない。
めちゃくちゃお金もかかるし、たまに怪我して帰ってくるし、車は壊して帰ってくるしみたいな。
見出しが笑えて、焼きジャケが飛んできたみたいな確か見出しが。
焼きジャケ?
あ、怒られて。
そう、怒られて。
あ、皿じゃなくて。
詰まったら焼きジャケがついに飛んできたとか。
山から帰ってこないのよって。
結構ね、衝撃のエピソードがたくさんあって。
みんなそこまでして、そこまでしてこの男たちはオオクワ型を獲りに行くのか?みたいなことを読んでいく。
なんでなんだろう。
面白いね。
なんで?やっぱりそこには昆虫、虫を獲りたいっていう、男の子的な願望ですよね。
それが多分すごく反映されているっていう感じですけど。
いやでも、見てもよくわかんないですね、正直。
その情熱の源は。
本当にハマってる人はハマってるんだなっていうところで、知らない世界を覗かせてくれるっていうのがあったりはするっていうところで。
これからだからそう、働き方で言うと。
皆さんやっぱり仕事してるんですよ、この本が。
でもね、どんな仕事をしてるかなんか1ミリも書かれてない。
仕事、ちゃんと本業があって。
本業があって。
本業が終わった後にもひたすら山に行ってるっていう人たちの話しか出てこないんですよね。
海外とかでサイドハッスルってあるじゃないですか。
副業を日本だとサイドジョブって訳すことがあるけど、海外だとずっとトレンドとしてサイドハッスル。
まさにサイドハッスル。
もしかしたらその人たちにとってはメインハッスルなのかもしれないですけど。
いやまさにこっちの方が多分この人たちメインなんですよ。
たぶん仕事がサブで、完全に趣味の世界がもうメインになってて。
こっちはしかも1ミリも金にならない動画がどんどんどんどんお金もなくなっていくし、家族から怒られるし。
でもそれでもやるんだ俺たちはみたいなね。
そんな人たちがいるんだっていうのはね、すごく衝撃を受けるような一冊になってますね。
それがやっぱり生きがいになってるのかな。
でもなんかちょっともしかしたらその否定的なコメントというか見方として、
そんなクワガタなんか追っかけてもしょうがないじゃんとか、もっと真面目に生きた方がいいのにとかって言いそうだけど、
実はまさに岸さんがさっき言ったAI時代とかベーシックイッカム時代、
こういうことができないと病んじゃうのかなってちょっと思った。
ちょっと怖さを感じたというか。
仕事よりも、仕事がどんどん多分なくなっていくってことか。
この本なんかまさに本当に仕事の話は一切出ない。
仕事はもうあるけど、やってるけど、ひたすら趣味しかやってないとか。
そっちの方が明らかにもう人生かかってるっていう。
っていうような生き方は本当に健康的なんですよね。
ヘルシーに生きるっていうと、こういうようなまさに働き方が大事になってくるんだろうなっていうところだったり、
あとは本の中で結構面白いのは、皆さんお名前がペンネームというかハンドルネームでやり取りしてるみたいで、
この本の中で定談、3人で話してるところがありますけど、
ムシオタさんとキクリンさんとタエさんみたいな。
業界の中のハンドルネーム。
ムシオタさんだけなんかやたら酔ってますけど。
自分のことムシオタで通ってるんですよ。
本名とかではなくて、その趣味の中で同じ仲間うちであだ名である種、読み合っていて、
それでもお互いにリスペクトがすごいので、めちゃくちゃ熱い対談をしてるんですよね、ここで。
それはじゃあ、同じ森の中に行ってみんなで一緒に撮ってるんですかね。
そういう、多分そう。みんなで行くこともあるし、一人で行くこともあるし。
教えてもらったり、教わったりっていうので、結構奥が深いみたいで。
この本ね、あとね、もう一個ね、ここまでの話は普通なんですけど、
結構面白い話がたくさんあるというか、
読んでて意外と面白い部分があって、これ怖い話が結構あるんですよ。
え?
夜の森での不思議体験とかね。
おー。
ところどころに微妙なホラーの話が書いてあって。
ちょっと神殿、マジガチ神殿みたいな。
あ、ガチ神殿。すごいね、ちょっと一個怖いの。
神殿?
神殿?
神殿?
マジガチ神殿?
新しい田んぼではなくて、神霊でございます。
あ、あ、OK。
お化けの方で。
神霊ね、神霊ね。
多分田んぼじゃなくて、パルテノン神殿とかの神殿ね。
あ、そのマーっていうね。
神殿の話じゃないですが、神霊の話が結構ね。
怖いやつじゃん。
ちょっと苦手。
怖いよ、これ。
この方、あれ子さん、トイレ行けなくなっちゃうんだよね。
え、クワガタの汗が多くなったとか。
あんま怖くない。
え?
あんま怖くないんですが。
ちょっと真宿が見つかってる。
あのね、夜の森で祭祀をするらしいんですよ。
で、だから車で夜の森に行くと。
で、その時に、このエピソードだと、もともとさんと2人で行ったと。
で、でもなんかもう、そもそもなんかちょっといろいろおかしくて、
発電機が止まったり、で、なんかちょっと不穏な感じがあって、
で、まあちょっと、でもとりあえずその夜、もう明かさなきゃいけなくなって、
で、車の中で寝て、ちょっとうつらうつらしていたら、
隣の親父が突然念仏を唱え始めたって言って。
なんなんだーみたいなことを言い出して、
よっとして見て、え、なになになに?って言って、窓ガラスを向いたら人の顔が。
普通に怖い話。
え、怖いんだけどこの話。
クワガタ出てこなかった。
クワガタ出ない。
クワガタを取りに行く時に、でもそれでも私は最終に行きます。
なんでだよ。
ちょっと怖い体験をするのはなんかあるじゃん。
当たり前みたいで、同じような話が他のの出てくる。
みんな怖い体験してるもん、この人たちみたいな。
夜の森はいろんな人たちがいるんだね。
面白い。
そう思うと、僕の祖父母とか、
その時代生きてた昭和、戦争世代というかその後の人とか、
その前後の人って、
やっぱり共通した生きがいを持ってる人が多かった気がするんですけど、
うちとか庭が本当にでかくて、
あんな庭、年金もらいながらじゃないと多分維持できないんですよね。
本業しながらとか絶対難しくて時間ないから。
でもそれでも本当にきれいに毎日畑に出てやってて、
でもなんか今ってなんか意外とそういう、
仕事何してるのっていうのは飲み会とかでよく会話あるし、
例えば合コンとかでも仕事何してるんですかがもう第一キーワードだけど、
なんかその生きがいなんなの、趣味なんなのみたいな会話に全くなんないですけど、
このまま本当にAI時代とかに移行したときに、
ちょっとその怖い話もあったけど、そっちも怖いよね。
何していいかわかんないというか、
それ結構、しかもそれかなりの数の人が、僕も含めてだけど、
陥りやすそうだよね。
暇すぎて何もなんか手につかないというか。
何をする、あれ子さんとか趣味はあるんですか?
私趣味なんだろう?
でもやっぱ本を読むのが好きなんですかね。
だからそれだからお金になるから読んでるって感覚が多分ない?
ない、全く。
結構僕らお金になるんだったらやるかやらないかっていう、
今基準になってるよね。
僕もそうだけど。
でもなんかやっぱりね、
ちっちゃい頃から博士になりたかったっていうのは。
魔女じゃなくて?
魔女と名探偵と博士らへん。
オールマイティー。
いろんな知識をとにかく仕入れておきたいという欲望があるんですよ。
だからそれが趣味につながってるかな。
あれ子さんはじゃあ大丈夫そうですね。
AIが仕事を奪われても、私は本を読んで博士になるんだと。
魔女になるんだって。
自然の中でっていうのはキーワードかなと思いました。
自然の中で?
自然の中でやっぱりニュートラルになれるっていうのはあるでしょ。
だから悩みにくくなりそうな活動ですよね。
たしかに。
多分これ都会の公園とかで探してたらちょっと違いますもんね。
ガチの山に入ってやってますからね。
なんか粋谷さんはどうなんですか?趣味っていうか。
ずっと昔からブログとかバーって書いてて、
結構僕から見てると、そんなよく書けるなっていうのは。
ゲームか。
僕はゲームですね。
ひたすら僕は格闘ゲームのスマブラというのをひたすらやってる。
今はスマブラですけど、僕はゲームですね。
こういう人を見てて、自分だったらなんだろうと思ったらゲームだなと思って。
確かにハンドルネームの人も多いですもんね。
そうそうそう。
そういうものはやっぱり持つのすごく大事で、
ゲームなんてやってても1ミリも金にならないし、
ひたすら時間だけなくなっていくし、妻に怒られるしみたいな。
あんま変わらないんだけど、でもやるんだと。
本当に最後のページで出てくるメンバーに対して、
なんでクワガタってあんたにとってなんなんですかって言ったら、
究極の脳汁ゲームですって書いてあって、
わかるみたいな。
ドーパミンみたいだな。
ドーパミンドッパドッパ出るから楽しくてやってるんですっていうのが、
そういうのを持つっていうのがすごい大事で、
それ本当に人によって違って、
僕は格ゲーやってるとまさに脳汁ゲームだし、
それが本当に楽しいしっていうものを持てるかどうかっていうのがやっぱり大事だよねってのが、