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  2. #58 自己啓発本の話
2022-01-25 38:00

#58 自己啓発本の話

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自己啓発本の真面目なお話

ご質問、ご相談、トークネタも募集中です。
おたよりはこちらから↓

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ちょっとノリが良くしてみました。伝わりました。
本のそばには楽しいことがあるもっとに、書店歴25年の元書店員すずきと、
出版取次7年、出版社営業13年、現在書店と出版社の現場をつなぐ、18中ウェブサービス一冊取引所、運営1年6ヶ月目のわたなべのお二人で、
書店員、出版社、一般読者の方からの素朴な疑問に答える、ポッドキャスト休憩室でございます。
スポティファイのですね、私たちの本そばのですね、
ポッドキャストのアイコンの隣にですね、小泉京子さんのチャットから。
それは小泉京子さんの聞いて、本そばを自分で聞いたからたまたま並んでたっていうことですか?
スポティファイでオススメに流れてきたんですよ。
そんなことってあるんですか?
うん。そう言ったら僕、聞いてないんですよ。使ってないんで。
そうでしたか。
なんだ、どういうことだと思って。
まあ本に関することなんでしょうけど。
小泉京子さんのポッドキャストは、たぶんそういうゲストの方とかね、本関係の方も。
そう。よく本屋さん行ったりしてますからね。
そうですね。書評委員もされてましたよね。
そうなんですよ。読書家ですからね、小泉さんもね。
僕が今働いてる会社のビルの目の前のマンションが、小泉京子さんが昔住んでたマンションで。
昔住んでたんですね。
そうそう。
近所に本屋さんが、今はないんですけどあったらしくて、そこにしょっちゅう行ってたらしいんですよ。
へー。
へーと思って。
読書家ですからね。
という枕で今日はどうですか。
はい。すみません、ちょっとお腹空いたんでチョコ今食べちゃいました。
本当に口の中ほぼ割ってる感じがしましたけど、今。
僕今ダイエット中なんで、今日は花丸うどんだけにしました。
お昼ごはん?
お昼ごはん。
花丸うどんでかき揚げとイカテンとエビテンつけました。
それダイエットになってないじゃないですか。
ついついついつい。この間西日本のサヌキうどんが忘れられなくて。
なんか寝不足になると食欲増えちゃって、寝不足であること自体も、
ダイエットっていうか体重増加の原因になるみたいなのを聞いたことがありまして。
あ、そうなんだ。
だから早く寝ましょう。
どうにかね、趣味として体重を減らせないかと。
03:06
楽しみながら。
楽しみながら。
そうそうそう。
ないかなと思うんだけど、今のところ僕の中の趣味って釣りぐらいしか体重減らせるもんないんで。
一時期真夜中にジョギングしようとしてませんでしたっけ、東京住んでた頃。
やってましたよ。
で、こっち来てもらいましたけど寒くなるとやらなくなっちゃうんですよね。
まあ寒いんですよね。
そう、寒いのと暑いのになるとやりたくなっちゃうんで。
春と秋しか走らないっていう。
まあなんとなくわかりますね。
そうで、この年になるとさ、すぐに結果が出たわけじゃないですか。
まあそうですそうです。
そうそう、なんかこう気持ち的にこうさ、なんかやる気が出るみたいなさ。
なんかそういう必要もあるしさ。
3ヶ月、4ヶ月やんかいってね、なかなか体に変化が現れない年になっちゃってるからさ。
なかなかそんなに難しいよね。
ちょっとそんな鈴木さんに、ご質問が来てますから。
そんな質問に?
そんな地堕落な鈴木さんに。
あ、地堕落に言うな。
もうエビ天やらイカ天やらいろいろつけちゃう鈴木さんに。
僕は人に厳しく自分に甘くですから。
意思の弱い鈴木さんに。
そうなんです、ほんとに。
そんな鈴木さんにご質問。
じゃあラジオネームから読み上げますね。
お願いします。
ラジオネーム、音符さんからいただきました。
はい、音符さん。
音符です。
鈴木さん、渡辺さん、こんにちは。
こんにちは。
こんにちは。
書店とも業界とも全く関係のない一般リスナーです。
あ、そうですか。
ありがとうございます。
一般の方の質問、ほんとに嬉しいですよね。
嬉しいです。
もっと嬉しいんですよ。
続き読みますね。
毎回興味深く楽しく聞かせてもらっています。
そんなことってあるんでしょうか。
あるんですか。いいんですか、この放送。
地堕落な二人で。
ぐだぐだで。
ぐだぐだな。
じゃあ続きを読みます。
お願いします。
先日書店に行ったときに、ある自己啓発本を目にして思い出したのですが…。
昔、職場の反りの合わない上司から、ポジティブ思考になれ系の本をもらい、
当時の私の精神状態と本の内容が合わなさすぎて結構きつかった、ということがありました。
お二人の自己啓発本に関するエピソードや、最近の自己啓発本についてのお話などありましたら教えていただきたいです。
これからも放送を楽しみにしています。
ありがとうございます。
オンプさん、ありがとうございます。
ほんと嬉しいですね。
嬉しいですね。
こういう素朴な質問がいいですね。
自己啓発と真逆にいるような、我々かもしれませんけれども。
06:00
そうですね。
僕は自己啓発を読んだことがないというか、売ったことはたくさんありますけど、読んだことは読んだことはないですね。
じゃあちょっと売った側として、また今、これはいい意味で捉えてほしいんですけど、今は売り場にいないので、心置きなくその時の言い方なんかも。
言えることも言えると。
まあなんか人の悪口にならない範囲で。
あ、釘を刺しますね。
いやいや、だってね、自己啓発本っていうのも、実は一言で言うけど、いろんなものがあると思っていまして。
そうなんですよ。
そこが難しいとこなんですよ。
そう、だからさ、例えばビジネス系のものってさ、松下幸之介さんの。
神相になってる時点で読んでないんだろうなみたいな感じですね。
道を開くでしたっけ。
道を開くはもうね。
表現材も売れてますからね。
そういう普遍的なものってあるじゃないですか。
普遍的な自己啓発性はありますね。
そうそうそうそう。
基本になる軸となるものがさ、考えの軸っていうのはさ、
何が正しいかとかっていうよりも、正しいっていうかどうかを判断するためにはさ、
そこの道からずれてるのかずれてないかみたいな部分って判断が必要だけどさ、
それって何なの?みたいな話になってくるときに、
道を開くとか松下幸之介さんとかの思想というかを少し軸としながら、
自分の中での行動とかさ、考え方みたいなのっていうのは役に立つかなとは思いますけど。
これ別に具体的な署名とか人を出すわけじゃないですけど、逆張りって多いじゃん。
逆張りわかる?
逆張りですよ。だからわかりますよ。
逆張りを結構あからさまにキャッチーなために使う人結構多いわけじゃん。
ね。そうそうそう。
ちょっと続きを聞かせてください、続きを。
例えば、非常に教育的な現場で自己啓発だったりすると、
誰かリーダーシップ的な話になるとさ、
今リーダーシップって相手との距離とか理解とかが必要になってくるわけじゃないですか。
それぞれ人それぞれに合わせていかなきゃいけないし、
それぞれの個性っていうのがあるから、
それを頭から決めつけて動かそうとするんじゃないじゃん、今はもう完全に。
そういうリーダーシップはもう古いじゃない。
リーダーって言い方ももう古いかもしれないけど。
09:01
時代とか組織、シチュエーションによってもリーダーのあるべき姿変わりますから。
ただ、そこに怒って人を動かせみたいな方言がたまに出てくるわけですよ。
そうですね。
でしょ?
結局そういうのってちょっと考えなきゃいけないのは、
やっぱり今の新しい考え方とかに合わせられない人が安心したいために読む本になってくるわけじゃん。
あ、そう言ってるけど、けどこういう本で書いてあることをやってもいいんだみたいなさ。
そこをうまく組み取らないと。
ただ、自分を弁護するというか、
やってることを正当化するためだけの理由として本が出てるときがたまにあるから。
そうですね。
そういう時刻系のやつは結構怖いなと思いますよ。
鈴木さんがおっしゃることを自分の言葉で言い直すと、
人の不安につけ込む類の本はちょっと私も嫌だなと思います。
で、あとは、正当化。
だから正当化っていうのは、事故の正当性になるようなものを都合よく部分的に引用したりとかして構成されたようなものっていうのは非常に利己的だと思いまして。
こないだも、「思いがけずリタ」という西島社のですね、赤島武者の本を私も紹介しましたが、
やっぱり利己的なものって、別に論理がなくても感覚として感じ取れるものだと思いますし、
そういうのは、自己啓発のジャンルでも、
この人がやってることを正当化したいだけでしょ、みたいなやつとかは、
なんかもう表紙見てもわかるっていうかですね。
そうなのね。
自分のビジネスに、本を利用しているみたいな。
そうそうそう。
ちょっと嫌だなっていう感じがしますよ、そういうのは。
まあね、本当だから、そういうのをちょっと感じてしまうと、なんていうのかな、迷いつばかなっていうのはあるのが一つと、
あと、上司がポジティブ思考の本を進めるみたいな話があったじゃないですか。
さっきの大西智恵のね。
そう、音符さんの。
これって、結局上司の人が、本をただ利用して、
自分が教えなきゃいけないこととか言わなきゃいけないことを、
ただ本を渡すことで、サボってるんですよ、教育を。
12:03
職場の反りの合わない上司からもらったら、誰が読むねんっていう感じですよね、だからね。
それもありそう。
それをわかってないですよね、そもそも。
だからそれを本に渡すってことは、その本を渡す前に、その人がお勧めしてなったら、その人は本を読んでるわけだから、
その人が読んだ本を、ちゃんと自分の中で噛み砕いて、音符さんにちゃんと伝えなきゃいけないんだよね。
何かそういうアドバイスとかも含めて。
そういう材料に使えばいいのに、ただ本を捨てて、こういうふうにしたほうがいいよっていうのを、本に寄ってさ、自分の言葉じゃなくて。
これはね、結構ね、多いよね。
例えばスローガンとかお店の標語とかを上から押し付けてくるなんじゃない?
あれって結局、スローガンとかどっかの引用みたいなのを使って、現場とかに行動を促すんだけど、
それは上の人たちの言葉ではなくて、どっかから借りてきたものを、
ほらこういうこと言ってるんだぞって言って、下を動かそうとするのがすごく混沌として見えてるから、
それはちょっとサボってるよね、そういう人たちって。
サボっている上に、相手のことを、目の前の人を煽動しようとしてますよね。
そうだね。
自分がしてほしい行動を促すべく、誘導しようとしてますよね。
もちろん仕事だから、職場においては職場で果たすべきミッションみたいなのが一応あるでしょ。
もちろんある。
ある程度は立場上仕方がない部分っていうのも認めますけれども、
とはいえですね、アジテーションを本のあれ用意して自分がサボってるって、鈴木さんの指摘はなかなか鋭い。
例えば、すごくネガティブな考えをする人に、
ただポジティブ思考、こういう考えを持てば前向きに生きるとか、
職場で愚痴を吐かないとか、そういうことが感情が気になってさ。
あるじゃん、そういう自己啓発本って、1ページに大きくデカデカとさ、
職場で愚痴を吐くなとか、相手の人の悪口は言わないとか、当たり前のことを書いてる本を読んで、
ただ部下に本を渡してっていうのはちょっとずるいよね、そういう本を渡す。
だったらそれを読んだ人が、ちゃんと噛み砕いて、
なぜ職場で愚痴を言うことが、自分のところの部署でマイナスになってるのかをちゃんと説明しなきゃいけないじゃん。
その人に合わせて、なぜそういう愚痴を言うとか、ネガティブなことなのか、そういう考えなのかをちゃんと話してさ。
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そうすると、たぶん普段のこういう仕事の職場のこういうのが不満ですみたいなことがわかってきて初めて解決できることじゃん。
だからそれはね、おんぷさんの上司はそれが合わない気持ちもよくわかるなって思いますけどね、そういうことをやるってことは。
そういうふうに本を読みましたらだめだよね。というのはありますよ。
はい。わかりました。
じゃあ鈴木さんのお家の本棚には自己啓発もない。
そう、自己啓発一冊もないですね。
一冊もないと。
ない。
売ったことがあるけど、たくさん。
だから、中身はどんなものが書かれてたかっていうのは仕事上よく見てるから、わかってはいますけど。
最近の自己啓発本なんていうのは、最近ね、ちょっと我々も現場からちょっと一歩離れているところも2人ともあるので、
書店の転倒っていう意味ですけども。
とりあえずそれでも普通の方よりは近い位置にいる。
ただ自己啓発書、最近のって言うとどういう……。
けどあれじゃないですか、日本が発表した2021年の年間ベストセラーは1話。
あれじゃないですか、人の話し方が9話じゃないですか。
これは自己啓発と言ってもいいんじゃないですか。
まあ広い意味で。
広い意味で。
ある程度啓発というか、それなりに……。
まあでもそうですね、ジャンルとしてはそういう感じになってきます。
振る舞い方とかの話になってくるから、こういうことでどういうふうに人に評価されるかとか、そういったことが参考にするんで。
たぶん、自己啓発本っていうのはかなりベストセラーに上がりやすいんですよね。
昔のチーズはどこへ消えたかとかさ。
あとは、嫌われるゆうきとかも……。
あ、嫌われるゆうき、アドラー。
アドラーのそれも自己啓発ジャンルですかね。
アドラーの本はね、アドラー自体が結構まともな言い方をしてるけど。
まあでも心理学的な方向性もあるわけですよね。
ちゃんと信頼できる人なんで。
ただね、嫌われるゆうきのドラマ版は全く関係ないですけどね。
なんか警察ドラマになってますけどね。
意味がわからないやり方になりますけど。
ドラマ版は関係ないと思うんですけど。
けどそうだね、嫌われるゆうきとかさ。
あとほら、もしも野球部のマネージャーが……なんだっけ。
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モシドラですか?
モシドラ。ドラッガーのマネジメントを読んだだけ。
あれもさ、ビジネス系の自己啓発と言っちゃう自己啓発。
あれすっごい売れたんだけどさ。
いやすっごい売れましたよ。
世の中マネジメントもよくなったのかね、あれで。
あー。
あ、これディスっちゃうんだね。
鈴木さん、モシドラを編集した方っていうのがノートのピースオブケ……
今、会社名変わったのかな?
会社名はノートですよ、ノート。
その創業者が、モシドラの編集者だったんですよ。
あ、そうなの?
知らなかった。ノートすごいやってますけど。
一度賞議させたことありますけど。
あ、ほんとにすごいね。
明治時代の感染期みたいなのも確か書かれたんじゃないかな。
そういう余談でしたけれども。
まあでも確かにドラッガーマネジメントで……。
みんなあれだけの……。
ドラッガー自体がね、その後結構実際のドラッガーのマネジメントとかさ、その本も売れたからね。
やっぱり親本というかさ。
やっぱりあれ読むと親本も読みたくなるというか、しっかり学ぼうと思う人も出てくると思う。
まああれはあれで……。
まあ確かに自己啓発ってそういう懐の深さっていうか……。
まあ広いよね。
ちょっとその……。
ドラッガーとかは別に自己啓発ではもちろんないかもしれませんけど。
実務省だよね、マネジメント。
まあマネジメントという、また別の棚ジャンルとしてはありますけど。
あとはあれですか、でもその自己啓発といえば、ちょっとそういうナポレーン・オイ・ヒルとか。
あ、はい。ありますねー。
あとはまあ、ねえあの、
7つの週刊とか。
7つの週刊とか、デール・カネギンの人を動かすとか。
はいはいはい。定番ですね。
そのあたりが、わりと自己啓発の定番みたいな、じゃないかなと思うんですけど。
そうね。
まあなんか、どうなんすかね。
まあそのあたりはあるけど、ビジネス書でもずっと長く売れてるわけだから。
まあ一応どの書店行っても置いてる自己啓発というのは、そのあたりは。
キング・ベアー出版なんてさ、7つの週刊と7つの週刊関連書がほとんどだよね。
あと手帳とかでもフランク・リン・プランナーとかあるんですかね。
あ、そうだね。あるある。
21:01
なんか、まあそういうのも、成功哲学みたいな感じですかね、ナポレーン・オイ・ヒルでいうと。
デール・カンネギーはコミュニケーションの、セールスみたいな人とかには、
販売の人とかにも、ある種役に立つ文化かもしれないけど、
ちょっとやっぱり扇動的な要素もあるっていうか、まあ人を動かす言うぐらいですからね。
ただ実は読んでみると、そんなにドギツイということでもなく、
人間心理の本質というか、ある種観察によって導き出されたことというか、
経験則みたいなものが書かれてたりとかするので。
はいはいはい。そうだね。
だから、読めば読んだなりにすごく自分にフィードバックできる部分っていうのはありますけど。
アメリカが結構自己啓発本ってさ、
カンネギーもそうだけどさ、言葉もメンターとかさ、
そういう導く人のことを、師匠みたいな感じのメンターとか言葉も結構アメリカから来たりとかしててさ。
やっぱりその辺って伝道的な思想があるよね、キリスト教的なビジネスもね。
ビジネスもさ、結局キリスト教のアメリカのプロテスタントだとさ、
稼ぐってことをそんなに否定してないんでさ、
成功した後はそれをどう分配するかみたいなさ、
世のため、人のためにどう財産を作ってするかみたいなものがあったりするから、
そういうのが結構元にあったりするよね。
ベンジャミン・フランクリンとかもですね、そういうアメリカのメンターだと思いますし。
なんかそういうのは、やっぱりアメリカのビジネス系の伝道的なシステムというか伝統みたいなのはあるよね。
ありつつですね。
あとはちょっと今そういったような方向性の、いわゆる自己啓発みたいなものっていうのは、
自己啓発セミナーみたいなやつとかとの、そちら方面のビジネスや講演会みたいなところの流れの中に本が位置づけられていることとかもあって、
本そのものの啓発性というのも、単純にそこだけ見てればいい感じのもあれば、
そういったビジネスの中に本が位置づけられているようなこととかもあったりとかして、
なかなかこう、そういう意味ではやはりいろいろと、いろんな香りが立つジャンルであるというのは間違いないというのは。
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客観的事実として、客観的に観察してるとそういう構造が透けて見える部分はありますよね。
ウルフ・オブ・ウォールストリートっていう映画があるよね。レオナルド・ディカプリオンの映画で、
ウォールストリートで株の売買とか投資とかそういう仲介業者が、
マーチン・スコセッシュの映画なんだけど、株の仲介業をやって、がんがん買いもちになっていくみたいな。
めちゃくちゃやるみたいなのがあるんだけど、最終的にその人がいろいろ刑事告発されたりとかして、
捕まったりするんだけど、最後にセミナーを的なことに登場して、
このボールペンをお客さんに、このボールペンを私に売ってみてごらんみたいな話をするわけ。実際に。
で、そこでこのボールペンはこういうふうな誘惑があってみたいなことをお客さんとかは言って、
言っていくんだけど、実はその映画の中で、本当に、初めの立ち上げのときに、
チンピラみたいな人にも同じこと言ってるんだよ、実は仲間を探すときに。このボールペンを売ってみろって言って。
で、そのチンピラの人が、ディロナ・ディガプリズムの目の前に紙を渡して、
で、ここに何に何を書けって言うわけ。けどボールペンがないわけじゃん。
それで、じゃあこのボールペン売ってやるっていうふうに真似をするわけ。
そういう仕事の中で気づきみたいなのが、それだとやっぱり需要を作るわけじゃん。
ペンで文字を書かなきゃいけないっていう需要を作って、ペンを売るみたいな。
そういう心理みたいなのを映画の中で語ってて。
そういうのが自己啓発に入ってると、あ、これすごいなっていうのは思うよね。
そういう心理みたいなのが。いろんな部分に活用できるものがあるか。
そういうのが書いてあると自己啓発も面白いんじゃないかなと思いますけど。
そうですね。
勤めて冷静に観察するように、自己啓発のほうに触れるというのは、決して……なんていうんですかね。
独学の本とかもすごい売れてるけどさ、
やっぱりああいうふうなものって、ある意味広い範囲での自己啓発だと思うしさ。
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と思います。
まあそういうもので楽しむのだったらいいよね。
それを利用しようとしちゃダメだよね。
そう、だから人を利用するとか、何かビジネスに引き込むための道具として本が使われることに、
あまり心地よい感じは私は覚えないので。
まあなかなか批判的な見方をする人は結構自己啓発に多いので、
それはやっぱり、いろんなものが出すぎててさ。
中には、「悪化は良化を駆逐する」みたいな感じでさ、
そういうものがうごうのたけのこがあったりすると、だんだんイメージが良くなくなってきちゃってさ。
その中で、本当に自分を変えたいとか、発想の拠り所にしたいっていうものが、
すごくもやっと隠れちゃってるっていうのは現状あるよね、やっぱり。
そうですね。
それはもったいないなと思いますけどね。
読み本として面白いっていうのは、探せばあるんでしょうけど。
いろんな意味でも面白いジャンルなのかもしれない。
そうですね。
自己啓発本っていうのは内容のことでさ、携帯ではないので。
例えば新書でもそういうのがあるわけじゃないですか。文庫でもあるしさ。
いろんなところであるからさ、その辺は自己啓発本で歌ってなくても、実は読んでみると結構自己啓発本だったり。
あとさっきのモシドラのようにさ、いろんな物語としてそこから学べるみたいなのが結構、自己啓発本としてもあるし。
まあなんか岡本太郎の、自分の中に毒を持ったとしたっけ。
前のももしかしたら、本人はそういうつもりで書いたことはないのかもしれませんが。
まあでも啓発される涙っていうか、パワーを。
僕は成功譚とかのさ、「こう成功した!」みたいなさ、それよりは僕は失敗談ってないのかなと思うんだよね。
これやっちゃダメでしょ。まあ祝辞先生みたいなもんでさ。
これはやっちゃダメだったみたいなほうがさ、絶対にさはっきりするわけじゃん。
成功って結構運とかもあるからさ、タイミングとか運とかさ。
たまたまそれを話したときに、その人の機嫌が良かったとかさ、
タイミング的に採用されたのは別の人だったとか、タイミング的に前任者が辞めたとかさ。
そのために採用されたとかっていうのがあったりとかさ、
いろいろ立診出世のタイミングとかあって、運とかが採用されたりするわけじゃないですか。
だからそこに、自分はこういうふうにアピューしたからこれだっていうのはさ、
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誰も採用したほうに聞いたわけじゃないからさ、正解はわかんないけど、ただ失敗はわかるじゃん。
その辺はもうちょっと失敗談っていうのを自己啓発本として出したほうが、
そこからの気づきとかさ、「これはさすがにやっちゃいけないな」みたいなのがだんだん出てくるわけだしさ。
なんかそういうのはあるけどね。
豊口中将に書いてもらえますか、じゃあ。
なんでだよ。
やっぱ補給が重要ですと。
補給が重要ですよ。
ロジスティックスが重要ですということですね。
そうですね。
あれはある意味、自己啓発としてはいろんな示唆に富んだ反省点が。
それを言ったらさ、海軍なんとか証言録とかあるじゃん。
あれとか見るとすごいよね。
官僚的な軍の体質とさ、誰々がいけなかったとかさ、
当事者意識がない本はさ、「あれは良くなかった」とか言ってるからさ、「そりゃ無駄になるかな」みたいな感じでさ。
ある意味そういった、有名な失敗の本質という本がありますから。
そういったところからの学びのほうが重要かな。
あと面白いし。
歴史の中にちょっといろんなものがある。
そう、なんかほんとそれはあるし、これは昔と変わってないじゃんとかっていうのもわかってくるし。
ちょっと人間の本質というか、佐賀のようなものというか。
こういうことやっていくと、たぶんこのままこういう状態のままいくと、過去にこういうことがあったっていうことでさ、
ちょっとこのままだとまずいんじゃないの? みたいなのは歴史からまずよく言われますけど。
そうですね。
けどそういうことだと。
失敗の本質はですね、今はもどろく中高科だっけ出てんの?文庫。
ですね。たぶん本棚にあるはずです。
はい。
ビジネスとかそういったところに自己揮発棒の棚にはないで中高文庫の棚にあると思うんですけど、
ある意味これはかなり教訓として、かなりいいと思います。おすすめですね。
組織的な、これはそういうことで売れてる本ですけど、別なのになった本なんで。
仕事人とか組織とかそういう人たちが、本当にこういう失敗の本質みたいなのを知るために、
みんな興味があって読んで売れた本なんで。
こういうのがいまだに売れてるってことはそういうことですもんね。
そうですね。
33:00
読んでて面白いし、いろいろ勉強にもなるし、いいんじゃないですかね。
よく一言一言しか書いてないような本よりはいいと思いますけどね。
そうですね。
それではですね、最後にお答えしておきますが、
ちょっと時に侵略に感じたような発言は私あったかもしれませんが。
すごいな。
ただ、やはりどんな本であれ、そこに向かって一生懸命作ってらっしゃる方がいますし。
まあもちろん、それはそうですね。
どの本にもやっぱりこの本が好きだっていう方がいらっしゃいますし。
なので、私の今までの発言は全面的に謝罪させていただきつつ。
最後に。
じゃあ私はそういうの一切読まない。
鈴木さんは本当に本棚におさるないようなんですけど。
ないんですよ。
私は実は20代、結構自己啓発して、結構読みました。
結構読んだ上に、今も本棚に入っているようなタイプの本もございます。
ございますので、自己啓発大好きですと、手のひらを返したように言いつつ。
ただやっぱりそこと接するときには、
最初ちょっとのめり込みすぎない、
勤めて冷静なスタンスで接するようにはしています。
すいませんまとめますが。
最後に、せっかくこの自己啓発って話題で、
私すごい紹介したい論文があるんですよ。
論文?
論文。
インターネットで検索するとPDFがダウンロードできまして、
これは私、FacebookだかTwitterだか忘れたんですが、
私がすごい信頼するこの業界の賢人の方がそれを読んだということで、
私も知って読んだらやっぱり面白かったと。
私はその20代のころに自己啓発上に結構触れた経験もあったので、
色んなことが面白かったわけです。
ちょっと今タイトル言いますね。
アメリカ自己啓発本出版誌における3つのカーネギー伝説っていう論文なんですよ。
カーネギー出ましたよ。
これ冒頭若干紹介しますけど、
アメリカの自己啓発本の出版誌をひもってみると、
人はしばしばカーネギーという名前を目にすることになると。
なるね。
目にするたびにその意味するところが異なるものの、
この名前は自己啓発本の伝統の中で不思議な因縁のようなものを持っていて、
カーネギーという名前を辿っていくだけで、
19世紀末から20世紀半ばにかけてのアメリカの自己啓発本の変遷を見て取ることができることなのだ。
その意味でカーネギーはこの文学ジャンルにおける重要なキーワードであると言っていい。
そこで本校ではカーネギーという名前を視点にして、
この時期のアメリカにおける自己啓発本のありようを概観してみようと思う。
36:02
PDFで28ページの論文、尾崎俊介さんという方の論文が検索すると読めます。
これね、ちょっと面白いんですよ。
カーネギーってさっき私はデール・カーネギーって言いました。
あとはナポレイム・ヒルっていうのも言いましたけど、
ナポレイム・ヒルっていうのは鉄鋼王アンドリュー・カーネギーに成功者を調べろみたいなエピソードがあるんですよね。
だからその鉄鋼王デール・カーネギーとか、もう一人のカーネギーは誰だ、えっとですね。
2人目のカーネギーが人を動かすのデール・カーネギーで、
みたいな、ちょっと読んでください。
はい、わかりました。
面白いんで、すごくこれ。
そうね、アメリカの、さっきキシャッと話しましたけどね。
成功哲学みたいなジャンルのアメリカの。
そうですね。
はい、ということで、自己啓発は面白い。
自己啓発は面白いということで。
最後フォロー言えて。
機会がありましたら、いろいろと、また書店に行って見てみてください。
そうですね。
なんかオンプさんもいろいろと素朴な疑問とか、本屋さんでこんなの見たんですけど、
これ何なんですかとか、本当今後もですね、
気軽にご質問お便り、あとネタ振りでもいいですし、
こういう話してくださいとか、面白いりますので。
まさにこの、我々がこれから弾こうとしているオタマトーンが音符の形をしているということで。
そうですね。
それでは、ありがとうございました。
ありがとうございました。
さよなら。
38:00

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