1. 本そば ポッドキャスト休憩室
  2. #75 書店のセルフレジの話
2022-03-12 45:02

#75 書店のセルフレジの話

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最近増えてきた書店のセルフレジについてのお話


おたよりはこちらから↓ https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdOyZsve1PAGEfKVyAelRf1nmaENmBNl8oJXgzb82Pmx1RjXQ/viewform

00:04
本のそばには楽しいことがあるをもっとうに、書店歴25年の元書店員鈴木と、
出版取次7年、出版社営業13年、現在書店と出版社の現場をつなぐ一冊取引所運営1年8ヶ月目のわたなべの2人で、
書店員、出版社、一般読者の方からの素朴な疑問に答えるポッドキャスト休憩室でございます。
取りためようと思うと、喋ることがなくなってしまうという。
あ、そうだ。石の花の5巻まで買いましたよ、僕も。
買いましたか。
買いました。
全部一気に読むつもりですか。
まだ読んでないですけど。
ちょっとレビュー仕事をしようと思って、石の花で。
あ、そうですか。
はい。
じゃあ、また読んだら感想をお聞かせください。
はい。経費で買いましたから。
あ、経費で。
領収書は聞いてましたか。
私はお小遣いで買いましたから。
ここのところ、原書坊が元気よくて。
なんか気になる本いっぱい出してますね。
すごいよ。
たて続けに。
最近買ったのがブックセラーの歴史っていう本。
そうそうそうそう。
4,000円くらいしたんだけど、ちょっと俊々しちゃったんだけど買っちゃって、原書坊なんだよ。
そのあと、リバタリアンが社会実験してみた街の話というノンフィクションもあって、
これもリバタリアンがアメリカの田舎町で、フリータウンつって、
リバタリアンって小さな政府を掲げる主義の人たちが、
理想ユートピアを作ろうと思って田舎の町にフリータウンを作るっていうノンフィクションで、
読み始めてちょっと間もないんだけど。
ヤマギシズムみたいな感じですね。
うん、なんだけど。
理想を掲げて町を作る話が失敗するっていう話かなと思ってたら、
冒頭3分の1くらい読んで、クマの話が多くて。
クマが町で生き物を襲ったりして、クマに困ってるみたいな。
重大な話になってて。
このノンフィクションはどこに転ぶんだってくらいね。
ある意味ちょっと読みながらね、ドキドキしながら読んでますけど。
今想定の絵を見てますけど、
なんかクマの絵。
クマのシルエットでしょ。
シルエットが。
そう、全然変わった気がしてなかったんだけど。
しかもなんか、リバタリアンウォークスイントゥアベアーって。
そう、現代もベアーなんだけど。
現代にベアーが思いっきり入ってますね。
03:00
それも面白くて思わず買ってしまって。
他にもハラショボウがね、あと黒人差別。
場所から辿るアメリカと奴隷制の歴史っていう。
そうそう、それもなんかさ、面白そうって手に振ったらハラショボウなんだよね。
どういうことハラショボウって。
もう一個あったんだよな。
海を越えたジャパンティー。
それじゃなくて。
なぜ人類は戦争で文化破壊を繰り返すのか。
あ、そう、それだ。
あと、対テロ工作員になった私っていう本とか。
女子大生のやつ。
これ、想定が写真。
女子大生がやったでしょ。
ごく普通の女子学生がCIAにスカウトされてっていうサブタイトル。
これ2月中旬の刊登。
それも面白そうって手に振ったらハラショボウなんだよ。
どうしたハラショボウって。
今すごいハラショボウムーブが起きてるんだよ。
すごいよ今ハラショボウ。
本屋さん行ったら。読みたい本全部ハラショボウだよ。
ハラショボウさんはソ連の女性狙撃手の本とかも何年か前に出したりしてるし。
そもそもハラショボウは結構歴史関係の本とかすごい面白い本出してていいんだけど、
ここ最近なんかね。
縦続け感が凄まじい。
縦続けるのすごい。
手に取った本、面白そうな本、手に取った本、手に取った本全てがハラショボウっていう。
すごいんだよ今。
すごい。
ちょっとね、興奮してしまいましたよそれで。
すげえなハラショボウって思って。
これ読みたいなあ。
でしょ?
本屋でそういうふうにあるよね。
そういう体感的に欲しいと面白そうと思った手に持ったのがある一定の。
ことごとくみたいなね。
そう、ことごとく同じ出版社とか同じ著者だったりするっていう。
たまに偶然にそういうことがあるじゃない。
ありますね。
ほんとすごいな。
今回特に今ハラショボウの。
僕の近世に触れる作品がどんどんどんどん本屋に並んでるというね。
ちょっと最近思いましたよ。
なるほどですね。
本屋さんに行って最近感じたことは。
ちょっとまた次回の買った本とかね。
買った本とかね。今月中旬ぐらいにまたね、やりたいと思いますけど。
はい。
その時に詳しく説明しますけどね。
はい。
じゃあお便りは来てるんでしょう?
来てますよ。
はい。
じゃあいつものようにラジオネームから読み上げさせていただきます。
どうぞ。
ラジオネーム、かなむやさんからいただきました。
はい。
かなむや。
06:00
かなむやさん。
はい。
鈴木さん渡辺さん、いつも楽しく拝聴しています。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
7年前、やりたかったことをやろうと思い立ち、
50代にして異業種から書店に転職して、今に至ります。
さて質問ですが、当店でセルフレジが導入されることになりました。
なんか秋頃に導入されると。
はい。
次、書店におけるセルフレジのメリット・デメリットについて、お二人のお考えを聞かせていただけますでしょうか。
うちのスタッフからは、図書カードの扱い、マスター登録がされていない手打ち商品の対応、
当店雑貨も扱っているので、盗難等々不安な声が出されております。
今後セルフレジは増えていくとは思うのですが、
今後の書店業界の動きとしてどうなっていくと思われますか。
ご意見を聞かせていただければ幸いです。
これからも楽しく刺激的な配信を楽しみにしています。
ありがとうございます。
セルフレジねー。
セルフレジです。
使ってます?
僕使ってますよ。毎週買うときはセルフレジですよ。
ある意味ちょっと並んでるスタッフがいるレジに行くのが申し訳ないくらいになっちゃって。
使ってますけど。
だけど業界としてはもうガンガン進むでしょう?
書店のセルフレジは、ここ最近の動きとして急に来てる感じですけど、
もともと電車とかも改札に駅員さん立ってて、
切符渡してやってたのが今はもう当たり前じゃないですか。
その切符を自動改札になって、その後はICカードでピッピピッピやると。
だから当然そういう機械化は、駅の改札と書店一緒じゃねえだろってツッコミがあるかもしれないけど、
だってスーパーとかも、お金とかは自動で、
お会計はこちらでお願いしますみたいなね。
マーケット読むのはまだスタッフの人がやったりするけど、
お会計はこちらですって。
何番会計でお願いします。
何番会計でお願いしますってことですね。
だからもう、これ書店でセルフレジ、またチェーンストアさんなんかだと当たり前。
09:07
なんでセルフレジに来てるんですか?ぐらいにはすぐなりますよね。
だって今セブンイレブンとかはそうだしさ、ほとんどだし。
あとスーパーも、都内だとライフとかは何番レジでみたいな感じなんですけど、
僕の地元のほうだともう完全セルフ。
もうバーコード読みから支払いから全部セルフレジになってるし。
そもそも昔ガソリンスタンドも、ほら、昔は…。
セルフスタンドなんかなかったですね。
なかったでしょ。
普通にさ、窓磨きますかみたいなさ、そういうのがあったりして。
けっこうそういうふうにやってくれててさ、
20リッターぐらいしか入れないのに窓を磨いてもらったりとかいろいろやってて、
申し訳ないなと思ってたのが今セルフだからさ。
車が汚くてしょうがない、今。
まだ吹かれないから。
けど、あれをやってしまうとさ、今まで働いた人たちはどこ行っちゃったんだと思うしさ。
TSUTAYAさんがネンタルやってた。
ネンタルビデオよく行くと、前はさ、7,8人レジにザーッと並んでさ。
誕生してるお店ほどレジが横にガーッと並んで。
そうなってあったじゃない。レンタルなんかさ。
今さ、セルフのレンタルレジがさ、4,5台並んでさ、スタッフ2人ぐらいしかいないもんね。
あの店員さんたちどこ行っちゃったんだろうってぐらいでさ。
若い人とかも今人口減ってるから、その人たちがいなくなったわけじゃなくて、
その人数しかしょうがないんだろうけど、そういう時代なんだなと思いつつ。
本のレジは、僕もTSUTAYAレジなんでやってるのはほとんど。
今よく買いに行ってるお店がTSUTAYAさんなんですね。
なので、普通にTカード差し込んで、2段バーコード読んで、みたいな感じでやってるんで。
ラクですか、セルフのほうが。もう慣れちゃったら。
言っても鈴木さん、レジの反対側にいた人ですからね。
あんまり抵抗はないんだけど。
確かに図書カードってそういえば僕、あんまり普段持ってないので、
使うときどうするんだろうね。使えないでしょ、あれ。
しかも図書カードも、QRコードもありますし。
スマホでも全然読み取れるんだもんね。
一回初めて使う人に対するフォローというか、そこは絶対どんな業種でも必要じゃないですか。
12:09
慣れてった人はどんどんこっちのほうがええわという感じで。
そのハードルだよね。
まず導入のときは絶対スタッフの方もそうだし、お客さんもそうだし、混乱するのは当たり前ですよね。
ただ、これね、メリット・デメリットっていうところで、
使う側としてのメリットは、単純にレジに並ばなくても今のところ使えるからスムーズだし、
見られたくないほうが買うときも楽っていうのもあるんだろうし。
っていうのはメリットとしてあるよね。
デメリットとしては使うまでのハードルが高い。
そこでつまづいたらやだなっていう。
慣れたらうんうんっていうのがメリットでありデメリットでもあるっていうのがお客さん側の心理でしょうね。
そうそう。
あと、ポイントとかクーポンとかが使うときにめんどくさいなと。
レシートが多いっていうのが出てくるレシートが。
クーポン、スタンプカード、普通のレシートと、牛角で使える20%クーポン。
5、6倍出るんだよね。
一度に5、6千円の本をいつも買うから、
そうするとクーポン券も3、4枚出るわけ、一気に全部。
だからすごい量になるんだけど。
あと、これはたぶん僕は店側の心理もよくわかるんで、
別にこれはディスってるわけじゃなくて、
7、8冊とか本を抱えてセルフレッシュに行くと、
スタッフが目の前に来るのよ。
マークされます。
マークされるのよ。
明らかにそれは僕はわかるけど、
ちゃんとちゃんと読めてるかどうかを、
後ろで別に見てるわけじゃないんだよ。
ただ確実に僕がセルフレッシュに行った途端に、
別のカウンターからスタッフが、
僕の目の前の問い目のところで、
何かを作業する風をしてるわけ。
毎回それあるんだけど。
だいたいこれね、5、6冊とか、たくさん書籍を抱えてレシートいくときに見てるから、
別にこれディスってるわけじゃなくて、
人を怪しんで消しガンとかじゃなくて気持ちがわかる。
たぶんそういうふうに警戒しないと、
結局セルフレッシュっていけないんだなって大変だよなって思う。
そういう人がいるんだろうなって思ってさ。
全員ばっかりでやってる。
別にそこでバーコード読むものはなかったから、
レーダーが出るとかさ、出るわけじゃないんでさ。
15:00
意図的に毎回満壁のGメンの人にインタビューすると、
レジ抜けっていうらしくて、
セルフレッシュで。
スーパーだと重量とかのセンサーでさ、
通さなかったらエラー出るじゃん。
出ますね。
うん、けど本はそういうのはないからさ。
はい。
あれやっぱ重量のなんか欲しいよね。
いやそうですね、私も取り継ぎいたんですけど、
やっぱその重量検品っていう概念があって、
その場合ってやっぱり本の重さっていうのを、
ちゃんとデータとして持ってないといけないから。
たぶんね、取り継ぎ雑誌とかは持ってるはずなんですよ。
雑誌はもう重量検品みたいなのが、
私いた頃からたぶんあったんで。
そういうふうなのも必要になってくると思うんだよね。
あとは、今は二段バーコードですけど、
ICタグになってくると。
ICタグね。
図書館の貸し出しとかも、公共図書館大きいとこだとそういうICカードで、
トレイみたいなところに本10冊ぐらい積んでも、
ボタン一つで全部データビビビって一瞬にして読み取って、
で貸し出しってボタンをプッと押すと、はいもう完了ですみたいな。
ほらユニクロもそうじゃん。
そうそうそう。
で入口のところには、
そのICタグで読んでないやつはビーってなるように、
あれつけてるじゃないですか。
だから今二段バーコードでセルフレジで、
そういうレジ抜けの対策っていうのは、
やっぱ独人的にならざるを得ないっていう状況があるから。
お店としてはそういう、
難しいとこですよね。
防犯上の怖さっていうのがあるから、
オペレーションとして、
ちょっとお客さんは見てなきゃいけないっていうのは、
それでもセルフになってもやっぱりあるよね。
ありますね。
もうちょっと時代が進むと、
近い将来ICタグになったとして、
また設備投資とかを求められたりすると、
書店さんも大変だとは思うんですけど、
スタッフの負荷とかお客さんの負荷はだいぶICタグになれば変わるはずですから、
そういう時代にたぶん進んでいくんだろうなっていう感触はありますよね。
あと文具とか雑貨なんかもっと小さくなるからさ。
文具雑貨のためにはICタグモードも難しいですよね。
難しいよねー。
なんかほんと大変だね。
いろいろ考えると。
いろいろ大変ですけど。
まあそういうのはあるよね。
防犯上はね。
レジを打ったか打たないかみたいな話になってきちゃうとさ。
お店のほうとしてさ、単純に業務としてだと、
僕が働いたときはセルフレージなかったんで、
お客さんと対面して販売してたから、
それと比べると、
18:02
あの人いつもこういう本買うなみたいなのがわからなくなるのはどうなのかなっていうのは、
結構あのお客さんいつも買っててこういう本買ってるなって、
すごい意識してたから、
そういうお客さんがお店にいるってことで、
ここに並べた本をあの人が買ってるんだっていうのがわかるから、
レジをやってたりとかして。
そういうのを見てると、
置く商品とかがそのお店の来るお客さんに合わせてチューニングされていくんで、
そういうのがどうなんだろうね、働いてる人にとって。
来てるお客さんの顔と買った商品のリンクがされにくくなるのかな。
されにくくなるんだと思いますよ。
そこはだから、
もしそういうのを違う形に置き換えるとすると、
ちょっとこれは本当にふんわりした話なんですけど、
でもオンラインのネットストアで何か買い物すると、
買い物履歴をもとに何かおすすめとかしてくれる。
あるね。
セルフレジーに属人的な、
鈴木さんの場合だとTカードを入れるって言いましたけど、
そういう鈴木さんの個人情報みたいなのが引っかかってセルフレジーってやったときに、
鈴木さんに対して何らかの形で、そのお店からのレコメンドみたいなのが言って、
お店側もデータ上でそういうお客さんの傾向を踏まえた品揃いができるんだったら、
ネットストアで買い物するかのようにリアル書店で買い物をするとか、
そこがデータ的な部分ではシームレスになっていく感じがするのかなと思って。
個々はそうだけど。
今お店の場合だと売り場の並べ方とかポップとかそういうので、お客さんにレコメンドをおすすめするじゃないですか。
そうそうそうそう。
そこはいい面として、ただプラスプッシュ型の、
鈴木たけしメルマガみたいな、たけし店長メルマガみたいなのって鈴木さんやってたじゃないですか。
やってたね。
それ結構配信すると何冊が売れたりするってことでしょ?
うん。メルマガがTwitterよりも全然効果的だよ。目に見えて。
その話聞いたときに、結構ネットストアとかもそういうことやってるわけで。
でもね、メルマガとか見ない人全く見れない問題とか、むしろ迷惑がられる問題とかもあるんですけど、
見る人はかなり見るじゃないですか。
そう、見てるね。それはあるけど。
ただ、これは僕はセルフレジーでわからなかったっていう経験がないので、
21:02
使用したことないのでわからないけど、想像でしかないんだけど、
100から200坪ぐらいのお店の経験なんだけど、
ほぼやっぱり品揃えて、ただやめきもりに自分が置きたい本を置いてるわけじゃなくて、
やっぱりお客さんがどんな人が来てるか把握した上で置いてるから。
それが個人じゃなくて、たとえばその人はいつも家族と来てるのか、
誰か友人と男同士で来てるのか、そういうものも踏まえた上でのものである。
男同士で多分来てもいいんだけど、
同じ趣味で本屋さんに来てるってことは、
この人が買うだろうなって思った商品の裏には友人もいるだろうなって思うことでの置く札数とかと、
この男性が買うだろうなって本プラス、
いつもこの人は家族で娘さんと奥さんとも来るから、
ってことは娘さんが買う本もこういうふうに考えなきゃいけないなとか、
お客さんの姿を見ては上で決められてるっていうのがあったりして、
これがもうちょっとすごく大量に物量のある商品だとまた考え方が変わってくると思うんだけど、
だいたい地方の200坪ぐらいのお店だと、そのぐらいの考えはやっぱり持ってたから。
わりと具体的なイメージを持って、それを売り場に反映させていくっていう考え方ですよね。
来るお客さんに向けて品揃えとかお店作りをしている感覚が自然と相応してたので、
セルフレジーになると、そういう人たちが全く見えなくなるわけじゃないんだろうけど、
ちょっとボケちゃうかなっていう気持ちはあるかな、セルフレジーになると。
むしろ棚からこの本が抜け落ちて無くなってる、売れたんじゃないかとか、
そういったところから察するんですよね、お客さんの売り場の動き。
セルフレジーでは買ってる人とか、場合によってはTカードで年齢層とかわかるかもしれないんだけど、
その先の具体的な生活に密着したというか、地元的なお客さんの見方みたいなのはないかなと思うんだけどね。
ただ、時代の流れだから反対だってわけじゃなくて、新しくそういうふうなことを。
セルフレジーだからお客さん見なくてもいいんじゃなくて、
セルフレジーだからこそ、もうちょっとお客さんがレスレジに並ぶ姿を見てあげないといけないのかなと思うけどね。
24:01
そうですね。
より観察のまなざしが認められるというのがセルフレジーなのかもしれないですね。
本当に世の中が普通にセルフレジーでオッケーになってきて、逆にセルフレジーじゃないってことで、
お金を手渡しでお釣り渡されるの?みたいなのがだんだん特別なものに感じてくるようになるでしょ、将来的には。
そうですね。
この店まだトレイでお金渡すんだとかさ、お金やり取りするんだとかさ、
人と対面でレジ売ってもらうんだとかさ。
そのあたりは感じますよね。
セルフレジーの話じゃないけどさ、
朝日出版社の誰でもデザインっていう山中俊司さんの本があってさ、
年末にブックマーケットに取材したときに、
朝日出版社の松本さんに売り付けられたんだけど。
売り付けられたって。そんな。
鈴木さんにはこれがいいと思いますって。
読んだら面白くて。
なんか想定がより藤文平さんっぽい雰囲気ですけど。
そうそうそうそう。デザインの方でだいぶそういう風になってきてるようになったんで。
で、この山中俊司さんっていうのが、スイカの自動改札機をデザインした人で。
自動改札機をJRと東芝かなんかが共同で研究開発したときに、
ICカードで改札を抜けるっていう行為を初めての人にさせる場合に、
どうもうまくいかないんだってなってて。
で、今までキップをこう、磁気テープ、磁気があるキップを入れて、
それを取ってたじゃん。
自動改札機って言ってもさ。
飲み込まれてそれが吐き出される。
飲み込まれて吐き出されるみたいな。
それをこう、まあ非接触じゃないけど、
要はスイカっていう、電子マネーを含めたICカードで改札を取るような仕組みを作っていて。
ただなんかね、読み取るまでに0.1秒か0.2秒かかるんだって。
その機械がカードをかたされてから。
けど人間の、東京の人の歩行速度って、スピードを落とさずに改札機を抜くと0.1秒しかないんだって。
読み取る時間が足らなくて、うまくいかないんだって。
で、それをどうしようかと思ったときにデザインでなんとかしようと思って、
山中さんに依頼してきたらしいんだよ、JRの人が。
デザインで解決して、あとはデザインで解決するしかないっていう発想もすごいんだけど、JRの人が。
そうですね。
27:00
それからの、人間の歩みを読み込むときに、
0.1秒か0.2秒に遅くするっていうのをデザインでなんとかするみたいな話がすごく面白くて。
面白い。
これはすごく面白かったんだけど。
セルフレッジとかも、今は非常にとんざつで、読み込んだりする方法だとか、
商品によってはジャンコードだったり、二段パーコードだったりするわけじゃないですか。
で、あとクーポン読み込んだり、サービス系も全部自分で覚えてないといけないし、聞かれないから。
っていうのがあるから、そういうのもやっぱりデザインが今後果たしていくと、
機能とデザインがより良くなっていくと、セルフレッジも非常にスマートなものになっていくんじゃないかと思うけどね。
そうですね。今の鈴木さんのお話を聞いて、真っ先に思い浮かんだのが、
セブンイレブンのセブンカフェ。
コーヒーでしょ。
セブンコーヒーの。
ラージ、なんだっけ、レギュラー。
佐藤柏先生のデザインのところに、各地のセブンイレブンがテープラを貼りまくるっていう。
あれはさ、デザインの敗北って言われるんでさ。
でもこれがなんか、やっぱり日頃、じいさんばあさんとかと向き合ってきた現場の、
セブンイレブンの店員さんの、なんていうんですかね、現場の修正力っていうか。
もう張り紙で、張り紙っていうかさ、ポップっていうか手書きの大きいやつ、小さいやつ。
普通とかさ、コーヒー、アイスコーヒーとかさ。
10人来たら10人が間違える。
だから戸惑うみたいなのに匿名して、
これ、ここにこういうテープラを貼ったらいいんじゃないかとかね。
そう、あれもコーヒーセルフだからね。
だからそのセルフっていうところに、
お客さん自身にやってもらうっていうところに潜む、
あれこれっていうのがね。
そうですよね。だから書店さんもセルフレジが、
どういうセルフレジなのかっていうのの違いによって、
うちはスムーズにできたよとか、うちはね大変だったのよっていうのがこれから出るかもしれない。
出てくるよね。
表示とかもさ、お話とかだとさ、
前のお店のときもさ、売り場をコーナー分けするときにさ、
たとえばなんとかマガジンってアルファベットで書いてるわけ。雑誌コーナーを。
けどさ、マガジンって書いてあるのをさ、
全員が全員雑誌って理解できる人って少ない?
ってわけじゃないじゃない?
そうですね。
そうするとやっぱりさ、漢字で雑誌のほうがわかるわけじゃない?
けど雑誌っていうのをデザインとして許容するかしないかみたいなさ、
そういうふうに判断になってくるからさ。
30:00
けどこの本はね、橋本さんに勧められてるけど、めちゃくちゃ面白かったです。
面白いですね。
これ近々レビューに載るんで。
おー。
ダベンチュニュースで。
これ経費落としてないんですけど。
そのブックマーケットで経費にしようってことは、
橋本さんに手書きの領収書を書いてもらわなきゃいけないってことですね。
あそこはでも違うのか。お店で?どうやって?
あれはね、ブックマーケットだから、野外で普通に。
野外で普通にあれですか?
まあ領収書を書いてくれても別に。
普通に、なんか本買ってきますよって言ったら、
ちょっと鈴木さんにはこれですねみたいな。
さすが橋本さんだな。会いたいな、橋本さん。
もうなんか、おぼつかない手でカバーをかけていて。
教えてあげましたけど、カバーの書き方を久々に。
この本は面白いですよ、本当に。
誰でもデザイン。朝日一般社。面白かったですよ。
セルフレジも新しいことに取り組むんで、不安な声がね。
現場としては不安が8割でしょうね。
不安が8割ですよね。
そうそう。不安しかない。
期待が8割なわけがないですね。
で絶対に、普段のお客さんが来てるわけだから、絶対に使い方わかんないから。
みんな9割の人がわからないですよ、たぶん来たときに。
初めて機械を触るから。
だってそもそもさ、お店に検索機があったって使い方わかんない人が多いんだから。
選ぶとかさ。
で選んで、リストが出るけど、そのあと並び替えをしなきゃいけないとかって概念がわかんない人はさ、
こんなにもっと新しい本を探してないけどどんどんページ変えなきゃいけないじゃんって思うわけじゃん。
並び方を変えるボタンがあるってことはさ、慣れてる人はそういうものがあることは知ってるけど、そうとすることがわかるけど、
わかんない人はさ、結果からあとはもう導き出ししかないわけだからさ。
本当そういうふうなところだから、そもそも今までバーコードを読んでたとかスタッフがあったとかっていうのはレジ分かんないわけじゃん。
ヘタすると。
ここを読み取ると値段がわかるなんて意識してなかった人もいるわけだし、いやー不安だと思うなあ。
東南とか万部域とかはね、たぶん今後のケースもあるんだけど。
マスター登録されてないとかっていうのは、これさ、これデータの話になるんだけど。
レジのマスター登録って取り継ぎのデータもらってるのかね。どうなんだろうね。
それはもうデータはもらってるはずだよね。
だから逆に言うと、データが来ないやつは、お店独自に触れるコードを振って。
33:08
例えばジンとかさ、流通されてない商品も置きたいっていうときにさ。
それはもうあれしないと。
お店がバーコードを発行したりして、
マスター登録みたいなのしないとレジでは読まないし。
そもそもバーコードなかったら、セルフレジってバーコード読み取りが大前提なんで。
そういうふうに、販売するときにシステム上読み取れない商品は置くことができないってことじゃん。
商業出版流通上、存在しないのと意味は一緒になっちゃうんですよね。
そうだよね。
データがないって。
そういうのがあると、システムで販売できるけど、
現場としてある一定の商品が置けなくなってしまうっていうことも発生するわけだよね。
発生はしますね。
お店によっては柔軟にさ、
たとえばこれはセルフレジ使用できないのでとか、
通常のレジにお買い切りくださいっていう表紙を貼るとかさ、
手打ちでなんとかするとかっていうのはできるかもしれないけど、
それでもやっぱりちょっとめんどくさくなるよね。
そうですね。そこの手間っていうか、
だからセルフレジっていうのがどんどん導入されるっていう背景に、
人手をあまりかけないで売り場を運営するとか、
そういった考えが背景にあるので、
そういう中で、
これはお店それぞれがマスター登録しないと売れないんですとかっていうものが、
排除されていく傾向には当然なるので。
そうだよね。
たとえば本だったらJPOだとか、
取材にちゃんと情報を渡してればいいけど、
別に義務じゃないので出版して渡さなくてもいいわけだけど、
場合によってはデータがないからさ。
お店で売ることもできない可能性もあるわけだけど、データがないってことは、
世の中に商品として認知されてない状態っていうのが今後も増えていくわけじゃないですか。
だから出版社もやっぱりどんどんJPOに登録したほうがいいですよね。
データを整えるのがすごく重要なことなんだっていうのは、
私の前職三島社で直取引とかに関わったときに、
自分の出宿する師匠世辞の一人であるトランスビアの工藤さんからの教えてるのがまさにそこにあります。
36:00
私が今働いてる葉本のところもそういうのを管理してる団体だから、
そういうのもここで働くまでは、
データの重要性、書紙情報が出版社にとっては、
実はすごい重要なものっていうのを全然知らなかったから、
なるほどなと思ったよね。
特に政府でいうと、お客さんがそこで読み取れなかった時点で、
ストップしてしまうわけだから。
販売データ、マスターデータって。
文具なんかってさ、僕も文具やってたときにさ、
文具ってそういう一家としてはでかい団体ってないんだよね。
トン屋さんになるんで、そこからマスター登録を引っ張ってくるって、
自社システムでやると大変なんだよね。
そうですね。
文具ってほら、例えばボールペンの回信一つ取っても、
色別に全部ジャンコードが振られてるから、
ゼブラの4Cの回信が全部同じジャンコードなわけではないから、
全部インクの種類か何かの値段も違うし、
そういうのもあるから大変だよね、そこですね。
セルフレジア大変ですよ。
お便りには秋頃に導入されることに決まったということで、
たぶんそれまではいろんな研修ですとか、
トレーニング的なのもスタッフさんには入った上での導入だと思うんですけど、
たぶん現場力がまたしばらく問われて、
そのときはお客さんをよく観察することとか、
セルフレージを使ってるお客さんも盗難を防ぐために観察するというよりは、
どういうふうにお客さん使ってるのかなとか。
ときにセルフレージを使って戸惑ってる人いたらお声掛けして、
お手伝いしてって言うとどんどん慣れてってもらうとか。
そうだね。そうなっちゃうよね。
現状いろんなところでセルフレージって導入されてるから、
ある意味お客さんが自分でレジすること自体にはそんな抵抗感はないと思うんだけど。
細かなバーコード読んだりとか、
ポイントカード独自にあるんだったらポイントカードを読むときの時期なのか、
ポイントカードもバーコードなのかっていうのもあって読み方も変わってくるだろうし。
大変だよね。
あとは導入されるレジが山中隼士さんデザイン的な使いやすさ。
デザインで救われるように待つか。
っていうものを期待したいとこですね。
そうそう。ガソリンスタンドとかでセルフレージなのが今ほとんどだけどさ、
39:04
なんとかなんとかポイント使いますか?みたいな。持ってないから。
音声ガイダンスで人を誘導しますよね。
持ってませんってほうがいい。
そのあと、Tポイントカードはありますか?ってまた確認があって。
なんとかなんとかカードはありますか?みたいな。
何度も何度もポイントカードとか会員カードとかさ、
クーポンカードありますか?って聞かれるのにさ、
あれもほんとめんどくさいよね。
あれも画面表示だけ見ててもあれですけど、
いらっしゃいませっていうとこから始まって、
よしを選択してくださいってかね。
あれ音声あるといいから、でも画面だけだと結構難しいかも。
難しいかもしれないね。あと音ね、やっぱ押したときの音とかさ、重要だよね。
ピッとかってね。
そうそうそう。音がないとさ、押したかどうかわかんないからさ。
しかも今、物理的なボタンじゃないのでね、タッチパネルなんて余計にあるし。
今ほら、映画館もセリフだから、映画館のチケット買うっていうのを、
座席を指定してくださいだとか、
いろいろその、何だろう、
なんとかポイントを使いますかとか、
あとチケットは、例えば、
なんとかで一般、なんとかポイントカード会員、
レイトショーみたいなのを、自分で押すわけじゃない。
選んでさ。あれもいろいろサービスが増えれば増えるほど、
ユーザーが選ばなきゃいけないんで。
初めて行く映画館ってほんと緊張するんですよ。
行ったら、実は友人レジだったとかね、そういうね、
ウイウイみたいな感じなんですけど。
ちょうど僕、東京のホーム映画館が、
東宝シネマの日本橋だったんだけど、
そこですぐにセルフレジ、
コンセッションって言われる、
ポップコーンとかコーラとか買うとこもさ、
全部クレジットオンリーになったわけ。
一番早いから。
クレジットはそのまま自分で読み込んで買うんだけどさ、
現金のところは一番左に一個ポツンとあるだけで、
そういうふうになってたりとかするし、
やっぱり支払い方法も映画館は結構素早くなってたね。
そうですね。
あとだいたいネットで買っちゃうからね、今チケットはね、映画館は。
予約した後のどうしたらいいかがわかんなくて、
映画行って緊張するんですよ、私。
そんなに映画館に行かない人なんで。
はいはいはい。
今は本当に簡易になってると、スマホで行く映画館の座席が全部先に指定して、
あとは行って発券機で予約番号を入力するだけで、
発券できるってなってるんで。
はいはいはい。
スマホでやれば、あと決済もスマホだと、
42:01
たとえばキャリア決済だとかさ、
クレジット決済その時点で支払い済みになっちゃってるんで、
行ったらあとは発券するだけなんで、楽ちゃ楽だよね。
本屋さんもあれですね、つづきさんがよく言ってる、
本屋タウンとかでいい本とかで取り置きができるみたいなね。
そうそうそうそう。
あれはセルフレジーだとちょっと難しいんだよね。
取り置きになってる本を買いに行くときは、
友人レジのほうにさ、客中とかを取りに行かないといけないんでさ。
ある意味そのときは名乗らないといけないしさ。
あと袋もね、今無料、有料になってるから。
結構セルフレジーとか行くと袋不要で、スリップも抜かないからさ、
そのままスリップ差し込みのまま持って帰るからさ。
たまに買った本を裸で持ち歩いちゃうから、
レシート挟んでおくんだけど、
それでも雑誌コーナーで買いに行くときにさ、
店に戻るときに会計済みの本を手に持っててもさ、
そのあと店を出るのがさ、
ちょっと緊張しますよね。
ちょっと緊張するよね。
わかります。
そういうのもあるからね。
買った本を会計済みってわかるのはさ、証明できないからさ、
レシートがない限り。レシートしかないんで。
そうですね。今は過渡期なんで、
過渡期ってやっぱり現場に歪み、負荷がかかることが多々あるんですけど、
そういった中からまたスマートなね、セブンカフェも進化してるみたいですから。
そうね。反省を物見ね。
回ってくるからね。
よく観察してやっていくしかないですかね。
ちょっとね、空き口なのでいろいろ大変だと思いますけど、
周りがね、いろいろお店がセリフレジー導入してるので、
お客さんはなんで定員いないんだみたいなことはないと思うんですけど。
ないと思うんですけどね。
いろいろ不安はありますね。
ステッカーのほうでお送りさせていただきますので。
ありがとうございます。ステッカーお送りしますので。
またセリフレジー導入後のあれこれなんかもまたお便りいただけると嬉しいなと思います。
そうですね。他の質問とかもお受けしますので、ぜひお気軽にお質問よろしてください。
はい、ありがとうございました。
それではさようなら。
さようなら。
45:02

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