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  2. #39 書店仕事の遊び心
2021-12-16 34:39

#39 書店仕事の遊び心

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書店仕事の遊び心とは。フェアの企画に際してのアプローチ、考え方などをお話しています。


わたなべが話にだしているフェアアイデアコンテストのサイトはこちら

全国書店フェアアイデアコンテスト|一冊!取引所

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最後にかぶせていく感じですね。 何を鈴木さんが弾いてたのかよくわからなかったんですけど。
本のそばには、楽しいことから思ったように、書店履歴25年の元書店員鈴木と、
出版取次7年、出版社営業13年、現在書店と出版社の現場をつなぐ一冊取引所運営担当1年、数ヶ月のわたなべの2人で。
書店員、出版社、一般の読者の方からの素朴な疑問に答えるポッドキャスト休憩室でございます。
書店員さんからご質問いただきました。 ありがとうございます。
早速いきますか。 どうぞ。
ラジオネームから読み上げさせていただきます。 よろしくお願いします。
ラジオネーム、冬の2ブロックはマジ寒いさんからいただきました。 寒いよね。寒いようでございますが、ご質問の方が、
書店員です。 書店の現場で働いていて悩んでいることがあります。
遊び心というものはどうすれば身につきますか。 自分の作る棚やフェアに面白みがなく、
遊び心が感じられないのは性格のせいではないかと感じています。 趣味を探してみたりしましたが、趣味に対してもいつの間にか真面目に取り組んでしまって
います。 それが身につかないとして、遊び心がなくても、
遊び心のある棚やフェアが作れますか。 アドバイスをいただければ嬉しいです。
ということで。 なるほど。
真面目な方という印象でございますけれども、 真面目というよりも、
突き詰めてしまうんでしょう。
どこにその、 例えばフェアとかを作るときに、どこに着地点を
持っていっているのか、みたいな部分 だと思うんですけど、趣味は真面目に取り組んでいいんですよ。
趣味こそ真面目に。 仕事にも趣味のほうが真面目に取り組んだほうが良い。
遊びは真面目に取り組んだほうが絶対良いんですよ。
ただ、フェアに関して遊び心っていうのは、例えば、
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参加型のフェアなのか、 独自の参加型なのか、フェアの選称に対して遊んでいるのか、
そういったいろんな企画みたいなので、入ってくると思うんですよね。
遊び心っていうものを、
どう身につきますかってことでしょ? そうですね。
目の前だって人とりあえず楽しませようって思うところが出発点にならないと、
遊ぶことも考えないくなっちゃうので、 そこを目的に
フェアを考えるってことかなぁ。 僕は基本、やったときに、
見た人が笑ってくれる、それはどういう笑いかっていうのは、 例えばしょうもないなっていうのでもいいし、
すごい共感する笑いでもいいし、 どっちでもいいんですけど、それは笑う。
いろんな方向から、とりあえず笑ってくれればいいなと思って、 そういうのを目的にして、
考えた企画がそういうふうにガッチしてればやるし、 悲しんだり、誰か傷つけたりするようなフェアだったら、
辞めるし、みたいな感じかな。 まあそうですね、今の鈴木さんのお話からいくと、
相手が笑ってくれるかどうかっていうのは、 やっぱり
お笑いに置き換えますとですね、
トンネルとかバリバリだった頃とかダウンタウンとかが、 すごい前世紀だった時代に
受け入れられてた笑いとかと、 今、現代のですね、モラルの観点からしても
違うので、 笑うどころか、どんびき。
場合によっては炎上するようなこととかも、 かつては通用したけど、今は通用しないこととかもあるので。
そこはすごい気を使わなきゃいけない部分で、 80年代、90年代のお笑いっていうのは、
基本的には、 自分たちと違う人たちを笑う。
お笑いで、例えば体型だったり、 変わった性格だったり、
っていうものをお笑いにしているものが多くて、 異業のものをね、自分たちと違うものをお笑いにしているのが多くて、
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今は、ある意味違うってこと自体を受け入れて、 その中で共感とか、
要はその、 納得した上での同意するお笑い、突っ込まないっていうかさ。
お笑いになってるんで、お笑いの観点から言うとね、 そういう時代の変遷もあるので、
その辺をちゃんとアップデートしてないと、 例えば何かをこう、あざ笑うような、
その、
ことを、例えば、 遊び心だとはいえさ、ダイエットのフェアをやる時に、
太った人を笑い者にするような、 フェアにして、こうなりたくないよね、みたいな。
フェアにするのはもう今は通用しないわけじゃない。 それは遊び心でも何でもただのさ、
過虐的な、 フェアになっているので、
その遊び心の使い方を間違えるとそうなるよね。 そうですね、なので、
ちょっと今鈴木さんの話を聞いて、ちょっとそういうのを、 ちょっと自分は思い起こしたのが一つと、
それって時代っていう意味で言っても、 まだたかだか何十年ぐらいの変化なんで、
もうちょっと射程距離伸ばして、古典落語とか、 鈴木さんが先に仕事しながら落語を聞いてるので、
この間言ってました。 そうですね、はい。 そうすると落語とかで取り上げられているような笑いは、
時を越えて、その時代の価値観とかが違うけど、 笑える部分とか、遊びがあるので、
なんかそういったところがもしかしたら、 冬の2ブロックはマジ寒いさんは、 ちょっとその遊び心というか、相手が笑う、
あの笑顔になるようなみたいなところは、 ちょっとその古典落語とかにもヒントがあるかもしれない、
なんてちょっと思いました。 なんかこういうのって、印象論で語ってもしょうがないんで、
実例、自分の経験から話すと、 例えば、
この本を読むにはまだ早いっていうフェアをやった時は、 要はその10代に対して、
この本を読むにはまだ早いっていうフェアなのね。 で、それは、いろんな仲の良い人たちから
宣称してもらったんだけど、 それは10代の人が読むにはまだ早いっていう意味は、
これは、読んじゃダメだぞっていうわけではなくて、 これを10代に読むとね、本当ね、
ヤバいぐらい面白いからっていうの。 だからそれは、
ちょっと人生狂っちゃうぜ、みたいな。 知っちゃったか、その時点で、みたいな。 そういうね、意味合いがあったりとかして、
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そのあたりは、ちょっとそのニュアンスとしては、 いろいろペーパー作ったりとかして、
処方箋書いてね、使用する両方にはお気をつけください、 みたいな感じで冗談を作りつつ、
いろんな本を選んだりとかして、フェアやったり。 そういう、ちょっとひねくれたんだけど、
そういう考えのフェアもやったり、 あと、この一文がエロかったっていうフェアも、
要はこの文章がエロいっていうフェアなんだけど、 それは文学的なエドさであって、
要はそのツヤっていうものだよね。 エドというよりもツヤっていうものを感じるような文章を
表紙にカバーとして作って、 その一文を表紙に載せて、
フェアにするという。 っていうものなんで、これもまあ遊び心といえば、遊び心で。
エロっていうものをもう少しこうちょっと、 通常エロって言葉だけだと、
下世話な感じがするんだけど、 それをフェアでは、文学的に高尚なものに持ち上げて、
フェアを作ったりとかしているので、 まあ多分そういうちょっとあのあるテーマに対して少し斜め上から
何かをこう載せてあげるみたいなのが遊び心かなとは思いますけどね、 なんかただ単純に年末読みたい本っていうのだけだと、
あまりにも面白いもないんだけど、 例えばその年末読んで、
来年自分が変わるための一冊とかっていうちょっとプラスアルファをつけると、 またそれは遊び心でいろんな本が選べるようになると思うし、
まあそういう、 テーマとしては一つあるんだけど、その上にもう一つ何かを
付け加えるときに遊び心が生まれるのかなとは思いますけど。
まあ そうですね、なんか私はこのご質問いただいて
あの そもそも遊ぶ
っていう その遊び心、遊び心の言うっていう漢字ですね。
漢字を分解する話にするか? そうなんです、ちょっと本棚にですね、白川静香先生の常用字解が刺さっておりましたので、
もうね、滅多に開かないんでね、あのすっごい綺麗な状態でですね、
つるっつるのこう1ページ1ページ、そこからですね、遊という漢字がありましたので、
ちょっとかいつまんでちょっと読んでみます。 読むというかちょっといきますと、
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はい、まあちょっと遊っていう、信用の
取ってその中の部分が、
そこがあの
まあその象形文字的なアレでいくと、
えっとですね、吹き流しをつけた旗顔の形と 子、子供の子ですね、子を組み合わせた形で
旗座を持つ人の形を意味していると。 で、その
信用を取ったその遊のそこの部分は、私族霊の宿る旗を押し立てて出向することを言い、
遊ぶの遊と、あとは山髄の遊の元の字であるっていうふうに書かれてるんですね。
だから旗には神霊、神霊が宿るので、
つまり神様とか霊が宿るのが旗なんだと。 宿るので神霊が行くこと、気ままに行動することを言う。
遊行、ぶらぶら歩くことを言うと。 つまりなんかそういう意味で、
そこに、 行動するっていう、その信用が加わってその
気ままに行動するというか、その行動するっていう。 旗にはその神霊が宿る。だからちょっとなんか自分の中から
湧き立つというよりも、なんかちょっとそういう 降ってきたような感覚なのかなと自分なりに解釈して、つまり気ままに
行動するみたいな。 なんかそのアイディア降りてきちゃったならやればいいじゃない
みたいな。 そういうのが遊び、遊びなのかなと。
あとはその遊ぶとか、遊びっていう時に、例えば自転車だったらブレーキとか。
ハンドルの遊びとかね。 ハンドルの遊びとかブレーキの遊びとかってあるじゃないですか。
いきなりクイックに反応しちゃうと逆に危ないから、 ちょっと微妙になんかゆったりした反応から本来の反応をするっていう調整の仕方があるんですよね。
だからその自分の作る棚やフェアに面白みがなくて、遊び心が感じられないっていう表現をされているんですけども、
ちょっとその、そういう意味では遊びっていうか余白というかですね、 ガチンコのコアな部分とちょっとそこの周辺
っていうのが、
面白くするポイントなのかなって私はちょっと読み解いてみたんですよね。
かつてその、まあ吉祥寺のブックスルエって書店さんで、 花本たけしさんという書店員さんがいてですね、
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過去の人のみたいな言い方をしてるんですけれども、 今はね、今は西尾君の書店さんで花本さんに会えるわけですけれども、
花本さんが、なんだっけなぁ、
ちょっとどっちがどっちだかちょっとうろ覚えで忘れちゃったんですけども、
生き物のフェアみたいな棚でやっていて、 鷹だか鷲だか、猛禽類だったのか、クマだかそういう猛獣だったのか忘れたんですけども、
猛獣だったのか、なんかそこに、なんかじゃないけど、 クマの本とかが刺さってたんですよ。
これ全然違うじゃないですか、これって突っ込んだんですよね、私。 じゃあ花本さんなんて答えたかっていうと、
えーだって面白そうだったんだもんとか意味のわからないこと言い出したんですよ。 それがあの
道国の谷っていう、 三家別の、それの元本だったんですね。
まあ文春文庫になってるんですけども、それを買ったのはそのフェアだったんですけど、 クマのフェアでもなんでもなかったんですよ。
なんかめちゃくちゃだなぁこの人って思ったんですけど、 それでもなんかやっぱ遊び心っていう、まあ好意的に解釈すると、
そこで私も、あのコアな部分の本は刺さらなかったけど、 その道国の谷を買ってしまったみたいな。
花本さんにしてやられたわけなんですけども。 なるほどね。まあなんか、そうね。
完璧じゃないほうがいいのかもね。 確かに。
まあフェアのコツはさ、一回その本から離れて考えるって結構よくて、 結構やるんだけど、
フェアの発想が本から行くと、やっぱりちょっと、 まあかなりその本の文脈だなみたいな感じで、
ある意味真面目なフェアになりがちなんで、 逆にそこは離れて、さっき言うとそのクマのフェアをやった時は、
お客さんが、その月の悪魔の話になって、
月の悪魔ってさ、犬の大きくなったやつがあんなあったら蹴飛ばしちゃいいんだよね、 みたいなことを言ってたから、
いやそうじゃないって思って、 ちょっとそれはちょっと間違ってると思ったから、
あのー、等身大のクマのパネルを作って、
あの、そのクマのフェアをやった時に、 クマはこんだけの形で、子供よりは圧倒的に大きい生き物だから、
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これは蹴飛ばせるサイズじゃないだろうっていうのを、わざわざその実際に、 あのパネルを作って、等身大のね。
そしたらそこの目の前でみんな写メ撮ったりしてて、
なんかまあそういう、ちょっとね、その本から本っていうよりも、 ちょっともう少しリアルなことに対してアプローチしてもいいかなっていうのも遊びとしてはあるから、
まあちょっと離れて少しフェアを考えるといいし、 発想自体もテーマとかじゃなくて、実際に別のところから
自分の感じたこととかに対して特集組んだりとか、 渡辺くんがやってたその仏像に関してもさ、
いきなり仏像のフェアじゃなくてさ、自分が見に行って、 仏像のことをよくわからなかったからフェアをやろうみたいな発想でいいわけじゃない。
そうするとそのわからなかったことが何なのかみたいな。 それは仏像のそのいろんな、まあ仏像もそうだし、
まあ信仰宗だったらそういうさ、いろんな階層があったりするわけじゃない。 役割があるわけじゃないですか。
十二神章だとかさ。 九尺法でいうところも。
九尺法最近よく言ってますね。
そういうのって、あの知らないけど、そういうのがあるんだって、 まずその驚きが実際本人にあるわけだからさ、
そこをフェアに出せればさ、 イケメン十二神章、
フェアでもいいし。 そうするとちょっと仏像っていう切り口よりはさ、
ちょっと面白い。本当だから、あの奈良女子大のさ、
コラボ書店はさ、本ありきじゃないじゃん。 イケメンありきでの本でしょ。
あのー、そうなんです。 アイディア勝負なんですかね。アイディアっていうかなんていうんですかね。
企画のやり方はやっぱ本発信ではなくて、イケメン発信なわけじゃない。 そうだ、やっぱああいう発想ってすごく遊び心があって、
面白いし、今流行ってる本がこれだから関連賞のフェアをやろうっていうのはさ、 遊び心でもなんでもなくてさ。
それはあくまでも真面目なフェアになってるんで、 そことは別に自分のパーソナル部分で感じたこととかを、
しかも書店とか本屋って、何かしらにこう当てはめることが必ずできる 商材がたくさんあるので、それが面白いんだけど、
そういうちょっと発想の考え方の方向を逆にしてみると、 かなり面白いフェアができるんじゃないかなと。
なんか、そうですね、私は冬の2ブロックはまじ寒いさんと直接お話とか雑談みたいなこともさせていただく機会もあるんですけども、
話しててつまんないところがすごく興味深く面白い、お話とかエピソードとかいっぱい持ってらっしゃいますし、
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遊び心がない方では全然そんな風には私は思ったこといっぱいもなかったので、ちょっとこの質問は意外なんですよね。
ただ、なんかその遊び心とはこういうものだ、みたいな、
そういったところと自分自身はこうだっていう自己認識との比較によって、私にはそういうのがないっていうふうに思ってるだけなんじゃないかなと。
なんかその立ち位置だからこそ、すごく面白みが出てくる、遊びが出てくる部分っていうのもあるはずなので、
なんか世間一般の遊び心とか、あるいはなんか例えばですけど、鈴木さんとところジョージさんどっちが遊び心あるかっていうと、僕は両方あるとしか言いようがなくて、
だけどそこを比較してなんかあんまりね、こっちがあってこっちはどうだっていう話でもないはずなので、
自分が面白い身を感じているところに対して、それこそさっきの趣味は真面目がいいっていう話もありましたけど、
なんか遊びを遊び倒すみたいなところのスタンスが、両者それぞれの形で出ているみたいな感じだと思うので、
なんかそこはまあ冬の2ブロックはマジ寒いさん流の遊び心っていうのを発揮。 そうですね。
もうすでにされていると思いますし、それをなんかすればいいと思いますし。
フェアの話に関して言うと、私ちょっとその一冊取引所の運営の立場で、
全国書店フェアアイデアコンテストっていうのをこの間、書店大小団会さんとの共催で、
実務運営を担当させていただいたんですけど、107のアイディアが集まって、
その107の集まったアイディアはすべて今ウェブサイトの方で公開、引き続き公開しています。
今そこでグランプリ、165名の投票を経てグランプリ作品になったフェアが、
京都の双葉書房の原本社長の明日返品される予定の本たちっていうフェアで、
フェアというよりも店の奥に、バックヤードの前にブックトラックに、
明日返品される本を一冊ずつ並べておくっていう、
だけっちゃだけなんですけど、相当やっぱ遊び心っていう意味では相当あるなって、
唸るようなこのアイディア。でもどっちかっていうと、
ベテランのスタッフさんが占領していたブックトラックを、
その人にずっと使わせるんじゃないために、そういう風に使うから空にしといてねっていうとか、
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実はお客さん観察してたら、毎日同じ本を立ち読みしに来る人がいたけど、
その棚から、明日返品される予定の本たちのところに置いといたら、
速攻売れたらしい、売れたとか、
奥にそういうのを置いておくと常連さんの人たち分かってるんで、奥までお客さんを引き込めるとか、
いろんな叩き上げの現場経験とかから来るアイディアなところもあって、
そこはやっぱり真面目に打ち込んだ日々のところから発想されて出てきてる部分、
遊びの部分なので、いきなり遊び心みたいなテンションで発想しても、
別に遊び心のあるものが出てくるとも私は思わないんですよ。
普段そういうのがあった上での、ベースがあった上での発想は必要だよね。
だからなんか、
だからあのほら、その中でさ、目が合ったら、
目が合ったから運命だっていう2位の作品、これ僕すっごい好きなんですよ。
それはもう本当に感心した。
それもやっぱり普段さ、商品を見ててさ、
要はその顔が表紙になってる本をよく見てるわけじゃない。
それがさ、やっぱり集まると、
その表紙の顔の人と目が合った瞬間に、それは顔っていうさ、フェアに消化するわけじゃない。
すごいですよね。
それはすごいと思った。
実際になんか、お店でやったフェアで、ちょっと写真も一緒に送ってくださったんで、
実際にやったフェアだと思って、このお店で売り場で見たかったなと思って。
今やるよ、考えたら。わざわざ企画でできるもんだって。
それはもう、すごい。
うわーと思った。
絶対パクってるもんな。
俺書店員だったらパクってる。
絶対うちでもやらせてくれってね。
そうそう。
やりたいやつですよね、これね。
やりたいです、それは。
いろんな人が107もアイディア寄せてくださったんで、それを一個一個眺めてるだけで、
なんか新たなアイディア出そうなものですし、
これぜひちょっと、冬の2ブロックはマジ寒いさんにも、
ここに載せてるフェアをそのままやるんじゃなくて、
ここからまたそのある種の批評的な観点とかも絡めて、
自分のお店だったらこれは無理だなとかっていうのも含めて、
無理だけどこうだったらいいんじゃないかとか、また新たなアイディアが出てくる可能性っていうのがあると思うんで。
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みたいな。
仕事はね、遊びでやらないとね。
私もちょっと若かれし頃、
とある役員クラスの方からですね、
車で一緒にお供していた時に、
渡辺くん、仕事はさ、ゲームだよってその方がおっしゃられたんですよ。
その時私はある種真面目な感性があって、
その方がゲームだよって言ったことを言葉として受け取って、
その真意をはがりかねましたし、
いやゲームじゃないでしょっていうような反発心も正直ちょっとあったんですけど、
なんか今なるとその方がなんで私にそうこういう声をかけてくださったのかとか、
またなんかちょっと違った見え方がしてくるんですよ。
ゲームだって実は、
われわれ、私鈴木さんが当時住んでたアパートに、
ゲームしに遊びに行ったことありましたけど、
ゲラゲラ笑いながら大真面目に夜中の2時、3時ぐらいまでゲームしたじゃないですか。
あれゲラゲラ笑って不真面目かっていうと、相当大真面目にモトクロスのゲームの難しい。
持続性高いよね、あれ。
何度も失敗した。
もしかしたらゾーンに入っている時って、
ゲーム感覚なのかもしれないし、
仕事でそういうゾーンに入れるんだったら、
とても素晴らしいことだと思ったし、今は思うし、
ただなんかその、当時の僕は正直ちょっと、
それをそうですねって言える感覚ではなかったんですよね。
なんかね、仕事ってやっぱりそう、どうしても真面目に捉えてさ、
ミスなくするとさ、
本当にミスしないようにしないように気をつけて真面目にやって、
そういうふうにさ、やっていくと、
本当にどんどんどんどん自分を追い詰めていくから、
一つのミスがさ、
したこと自体もそうだし、ミスする人って思われること自体が凶子になって、
余計にミスできなくなって、
本当に毎日が怖くなるから、
周りの方への寛容さとかもなくなってくるよね。
そうそう、気になってくるし、
ミスしない自分っていうのが絶対条件になってくると、
本当それは大変なので、僕は早々にそういう考えは捨て、
隙を作るようにして、
しょうがねえなって思われるぐらいの人が一番いいかなと思って、
店長になっても、店長しょうがねえなって、
フォローしてくれるような状態にしたい方が、いろいろ楽だからね。
出版営業とかも、営業トークが完璧だったとしても、
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もう完璧に営業トークされたら、
相手の書店員さんもハイとしか言いようがないっていう、
でもそれってもしかしたら、
ハイと言わされたっていう感覚がどっかに残るかもしれず、
どっかっていうとやっぱりツッコミをややちょっと、
渡辺さん何言ってるかちょっとよくわかんないとかって、
ツッコまれるぐらいの方がいい営業なのかもしれなくて、
なんかいろいろ楽しかったなみたいな、
この営業さんに来てくれて、
すごい完璧なプレゼンテーションで、
確かにその通りなんだけど、
まあまあね、
コピペしたような、
セールストークだとさ、
それだったら別に直接話し聞かなくてもいいし、みたいな。
反応したようなトークだと、
まあ多分前に寄ったお店も同じこと喋ってたんだろうなって思うし、
あるよね。
逆になんか、
今日ちょっとこれ1点だけとりあえず紹介しに来たんで、
他はいいですよ、後でとか。
雑な人いますよね、たまにね。
1枚だけさ、
今日はこれだけとりあえず紹介したかったんで、
これだけでいいですとか言って、
他はちょっと別にいいんで、
ちょっと置いておくんだったら見とけよみたいなさ、
結構雑な感じの方がさ、
逆に、
ありがとうございますとか言って、
じゃあ見ときますとか言って、
この人大丈夫かなって逆に置いてったやつをちゃんと見るっていう、
逆の反応をする。
1枚だけ紹介してるのは、
じゃあそれとりあえず誤殺するもん。
それじゃあ面白そうなんで入れておいてくださいって言って、
そのまま晩餐を仕立ててこいしちゃうし。
他は見ときますねって言ってもいいし。
なんかね、
その遊び心とかっていうのもちょっと色々考察すると案外深くて、
まあ、
遊び心がなくても遊び心のある棚屋フェアが作れますかっていう、
その質問に僕はすごく遊び心を感じましたね、逆に。
なるほどね。
営業側だとちょっとね、
いろいろと遊び心許さない取引もあるからさ。
いろんな、シャフとかもあるだろうし。
シャフもあるからさ。
全部同じテンションで行けとか言えないしさ。
そこで逆にお客さん可能性もあるのが仕事だからさ。
そうですね。
けど前、
あれだよ、
店の前にさ、
秋の夜長に、
読む本っていうフェアの時にさ、
布団を敷いてさ、
あー、見たことある。
その店の前に布団を敷いて、
布団の周りに、
いろいろ本並べたんだけど、
お客さんから演技でもねえとか言われて。
隣住する場所みたいなこと。
えー。
演技でもないって言われてさ、
布団を敷くなんてみたいなこと言われて。
また、ほら、田舎…
洒落の通じない人がやっぱいるからさ。
田舎のお葬式とかだとね、
ちょっとリアルなとこがあったのかもしれない。
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そうだよね。
そういう批判なんて思わなくてさ。
要素が全く想定外。
普通に布団じゃないとか思えながらさ。
たまにそういうのはあるけどね。
別にそういうのはね、参考意見聞きますみたいな感じで。
へー。
そこはちょっと遊び心を持ってほしかったけど。
そうだね。
うん。
まあ、なんかね、そういうフェアとかは、
心に余裕を持たないと
遊びもできないんでね。
ちょっとした余白隙間みたいなものが
欲しいなというところですかね。
はい。
いかがでしょうか。
はい。
また、
ご質問いただけると
ありがたいです。
多分もうそろそろ
フェアの準備とかしても遅いと思うんで。
年内はね、
フェアが多分
来年のフェアのことを考えるような時期だと思うんですけど。
そうですね。
参考にしていただければと思いますので。
はい。
はい。
それでは、
遊び心満載の
オタマトーンでお別れと言います。
ハードル上げた。
言ってても
聞けるものないんだけど。
それでは、
また俺一人。
ちょっと咳き込んでる。
咳き込んでるオタマトーン。
さよなら。
34:39

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