秋の訪れと着物の魅力
生物学者と書店員のインターネットラジオ、本の虫のススメ。
本を偏愛する生物学者の椿と、書店員の佐藤が、本にまつわるあれやこれやをゆるっとお届けします。
今回も始まりました、本の虫のススメ。
10月も半ばですね。
いやーね、ほんとに。まあ、どうなんでしょうね、今年の秋は。なんか、けっこうちゃんと秋らしくなってくれた気が、いまんとこはしてるんですけど。
シャッと冬にいくんじゃない?
ねー、かなぁ。けっこう春と秋がすごい季節が良くて好きなんで。
いやー、それは私の派だよ。
そうやんな、長く味わってたんやけど。
ほんまに、ほんまに。
最近、春と秋がほんとに短いので。
ほんとに。
で、なんか着物着るやん、最近さ。
そうやね、そうやね。
だからね、すごい秋冬と着物に、あの。
冬がゴールデンシーズンやね、やっぱり。
やね、そうやね。
なんか、着物にその汗じみもそんなに気にしなくていいし、羽織までフルで着ても暑くないし、基本着物暑いもんね。
そう、帯とかね、けっこう布面積が多い。
いや、でさ、でも腕とかさ、スカスカやんか。
そうなんよね。
肩元のところとか。
なのに、すっごい暖かくて、着物を着始めたの去年なんですけど、私、めっちゃびっくりした。
それこそ手とかさ、もう言ったらさ、ちょっと手伸ばしたりしたらさ、半袖やんか。
いや、そうやね、そうやね。
なのに全然さ。
暖かいよね。
めっちゃびっくりした。
やっぱりなんかこの、体の中心の部分を温めてるのが大事っていうか。
ね、全然違うんやなっていうか。
ね、そういうことやんね。
よくよくわかりました。
白石あずさの著書
そう、まあそんな最近なんですけどね、なんか椿さんに、今の私たちが読んだ方がいいよって、すごい熱くおすすめしてもらって、で、読んだ本があって、それを今日はね、ちょっと熱く紹介したいなと思うんですけど、この本、どういう出会い方をしたんですか、椿さん。
えっと、まずじゃあ書名から紹介しますね。
えっと、書いた方が白石あずささん。
で、ライターの方なんですけれども、タイトルが、逃げ続けたら世界一周していました。
うん、気になるタイトル。
ね。
で、意外なところから出てて、岩波ジュニア新書さん。
自動書なんですね。
そうそうそう、から出てるんですよ。
で、けっこう表紙もかわいくてね、なんか地球儀の上に、ちょっと泥棒風呂敷みたいなもった、でもちょっとおどおどしてる感じの猫ちゃんが、地球を股にかけて、でもなんかそんな、なんやろ、堂々とっていう感じでもない。
ないよね、汗汗してる感じ。
感じですごいかわいいんですけど、これ、めっちゃいい本。
語彙力、語彙力。
いや、これちょっと私と遠い縁のある本でもありまして、っていうのも、私も岩波書店から一冊本を出させてもらってまして、それが自分の研究の専門というか、のところで、海面動物っていう生き物を私、研究してたので、
でもそれに関する、一般の人が読めるような本って、日本に一冊もなかったんですよ。
なので、あんなにおもしろいのに、こんな、誰も知らないなんてもったいなすぎると思って、ぜひ知ってほしいし、
将来的には、それを読んだ人が、あの本読んで、海面研究になりました、とか、なったらいいな、とか妄想して、書いたんですよ。
なので、だいたい本って、あの、特にたぶん研究者が書くような本って、こう、公演とか、まあ、メディアの報道とかを見て、編集者さんが、書いてくださいっていうふうに依頼をして、執筆し始めるっていうのが、多分多いと思うんですけど、
あとは、まあ、どっかの雑誌で、あの、連載してたのをままとめるとか、
なので、あんまりないと思うんですけど、私は全部、一人で書き上げて、で、どっかから出版してほしいと思って、あの、つてをたどって、たどり着いたのが、岩波書店の編集者の塩田遥さんという方で、その方がもう、めちゃめちゃめちゃめちゃ生き物好きなんですよ。
で、他に担当された本も、えー、クマムシって、あの、今でこそ結構、あの、メジャーな、あの、放射線にも耐えるとか、あの、タルガタの休眠状態になったら、めっちゃ強い、最強生き物みたいなふうに、あの、言われてて、すごい有名になったんですけど、それのきっかけ、世間に広く知れあたるきっかけになったような本を作ったのも、塩田さんで、
で、あとは、あの、裸手羽ネズミっていう、あの、新社会性の、あの、女王がいて、で、その子供って、
新社会性って何?
あ、今から説明しようと思ってました。
なるほど。すみません。はいはいはい。なんでしょうなんでしょう。
あの、まことの社会性って書くんだけど、
あの、アリとかハチとかって女王がいて、で、女王はもう繁殖専門で子供産みまくって、で、産んだ子供が、あの、兵隊になったり、
餌運んできたりして、で、あの、血のつながった者同士で、そうやって助け合って、で、あの、子供産めるのは女王だけ、で、あの、子供の産めない子体たちは、その、
兄弟がでも増えることで、自分の、あの、血縁を残していくみたいな、あの、戦略なんだけど、そういうのって、哺乳類ではないやろうって思われてたけど、その、哺乳類で唯一、新社会性を持っているのが、裸手羽ネズミ。
で、それを、あの、まあ、初めて分かりやすく、かつ愛あるタッチのイラストも添えて、写真もすごい充実した形で、あの、裸手羽ネズミっていう本を出されたんだよね。
それもきっかけで、裸手羽ネズミブームみたいなのが起こって、もう生き物好きやと知らない人いないよね、みたいな生き物になったし、
そういうなんか結構、生物好き界では、もうあの人はもう、名編集者だよねっていうのが知れ渡っているような、塩田遥さんなんですけれども、その塩田さんが、あの企画された本なんですよ、こちら。
なんか社内のその移動の関係で、途中で、あの違う、信頼できる方に、あの企画の最後までの搬送っていうのは、あの、バトンタッチする形になったらしいんですけど、それで最近ちょっと、あの塩田さんとランチする機会があって、その時にこういう本作った、まあなんか自分は、最後まで担当じゃなかったけど、あの企画したのが出たんですよっていうのを聞いて、
え、なにそれ、めっちゃ面白そうと思って、その場で買って帰ってきました。
早い。
で、これが、本当に著者さんが、面白いって言ったらいいのかな、魅力的な方で、
夜逃げ旅の体験
岩波書店さんもこれを、自動書として出したっていうのは、すごく私個人的には、勇気づけられる、意義のあることだなと、感じました。
っていうのも、なんか世界一周旅行みたいなことって言ったら、みんなやっぱりさ、キラキラみたいなさ、
確かに。
すごいフォトジェニックなところを巡って、で、あの、現地のバーで地元の方と楽しく乾杯みたいな、なんかそういうようなさ、ちょっとなんかキラキラした印象を受けたりするけど、
この白石さんの世界一周は、まったく逆で、けっこう驚くことがポンポン起こるんですよね。
例えば、ナミビアで、一緒に、一緒にっていうか、現地で偶然出会った日本人の方とレンタカー借りて、どっかに行こうとしてたらしいんですよ。
そしたら、それが有塚。向こうの有塚って巨大なんですよ。
あー、そうなんや。
そう、なんかちょっと、数メートル、2メートル、3メートルくらい。
あ、そんな大きいんやね。
あ、そういうイメージ考えてなかった。
そうやね。
1メートルもないぐらいかと思ってたんやけど、そんな大きいんや。
そうそう、で、すごいあの、換気が良くて、中の温度とかが一定に保たれて、だから砂漠とかでも、そこは快適空間みたいな感じなんだけど。
アリたちは、結構快適にその中で暮らしてるんやけど、その快適に暮らしてるところに、車で突っ込んじゃったらしくて、レンタカーで。
で、そこまでは、まあまあ大変やけど、まあ海外で事故大変ですねって感じなんやけど、その後が、急転直下の展開。
なんか、その時に、ナメビアには日本大使館がないかなんかで、隣の国の大使館に問い合わせたら、なんかちょうど内戦が始まった時かなんかで、ちょっと忙しいと。
なので、それは金の問題だから、なんか50万払ったら解決するから払ってくれみたいな、なんか払えって言われてて、でもなんかちょっとそんな、さすがに保険も入ってるし、そんな50万は方がいいやでみたいな。
これ車、ここやと車買えないやでみたいな感じで、いやいやってなってたんやけど、それで大使館に電話したら、でも剣もほろろって感じで、で、そしたら、なんか日本人の現地に詳しい住まれてる方かな、が、あの力になってくれて、で、なんかアドバイスがまた面白いんだけど、そういう風にして日本人をすぐに払っちゃうから、
そうそうそうそうそうそうそうそうそうそう一回刑務所に入れるって言うんだら入ってきた入ってきなぁみたいに言われて、あれよあれよっていう風に刑務所に週刊されてくだされて、そうなるみたいに、びっくりするよね、でもそれで刑務所に入って、どうしよう刑務所の中なんて自由もないし何もできないっていう風に思ってたら、
すっごい刑務所の中が私たちの思うのとね、違ったよね、違う姿、なんかクラブみたいにみんな踊り明かしてたりとか、で、その踊り明かしてるところに監守さんっていうのかな、が入ってきて、注意されるんかなと思ったら監守さんも一緒に踊り出すみたいなの書いてて、えーっみたいな、そうそうそうそう、うそやんって、
すーごいあの、なんやろ、もちろんそれ相応の罪を犯して入っている場所ではあるし、真摯に反省すべきことはすべきやけど、でもじゃあずっとおつやみたいにして暮らすべきかっていうとそれはまた違うし、そういう場所だという風に思ってたけど入ってみたら全然違って、で、すごくまた優しいんですよね、囚人のみなさんが、
なんかこんな紙ボサボサやったらあかんで、とか言ってすごい編み込みみたいなの言ってくれたりとか、ネイルを塗ってくれたりとかして、すごい優しいよね、
そう、それですごいその、著者の白石さんの視点もすごいフラットで、なんか、それまで全然おしゃれとか興味なかったけど、ネイルとか塗ってもらって眺めたら自分の好みの色じゃないけど、でも確かになんかちょっと自分が変わったみたいな、なんか気持ちが変わるっていうのあるんやなって思ったとか、私は初めて、ナビビアで初めてマニキュアを塗ったみたいなの書いてらして、
なんかそういう、なんやろう、誰に対しても人間対人間で当たり前やけど、当たり前のことやけど、なかなか自分もできてない瞬間があるかなと思うようなことを、自然体ですごいずっとされているところがすごい印象的な、すごい、
え?みたいなことが次々起こるけど、でもそれも全てその包み込んで、なんか面白たんっていうよりも、面白たんなんだけど、自分の内的な変化に一つ一つがきっちりつながっていて、すごい、オーラかって言ったらいいのかな、なんて言ったらいいのかちょっとわからないんだけど、
白石さんっていう人の大きな器っていうか、の中にいろいろ注がれていって、すごい面白いフルーツパンチができてるみたいな感じの印象を受ける本で、
で、タイトルのこの逃げ続けてたらっていうのが結構ミソで、なんか世界一周旅行行こう、お金を貯めてこの予定でこの日にここに移動して、でその後ここに移動して、みたいなそういうきっちり決めた世界一周旅行では全くなくて、
何年か新卒で働いた後に思い立って行かれるんですよね、でそれを思い立った経緯を白石さんは、自分は嫌なことやできないことから逃げ続けてきたっていうふうに描写してあって、
だからその逃げるっていう言葉はかなりネガティブなその印象も伴う言葉かなと思うんだけど、その旅のことを夜逃げ旅っていうふうに称してらして、でも夜逃げ旅をして帰ってきたら、その世界一周旅行行く前でもその週末とかを利用してその夜逃げ旅によく行かれてたらしいんだけど、
夜逃げ旅の価値
その夜逃げ旅をして帰ってきたら、その新しい価値観とか常識に触れて、自分が悩んでたことが何だってなるっていうか、そういうふうにしてその夜逃げすることでほっと一息をつけるっていうのをあのずっと実践されて、実践されてずっとしてきたよっていう本で、
なんか私たちも今、結構その本屋さんってすっごい楽しみでワクワクするけど、やっぱり現実もいっぱいあるから、なんか結構2人でうーんってなってたところがあったんですよね。
もちろんそれはその経営っていう現実に立ち向かう上では重要なことではあるんだけれど、一方でなんかそこばっかり見て、あれすっごいなんか楽しくてワクワクして始めるのに、何かなみたいにちょっとなってしまってたタイミングでちょうど読んだんですよ。
で、佐藤さんに本屋さんの打ち合わせする日に持って行って、これ読むべき本、今読むべき本って言って渡したっていう経緯があるんですよね。
そうですね、この白石さんが書かれていることをちょっと引用させていただきたいと思うんですけど。
皆さんは逃げることは恥ずかしいことだと思われるかもしれません。私もずっと逃げ続けている自分に対し、とても後ろめたい気持ちでした。しかし世界を回っていろいろな国の常識や市民の本音を耳にするたび、心が軽くなって帰国しました。
一度リセットしてまた元気に戻ってくるために逃げてもいいし、逃げた先で生きていってもいい。そんな心の余裕ができると楽になります。っていうふうに書かれてて。
本当にそれを実際に目に見せてくれる本だなって思いましたね。
すごい私たちの読者の心もやっぱり軽くなる。
本屋さんをやるに際して、こういうふうに働かねばならないみたいなものが自分の中であって、きっちり本屋さん開けるには何時から何時までオープンして、こうして土日入っていろいろして、
みたいな感じで、すごいだんだん心が窮屈になってきてしまっていたんですけど、なんかこの本のエピソードで、しかも私はその鬱があるので、急に調子がガクンって下がったり急に調子が戻ったりするんで、読めないんですよね、自分の体調が全然。
そんな中で定期的に本屋さんに私勤まるやろうかとか、いろいろ不安があったりしたんですけど、なんかこの本の中におっちゃんの話が出てきて、全然飲食店を開けないおっちゃんっていう。
出てきたね。
ハンモックで、隣のハンモックで寝そべるやつ。
そうそうそうそう。
ほんでちょっとお腹空いたからいい加減開けてよって言ったら、肉がないから魚その辺で釣ってきてよって言うっていう。
でもそしたら料理したるわみたいな。
子供がおるんやけど全然働かないでお子さんに怒られてるみたいな。
あとはすごく日本から客観的に統計とか数字で見ると貧しい国って言われているような国で、
日銭というかそういうのを稼いで業所1、2時間、1日1、2時間業所して稼いで、それでちょっとなんとか食べてるみたいな人の話とかを白石さんが聞いた中で、
そんなん明日のお金がなくなったら病気になったらどないすんのみたいになった時に、その時はその時やみたいな。
お金がなくなったら親戚に借りればいいやみたいなことを言ってたりして。
あれすごい面白かったね。
でもその親戚が働かなくなったらあなたも働くのって聞いたら、まあそれはそうなるけど20人に1人ぐらいは働きたい奴が出てくるんだよって。
そうそうそう言ってたよね。
すごい印象的で。
で私は多分20人に1人の働きたい奴やなと思った。
あーなるほどね。
なんかそういうのも見直すっていうか、すごいいろいろいろんな価値観に触れた中で、でもやっぱり働きたいって思うタイプやなって思ったりとか、いろいろした。
その20人に1人しかいないのかわかんないけど、
まあそうだよね、そりゃそうやん。
日本においてね、その日本においてなんかどれぐらいその勤勉とか日本人は勤勉とか言われるけど、実際に本当になんか働きたい形で、働きたいと思って働いてる人がどれぐらいいるのかなってちょっと考えさせられたりとかさ。
それはそうやんね、本当に。なんかそうしなきゃっていうところが大きいから。
だから私も佐藤さんに苦しんでほしくて本屋さんをやろうと思ってるんじゃないからさ。そこをちょっとなんか行き詰まり感があるなと思ってたので。
まあ真面目なんでね。
そう、真面目すぎるんだよね。本当に本当に。ちょっと心配だったところもあって、今読むべき本っていう。
すごい勧めてもらって。これは借りて読んだけど、自分でも買って本棚にずっと忍ばせて、ね。
辛くなったら旅に逃げようって帯文があるんですけど、まあ辛くなる前にこの本に逃げて。
でも旅も行こうね。
旅も行きつつできればいいなぁなんて思った。すごくいい本でしたね。これは絶対この改良した本屋さんに、もう一等値に置こうってこうすごく思いました。
ね、そうだよね。
絶対置くぞ。あ、そうそう。それでその本屋さんの名前をどうしようかなっていう話を椿さんとしていて。
そうそうそうなんですよ。
結構ね、リスナーさん衝撃的な名前になりそうですよ。実はそのね、この本の中にその旅を、自分が逃げる旅についての名前をよにげ旅っていう風にね、白石さんがおっしゃってるんですけど、
それがすごくよにげっていう言葉ってすごいキーワードになるねっていう話を椿さんとしてて。
そうそう。
そこからですね、よにげ書房っていう名前に、今ちょっとカッコカリなんですけど。
カッコカリなんだけど、でもすごいなんていうか、きれいな名前の本屋さんもすごいいいなと思って。
そうだからさ、なんか月読書房とかさ、月船書房とかなんかいろいろ結構きれいな名前のね、本屋さんの名前もいろいろ候補にあげてたよね。
そうそう。なんかあの和風の雰囲気でやろうと思ってるので、ブックストアなんとかみたいなんじゃなくて、なんとか書店なんとか書房だよねとはいうのは2人で話してて。
でもその中でなんとなくきれい系を考えてたんだけど、なんかやっぱ引っかかりがないなとは思って。
そうなんだよね。なんかいいねんけど、なんかこれだーみたいなのが2人の中でないなっていうのがあって。
なんかこれだーもやし、ちょっとなんかその、やっぱり来る側として、やっぱりそのアマゾンとかでめちゃめちゃ本壇で買える人。
そんな中で、どんなとこ行きたいってやっぱり思ってもらうのが入り口やんか。
本のむすしのすすめ聞いてくださっている方であれば、別にどんな名前の本屋さんであっても、もちろん近隣にいて応援してくださっている方であればなんですけど、きっと来てくださってお声掛けしてくださるのかなって期待して、私たちも新しいお店でお会いするのをすごくすごく楽しみにしてるんですけど、
一方でやっぱり、私たちの人柄っていうか、知らない人たちが本屋に、お店に初めて触れるのって、やっぱり名前なんじゃないですか。ってなったときに、え、どういうこと?ってなって、で、調べて、あ、そういう意味なんや、へー面白そう、行ってみたいって、こうなってほしいなっていうのがあって。
それで、そうですね、だから、本当に夜逃げはしないんですけど、でも、やっぱり心の夜逃げができて、お店に来た後、ふっと心が夜逃げした後、軽くなるような、そういうお店にしたいなっていう思いを込めて、夜逃げ処分っていう名前にしようかなと、今考える中です。
心のリセットと生き方
なんかね、やっぱり、え、こんな世界あるんやっていうのに出会うと、今いる、特に苦しい状況にいる人とか、窮屈な気持ちをしてる人とか、ちょっとやっぱ離れてみれるじゃないですか。
だから、そういう本を、人も、人じゃない生き物も、すっごいいろんな生き方やあり方があって、で、私たちが考えてるような世界って、そっから見ると、なんか、すごいちっぽけかもみたいなのを感じてもらえるようなお店になると楽しいのかなと思って、
いろいろ想像を膨らまして、原点に立ち戻って、今楽しく準備して、してるよね。
してるしてる、してるよ。
心配がある。
大丈夫、大丈夫。逃げ続けたら世界一周していましたで、元の場所に戻ってこれたから、大丈夫。
なので、よかった。なので、皆さんもぜひこの本、ジュニア心象って、なかなか大人が手に取りにくいかもしれないですけど、もちろん、中高生、ターゲットの年代の方も、そういう多感な時期に読むと、すごい大きな支えになる本だと思いますし、大人になった後の方でも、ぜひぜひふっと心が軽くなって、しかもやっぱり書きぶりが上手なので、ライターさんなので、
すごいもう、スルスルサラサラと読める本なので、ぜひぜひぜひ読んでほしい本ですね。
そうですね。そうですね。思春期って言われる10代ぐらいの方が読むと、その年の時って、自分の周りにいる限られた大人しか知らないから、そうすると多分、会社に勤めてる人とか、先生とかぐらいしか見る機会がなかったりして、そういう人が多分多くて、
そうすると、こういう生き方以外の生き方もあるんだって知る機会すら多分なかったり、インターネットっていうものはあるけど、でも、何て言うんやろう、目的のものを探すっていうのをインターネットは得意やけど、自分関心のあることに紐づけたりとか、でも自分の関心の外にあるものって意外と見えなかったりするじゃないですか。
そうだよね。そう。だから、こういう生き方もあっていいんだ、こういう大人もいるんだっていうことを知れるきっかけになる、すごくいい児童書だと思うし、思うし、意外と大人になるにつれて、あんなこともできた、こんなこともできたっていう可能性がだんだん狭まっていくような感覚に囚われることも人間ってあると思うんですけど、
そんな時に、そっか、なるほどね、世の中には、世界には、子供おっても半目で居眠りして全然働かんおっちゃんとかもおるんやな、みたいな、そういう考え方、生き方もあるんやな、みたいな、そういうことを知れる、すごくすごく心がホッとする本なので、ぜひ、これは本当にお勧めしたいですね。
本当に誰にでも読んでほしい。
いや、本当に本当に、そうですね、さっきちょっと離れたいっていうことを言ってたと思うんですけど、何かを抱えてなくても、ちょっと離れたい、自分の日常から少し離れてみたいっていうのは、誰しもが持ってる気持ちかなって思うので、そういうちょっと日常から離れてみたいなっていう時に訪れてもらえる本屋になればいいし、
そういう本とかね、いろんなものを置いて、そういう出会いがある場所にできたらな、なんていうことを、この本を読みながら考えてましたね。
そうだね。
はい。
というわけで、また本屋さんの進捗も、こちらでもちょくちょく紹介していきたいと思いますので、ぜひお楽しみに。
お楽しみに。
ではここで、あのコーナー行きたいと思います。
せーの。
お便りむすむす。
おたよりむすむすは、お便りを通じてリスナーの皆さんと楽しく交流するコーナーです。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
本ムスネームふわらちさんからお便り頂きました。
ふわらちさんありがとうございます。
ふわらちさんありがとうございます。
つばきさん、さ토さんこんにちは。
こんにちは。
こんにちは。
なんか変とっちまった。
どうしたんやろ、どうしたんやろ?
様子がおかしい。
様子がおかしいけれど。
本と関係ない話になってしまいますが、お二人はチャットGPTを使用したことがありますか?
私は最近このアプリを使っておすすめの本を尋ねました。すごく賢くてまさにこんな本っていうのを的確に進めてくれました。
また私自身が好む本の傾向なども分析してくれて頼りになる友人みたいな立ち位置になっているような感覚です。
長々と自分語り失礼しました。お二人のラジオこれからも楽しく拝聴させてください。
まだまだ暑いのでお体に気をつけてということで、これもあれですね、8月末にいただいたお便りを寝かしてしまって申し訳ないです。
AIツールの活用法
ちょっと涼しくなりましたけれど、おかげさまで元気でやっておりますのでありがとうございます。
というわけで、さつるさんどうですか?チャットGPT使ったりします?
なんかね、お話を考えたりするのが好きで書いたりするんですけど、そのお話のアイディアに行き詰った時とかに、
なんかこういうこと考えてんねんけどどう思う?みたいな形でアイディア出しをする時に使ったりしたことありますかね?
結構そういう使い方する人多いっていう風に聞くね。
そうそう、そしたらこういう話もあるけどどう?みたいなことを言ってくれて、いやそれは気に食わんなぁとか。
なんかそういう形で。
壁打ちのツールとしてかなり有能だっていうのは、いろんな人から聞く。
そうなんや。つばきさんはどんな使い方とかしたりしますか?
いやー結構重い話なんですけど、あんまりなんか、彼らのデータ収集の仕方が不明瞭なことに対して、
なんか拭いきれない不審感を持っていて、なんかデータをこういろんなサイトぐわーっとめぐって、壁に収集してみたいな。
なのでできるだけ使わないようにはしてるんですけど、
たまに頼りにするのが、ちょっとあんまりに腹の中を割りすぎかもしれないんですけど、
メール書くとき。
あーなるほどね、それ言っちゃっていいんや。
いや結構メールって大変じゃないですか。
そうやね、文章を考えたり、なんか失礼のないようにとか、ビジネスメールのなんちゃらがどうのとかね。
そうやね、それで内容はもちろん手紙義務に触れるようなことは入れないんですけど、
わかったそれでよろしくみたいなのをさ、書こうとするとさ、大変お世話になっておりますエウサピアの椿です。
先ほどいただいた件ご了承いただき大変ありがたく存じますみたいになるやん。
なるなるなる、難しい言葉に変換せなあかん。
そうそうやね、だからそれを結構やってもらってる。
しかも同じ言い回しになっちゃってもあれやしなとかさ、よろしくお願いいたしますそれでよろしくお願いいたしますみたいになっちゃったりとか、
変えないといけないけどどうしたらいいやとかめんどくさいよね。
だから日程調整で2日に決まりましたとかになったら、2日の13時でよろしく会えるの楽しみとか書いたらめっちゃ綺麗な文章になってくれるから。
会えるの楽しみ。
そうしたらでもなんか適当にメール適当すぎてなんかちょっとなんかかわいい彼女みたいになってきたりした。
ビジネスでビジネスでこうやって考えさせ直したりし。
かわいい彼女になっちゃうやん。めっちゃおもろいやん。
最近でも聴教されてなんか俺にラブレター書かせようとするやつじゃないっていうのをちゃんとJPTが学んだから。
学習した?
彼女はもう書いてこない。
出てこない。めっちゃおもろいやん。
なるほどね。そういう使い方もあるんやね。
会えるの楽しみがなんかすごいなんか今からワクワクみたいな可愛くなった時はおいおいおいと思って。
そういう楽しみじゃない。
じゃないじゃないみたいな。
おもろいな。
ちょっと一人で笑ったりしましたね。
なるほどなるほど。
なかなかこうどれぐらいAIにどういうふうに接するのかってね、なかなかこう考えるところもありますけれど。
そうですね。でも本勧めてもらうっていうのはなるほどって思いましたね。
そうやね。
すごい便利ないい使い方なのかななんて気がしましたね。
タスク管理とかでもね使ってる人とかも結構いるみたいですね。
なんかそうですね使い方次第っていう感じがするので、私もちょっとコアゴアであんまり使ってはいないんですけど。
あと法整備がこれからどうなっていくかっていうところもあるよね。
法整備と今後の展望
これもね注視したいなと個人的にはそういう気になっちゃうタイプ。
すごい思ったりはしますね。
なるほどなるほど。
というわけでふわらっちさんお手紙ありがとうございました。
ありがとうございました。また引き続き聞いていただけるととても嬉しいです。
では来週もお会いできるのを楽しみにしております。
良い読書体験を。
良い読書体験を。
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