1. 本の虫のススメ
  2. Ep.71 【ゲスト回】済東鉄腸さ..
2024-07-05 37:28

Ep.71 【ゲスト回】済東鉄腸さんと科学や言語について語る!(後編)

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通称 #千葉ルー 著者であるルーマニア語小説家の済東鉄腸さんをゲストにお迎えした三部作、ついに最終回!
今回はいかにして独特な #千葉ルー 文体が生み出されたのかについて深掘り。一見何気ない文体の背後には、広い読者に届けるための試行錯誤がありました。


【紹介した本】

・二葉亭四迷「浮雲」新潮文庫

・済東鉄腸「千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話」 左右社

・椿玲未「カイメン すてきなスカスカ」岩波書店

・「キケロー選集」全16巻 岩波書店

【紹介したYouTubeチャンネル】

・バキ童チャンネル【ぐんぴぃ】 https://www.youtube.com/channel/UC8embhEdS-QrY3K6XcoyyNg


【よりぬき】

・意識的に文体を作った千葉ルー

・文体をまとめ上げる上でキーとなった意外な人物・場

・馴染みのないテーマの本を読んでもらうためには?

・カイロウドウケツ実物をみながらトーク!

・一般向け文章の難しさ

・難解な文章へのカウンター

00:00
生物学者と書店員のインターネットラジオ、本の虫のススメ。
本を偏愛する生物学者の椿と書店員の佐藤が、本にまつわるあれやこれやをゆるっとお届けします。
今日も始まりました、本の虫のススメなんですけれどもね。
前回、前々回に引き続き千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、
一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の調節家になった話の著者である、
済東鉄腸さんにゲストとして来ていただいております。
よろしくお願いします。
まさかの前、中、後編。
三部作に。
三部作いいですね。
三部作、三部作いいですね。
三部作いいですね。
また手をお振りしております。
今回はですね、せっかく椿さんと済東さんが著者だということで、
この二つの本の書いてての違いだったりとか、書いてて大変だったところとか、
文体の違いとかっていうことをお聞きしたいなと思ったんですけど、
解明的なスカスカは結構冷静に客観的になるべく書かれている文章だと思うんですけど、
通称チバルは情熱をめちゃめちゃ盛り盛りに出して書かれていると思うんですけど、
マグマみたいだね。
マグマみたいだね。
それでもだいぶ抑えたっていう話なんですね。
だから、かなり文体意義を作ろうっていうかなり意識的なものがあった。
だからなんですね。
まずそもそもの始まりが、ヘンスターのクローン病っていう消化器の難病にかかったんですけど、
そのときの叫びみたいなものを書くために、ノートっていうブログ的なやつあるじゃないですか。
そこに一暗いクローン病っていう名前の糖尿器みたいなのを書きまして、
それを1ヶ月で20本30本くらいもう受け抜けるように書いた。
そんなに早く書いてる。
そのときにそれの書き方が俺だったんですよね。
叫びをやるにあたって、自然と俺になった。
やっぱり普段使ってるし、というのがあって。
それでそれを読んだ編集者の人が、この人の自分に興味を持ってくれて、
かつTwitterで見たら、ルーマニアに行ったことないのにルーマニア語で小説書いてるみたいだぞ、
その文体で書いたら面白いんじゃないか。
っていうことからこの企画、ちばるの企画が。
敬願ですよね、でもその編集者は。
そうそう。本当に本当に。
それで、だからそこから本に値する文体をいかに作るかみたいなのを。
03:09
第1行に関しては3週間くらいでバーっと書いちゃうんですよ。
3週間!?
そこからが問題で、そこから編集者さんとともに書を並び替えたり、
抜本的に書とか取ったり、文体を調整したりと。
抜本的なのが始まり、それがもう半年以上、第2行のこの際に半年以上続いて。
そこにおいて俺が調整として文体をいろいろやっていって、
その中で影響元を自分でも整理していって、こうやっていこうみたいなのをやったんですけど。
まず1つが、ともとも俺っていうのはチャールズ・ゴースキーっていうアメリカの作家がいまして、
この人が酒女暴力みたいな感じで、いわゆるパルプ小説みたいなのをめちゃくちゃ書いてる。
それを突き詰めたがゆえに、文学名を残したみたいな。
その翻訳が俺とか私とかちょいちょいこの2つくらいで変わるんですよ。
やっぱり俺っていうのはしっくりくる。
実際原文を読んだときに、やっぱり聞こえてくるのは俺だなっていうのがあって、
そういう意味で俺がしっくりくるから、本を書くにおいてもやっぱり俺っていうことは使っていこうと。
ここにおいてはやっぱり自分の今のこうやってインタビューで話してるような口言葉、話し言葉をある程度そのまま移し替える。
そういうことをやれば結構読みやすいって思ってくれる人とかが多くなるんじゃないかっていうのがあったんで、
そういうのをやるにあたって原文自体の小説とかを結構読んで、
それにおいて二羽亭氏名のキグボモはめっちゃ影響を受けたというか、原文一体の子孫みたいなことを言うじゃないですか。
だから3部に分かれてるんです。3部に分かれてるんですけど、1部読んだときにビビったのが、
明らかに江戸の下作文学の引き継いでて、読みにくいしかない。
これが原文一体ってどういうことやねん。なんやねんこれやって。
第2部に行くと明らかに原文一体の読みやすい感じに明らかに移行していってる。
下作文学の文体もあるんですけど、移行していってる感じがある。
3部になると今の想定する原文一体になってる、ちょっと変異でもないけどかなり読みやすい、バランスよくなってる。
06:06
こういう風にやってくんやなって。
そういうのがあって、それが来て。
かつ、これを千葉流を読んでたときに、
この日記ホルトンプラザというショッピングボールをやってるんですけど、
その横に中央図書館がありまして、そこでこうっていろいろ読んでたんですけど、
そこにヒケロっていう古代ローマの弁説家、その人の書いた弁習とかがあって、
最後の記録とか、そういうのがあって、それでレトリックとか弁説とかの人なんで、
そこのこれを自分の中に取り入れてったみたいなのがあり、
最後に俺にとって重要なのが、バキバキ堂。
バキバキ堂ってどこで来るんですね。
YouTubeチャンネルの名前です。
ホルト飛行機っていうお笑いグループ2人がやってるチャンネルです。
しかも東大が童貞律みたいなのを研究してて、
それの報道をアベマニュースがやってて、
ニュースレポーターがある人に、こういう童貞律が上がってるらしいんですけど、
どうですかって聞いて、
街頭インタビューですね。
そうそう、街頭インタビュー。
誠にいかんですって言い、
あの子は童貞ですかって聞かれて、バキバキ童貞ですって言って、
そのニュースのキャプがネットにバズって、
バズってバキバキ童貞って言われるようになっちゃったんですよ。
春と飛行機っていうお笑い芸人のぐんぴーって言ってたんですよ。
だからその正式名称じゃないんですよ。
本当はぐんぴーさんっていう方なんですよ。
もうバキバキ童貞。
バキ童貞さんとか言われてる。
その後インターネットウィームになって人生破壊されたから、
逆にそれを司会トークに乗ってYouTuberになって、
自分でいろいろ発信しようと。
3人超えてるんですね。
今や登録者数150万。
バキバキ童貞ってまた音がヤバいですね。
Bの単語が入って、
バキバキ童貞。
音輪論でこれきっと語れるやつだよね。
そうそうそうそう。
その人は結構昔から語りをいろいろやってる人で、
大学は経営学部出身で、
プレゼント大会に行って何回も優勝した経験があるらしいんですよ。
各サークルは落語研究所。
だから伝統的なお笑いの語りをいろいろやってる。
で、普通に就職を経てお笑い芸人になって、
そこはお笑いは現代のお笑いの語りじゃないですか。
そこでそれの背景があった上で、
09:02
YouTubeって新しいメディアに入って、
じゃあどういう語りをすれば視聴者を得られるのかみたいなのを、
そういうのを突き詰めていって、
今150万人登録者。
っていうことで、だから現代の語りがそこにあるわけですよね。
だからその4つくらいの影響を自分の中でかみしめていって。
すごい貪欲ですよね。
新しいものに対しても。
そうそう。
もう一つ重要なのが、それをまとめ上げるパフォーマンス。
それこそが、ショッピングモールのフードコート。
そこでフードコートが出てくる。
そうそう。
俺はショッピングモールのフードコート、
日記コレトンプラザとショッピングモールのフードコートで、
この縛るっていうのを書いたんですけど、
そこで書いてると、いろんな人がそこにいるわけです。
横に丸紙生命をすすってるパラリーマンの人とか、
あとマインクラフトの実況動画を流して子供を養わせてる家族とか、
もうめちゃくちゃうるせえ小学生のクソワキ集団とか、
いろんな人がいるわけですよ。
で、適度に思ったのは、こういういっぱい人いるけど、
本を読むっていう人っていうのは少数派で、
それこそ他に趣味いろんなある。
サッカー好きですとか、食べ歩きが好きですとか、
最近忙しくて本読めてませんとか、
そういういろんな人がいて、
かつやっぱり本を読むって、
なんか普通に書業の才能とか、
そういうことを思われがちで、
普通にみんなできるでしょ、伝えればみたいな。
あれっていうのを出版界の人が書いてるのかは思いがちなんですけど、
例えば俺が運動神経全然ないんで、
サッカーとか全くできない、
数学とかも才能ないし、
そういう感じで本を読むってことができない人も
普通にいると思うんですよ。
でもそういう人にも入門というか、
そういう人にも手に取ってもらえるようなものを書くには
どうしたらいいか、
特にルーマニア語とかルーマニア文学なんて、
やっぱり学会とかアカデミアとかでしか
あんまり語られてないもの。
そこから削り下ろして、
いろんな人に読んでもらえたりとか、
フードコートにいる人に読んでもらえたりとか、
どうすればいいんだろうかっていうことを
やっぱり自然と考えてたような気がする。
フードコートにいることをみんな思うことで。
それがさっき言った要素をまとめ上げてくれた。
というのがあり、
かつ、それのパズナを編集者さんが引いてくれたわけで、
それでタイムガチガチにやった。
確かに第1校はかなり勢いで書きましたけど、
第2校は半年以上かけた。
そこの調整を編集者さんがしてくれて、
12:02
パズナ握ってくれて、
そういうK-POPの中で生まれたのが
実はこの文体。
千葉におれる文体。
でも言われて納得しました。
やっぱり読みやすくというところには
すごく手に取りやすいというか、
誰にとっても入り口になるような
というのはすごい私も読んで感じて、
実際私もこの
お一個が中学生なんですけど、
にもあげましたもん。
もう読めるだろうと思って。
これが例えば、
もっと本当に冷静なっていう言い方が
正しいのかわからないですけど、
縛る文体じゃなくて、
同じ体験を書いたものだったら
お一個に渡したかって
多分してないんじゃないかなって
自分でも思うんですね。
内容の問題はもちろんあるんですけれども、
だけじゃなくてやっぱり
誰にでも、
誰にでもっていうか入り口が本当に広く
書かれてる文体だなと思います。
一生打って消えるくらいのものを
自分でも広く
いけたなという感覚はこれは
かなりありますね。
本当に隣でいて
しゃべりかけてくれてるみたいな。
そうそうそうそう。
だから読書メーカーとかに
居酒屋の隣の人が
なんか話してるから
ちょっと耳に入ってきて聞いてたら
なんかすごいことしゃべってたみたいな
わかります。
めっちゃその人の文体もあるな。
そうそうそうそう。
それが半分間違ってるのは
それは居酒屋じゃなくてフルノコトだった。
でもサメの文法が広いですもんね。
フルノコトの方がね。
戦いられるからね。
惜しい。
なるほどな。
でもそれを聞いてちょっと近いものを感じたんですけど
私も書いてるときに
私は全然出発点がまた別で
私は海面動物というのを研究をしていて
それで研究者ですら
あんまり海面動物のことをよく知らないんだよね。
本当にそういう状況で
なので自分自身の知的好奇心を
乱すためにどうしたらいいかなっていうところが
結構最初で
私は今研究を成り前にはしてないんですけど
それは色んな考えがあって
一つは自分の人生というのが限られた時間
という当たり前のことなんですけど
それの中で自分が何をしたいかと考えたときに
海面という道を突き詰めるということもあり得るんですけど
そうじゃなくて
私って知りたがりなんです。
弁護の話もそうですけど
めっちゃ好奇心が広くて
なので自分の知りたいと思うことが多すぎて
15:01
知れる数量を増やしたいなと思って
それを研究者って自分の手で解き明かすみたいな
こっちにフォーカスしがちなんですけど
それはそれでもちろんいいんですけど
私はそうじゃないかなと思うんですよね
誰かがやってくれて
こういうことが分かったよっていうのを見たときの興奮と
自分でそれを解き明かしたときの興奮って
多分こんなに私差がなくて
なのでそれをできるだけ多くしたいと思った
そのためにどうするかって考えると
まず海面動物
こいつが私の今のパートナーというか
なのでこいつをどうにかって知らしめなきゃいけない
かっこいいけど
こんなに面白いのに
こんな誰にも顧みられずと思って
その悔しさみたいなところから始まったんですね
じゃあどうするかってなったときに
もともと自分は本が必要だったってことがあって
まとめあげるなら本しかないって思ったんですね
それこそ自分に関連のある精度とか病気とかのことだったら
みんなインターネットでも能動的に取り入れてくれますけど
海面動物のことなんて調べに来るやつなんて
もともといないじゃないですか
もしもいたとしても
どんどん新しい情報とかインターネットで出てくるのが特徴なので
その中に紛れたと思うし
自分の熱を伝えることが大事だと思ったから
そうなったときに
ひとつの作品という形で残さないと
なかなかなんで自分がそんなに海面に見てられて
他の人に持ってほしいと思ったことが伝わらないなと思って
それで一般向けの本という形が一番いいなと思ったんですね
それで
清聴さんのさっきのフクロウコートに通じるなって思った話になるんですけど
私も
科学者のほうが一番一般向けの本って
どうしても聴取がすごい狭くなりがちだから
っていう問題意識があって
でも結構
内側の中ではそれがすごい評価されたりするんですよね
でもそれって
なんか
なんですかね
ブラス界なんですねやっぱり研究
人間がある程度組織だったりするとしょうがない部分もあるんですけど
こっちのほうばっかり見たっていうのがあって
そうじゃなくて
もっと自分が
いろんなことがあって研究者という道を
やめるというか違う道に歩き出して考えたときに
初めて自分も研究者じゃない人が見えたというか
あれこっちじゃなくて
この研究者だけを見る目線じゃなくて
18:01
こっちを見なきゃいけないんだと思って
それで
帰ったんですね
なのでだから文体ももちろんできるだけ
文を短く切るとか
どうしても研究者向けに書こうとすると拡張高い
これも確かに
作品として在り方としてはいいと思うんですけど
私は自分の文体を不実態から書くわけじゃなくて
対面動物っていう
自分のすごく大事なものを表現するために書くんだから
自分は
表現回してるから
脇役なんです
だとこれはすごい
施長さんと違うところだと思う
対照的ですよね
自分の判定をっていうところがすごい大事で
それが他の人にレゾネするというか
共鳴するところを探していくっていう方がいいかなと思うんですけど
私の場合はもう
対面っていう
物を伝えるための文章
でも最初やっぱりそれができなかったんですよ
自分が他の人より書けると思ってたんだと思うんですけど
それもあってどうしても
ちょっとったというか
自分はこんなに書けるじゃないですけど
少し装飾的すぎる文章だったりとか
書いてしまったりとかで
すごく自分では満足してたんですけど
これ分かるか人みたいな
物を書いてしまったりとか
情報をやっぱり詰めすぎてしまったりとか
私も施長さんと一緒で
一生ごとカットしたものとかもありますし
そのあたりはすごい
自分なりには工夫しましたね
だから何か具体的に目指す
見本みたいなのをいくつも取ってきてっていうよりも
一応一般向け科学書になると思うんですけど
客観的に客観的にってどうしてもなってしまうところに
できるだけ主観をうるさくない程度に
入れていくっていうようなスタンスで書きます
本当にこれを読む場で
カイメンって全く
もちろん聞いたことあるし
だったんですけど
こんなに可能性に満ちた生物なのかと
これの1万年生きたカイメンとか
そんなに
ここは悔しさ出てますよね
カイメン全然知られてないなっていう
そうなんです
そこは情熱
でも抑えるべきところ
抑えちゃいけないところがあるなと思って
情熱の
やっぱり今回は主役はカイメンなのかな
結構科学書一般向けのって難しいところがあって
研究者の反省みたいなのを追って
成功してるものもあるんですけど
21:00
成果みたいなのが
逆に自分語りに集約されちゃって
何の本だっけみたいな
自然科学難しいなここか
人文からむしろそっちの方を
何かやっても
何か読んでもらえる感じ
そうですね
なのですごい表裏一体
良さと表裏一体なんですけど
自然科学書の場合は
希少程度
異常に深くて
どんなに下手こいても
読んでくれる人っていうのが意外といたりする
特に岩波サイエンスライブラリーとか
結構ファンが付いてる
レーベル
俺もファンです
ライブラリーファンです
私もそうなんですけど
なので
やっぱり読んでもらえる文章って
面白いとか読んでて
楽しいっていうのが
普通ネットの文章とかだと
第一だと思うんですけど
一般向けの科学書の場合って
情報を得たいっていう
人が多いんですよね
だからそうなると
まずい文章でも読んでもらえてしまうんです
それが私は結構甘えにつながるなと思って
自分自身やっぱり最初はそこに
すごい甘えた文章を書いていて
ほらこれ知らないだろ
これ知らないだろじゃないですよ
でもそれがやっぱりダメだなと思って
自分自身がこれに反応したっていう
意気深いっていうのを
うるさくない程度に
含めていくことっていうのの
その書き加減が一番
気を使ってきます
もちろん編集さんの取り方を
二輪三脚でというか
私が手を入れてくれてとか
あとは仲間の研究者の方に
読んでもらいながら
それはこの書を
こっちに持ってきた方がいいよとか
そういうアドバイスを
いただいたりとかしながら
瀬戸さんほど書庫は早くなかったですけど
私も書庫を書いてからの方が
ずっと長かった
ちなみに書庫を書いてから
出版までどれくらいかかったの?
それがね
この本はかなり
編集さんが忙しかった
実は
ジュニア審査の担当になっちゃって
副業というか
本部はやりながらで
春まで出版させてくれた
というのも2年くらい
結構かかったんだ
変な情熱が
編集者の方もだし
イラストレーターの方
本当にすごい素敵なイラストを
作ってくださって
本部の一人になるような
すごい素敵なイラストを
書いてくださったんですけど
やっぱり一人だけじゃ
できなかったというのは
すごい感じる
みんなが
自分で言うのも恥ずかしいですけど
私がやっぱり
怪面好きだ知ってほしいという気持ち
24:00
があって
それが伝わって
なのでこの人というか
この怪面というのを
この人も好きになったから
これを持ってもらおうという気持ちで
全員が作ってくれたから
そうだこれだ
大事なものを忘れてた
社長さんに
見せたいものがあったんですよ
マジですか
カイロボウケツ
お見せしようと思って持ってきたんで
透明なケースに入った
こんな綺麗なんだ
こんな綺麗なんだ
これね
いろんな人に見せまくりすぎて
下の基部の部分が
ちぎれちゃってるんですけど
それが幸いと幸いで
カイロボウケツって
海老が
一組の海老が入ってるんですね
それが出た線も
これハサミで
中に入ってる
ぜひご覧ください
意外と柔らかいんだ
硬いかな
硬いけど
柔らかい
柔らかい
感じがあって
すげえ
何センチくらいだろう
20、30センチくらいの長さの
すごい立派なカイロボウケツ
今目の前に持ってきてくれてて
めっちゃ感動や
これが生物が
これですよね
そうです
海面的な企画家の中でも
言及したんですけど
沖縄の
国際通りっていう
お土産屋さんとか居酒屋とかが
たくさんある
そこのお土産屋さんで見に来てて
買ってきたもの
まだ売ってるか分かんないんですけど
私が沖縄に
沖縄に通ってた時は
売ってて飛びついて
このカイロボウケツの
横にある石に毛が生えてる
これは何ですか
これはカイロボウケツなんです
もともとは
きっついてたんですけど
こういう感じ
カイロボウケツ
体を支えるために
このゴムゴムって呼ばれる
根に毛って書いてある
結構手にかかるので
やっぱりガラスだなっていう
へー
そこ?
それです
ほとんど
多分
この石の部分
はいはいはい
先端に蓋みたいな
石みたいなのが
付いてる
木部だね
そこの方
海底の方について
27:01
切りついてる
なるほど
この根毛っていう
下の方にある
体を支える下下の毛みたいなのが
あるかないかで
カイロボウケツ族と
カイロボウケツもどき族
もどき
もどきはカイロボウケツではないの?
カイロボウケツも定義によるけど
カイロボウケツ
族ではない
難しい
人間が自然を認知する方法
生き物をグループ分けして
どうやって取り扱いやすいか
っていうところに
主観が置かれてるものなので
客観的な指標と実は分類って
難しいですね
はいはいはい
なるほどね
すごい
本当にあれなんやね
持って帰るとこだったら
私これ
入れにくい
本当になんていうか
身体がついてて
全く出られなくなってる
カイロボウケツの中には
カイロボウケツエビっていう
エビが入ってて
このエビはプランクトン妖精の時に
まだ体が小さいので
カイロボウケツの隙間から
カイロボウケツの中の空腸に入って
そこで成長して
でも成長することも空腸の目腫よりも
体が多くて出られなくなって
2つ1つ1つの
クルーズがそこで繁殖をしながら
死ぬまで暮らして
で実際そのカイロボウケツの標本を見てみると
本当に空腸より少ない
おそらくゼロに限りなく近くいて
これもエビが入っているじゃないですか
こんな風に
どのカイロボウケツを見ても
エビのクルーズが入っている
へー
だから相当効果は激しいんだと思います
なるほどね
空腸カイロボウケツなしみたいな
エビの気持ちになると
なるほど
繁殖できないエビも中にも
めちゃくちゃ多い
特に海の動物は
たくさん住んで
数打ち当たる確定
へー
よく一緒に住んで利益があるから
みたいな人とかもいますけど
これはカイロボウケツ側に
利益とかあったり
一応その中が
目詰まりとかしてしまうと
カイロボウケツ老化色って言って
海面みんなそうなんですけど
海中に含まれる有機物とかを
エサとして食べているので
それがうまく目詰まりって取らなくなっちゃうと
エサとか
うまく取れなくなっちゃうので
その工事をしてるんじゃないか
っていう風には言われてます
けど繁殖動物はちょっと
あんまりに深いところにいて
一点とかが難しいので
まだまだ謎があると
まだまだ謎だらけです
ここにも書いてましたけど
シンプルだけどもめちゃくちゃ
謎があって
そうなんですよ
それがもう本当に
生き物
生き物そのものだなと思って
30:01
私が生き物に魅力を感じる
エッセンスが詰まっている
生き物だなと
だから
聞いてて思ったらやっぱ一般向けの
文体って簡単とか
軽い系の
結構簡単に書けるんじゃないの?
と思われがちかもしれないけども
いやいやいや
めちゃくちゃ簡単だ
むしろ
複雑な難しい文章を書くよりも
その方が簡単だと思う
そうかこれ分かんないのか
書き直さなきゃとか
そういうのがあって
映画秘書とかでも
自分みたいに意味分かんないのが
それがうちらで
褒められて
みたいなのが
だから
千葉流でも
今の映画秘書の批判とかしてますけど
そういう複雑さに対する
パウンターとしての
こういう軽やかな
文体を作ろうっていう
意識がありましたよね
なるほど
たぶん
ここにポリティッドアドジェクティブ
っていう
ルーマニア語を勉強するような
きっかけになったやつが
ありましたけど
たぶんこういうのは
そういう複雑な映画秘書の場でした
日本語でした
語られないようなものだけど
それをこういう
みんなが読める
ような
ことで語る
ことの可能性というか
それが全部
ルーマニア文学だったり
ルーマニア語だったり
ルーマニア語の文法説明だったり
時々言語学の話も
なるし
あとシオラン解説
シオランっていう哲学者の
にもなったりするし
そういうのを
こうやってやって
皆さんのおかげで
1万部は突破させていただいた
すごい
ここまでの
ここまで
広めることができるんだなと
やっぱり
可能性ある
一つのルーマニア語
ルーマニア文学
っていう軸を通して
本当にスペクトラムというか
本当にいろんなことを扱ってるじゃないですか
それがまたすごい
どんな興味の人でも
かかるところがあるんじゃないかな
っていうのが構成にもなってるし
すごい面白い
ありがとうございます
すごい可能性
可能性の本
カイメンもルーマニアも
どっちでも
あまり日本人というか
に馴染みがないじゃないですか
そういうものを
軽易な言葉で
いろんな間口広く
いろんな人に読んでもらいたいという意味
では共通してますよね
33:01
日本語を使って
私も
カイメンの本の
後書きにも書いたんですけど
結構
なんでしょうね
一般化とか
みんなに共通する
原理を見つけるみたいな
冷静な態度っていうんですか
結構科学だと
よくある
当たり前なんですけど
これの設定みたいな
論文とか書くときの
客観的な設定みたいなのが
どうしてもみんな
読むことが多くて
仕方ない部分もあるんだけど
でもやっぱり使える部分は
感情だよなと思って
そこを
抑えつくも
いい塩梅のバランスを
探しながら出してっていうのをやって
もう一つすごく
意識したのがちょっとルーマニアの
方とも通じるんですけど
カイメンっていうのはすごい狭くて
誰も興味持たないような
題材かなと思うんですけど
それを通じてそれを一刻
そのカイメンカイメンにこだわって
でもその周辺に目を向けて
見ていくとゆかが実は
カイメン使ってたりとか
本当に人間もずっと
重要な行為について
あと可愛いんですよゆか
ずっと人間生活を
支えるものでもあったりとか
いろんな繋がっていって
可能性
聞いてはなんか世界みたいなのが
カイメンっていう軸を通じて
やってるんじゃないかなと思って
それに自分として
チャレンジした本でもある
伝わってきますよそれは
まさに
やっぱりマイナーのものを扱う以上
どうしてもなんか
それだけに興味持ってる人だけに
響いていってもしょうがないじゃないですか
そこは
工夫は自分なりにはした
なるほどね
なんかこう
全く真逆の部分もありながら
共通する部分もある
インタースティックな感じですよね
最終日に
おかしい
最終日じゃないですか
ですね
短週に渡っての
斉藤説長さんとの
本当にいろんなことを話しましたよ
本当に
良い回になったんじゃないでしょうか
本当にただの何なんですか
著書紹介にとどまらない
ディープな
むしろ著書紹介もうちょっと
厚い方が真実だったかな
いやいやそんなこともないですよ
これもぜひぜひ
本当にこのお話を
聞いて興味持ってくださった方は
ひばるあるいは
実際に手に取って読んでいただきたいな
というふうに思っています
よろしくお願いします
いつも最後に
良い読書体験を
締めてるんですが
今回はルーマニア風バージョンで
3人で締めさせて
36:01
多分やるとしたら
もう
皆さんにもちょっと
説明先に
スティーレプラクターっていう
多分そういう感じなんですよ
こういう言い回しを結構
ルーマニアの人を
よく使ってて
あんまり
読書体験みたいなのは言わないんで
でもこれルーマニアの人が
言うんだったら多分
スティーレプラクターが良い読書体験だな
っていう感じなんで
最後はみんな
3人でこれ言えたら
これやなと
ぜひありがとうございます教えてくれて
では
せーの
スティーレプラクター
ありがとうございました
ありがとうございました
本の虫のすすめでは
ご質問ご感想をお待ちしています
取り上げてほしいトピックも
随時募集中です
ツイッターのDMまたは番組説明欄に
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本の虫のすすめは毎週金曜日
17時に配信しています
アフターファイブに読書トークを
お楽しみください
37:28

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