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生物学者と書店員のインターネットラジオ 本の虫のススメ
本を偏愛する生物学者の椿と書店員の佐藤が 本にまつわるあれやこれやをゆるっとお届けします。
今回も始まりました本の虫のススメなんですけど、3日後は何ですか?
クリスマス?
ちょっとね、実はとりだめてるんで、多分リアルの3日後と佐藤さんを混乱させてしまったかなと思うんですけど。
そうなんです、もうすぐクリスマスですよね。クリスマスといえば、アドベントカレンダーってありますよね。
なんか1日ずつ、めくっていってなんか楽しいものが出てくるみたいな、お菓子とかね。
アドベントカレンダーのポッドキャスト版をやろうっていうことをなっちさんが企画してくださいまして、それにお楽しそうじゃんということで、本の虫のススメも参加させていただくことになりました。
ありがとうございます。
それで、アドベントカレンダーなのでその1日1日日めくりしていくんですけれども、
バトンをつなぐような形でそのアドベントカレンダーが進んでいくということになりますので、私たちは毎週金曜25時、番外編は日曜18時から配信中の眠れない夜に日常のふとした疑問についてゆーっとお話ししてみる。
沈まぬ枕さんという番組からバトンを受け取って、アドベントカレンダーのポッドキャスト版として今日はお送りさせていただきたいと思います。
それで、私たち本の虫のススメの今回のテーマはクリスマスが近いよということで、クリスマスとお正月も合わせてですね、結構長めのお休みが取れるホリデーシーズンかなとも思うので、そういうクリスマスホリデーシーズンにおすすめの本をご紹介したいなと思います。
まずじゃあ佐藤さん、おすすめの一冊目を教えてもらえますか?
そうですね、一冊目は女二人暮らしていますっていう本で、キムハナさんとファンソヌさんという韓国の方が二人が書かれた本ですね。
で、これ面白くて、女二人暮らしてるっていうのはその恋人同士で暮らしてるとかじゃなくて、友達同士、女の人が。
ルームシェア的な?
ルームシェアなんだけど、ルームシェアより先の話というか、二人で物件を見て買ってマンション。
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買うんだ、へー。
そう、買って共同で。
夢見ることあるよね。
そう?
いや、私も結婚するつもりじゃなかったっていうのがあるから。
いろいろ半分になるとか、そういう実利も含めて、気の合う友達、寂しい時とかもあるからと、住むっていうのもありだよなとか思ったりしたことあった。
でもそれはなんていうの、ルームシェアに近いイメージで思ったりしたことあった。
いやもう家買っちゃってるからね。
そうそう、買っちゃうっていうのは。
ついの住まいみたいなのがあったら安心感があるかもね。
ついっていうわけではないかもしれないけど、結婚してどうのこうのしてっていうんじゃなくて、二人で一緒に暮らしていくっていうのを選んでるっていう感じなのかな。
結構オタク業界でそういうことしたいなって言ってる人はいっぱい聞いたことあるけど、実際にしてる人は、ルームシェアは見たことあるけど、買ったっていう人は見たことないな。
そうそう、だから結構本当に人生のパートナーとして友達を選んでるみたいなところが面白くて。
確かに。
でなんか二人がすごい全然性格が違うんですよ。
一方はすごいきっちりしてて、すごい片付けが上手な人で。
で一方は料理がすごいうまいんですけど、それ以外のあんまり片付けるとかができないものを溜め込むタイプというか。
結構バランス良さそう。
バランス良くて、でそのきっちりしてるほうの人は料理がそんなに別にらしいんですよ。
だけど料理のした後の後片付けとかがすごい好きらしくて。
料理を作るのが好きな人は後片付けが得意じゃないからめちゃくちゃいいバランス。
すごいもうなんかピタリやな。
ピタリ、そうそうそうそうハマったらしいよね。
でもありだよね。
でもやっぱそういう暮らしていく中でその やっぱりそれがさ全然違う人間やからなんでこの人こんなものを溜め込むのとか
あるよねその辺でこう喧嘩したりもするけどでもそれをその折り合いをつけていく っていうのが暮らしなんやなぁみたいなことを書いてて
それは別にその男女の結婚とか恋愛とかに限らず なんか人間が一緒に生きていくっていうことの
なんか通過点なんやなっていうふうに思ったりとか 社会の最小単位やもんね
2人ってね あのそうそうそうそうそうそうね
であのこれ韓国が舞台っていうかなんで 韓国ってその日本よりももしかしたらもっとちょっとこう儒教的なあれが強くて
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えっとなんて言うんだっけ 家父長生とか
その辺が結構未だにだいぶ変わってきてるみたいですけど 結構根強くあるらしくて
だからその田舎に行くとあの日本でもある まだあるかもしれないけど女の人が台所に立って
聞くよねみたいな 家のこといろいろ料理とか背中みたいな
みたいながあるからその結構そのお二人にとってその結婚するっていうことが あの
なんていうのかな結構 仕事もしてあるから重荷に重荷になるけどでもその
友達同士で暮らしてたらその友達の親に対しても変に気遣わんでよかったりとか なんか家事をせなあかんとか
なんか贈り物をせなあかんとかそういうことが全然なく ただただこう
その 友達の親にこう甘えるというか
だりとか本当に純粋な感謝を持てるっていうことを書いてて で本当はそのあの家父長生だとかその料理をするとか
妻が家事をするみたいなこととかの裏奥には相手への感謝とか相手にそうそうそう 大しての思いやりとか愛情とかそういうものが本当はあってこそのもの
だよなぁみたいなことを書いてて だからそれが純粋にその友達同士あったらできるっていうのが嬉しいって書いててあーなるほど
そういう見方もあるよな バイアスが自分の中でも抜けるよね
なんかやってても得意やからやってるって思うのと 私の役割やからやってるって言うのと全然違うよね
同じことしてたとしても そういう意味でもそのいろんなそのパートナーシップだったりとか人間関係とか
人生を一緒に生きていく人っていう意味でいろんな選択肢があるんやなぁと思って面白い 本やなぁと思って
そうだね読みましたね まあクリスマスってなんとなくそのパートナーとかなんかそういう恋人みたいなイメージもあるので
ちょっと異色ではありますけどそういうパートナーシップの本をちょっと紹介しましたね 家って本当に
最小単位だからさ エコノミーもあれだもんねあの有名な話なのでご存知の方多いと思いますけど
お絵子の家?ギリシャ語で家っていうのが語源じゃないですか だから本当になんかね経済とか
訳しちゃうけど本当にその家と家と家みたいな そういう単位と単位と単位が積み重なって
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経済というか社会というかなんだなって思うと本当にその 通貨じゃないけど
何が言いたかったんだろう
知らんがな
いやでもなんかその 一番の土台になるものだからさ
楽しく いい気持ちで
送れる形ってやっぱ人それぞれだと思うからさ それがこの形って言われないようになると
生きやすいですよね 生きやすいよねそう思います
椿さんはどうですか 私は
だいぶ経路が変わっちゃうかもしれないんですけど 島尾美穂さんという
天見大島の隣にある架けロマ島という島のご出身の方の書かれた本
海辺の生と死 中央口論審査から文庫で出てます
をお勧めしたいなと思いました あんまりその海辺って言うとちょっとなんかそのクリスマスとか
書けないかなって感じもするかもしれないんですけど 流れている時間これってあの
島尾美穂さんってあの 私たちの祖父坊世代ぐらいの方で
ちょうど 女学校を終えて
故郷の架けロマに戻ったぐらいの頃に終戦したぐらいの 感じの年頃の方
なんですよねもうあの亡くなっていらっしゃ るんだけど2007年にご生居されてて1919年にあの
大正八年に生まれ なのでもしあのご存命なら100歳を超えてらっしゃる
のあの方なんですけれどもその方の幼少期の架けロマ島 での暮らしが書かれてるんですね
それがすごくもう本当に優しい温かい世界感で すごくあのびっくりしたというか印象的だったのが
この著者の島尾美穂さん ご両親に一度も
叱られたことがないんですよ 本当に優しい優しいというただただその愛情を向けられて育ったその
のびやかさみたいなのが文のあらゆるところに 溢れてて
私はあの尾美穂島とか架けロマには調査で何度も行ってるってこともあったりして なんかそのありありと思い浮かぶんですよねそのお祭りの風景だとか
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その なんだろうな優しい眼差しで見てるその
父とか母の手仕事の話とか もうなんか失われてしまった世界なんだけどなんか地続きなんだなってなんか感じる
部分もあったりとかして
すごい優しい気持ち優しい気持ち なんて言うんだろう
ちょっと幻想的な 感じもあったりとか
例えば旅の人 旅芸人みたいなお芝居をしに来てくださる方とかが来るとこの描写とか
はあの 島尾さんが無双している中では
神様が七福神が乗ってくるみたいな 旅の人ってやっぱりあの
稀人っていうのなんかその神様とかと一緒でさ 特に島やから余計にかもしれないんだけど
海の向こうから来るっていう時代でも 異世界から来る人みたいなね
イメージを持ってたみたいな話ででもなんか実際はなんか違ったけど
その島尾さんの想像の中での話とか
風景 カケロマ島の海の景色に織り込まれて描写されたりとか
そのあたりもすごいうつくしくて 本当にもう出てくる人たちがみんな
なんて言うんだろう 共同体ってこういうことなんやみたいななんか今さ 地域
コミュニティの復活みたいなことを言われたりするけどそうじゃなくてもうなんか 生まれた時からこうやっても抱かれるみたいな
ものなんだなぁとか なんかなんか今の時代にあったやり方ももちろんあるんだろうけど
なんかもう全く別の
なんていうの 潤化されたというか
ここで生まれてここで生きるっていうことが 自然な世界
っていうのを なんか感じられてもう今はさ
もうなんか別にカケロマで生まれたからって一生カケロマで過ごすんだいって
思うのが普通っていう時代でもないやんか
でもなんかそれをもうみんなも当たり前みたいになってて で
それ まあいいことばっかりじゃもちろんないと思うけどそれを前提に
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したというかそれをみんな共通認識として持ってるがゆえの 優しさ需要っていうのとか
阿吽の感じとか呼吸でこう回ってる感じとか その中でやっぱりその旅の人っていうのは際立つなぁとか
すごい 日本っていうかまあ
天見カケロマとかあの辺りの
原風景というかでこういう感じなんかなぁとか思ったりして まあ実際に旅行行くのももちろんいいですけどこういうふうにちょっと
地理的にも時間的にも ちょっと旅行するみたいな気持ちにも慣れたりして
でちょっとなんか やっぱり南国なんでちょっとあったかみもあったりしてこういう冬の
ホリデーシーズンに読んだら心もちょっとあったかくなったりするかなぁなんて思いました なるほどね
あでも島尾美穂さんてご存知の方多いかもしれないんですけど私も実は すごいびっくりしたんですけど
死の棘って知ってる島尾敏夫さんの 知らないと思う
なんかねその血縁の方とかの配偶者の方が 島尾敏夫で本書いてるんや
もともとその敏夫さんの方が作家をしていらしてで後で 時系列的には美穂さんの方が作家になったのが後なんだけど
だから作家として知り合ったんではなくて 実は特攻隊の隊長としてカケロマに赴任されてその時に
特攻隊? 結局あの終戦 特攻隊に特攻する前に終戦になったから
すごい時代やなぁ いや本当に
っていうのであのご縁で結ばれたっていう 方なのでその作家仲間でみたいな感じでは全然ないんだけど
で その島尾敏夫さんの代表作がその死の棘
なんだけどそれはちょっとホリデーシーズンには向かないかな 死の棘やしな タイトルからしてなかなか
いやなかなかねあれはあの死小説の曲北と呼ばれてるらしいんだけど 死小説風なんですよ死小説かどうかはちょっとわかんないんですけど
とにかくその宝刀三昧みたいな 島尾さん
そのままで出てくるんだけど 夫がいてそれが主人公なんだけどそれがもう外にあの
浮気相手がいたりとか子供がいても全然なんかお金も稼がずプラプラみたいな感じで 俺は小説家だみたいな感じで他の仕事も特にせずみたいな
こうしかなんか言ってたかな まあそれは全然尾敏じゃないんだけどそれであの奥さんが嫉妬で狂って
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でなんかその どんどん奥さんが疑り深く
もう 過去のすべてをねほりはほりしないと気が済まないみたいにどんどんなっていって
それのエスカレート性に従ってその日常も壊れていってで夫の方もなんか よくさなんか揉めてて重い空気になった時にさ
もう今キャーとか言ったらさどうなるやろうとか思う時あるやん ないないないないよ
マジ? なにそれ ないない なんかもっとさ
例えばなんでもいいんやけどまあいいやじゃあ浮気にしよう 浮気してでなんかそれがバレてこう
白馬になったとするでその時にさ こう詰められてて
まあ 偶の音も出ないじゃないけどになった時にギャーとか言って川に入ったりとかしたらさ
もう問題がそれってこと? そうそうそうそう
ちょっとなんか 寒いところでガタガタしてる弱者みたいになることでこう
精神的に勝てるみたいなさ 構図とかあったりするやん
そういうのをなんかやったりとかほんまに 中で主人公がしたりとかして人間主義のだからそういうなんかちょっと
変になった均衡をより変に崩すみたいな 積み重なってエスカレートしていくみたいな
本なのね だからあんまり ホリデーにおすすめとてもできない
できないんやけどでもなんかちょっと まあなんやろ
そうきた?みたいな感じで面白くも読めるかもしれない
なんかそれこそ島尾美穂さんと以前もちょっと紹介したことあるんですけど
あの九外浄土とか椿の海の木とかあの 水又の昔の
生活とか水又病のこととかを書かれている 石群美智子さんという作家さんとその島尾美穂さんが対談している本を最近読んだんですけど
そこでもなんか その死の棘ってユーモラスな本ですよねとか言って
石群さんがおっしゃってて あっあれユーモラスかもって その時にちょっと私もそういう見方もあるかもって思ったりした
でもまぁなんかそれは置いといてとにかくその妻像で描かれているのが島尾美穂さんやったからさ
私こんな温かい 文章というかを書く人やと思ってなかったからさ
めっちゃびっくりしてだからまぁどのぐらいその死の棘が 実体験というか詩小説ベースなんかちょっとわからないけどでもなんかもし
その死の棘をすごい有名な作品だから読んで島尾美穂さんの本怖いとか 思ってる人がいたらもう全然全然もうめっちゃ全然違うから読んでって言いたいなって思ったりもした
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なるほどね
長くなっちゃった いやいいじゃないそれも
佐藤さん 他にご紹介いただける本は
あーえーと春になったらイチゴを摘みにっていう名式加穂さん なんか全部綺麗やな
文字が? そう春になったらイチゴを摘みにっていうタイトルも名式さんっていう名字も加穂さんっていう
確かに全部綺麗やね 全部綺麗
これはあの著者が 著者とそのイギリスに住んで春アメリカ出身のご婦人
ホームステイ先の受け入れてくれた女性なんですけどその人との交流を主に書いたエッセイなんですけど
そうなしきさんは小説家として有名ですけどその方が書かれた 初めてのエッセイだったと思うんですけど
西の魔女が死んだとか聞いたことないかな ないか あるかも
まあまあ結構 人気な作品も多い方です
でなんであのこの人やっぱり小説家やなーって思うんやけど そのエッセイでいろいろすごい
人が出てくるの 何だっけ 事実は小説より気なりじゃないけど
あの小説より気なる人が出てくる 例えばそのインドインドやったと思うんだけどインドに奥さんも子供もいるんやけど
家を飛び出してきて行方不明になって で行く先々でなんかお金とかなんか
こぎってたかな なんかそのまあとにかくお金をやな 信頼して止めてくれた人とかのもとでお金を盗んで
でまた逃亡してみたいな繰り返してるやばい感じの人が出てきたりとか あと兄弟で
たぶん結構貧しい生まれ育ちやと思うんやけど 兄弟でそのホームステイ先に行くんやけどその
女性のね でもその兄弟は
そのホームステイ先が基本的に舞台というか 舞台になってるなってるなってるそうでそのホームステイ先に来る兄弟は
あの店の人が見てなかったら物を盗んでいいっていう道徳っていうか でもなんか結構それに近い人いるよね
そう? 日本には少ないかもしれないくない?あれ?
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わかんない そうそう私が過敏に感じてるだけかもしれない
なんかまあ一般的とは言えないような価値観の人が続々出てくんねーよな
なんかその今で言う炎上みたいなことになって 町中からもうこいつマジありえへんわみたいになってしまったご夫人の話とか
とにかくその小説より気なる人々を
でもそれを エピソードが強いものを
印象的にうまく書くことって余計に難しいと思うんやけど
確かにそうかも嘘臭いっていうか そうなんか
え?ってなっちゃうと思うけどそれをそのすごい消化しやすいように 美しい文章で組み立てて印象的に書いてるっていう意味ですごい素晴らしい本やなぁって思うんですよね
なるほど
結構その異文化っていうものに対してなんかいろいろカルチャーショックを受ける場面とか まあそういうのも
結構なんて言うんですかねー イギリスで暮らした作者じゃないとこれは書けない文章やろうなーっていうふうに
思います なるほど
確かにそういう なんでしょうね作家さんならではっていうのはあるだろうね
なんでこれであのクリスマスにおすすめというか ホリデーにおすすめっていうふうに言ったかというともうクリスマスっていう
そのものずばりのエッセイが1個入ってて なんかニューヨークでその
に呼ばれてそこでそのナシキさんが そのホームステイ先のご夫人と一緒に過ごすっていう
なるほどなるほど それでも海外のねホリデーシーズンの暮らし方とかも確かに興味ありますよね
ね面白いですね 海外で
ニューニューイヤーなんか 海外で新年迎えたりとかクリスマスとかってある経験 あるあるある
死ぬほど寒かった 本当どこ行った ニューヨーク行ったよ カウントダウン行った
カウントダウンも行ったやん すごいな 行った行っためっちゃ寒かった マイナスな柔軟度とかなんかそんなんで
本当に寒かったけど楽しかったね 花火が上がるんですよね そうそうそう
ニュースでね うんやってるよね まさにあそこに行ったんや
あのタイムズスクエアってあの ニューヨークで有名なとこがあってそこであのカウントダウンするのに
結構朝っ端とか昼間っ端 昼間っ端から結構それ目の前で見たければ並ばなあかんかったりするんですけど
えでもどうトイレとかどうすんのってその日本人のお兄ちゃんが並んだっていうか聞いたら トイレはできないから
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ちょっとちょっとあれの話ですけどペットボトルにしたんやって言ってた子がいてそれほど ちょっと
なんていうの 熾烈な すごいねでもなんかそれ聞いて
日本やとさ有馬記念とか日本ダービーとかそんな感じやんか前日から えそうなんや
あそうそうそうそう へー
あのそれは中には入れないんだけど え中に入れへんのにそんな
あそうそうだからその入場待機列みたいなのを作って今はちょっと違うかもしれんけど
コロナの後ちょっと変わるけど その前はなんかもうそしたらでもみんなトイレ行きたいやん
そしたらこのシートは名前も知らないあのヒゲのおじさんのものみたいなのをみんなでわかってるから
トイレはみんなでだから生かしてあげるみたいな そうなんや
感じやったからそうお国柄かもね お国柄かもね
あと尿の入ったペットボトルは私あの幹線沿い大型道路沿いに子供の頃住んでたから
よくその長距離運転のトラックさんが過酷な労働環境だから捨てていってたから懐かしく思い出した
懐かしく思い出した まさかの
ジャパンスラム出身 ジャパンスラム出身
まさかのやな そうなんや
わかっちゃうもんや わかるよわかるよ匂いもあるしさ
匂いがあるんやわー
とか思い出したり なるほどねまさかのホリデーやな
何がホリデーやねん やっぱり我々のテイストが増してしまうね
ちょっと話が逸れてしまったところで
椿さんは紹介したい本ってありますかね
これは表紙はちょっとクリスマスっぽいかな
高野秀幸さんこの番組で何度か紹介している私の好きなノンフィクションライターさんなんですけど
の書かれたイラクスイコデンという本をお勧めしたいなと思います
まずなんかその分厚いんですよね結構
でめちゃくちゃ面白いから読み始めると多分一気に読みたくなっちゃうから
そうすると寝不足になったり会社に毛病使ったりしなきゃいけなくなっちゃうから
ホリデーシーズンに読んだらいいんじゃないかなと そういう意味でね
いやこれが本当に面白くってさ
イラクって結構イランとずっと揉めてるみたいな
海賊で私たちしか知らなかったりする
私たちという言い方が良くないな私は結構その程度ですごい恥ずかしい感じだったんですけど
文明の発祥の地ってメソポタミアとか
あれってティグリスユーフラテス川沿いのその豊かな
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氾濫を繰り返していく中で土地が肥沃に保たれるから
そういう農業とかが生まれて文明が生まれたよみたいな
なので人類史っていうのを考える上でもすごい重要な場所だったりするんですけど
その中で結構その文明農業みたいなところがずっと注目されがちな
逆に言うと地域ではあったんですけど
実はその湿地っていうのはすごい川にあるときはなったり
水浸しになったりあるときは干上がっちゃったりとかで
すごい文明側から見ると管理しにくい場所っていう側面があるんだよね
だからもうこれスイコーデンってタイトルについてるのは
もちろん本家スイコーデンを模してるんだけど
本家スイコーデンの領山博も領山博というか
スイコーデンの登場人物たちが活躍した場所っていうのも
あれ全部湿地帯なんですよね
だから中央の管理が行き届きにくいところを根白にしてっていうところがあって
それになぞらえてイラクスイコーデンっていう風にしてあるんだけど
そこでの暮らしっぷりっていうのが全然まだ分かってなかったので
それを自分で入って
入ってというか自分で行ってみて
いろいろ見聞きしたことを書いてくださってるんだけど
これ表紙がまずすごい魅力的なんですよね
すごく綺麗な美しい形の三日月型っていうのかな
木でできた船なんですけど
この船に高野さんご自身も乗ってる
2番目にいる人高野さんか
前から2番目に乗った写真が使われてるんですけど
この船ちょっと名前忘れちゃったもうダメだな
なんか名前があるけど忘れちゃったんですけど
なんでこの船に乗ってるかっていうとそれももはや面白くって
今回この旅のパートナーのいろんな世界中の地域に
NPOとかとして持続可能な農業をするためにはどうしたらいいかとか
そういう技術支援というかずっとされてきた方を
パートナーで一緒に行ったはるんやけど
その方と高野さんが
イラクにおける両山博みたいな
スイコーデンのねじろみたいな場所を調べたいけど
どういうふうにして
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中央の管理が今も政府からアプローチしてみたいな
成功法が取れない場所っていうのは今も変わらないから
どうやっていくかっていうのを
イラクっていうのがあんまり外国人を受け入れてない国だし
っていうのを二人で議論した結果
結果議論というか
どうしようどうしようってうーんって考えてて
高野さんがある時
パートナーの今回の調査パートナーの方と
喋ってる時にその方が
いや田舎だとねもう軽トラ走ってるだけで
仲間みたいな認識があって
軽トラが通行証みたいなもんだよっていうふうに
おっしゃってるのを聞いて
それだって思って
じゃあ軽トラで入り込んだ
違う違う違うだから
湿地帯のイラクのスイコーデン地域の
軽トラってなんだろうって考えた時に
船だってなって
この地域にちゃんとあった輸送手段っていうか
持ってるっていうのでそれだけで
仲間入りっていうか
調査のハーブルがぐんと下がるんじゃないかっていうので
この船につながるんです
でこの船に実際に乗って調査っていうのは
なかなかちょっと難しい
いろんなコロナとかもあったりして
状況だったりもしたんだけど
いわゆる文明が起こった場所っていうのは
農業農業って言われるけど
それ以上に
この表紙の写真にも
写ってるんですけど
アシ
人間は考えるアシであるの
植物の水芽に生えてる
がもうめちゃめちゃ美味しげって言ってるんですよ
それをみんな取り放題みたいな
湿地の地域に住んでる人は
なのでその
アシを取ってきたら燃料にもなるし
浮島を作ってその上に家を作ることもできる
本当にだから結構万能材みたいな感じで
使えたりするし
食べ物もすごいその
栄養とかがやっぱり氾濫とかしたりとか
上流から流れてきたりとかで
魚とかもすごいたくさんいたりして
結構その食べ物も
意外とその農業とかなくても困らなくて
なんかそれが
自立してるっていうの
農業してるところと繋がらなくてよかったっていう
歴史がずっとあって
だから今もそうやって
独立的な
自給自足的な生活をしてる人たちが
まだ残っててみたいな話とか
もう本当に全然
海外の文献とかも含めても
あんまり調査されてないような地域のことを
本当に生き生きと
書いてらして
そうなんだと思って
すごく面白いめちゃめちゃもう
読む手が止まらないんで
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ホリデーシーズンにね
もう27日の夜とかから
会社員の方は読み始めていただければいいかな
日曜日とかじゃなくてね
繋げた休みの時にね
ぜひぜひめっちゃおすすめ
めちゃめちゃ面白いです
という感じで今回は4冊の
ホリデーシーズンにおすすめの本
紹介しましたね
これで初めて
アドベントをきっかけに聞いてくれたよ
っていう方も楽しんでいただけたら
嬉しいです
次の
23日
12月23日ですね
明日は
ご近所系ポッドキャスト&スタイフ
でやられています
スタンドFMですね
毎日お祝いしよう
さんですね
よかったらそちらのポッドキャストと
スタンドFMも聞いていただければ
嬉しいです
5円になると嬉しいです
では来週も楽しみにしていただけると
幸いです
メリークリスマス
ジングルベル
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