さて、今日はこの続けるということを題材に少し雑談会をしていきたいなと思うんですけれども、
どうでしょう?皆さんは何か続けることとか続けていることと聞いて、どんなことが思い浮かびますかね?
僕はどうだろうな、確かにこのポッドキャストもまあ1年続けたことっていう風に入るし、
何回かこのポッドキャストでもお話ししたかもしれないですけど、
コロナ禍ですね、に茶道のお稽古を始めて、
まあそれももちろんその月に3回の月もあれば月に1回だけの月もあるんですけど、
ポッドキャストを今まで続けてきている5年間かな、次6年目に入った、そんなようなことが思い浮かんだり、
まあ人によってはお仕事をずっと続けてきているっていう方もいるでしょうし、
それが趣味だったり、いろんなことをいろんな期間皆さん続けているかななんて想像しています。
このポッドキャストを続けてきて何が変わったかなっていう風に思うとですね、
さっきの茶道の話ともちょっと近いんですけど、何かを目的とせず続けるみたいなことが最近できるようになったっていうと、
ちょっとニュアンスが違うかもしれないですが、するようになった、できるようになった、そんな感覚を持っています。
例えばですね、学生の頃とか、もしかしたら社会人の初めのうちもそうだったですかね、
に続けることって何かしらゴールがあってそこまで続けるっていうニュアンスが多かった気がするんですよね。
例えば学校で言えばテスト勉強があってそこまでずっと勉強を続けるとか、
あるいは目指している大会があってそこに向けてスポーツの練習を続けるとか、
何かそういう目標に対して続けるっていう要素が僕の場合はですね、多かった気がします。
それがスポーツであったり、学校であったり、
例えば体育大会みたいなことであったり、あるいは受験であったり、
何かどっか終わりに向けてそこまで続ける?
就職活動もそれこそ納得いく結果の就職先が見つかるまで続けるとか、
途中で行った留学なんかも合格するまで続ける。
その先に何があるかっていうこととセットで続けてきたことって多かったなと思います。
でも一方で最近の続ける?
それこそこのポッドキャストもそうでしょうし、
茶道のお稽古もそうでしょうし、
あるいはちょっと個人で2ヶ月に1回ぐらい開いているワークショップというか探究会みたいなこともそうかもしれないんですけれども、
どこにも終わりはない感じはありますよね。
じゃあポッドキャスト50回続けた、100回続けたから何かになるかと言われると、
別にそういう何かを目指しているわけでもない。
一方でそういう目指すものがないから続けないかと言われると、
そうでもないと。
ただ毎週毎週続いていく、積み重なっていく。
そんなようなことも続けられるようになったっていうのかな。
そんな印象を何か持っています。
さらにそのもう一回後、21回目にご紹介した樋口幸太郎さんの
人生とは長い時間をかけて自分を愛する旅であるという一冊にも
少しこの続けるということに絡んだ部分があったなと思い起こしています。
この本、皆さんお読みになったことありますかね?
多分僕がご紹介してきた本の中で一番他の方と話題に上るというか
これ読みましたっていう話が多いのがこの樋口さんの本な気がしたりとか
あるいは結構そうですね、この本を読書会で読まれている方って多いなという印象を
僕の周りでは感じてしまうんですけれども、その中に続けるというよりも
福利ですかね、福利のパワーみたいなことを書いた場所があります。
ボトルの中のウイルスっていう話なんですけれども
これはバートレッド教授という方が福利のインパクトっていうものを示すために
説明をしたものを樋口さんが引用しているものになります。
ウイルスの増殖で例えているんですよね。
このウイルスは1分間経つと倍になると。
1つのウイルスが2つになり、2つのウイルスが4つになり、4つが8つになりっていう風に倍々ゲームで増殖していくウイルスだと。
ここで事例として挙げられているのは、例えば午前11時、お昼の1時間前にこのウイルスが1つだけ大きな空のボトルに入れられると。
そうすると1分経った11時1分にはウイルスが2つになり、11時2分、2分経つと4つになり、60分経つとボトルが完全にいっぱいになると。
そんなようなシミュレーションをしてみると。
そうするとですね、12時にボトルいっぱいになるとしても、その1分前の11時59分の時点ではまだボトルの半分しか埋まっていないということになる。
そうですよね、最後11時59分から12時までの1分間でボトルの半分からボトルのいっぱい一杯に変わるっていう、そういう倍々ゲームだと思うので。
そうやって逆算していくと、2分前の11時58分にはまだボトルの25%、もう1分前の11時57分では12%みたいな形でですね、逆算ができると。
そうすると、5分前、11時からウイルスが倍々ゲームで増えているんだけど、12時まであと5分の11時55分の時点ではウイルスって全体のわずか3%なんだそうです。
ボトルの中にまだ3%しかいないってほぼ見えてないですよね。
5分前にはほぼ見えなかったはずのウイルスが11時55分から12時までの最後の5分で倍々に増えていって、最終的にはボトルがいっぱいのウイルスであふれると。
これこそがですね、ティッピングポイントと呼ばれるものが何の前触れもなくある日突然起こったように見える。
11時55分には全く何も見えなかったはずのウイルスが5分後には瓶の中にパンパンになっていると。
そんなようなことを解説をしています。
と同時に、そういうある日突然起きるブラックスワンは突然社会に登場して強烈なインパクトを与えているように見えるんだけど、
そこまでの55分、11時から11時55分まで、約3%に育つまでは誰にも注目されない55分を過ごしている。
一文をしてみると、「社会の常識から逸脱し、誰からも注目されず、人に見くびられ、自分自身を信じ続ける苦しみに向け合いながら、たった一人で小さな一歩一歩を積み重ねる55分である。」
そんなことを樋口さんは書いています。
もちろん何かを続けるということが必ずしも、冒頭話したみたいに何かを成し遂げるために続けているだけじゃないことも多いと思いますが、
何かこの地味でも誰からも見えなくても続けていくものが、自分の55分を形作っているみたいなことも言えるのかもしれないなと思って、ちょうどこの場と思い出したのでご紹介させていただきました。
とまぁ少し取り留めのない話になってしまいましたが、続けるという一つの切り口をベースにちょっと思い出した、かつこれまでご紹介をしてきたいくつかの本をもう一度振り返る、そんな時間にしてみました。
来週からはまた本のご紹介を継続しようと思いますので、よろしければ聞いていただけると嬉しいです。
それではまた。