はじめに:番組紹介と本日のゲスト
ほくとを前へ。この番組は、「絆をつむぎ、ほくとを前へ。」を合言葉に、市民の皆さんと一緒に、イベント情報など、北都市の魅力を発信します。
今回は、環境課の浅野由紀子さんにお越しいただいています。よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
さて、今回はどういったご案内をしていただけますか?
はい。今回はですね、北都市地球温暖化対策地域協議会というところによって開催されます。令和8年2月14日に開催されます。
生物多様性シンポジウムについてお話をさせていただければと思い、やって参りました。
私は、地域協議会の通称グリーン北都の事務局を務めております。
北都市役所環境課の浅野由紀子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
はい。よろしくお願いします。
生物多様性とは何か?
最近ね、この生物多様性という言葉も聞くようになりましたが、そもそもどういったものなのか教えていただけますか?
はい。まず、私たちの周りには多くの生き物がいて、それらが様々な環境でつながり合い、生きています。
私たちにそれぞれ個性があるように、動物でも植物でも、それが同じ種類の生き物であっても、それぞれに個性があり、それらの違いのある生き物によって作られる環境もまた個性がある、それぞれ違ったものになります。
この様々な個性を持った環境があり、生物がいることを生物多様性と言います。
この生物多様性には3つの要素がありまして、1つ目は森林、河川、里山などいろいろな環境が存在することの多様性。
2つ目は動物、植物、微生物などいろいろな生き物が存在することの多様性。
そして3つ目は、同じ種類の生き物であっても、それぞれが別々の要素を持つ遺伝子の多様性というものがあります。
この多様性が過去から現在へとつながることで、私たちの生活は成り立っています。
これらはお互いに密接に関わっているので、1つが崩れただけでもその他のものも崩れてしまうんです。
生物多様性が失われるとどうなるか
そうなんですね。もし生物多様性が崩れてしまうと、どうなってしまうんですか?
そうですね。例えば、北都市ではおいしいお米が採れますが、お米を採るためには豊かな土壌ときれいで豊富なお水が必要になります。
この豊かな土壌を育んでいるのは、土の中にいる微生物や近くの山々から流れ込む栄養でありますし、
山は天然の水源であり浄化フィルターでもあることから、雨水を蓄えきれいなお水にしてくれます。
また、田んぼの周りには様々な生物がいます。
例えば、稲が伸びてくると、その間によくクモが巣を作っているのを見かけます。
私自身はクモは苦手なんですけれども、このクモたちだってお米を食べてしまう虫を食べてくれる液中なんです。
逆に私たちが稲作をすることも、こういった生き物が暮らす環境を形作る要因になっているんです。
例えば、ここで山が荒廃してしまったりすると、山の貯水機能が低下して洪水や土砂崩れを起こすことが増えますし、山からの栄養もなくなってしまいます。
また、山に食べられるものが不足すれば、獣が人里に降りてくる、いわゆる害獣も発生いたします。
そうなると今度は農作物の生産にも影響が出てしまいますし、耕されない田んぼも増えることにもつながります。
そうすると今度は、そこに生きていた生き物が生きていけなくなる。
このように一度崩れてしまうと、私たちを含め、そこに暮らす生き物すべてに被害が発生してしまいます。
一旦崩れてしまったら、本当に大変なことになってしまいますよね。
そうなんですね。
生物多様性の4つの危機
現在も寄附されている生物多様性というのがあるんですよね。
そうですね。ございます。
現在、生物多様性には4つの危機があるとされています。
まず第1の危機は、開発や乱革による種の減少、絶滅、生息育成の減少です。
商業利用などの目的で、乱革や過剰な採取や開発が行われることで、生き物の住む環境を悪化させ、壊してしまう危機があります。
では、人間が関わらなければよいのかというと、そういうわけでもありません。
第2の危機は、里地・里山などの手入れ不足による自然の質の低下です。
人は生活する糧を得るために、とても昔から身近な里地・里山の環境を整備しており、そこにはその地域特有の生物多様性が築かれています。
しかし、近年手入れされなくなったことで、生態系のバランスが崩れてしまうという危機があります。
第3の危機は、外来種などの持ち込みによる生態の格乱です。
人間がペットとして持ち込んだ動物や、観賞用として海外から持ち込んだ植物、
または物資の輸送に伴って紛れ込んだ外来種と呼ばれる生き物が繁殖して、
もともといた生き物を食べてしまったり、生物の場を奪ってしまうという危機があります。
第4の危機は、地球環境の変化による危機です。
例えば、地球温暖化は世界的な問題になっていますが、
気温が上昇すると氷が溶け出す時期が早くなったり、高地の気候が変わってしまったり、
海面の温度が上昇するなど、生き物の生息環境が変わってしまうことで、
絶滅のリスクが高まるなどの危機があります。
先ほども申し上げました通り、私たちの生活、食料や水、薬、災害防止、気候調整などは、
生物多様性がもたらす様々な恵みによって成り立っているわけですが、
この数百年、人の手による開発や難覚、地球温暖化等の影響により、
この数百年で数多くの生き物が絶滅していると言われています。
数百年というと、とても長い時間に感じられますが、長い地球の歴史の中で、
生き物が誕生し、人間が生まれて、文明が発達するまでの長さを考えると、
かなり短い時間に、生物の生息する環境が変化してしまっているということになります。
私たち身近なところでは、外来種の中でも特に環境に大きい影響を及ぼす、
特定外来生物に指定されるオオキンケイギクという植物がよく見られます。
これは、ドーロバタなどによく見られる黄色い花の植物で、北アメリカ原産なのですが、
とても繁殖力が強く、一度根付いてしまうと除去が困難ですし、
この花がよく育つことで、もともとあった植物が育てなくなってしまい、
もともとその土地にいた生き物が、これまで通りに過ごせなくなってしまうことが起こっています。
はい、それは本当に大きな問題ですよね。
そうなんです。
生物多様性シンポジウムの紹介
では、ここで一曲おかけしたいと思いますけれども、ではご紹介をお願いします。
はい、それではダードさんの「負けないで!」となります。お願いいたします。
ではここからは、その生物多様性シンポジウム、こちらの催しについてお伺いしますが、どのような催しか教えてください。
はい、生物多様性シンポジウムとは、先ほどお話ししたような生物多様性の重要さを理解することや、現状を知ること、
また、現在実施されている生物多様性に関する活動を、より多くの方に知ってもらい、
将来の生物多様性の保存につなげていくための催しになります。
内容としましては、生物多様性に関する基調講演と、その研究や活動をされている方々や、県内の高校生による活動内容の発表、
それらの方々がお題に沿って議論するパネルディスカッションという3部構成で開催いたします。
まず第1部は、山梨県富士山科学研究所の自然環境共生研究科主管研究員の安田大輔先生による基調講演で、テーマは生物多様性のモニタリングを行います。
第2部は、県内4つの高校生の皆さんと、県内でご活躍されている企業・団体の方による活動内容の発表があり、第3部がパネルディスカッションとなります。
パネルディスカッションのコーディネーターは、東グリーン北都会長の篠原、コメンテーターは基調講演をしていただいた安田先生、
パネリストには活動発表をしていただいた6名のほかに、2名を含めた8名に参加していただき、実施いたします。
皆様の講演や活動発表、パネルディスカッションを通じて、北都市内外の市民の皆様に、生物多様性について、
また日常の生活の中でできるちょっとした行動変化を考えていただく機会になればと思っております。
今回のシンポジウムでは、様々な年代や立場の方々が参加され、それぞれが取り組まれている活動についてお話ししてくださるので、
生物多様性の保全にとって、とても有用なシンポジウムになると思っております。
シンポジウム開催日時と場所
それではシンポジウムの開催日時、それから場所を教えてください。
開催日時は、来週2月14日土曜日の12時30分から受付が始まり、午後1時から開演いたします。
場所は長坂駅前にあります、長坂コミュニティステーション2階のホールが会場になっております。
なお、会場付近の駐車場が満車になってしまった場合は、長坂駅の西側にも大きな駐車場がございます。
少し階段などを登っていただくようにはなりますが、お足元にお気をつけてお越しいただければと思っております。
シンポジウムへの参加方法、参加費などがあるか、いかがでしょうか。
事前のお申し込みや参加費は不要です。
当日そのまま会場となる長坂コミュニティステーションにお越しください。
北斗市民の方に限らず、市外の方のご来場も歓迎してお待ちしております。
こちらは申し込みをせずに、当日いきなり行っちゃっても大丈夫な感じですか。
そうです。2階の受付の場所でちょっとお名前を書いていただくなどの受付はございますが、
事前のお申し込み・受付といったものは全く不要ですので、そのままお越しいただければと思います。
問い合わせ先と今後の展望
来週2月14日、バレンタインですね。
土曜日の、講演自体は13時からということですけれども、受付は12時半から始まっているということですね。
では、お問い合わせ先を教えていただけますか。
お問い合わせ先としましては、北斗市地球温暖化対策地域協議会の事務局が、
北斗市役所の環境課の中にございます。電話番号が0551-421-1341となります。
こちらの方にお電話をすれば、詳しいことを教えていただけるということですね。
浅野さんは、当日はどんな役目をされるんですか。
内側の方の裏方で、皆さんに指示をするというような立場になっているかと思いますが、
もしかしたら会場内でバタバタと動いているかもしれません。
本当に忙しくなるくらい、大勢の方に来ていただけたら嬉しいですよね。
せっかくの貴重な講演も聞いていただける機会、また高校生だったりとか企業、団体様の活動が聞ける機会となっておりますので、
より多くの方にお越しいただきたいと思っております。
こういったシンポジウムとか講演会とか、定期的に開いていらっしゃるんですか。
そうですね。昨年度も同じように、生物多様性シンポジウムというものは行っております。
およそ毎年、こういったことはされていらっしゃるということですね。
今回もぜひ大勢の方に来て、一緒にお話を聞いていただければと思います。
どうぞ皆様お越しください。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。