僕らのアートワークがついにできるぞーー!!!
シンプルすぎるほどシンプルだった、僕ら #ほぼ教 のアートワークですが、山田緑さんの力を借りてついに完成しようとしています。
キーワードは「方位磁石(コンパス)・もともと持っているもの・探究・北極星」
言葉が絵になる過程をぜひ一緒に追ってください。
《 画家・イラストレーター 山田緑さん 》
Twitter:midoriyamada_
website:https://potofu.me/midoriyamada
《 参考 》
絵本「新世界へ」作・あべ弘士
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784032212402
《 つぼけん 》
1982年生まれ。東京都出身。 大学の自主映画サークルで映像制作の面白さを知り、2005年に映像の制作会社に入社。カメラマンディレクターとして多くのテレビ番組に携わる。 子どもが小学校に入ったことがきっかけで、日本の学校教育に関心を持つ。人生の目標は「Happiness Creactor」(=自分も他人もしあわせにできる創造力をつくる)
《 大ちゃん:大野大輔 》
1991年生まれ。東京都出身。 学校と自分が嫌いだった小学生時代を、当時の恩師が幸せに変えてくれたことがきっかけで教師の道を志す。 現在は東京都北区立赤羽小学校の研究主任として、児童に自己決定のある授業や、みんなが幸せで働きやすい職員室づくりに挑戦中。 人生の目標は「全国の共育者と子どもを幸せにすること」 座右の銘は「最高のNo.2」「認任」
○ともはぐ(共育)代表
○教育の窓口 共同運営
○REACHER BASE 共同運営
○先生の幸せ研究所 第3期
○オンライン市役所 東京都会幹部
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【つぼけんTwitter : @tsuboken_mol】
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以下、山田緑さんコメント全文
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この度は、「ほぼ教育最前線」のアートワークを担当させて頂きまして、ありがとうございます。
アートワークが完成するまでのお話しをさせて頂きます。
先ずは、打ち合わせにてお二人の番組への思いや、アートワークの方向性を話し合いました。
その中で、方位磁石(コンパス)・もともと持っているもの・探究・北極星…等のキーワードを頂き、逆に、教育というワードからは離れてオッケーというお言葉もあり、それらを元に数点のラフをつくりました。
少し話は逸れますが、お二人が最終目標は、自分も他人も幸せにすることだとおっしゃっていたのが、とても素敵でそうありたいなあと思い、モチベーションがあがりました。
ラフ案の中から、お二人にお選び頂いたのが、「コンパスの上をカオジロガンが北極星に向かって飛んでいる」という案でした。
このカオジロガンというモチーフは、つぼけんさんが事前におすすめしてくださった「新世界へ」というあべ弘士さんの絵本から着想を得ています。
「新世界へ」は、北極で生まれたカオジロガンの若鳥が約束の地といわれている、遥か遠く南の営巣地までえんえんと飛んでいくお話しです。
私は、当初、漠然と渡り鳥のカオジロガンが、北極星に向かって飛んでいるというイメージのみでラフを描いたのですが、つぼけんさんが、そこから渡り鳥のことを調べてくださり、さらにお話しを膨らませてくださいました。
曰く、
まず、カオジロガンのような渡り鳥には、「夏鳥」と「冬鳥」がいて、冬鳥は、秋に北方より渡来して、春に再び北方に渡去する鳥を指すそうで、カオジロガンは「冬鳥」にあたるそうです。
そして、北を目指している私が描いたカオジロガンは、春の若鳥の姿になります。
さて、なぜ渡り鳥が目的地を目指せるかというと「①太陽や星の位置、②地球の磁場、③地形や環境の特徴」この3つを頼りにしているそうです。
その中で、つぼけんさんは、②の磁場に着目され、仮に親鳥が全滅しても本能で北を目指すことができる、このカオジロガンはまだ若いが、親鳥に連れてこられた南下とは違って、今は自分の本能に従って初めての北上をしている姿であるというストーリーをお話しくださいました。
お二人は、子どもが本来持っている可能性を信じていて、そういった意味でもぴったりだとのお話しもいただきました。
絵本「新世界へ」では、カオジロガンの親子は、南の営巣地に向かっていましたが、今回のアートワークは、いわば、その後のストーリーとも言えるとのことです。
このお話しを伺い、まだぼんやりしていたラフの方向性がしっかりと見え、夜明け前の暗やみを、磁場にみちびかれ、北極星を目印に、自信をもって飛んでいく、まだ若いカオジロガンの様子をあまり迷わずに、描くことができました。
今回、私自身もお二人のコンセプトに導かれるように、でも自由に楽しく描いていけましたと思います。
作品について、このようにお話しする機会がはじめてで、うまく言葉にできているのか自信がないですが、この度は素敵な機会をありがとうございました!