羊と人の関わり
はい、お疲れ様です。羊飼いのまるおかです。
人と羊が繋がることをテーマに活動しております。よろしくお願いします。
今日はですね、昨日話した内容がちょっと聞き直してみたんですけど、
もう一回喋りたいなと思って、言いたいことが言えてないなっていうところもあるのと、
ちょっと時間がなくてさ、結構手短に話しちゃったなっていうところもあって、
もう一回ちょっと喋っていいですか?同じこと言います。
同じこと言うと思うけど、
前回、昨日は羊飼いと飼育員と酪農家みたいな感じで、
飼育員と酪農家は同じカテゴリーで話しちゃってたなと思って、
いや、違うんだよなと思って。
これ3つあるんだよなっていうところがね、
今になって言い直したいなって思ったので、ちょっと訂正させてください。
はい。前回のも聞いてもらってもいいんですけれど、
私がね、羊飼いとか、自分のことを羊飼いって言ったり、
飼育員って言ったり、酪農家とかさ、そういった呼び名がちょっと、
羊を育てる人っていろいろあるんですよ。
これがね、一般的に羊を飼っている人を見る側としたら、
別に違いがあってないようなものだと思うんですよ。
なんとなく雰囲気でカテゴリーを分けているのか、
別に同じ意味で使っている人が多いような気もするんですけど、
当の本人はね、結構その辺、
いや、私、羊飼いじゃなくて飼育員ですとか、
いや、私、飼育員じゃなくて酪農家ですみたいな、
そういう感じで多分、自分の中でね、
しっくりくる言葉があると思うんですよね。
自分の中で。
なのでその辺をね、ちょっと一回整理したいなっていうふうに思ってます。
じゃないと、羊飼いのことを喋っているのに、
なんか飼育員目線で受け取られると、
ちょっとなんか都合が悪いなっていうところもあったりするので、
なのでその辺をね、ちょっとやっぱみんなでね、
共有しておく必要あるんじゃないのかなというところで、
まずそこから喋ろうかなっていうことなんですが、
うまく喋れてませんでしたというところでごめんなさい。
酪農家の役割
えーとね、うまく喋れるかどうかは何とも言えないんだけどさ、
これはね、あくまで私の個人的な見解なので、
これが正しいとは言えないですけど、
とは言えね、誰かしらが線引きというかさ、
ここからここまでがみたいな感じで、
なんか示してあげないと、いつまで経ってもふわっとしたままじゃないですか。
なのであくまで私はこう思いますっていうのをちょっとお話しさせていただきます。
で、私は逆にこう思うんだよねっていう意見があれば、
ぜひ教えてほしいし、喋ってほしいです。
私も聞きたい、知りたい、みんなどう思ってんのっていうところね。
そう、語れる人がいないんですよ、周りにほんと。
なのでぜひぜひ教えていただけたり、コメントいただけたりすると嬉しいです。
で、今回はね、羊飼いと飼育員と落農家の3つでちょっと考えたいと思うんです。
で、この3つをね、私は役割が違うっていうふうに言ったりするんですけど、
まず落農家、落農家はどういう人かっていうと羊を育てる人です。育てる人。
じゃあ飼育員はっていうと、飼育員は羊を伝える人かな、私の中でシンクリ来るのは伝える人。
で、羊飼いは羊を導く人です。
なので、役割がちょっと違うっていうのが、なんとなくこれで伝わるといいなと思うんですけれど、
落農家の方は育てる人たちなので、羊たちを目的に合わせてね、お肉だったり羊毛だったり、
その土地にあった羊を育てるために品種を掛け合わせたりとかしてさ、
羊を育ててたくさん増やしたりしてね、私たちの生活に役立つようなことを日々頑張っていただいている方たちが落農家さんだと思うんです。
羊で食べていくというかさ、羊を生産して、自分たちもそれで生活しているっていう人かなと思います。
で、こういった方たちが一般的というか、一番多い羊に関わる方たちかなとも思っております。
で、その次に多いのが、いわゆる動物園とか、観光牧場とか、触れ合いとかね、羊って結構そういう大人しい家畜、扱いやすい家畜として代表的な動物だったりするんですよね。
なので、どこの動物園でも牧場でも観光牧場ね、観光牧場とそうじゃない牧場の違いもあるんだけど、それまたちょっと後で説明するんだけど、
このいわゆるお客さんに見せるというか、触れ合ったりとかね、その生産目的とはまたちょっと違う意味で、私たちと関わりを持つ羊たちっていうのがいます。
そういった羊たちを育てるのが、飼育員ですね。
飼育員っていうのは、羊に限らず、ヤギとか馬とかもそうだし、ポニーとかね、ウサギ、モルモット、そういったちっちゃな子たちも飼育したりするわけなんですけれど、
羊を通して何をしているかというと、お肉にするわけでもなく、羊毛を届けるでもなく、その羊に餌をあげたりとか触れ合ったりすることで、
お客さんたちを楽しませたり喜ばせたりとかして、そこで収益を上げるという形になるので、育てるっていうよりかは、健康的に育てるっていうのはもちろんやるんだけど、
目的が、羊から命をいただくわけでもなく、むしろ習性飼育として最後まで育てるっていうところが多いと思うんだけど、
それをするときに、飼育員が動物を育てるときに、いろんな目的があるんですよ、動物園っていうのは。
もちろん娯楽の要素もあったり、研究、種の保存とか、品種を守るというか、絶滅危惧種とか、そういったのを守るためとか、動物たちの研究をするためだったりとか、
そういった目的が裏にはあったりするんですよ。
それを行う上で、一番大事になってくるのは、ただ調べるだけとか、研究するだけっていうのではなくて、それをちゃんと周りに伝えるっていうところが、すごく育員さんは大事な役割なんですよ。
一人でも多くの人に、その羊たちのことを知ってもらうっていうところが、すごくすごく大事だったりするので、
育員さんの目的は、羊を伝えること。
人と動物との架け橋になることが、育員さんはすごくすごく大事にされている。
それを夢見て、私は育員になるんだという感じで、この業界に飛び込む若者はすごく多いです。
なので、育員さんからすると、羊を育てたり生産する落農家さんでは、私はないです、違いますっていうふうに思っている方が多分ほとんどです。
育員と落農家は違うよっていうふうな認識を持っている方がほとんどだと思うので、
たぶん落農家の方は、育員って言われるとあんまりいい気はしないと思います。
俺そっちじゃねえよっていうふうに思う方、たぶんいると思うので、
その辺で一緒になりがちなんですけど、そこはちょっと分けなきゃいけないかなと。
育てる人と伝える人、ここがすごく肌から見るとちょっと分からないところだと思うんですけれど、
東の本人は結構気にしていると思うので、そんな感じでございます。
羊飼いの特性
じゃあ次、羊飼いね。
羊飼いはどういう人かっていうと、これなんかちょっと特殊なんだよね。
羊だけな気がするんだけど、他にも牛飼い、馬飼いみたいな感じで、
いるにはいるんだけど、落農家と何が違うのっていうところが、
たぶんあんまり説明できないと思うんですよね。
私ね、この牛飼いとかそっちは落農家と同じ意味合いな気がするから、
ピンとはこないんだけど、羊飼いだけはね、私の中では全く違う生き物なんですよ。
これがね、なんて言うんだろうなっていうところなんですけど、
要はこの人落農家っていうのともなんかちょっと違うよなっていう人がね、
いるんですよね、実際。
面白いことにね、羊を飼ってないのに、この人羊飼いっぽいなって思う人もいるんですよ。
なので、これも完全に私の勝手な思い込みなので、話半分に聞いていただけたらなと思うんですが、
そうだな、羊飼いっていうのは羊を導く人っていうふうに私は表現するんですけれど、
そもそも羊飼いのお仕事って何かっていうと、お仕事というか役割っていうのが何かっていうと、
羊たちが安全に草を食べて、寝て、1日を元気に過ごし、
そして夜寝る頃には安心して眠れるような寝床を用意してあげて、
羊たちを危険のない場所に導いてあげるっていうのが羊飼いの大事な役割、お仕事だと私は思ってます。
本来、人と羊の歴史は1万年も昔からって言われてるんだけど、
今は私たちの身の回りの羊たちは、理にかなった効率重視の一箇所に羊のいる牧場が世界中あちらこちらあるんだけど、
それを楽のおかさんたちがたくさん育てて、たくさんお肉にしてみたいな感じでやり口にしてるんだけど、
本来は羊っていうのは村の中でみんなで大事に育てていった貴重な村の財産なんだよね。
一人の羊飼いが所有するものではなくて、村の人が代々、あそこの家系の人に羊たちを任せるみたいな。
お父さんが羊飼いだから、息子もお父さんの後をついて、羊を導く仕事として任されるわけなんだよね。
村人代表、村を代表して任せるぞと。村の大事な宝物、大事な大事な羊たちをお前に任せるぞと。
そうやって周りが羊飼いの少年を、今日からお前は羊飼いだぞという感じに任命するみたいな、そんな感じだと思うんです。
なりたくてなるっていう職業ではないと思ってて、羊が好きだから羊飼いになるんだっていうのとは、なんかちょっと僕はしっくりこないんですよ。
そうじゃなくて、周りが決める、君は羊飼いだぞというふうに認めてくれた人だけが羊飼いになれると思うんですよ。
じゃあどういう人が羊飼いになれるんだっていうとさ、要するに導く力がある人が羊飼いじゃないと羊飼いにはなれないと思います。
あっちに美味しそうな草が生えてるから、あっちへ羊たちを連れて行こうと思っても、その手前に流れの激しい川がさ、もしあったとして、あっちに美味しいご飯があるからちょっと危ないけど、みんなで頑張ればこの川も渡れるよって感じで、
羊をね、それ行けって、危ない場所に羊たちを連れ込むっていうことをしてたら、まあね、なんとかそれで羊たちがダメになってしまうっていう可能性もゼロではないでしょう。
ってなってくると、そんなことをする羊飼いを村人が許すわけがないよね。もうお前は今日から羊飼いじゃないってなっちゃうよね。
なので、やっぱりみんなを代表して、その羊たちを守っていく必要があるから、やっぱり先を見る目っていうのをしっかり持っている人じゃないと羊飼いにはなれないはずです。
なので、例えば天気を見て、空を見て、ちょっとあの雲怪しいなと思ったらこっちの道を選ぼうとか、
昨日の夜向こうで狼の遠吠え聞こえたからなと思って、じゃあ今日はこっちに行こうみたいなさ、
そういう判断がちゃんとできる人、ちゃんと周りを見て、羊たちを安全な場所に導いてあげる。
羊飼いの役割と特性
そっち危ないからこっち行くぞと。
羊たちを死なせないっていう、そういう周りの見る目があって、確かにあって、先を読む力があって、その上でしっかりと羊たちを導いてあげる。
っていうのが羊飼いの素質というかね、羊飼いと言われるゆえんというかね、そういう方じゃないかなというふうに思ってます。
この辺が結構、話の中で出てくるのがさ、イエス・キリストが生まれた日ね、誕生した時に一番最初、生まれたばっかのね、
イエス・キリストのもとに足を運んだ祝いに行ったっていうのが羊飼いだって言われてるんですよね。
羊飼いが一番最初にその変化に気づいて、そこにいち早く足を運んだっていう風に聖書とかにも書かれてたりするぐらい、やっぱね、羊飼いって特別なんですよ。
そもそも羊飼いっていう職業がさ、家畜の中でも一番古い歴史を持っているのが羊だったりするわけで、それを育ててたっていうことは、
そういう役割としてもすごいすごい初期の、牛飼いとか馬飼いさんとか、そういった方たちよりも早い時期にいたであろう、そういう職業だと思うので、やっぱちょっと特別なんですよね。
だと思います。
私の予想ですよ。
予想ですけど、そう思わんとしっくりこないんですよ。
そう思うと一番受け入れやすいというかね。
だから羊飼いがすごいんだとかそういう話じゃないですけど、
なんかそういう人なんじゃないのかなっていうね。
羊飼いっていう言葉だけなんかちょっと重みが違う気がするんでね、私は。
ちょっとね、異質というか。
そうっていうところがあるので、
なんで私が羊飼いの話をするときは、羊を育てるっていう感じとはまたちょっと違って、羊をこれから先ね、導いてあげるね、今の話を。
今この時代、羊たちをどこへ導けばいいのかと。
どこへ導けばいいのかと。
この厳しい世の中を。
どの道を進むのが一番いいのかと。
羊飼いって何、食べていけないってみんな言うじゃないですか、羊だけでは食べていけないみたいなさ。
そんな中、この羊たちをどこへ導いてあげるのが正解なのよと。
難しい。
難しいことを言うなと思うんだけど。
いろんな選択肢はあると思うけど、そんな中ね、じゃあ今目の前にいるこの羊たちをどうするのがいいんだろうっていう、どの道を歩むのが正解なんだろうかと。
その道を正解にしなきゃいけないんだけどね、羊飼いは。
なので、そういった今の時代の流れを読んで、間違った方向に行かないように導いてあげるっていうのが本当の羊飼いじゃないのかなというふうに思ったりしております。
飼育員と楽能家の違い
羊をただ飼っていれば羊飼いかと言ったら、私はそうではないと思っております。
まあ、とはいえね、名乗っていただく分には全然構いません。
もう自由に名乗っていただいていいと私は思うので、あなたは羊飼いじゃないなんてことは私は言わないので。
自分もね、私、自分のこと羊飼いって名乗ってますけど、どっちかというと私は飼育員です。
伝える側の人だと思うんですよ。
でも、やっぱり羊飼いって名乗った方がさ、みんなちょっと話を聞いてくれるというかさ、そういうところがあるので、なのでちょっと羊飼いって名乗ってますけど。
やっぱり私は羊を伝えたいんですよね、結局。
伝えることが私の仕事かなと思って、こういうラジオとかをね、喋ったりとかしてるわけなんで。
結果的にね、羊たちがみんなに知られることでさ、いい道を羊たちに導くことができたら、その時は羊飼いと呼んでいただけたら嬉しいなというふうに思っております。
なのでね、自分がこれから先、羊飼いとか、飼育員とか、楽能家、私がなりたいのはどっちなんだろうっていうのね。
これから羊を育てるとかさ、今実際に羊を飼っている方は、私はどっちのタイプなんだろうなっていうのをね、ぜひね、考えてみていただけたら嬉しいかなと思います。
だいたいこの3つ、楽能家、飼育員、羊飼いに当てはまるんじゃないかなーって思います。
ペットとしてね、羊を飼われている方いると思います。要は家族としてね。
じゃあそういった方はどうなのーってなると、それはあのー、お任せします。
なんで飼っているのーっていうね。
ただの自己満足であれば、自由に名乗っていただいていいんじゃないのかなとも思いますけどね、別に。
ペットとして飼っているけど、羊が好きで羊のことを伝えたいんだと思っているのであれば、飼育員って名乗ってもいいと思うし、
繁殖とかさせたいんですとかね、増やしていきたいんです、だったら楽能家でいいんじゃないですか。
別に何十頭何百頭と飼ってないと楽能家なんて言っちゃダメだなんてことはね、私は言いません。
全然1頭でも2頭でもここから増やしていくんだって思っているのであれば楽能家と名乗っていいと思いますし。
ただただ、なんて言うんだろうな、羊飼い、羊飼いか、任されて。
気がついたら私羊担当になってまして、周りの人が育ててくれって言うから私育ててるんです、みたいな。
せっかくだからねって感じで、やってます、みたいな。
そんな方は羊飼いが向いているかもしれないですね。
私も、とか言う私もね、羊が好きでこの世界に入っているわけではないので、気がついたら羊を担当しておりまして、
気がついたらこんなことをしておりますっていうのが現状なのでね。
そんな、そんな羊飼いもおります。
ということで、どうかな、ちょっと、ちょっとは伝わったらいいな、伝わってたらいいなと思っておりますが、どうかな、どうかな。
ぜひちょっと感想をいただけると嬉しいです。
はい、では最後まで聞いていただきありがとうございました。
今日は、羊飼いと飼育員と楽能家の違いについてお話しさせていただきました。
ではでは。