羊毛販売の準備
お疲れ様です。羊飼いのまるおかです。
人と羊が繋がることをテーマに活動しております。よろしくお願いいたします。
今日は、羊毛の販売価格について、私なりの考えというか、
目標というか、そんな話をしたいなと思っております。
今日、東京スピニングパーティーに出展しますという申し込みを出しました。
なんかドキドキするね。
初めて出展するので、向こうの空気感もわからないまま、殴り込みに行くような感じなんですけれど、
私は、羊毛一本で行こうかなと思ったりしているんですよ。
ひょっとしたら、他にも持っていくものもあるかもしれないんですけど、
一応、柱として前面に押し出すのは、アイボクールです。
いろいろと目的を持って挑みたいなと思うんですけれど、
アイボクール、カバードウールが生み出す羊毛の原毛の本来の美しさを、
伝えることができたらいいなと思って、
羊毛に目がこえた方たちがたくさん集まるであろうスピニングパーティーに持って行って、
実際に触ってもらいたいなと思って行こうかなと思っているんですけど、
一応、そこで販売とかもしようとは思っています。
羊の成長と餌代の関係
そこで値段をつけなきゃいけないじゃないですか。
どうしようかなと思っていて、
値段をどうやって決めるかっていうところが、
今の価格って海外から入ってくるメリノウルとかそういったものが基準で、
それに比べて日本の羊毛、原毛、太さとかね、
そういった品質と見比べて決まっているのかなっていうところがあったりするので、
あとはその先ね、商品として流通した時に、
この値段じゃないと売れないっていう価格はやっぱりあるじゃないですか。
高すぎても売れないからさ。
なのでそれに見合った原価っていうものが相場として出てくるのかなと思うんですけれど、
私がちょっと目指しているのはさ、あくまで理想論だよ。
理想論なので、できるかどうかはそれをちょっと試してみたいなっていう、
まあそういう話なんだけど、羊毛の値段を私は羊1年にかかる維持管理費、
ランニングコストを羊毛代でカバーできないかなっていうのをずっと思ってるんですよ。
これってどういうことかっていうと、
羊ってだいたいたくさん産んで、たくさん食べてもらって、
いかに早く太らせ、大きく育て、いかに早く出荷するかっていうのが、
たぶん利益を上げるために必要なポイントなんじゃないのかなっていうのが、
そういうことなんだろうなと思ってるんです、私は。
羊で食べていこうということはきっとそういうことなんだろうなと。
羊が成長する上限値ってやっぱりあるんですよね。
これ以上は太らないよ、大きくはならないよっていう、やっぱりそういうラインがあるんですよ。
そこにいかに早く到達して、いかに早くお肉にして出荷するか。
っていう勝負なんじゃないのかなと。
時間をかければかけるほど、1年かけてその大きさに育てるか、2年かけてその大きさに育てるかでは、
まるっと1年分の餌代がかかってくるわけじゃないですか。
ってなると、販売するときの羊の体重、重さ、お肉の量っていうのは、
1年、2年、3年ってさ、増やせば増やすほどお肉の量が増えるわけではないので、
ある一定のところでもうピタッと止まってしまうってなると、
餌代をいかにかけずに、そこのラインに持っていくかっていうのか、
その差が利益にそのまま出るわけなので、そこの技術というかさ、餌の配合とかさ、
たぶんそういったところがね、あとは羊の品種だったりとか、
やっぱりサフォークはすごい肉好きがいいからね、育ちはやっぱり早いですよね。
やってみて私もわかったけど、全然早いわ。
同じ餌食べてるのに全然体格差が違うから、すごいわと思うからさ、
そりゃみんなサフォーク買うよなって思う。
品種をいかに優秀な血筋のサフォークを入れるかとかさ、
そういうところがすごくすごく大事になってくるんだろうなって思うんですよ。
要するに餌代がかかるんだよね。
餌代をいかにかけずに利益を出すかっていうところじゃないですか。
で、私はできることなら、やっぱりその、
羊に対してさ、いかに濃厚飼料とかさ、いかにお肉をたくさんつけれるように胃袋を大きくする、
いっぱい食べさせようとするわけなんだけど、
やっぱ無理な成長って羊にもそれなりに負担ってあると思うんですよ。
ずっと下痢してたりとかもするじゃないですか、そういうところが。
やっぱり羊にとっていいコンディションかっていうと、
そうではないよね。やっぱりちょっと無理してるよねっていうところがどうしてもあるからさ。
そう、ってなってくると、
やっぱりその餌代がかかるんだったら、
2年かけてゆっくり育てるとか、
理想と現実のバランス
ホゲットとかさ、あとはマトンとかね、3年かけてゆっくり育てるっていうのが、
やっぱり羊にとっていいコンディションだと思うんですよ。
で、羊にとっていいコンディションだったら、
羊にとっていいコンディションだったら、
ホゲットとかさ、あとはマトンとかね、3年かけてゆっくり育てるっていう形。
最終的にそのお肉の量っていうのは、
同じぐらいに大きさに育てることも多分できると思うんだよ。
あとは、私としてはマトンの方がさ、
やっぱ美味しいなって感じるんだよね。
羊らしさが出るからね。
ラムは柔らかくて美味しいっていうのもあるけど、
それはそれで全然美味しくていいと思うんだけど、
羊らしさがやっぱり一番感じるのはホゲット、マトンあたり?
かなーって私はちょっと思ってるのよ、個人的にね。
だから、そういった羊たちもさ、
羊が増えるといいなって思うと、
できるだけ餌代が負担にならないように、
そこを羊毛がカバーして、
長いこと時間をかけてゆっくり育てる羊でも、
ちゃんと利益が出るような形になるといいなっていう、
そういう思いもあって、
羊毛代をできるだけ餌代をカバーできるぐらいの金額に
なんとか持っていけないかなーって思ってるんですよ。
なので、それがもしできれば、
羊にとってもすごいゆっくりね、
身体に無理のない範囲で、
本来の成長スピードでゆっくり育てて、
美味しいお肉が育つような形ができれば、
全体的にいい形になるんじゃないのかなーって。
羊界がね、ゲリバー化している羊たちにね、
無理やり薬を飲まして抑えたりとかしなくてもいいしさ。
ね。
まあなんかそんな感じに、
なんかできないかなーって、
ちょっと、まあ、理想論かもしれないけどね。
そう、ちょっとそこを今私は狙ってるというか、
それができたら多分羊で食べていくっていうのも、
なんか現実味あるような気がしてるんですよ。
実際今羊一頭ね、
お肉にしてさ、1年育ててお肉にして、
手取りがどんだけ入るのかちょっと分かりませんけど、
でもまあ餌代が1日200円から300円って聞くんで、
もし300円だとしたらさ、
まあ、1年間で365ってことはね、
10万円近くひょっとしたらかかってるのかもしれないよね。
で、そこからお肉にして十数万、
20万いくことってあるのかな?
よっぽどね、いいお肉だったらいくのかもしれないけど、
ってなると、
まあ1ヶ月一頭販売できて、
1ヶ月一頭販売できて、
どうなの?5万から、
そこら?
まあ少なくみて5万円として、
月ね、
30万利益をあげよう、手取りをね、
もらおうと思ったら、
羊毛の価値と売上
6頭、毎月6頭お肉にしないと、
会社員1ヶ月分のお給料は入らないよね。
ってなってくると、
ちょっと大変じゃない?
1ヶ月に6頭さばくのも結構大変だし、
なおかつ、
等数でいくと、
年間、
60、70、
70頭ぐらいの羊を、
年間お肉にしなきゃってなるのも、
それはそれで大変だよね。売り先も大変だし、
全部自分で、売り先も決めなきゃいけないからさ。
ちょっと、
辛いよね、大変だよねっていうところね。
餌代がもし羊毛でカバーできたら、
お肉の売り上げがそのまままるっと利益になるわけじゃないですか。
単純にね。
もしね、
それが、
1頭15万で売れたとしたら、
2頭売れば30万、
毎月ってなってくると、
月に2頭売れたら、
そのままお肉の金額が、
手元に入ってくるってなると、
まだなんか現実味がある気がするんだよなっていう。
どうなんだろうね。
実際どういう風に計算してるのかちょっと分かりませんけど、
お肉で食べてないからさ。
そんな感じなんだろうなぁとは思ってるんだけど、
いかにこう、餌代をかけずにね、
夏場を生えている草で食べてもらってとかさ、
多分そういうのもあると思うんだけど、
自分のところで草を刈り取ってね、
蓄えて冬はそれでみたいな。
それはそれでトラクター代がかかったりとかさ、
維持管理費はまた別でかかるしさ、
保管するにも場所が必要だしさ、
農耕飼料はね、
輸入してるかもしれないし、
自分のところでってなると、
またそれはそれでお金はどっちにしようかかると思うけど、
その餌代をいかに下げて、
かかった餌代分ぐらいは羊毛でカバーできると、
よりいいんじゃないのかなって私は、
思ってるので、
できるだけ金額をね、
どこまで羊毛がさ、
あげられるか、
あげるか、
羊毛がさ、
価値を持って、
販売できるのかっていうところをね、
やっぱね、追求したいというかさ、
こうしたらここまでの金額乗せれるよっていうところがね、
なんか出せると、
それがこう、なんていうの、誰でもね、
こういう風にすれば誰でもこの金額で売れるよっていうぐらいの、
再現性がある形をね、
作ることができたらいいなって、
思って、
値段をつけているので、
なのでまぁ、スピーパーでね、
ちょっと私かなり、
攻めた金額をつけると思うんですけど、
それはそういう思いがあって、
ちょっとチャレンジングな感じでね、
どうすればその金額で、
買う人が、こう、
私買いますっていう人が手を上げるかなっていうところを、
そこでなんか、答えというかさ、
いろいろちょっと、
見つけてみたいなと、
現場でね、現場で見つけてみたいなと思って、
それが私が今回ちょっと、
挑戦する、
スピーパーでやってみたいことだったりするので、
まぁ、そんな感じで、
私はちょっと値段を決めていきたいなと、
思っております。
イベントへの関心を高める
ドッキドキだね。
どんな感じだろう、写真で見る感じではさ、
もう完全に、
それぞれ皆さん商品をね、
携えて、
商売人の集まりっていう、
感じをひしひしと感じるので、
負けてらんないなっていうところはやっぱあるんだけど、
まぁ、私はね、アイボクール1本でちょっと、
勝負したいなと思っているので、
もうね、
自信を持って出せる、
ものばかりなんでね、
ちょっとそれを広げて、触ってもらって、
みんなにね、
感動を届けたいんですよね。
これが現貌なのっていう、
刈り取ったまんまがこのレベルなのっていうところをね、
それを触って、
飼いでもらって、
牧場の香り、羊の香りをね、
飼いでもらってね、
イメージを膨らましてもらえると嬉しいよね。
私がこれを飼ったら何ができるんだろうっていう。
そう、なんかそんな感じにね、
ちょっと一人でも多くの人に、
届けたいなって、
こういう羊毛が、
国産の羊毛が、
世の中にあるんだなっていうところを、
まず知ってもらうだけでもさ、
多分、何かが変わるような気がしてるんで、
そこから、
シープデザインフェスティバルね、
秋のイベントに、
より興味を持ってもらえると、
なおいいなと、
思ったりしてるわけですよ。
愛知牧場っていう、
人と羊をつなぎようとしている、
羊飼いがいると。
なんか、面白がってもらえたら、
よりいいなと思ったりして、
おります。
さあ、頑張ろう。
頑張ろう、頑張ろう。
そんな感じで、
今日は終わりにします。
では、では。