1. 羊と繋がるラジオ🌱🐑
  2. 野生の羊は毛刈りをしなくても..
2024-06-16 43:46

野生の羊は毛刈りをしなくても大丈夫?

私にとってこの質問は、どうしても熱が入ってしまうので要注意だったりします😅

でもせっかくなので話していいですか?笑
よければお付き合いください。

#ひつじ #飼育 #羊毛
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00:07
はい、おはようございます。 飼育員の丸岡です。
今日も人と羊が繋がることをテーマにお話ししていきたいとおもいます。 えっと今日のお話はですね
えっと
えっとね、羊の毛が
自然と抜け落ちない理由
についてちょっとお話ししようかなと 思います
でこれはね、あの ちょっと問い合わせというか質問が
来たので
質問だったっけ?
そう、あの よくさ海外とかであの
なんていうのかな 羊が牧場から脱走してさ
何年かしてね5年6年してあの 見つかりましたと
帰ってきましたと、っていうのでものすごいこう ねえ
なんていうのかな、あれは雪だるまみたいなさ 毛むくじゃらのお化けみたいな状態で見つかった
羊っていうのがまあニュースになったりするじゃないですか で
まあねあの多分ね検索するとすぐ出てくると思うんですけどもうすごいね あの毛がね
もこもこすぎてもう顔も見えないわもう なんだろうなもう毛が地面を吸っちゃって
擦っちゃってね もうまともに歩くこともそのご飯を食べることも多分できないようなね
そうでも衰弱した状態で発見されるみたいなねことが起きるんだけど でなんでそんなことになってしまうかって言ったらその
羊の毛っていうのは自然と抜け落ちないから どっかのタイミングで毛を刈り取らないとそうなっちゃうんですよね
そう ってなってくるとじゃあ野生の羊ってどうしてるのっていうやっぱそういう疑問が出てくるじゃないですか
でまあそこでさあの
まあいろんな いろんな方がいろんなことを言うような気がするんだけど
で私もねうん あの
この
回答は結構話し出すと止まらなくて そうあのね私自身も
03:04
あの最初の頃思ってたことと今思っていることっていうのは結構違うんですよ そうなのであの
昔の自分が 思っていた
回答 が
やっぱ今の自分からするとそれはちょっと違うぞっていうところがあるので ちょっとね熱が入っちゃうんですよ
昔の自分に向けてお前それ違うぞっていう風に あの思っているところが多々あるので
そうなのでねちょっとね喋り出すと止まんないんですよ そうなのでまぁあのそこをねちょっと今日喋ってみようかなとも思ってて
うまく喋れる自信はあんまないんだけど まあよかったらちょっと
気になる方はね聞いてみてください はい
でそうだなその自然と毛がさ羊は抜け落ちないわけなんだけど まあじゃあ野生の羊でどうしてたのって言ったら
野生の羊はまぁ野生っていうのはその人と出会う前 人と変わる前の羊たちはどうしてたかっていうと
あの自然と抜け落ちてたんですよね あの犬猫みたいな感じでさちゃんと緩毛してたんですよ
その 季節ごとに生え変わるっていうね
ことをしてたので別に人の手を借りる必要は全くなくて そうそうそうっていうのがまあ答えではあるんですけど
で問題なのはさじゃあなんで今の羊は抜けないのっていうところね なんで今の羊はずっと生えっぱなしなのっていうところ
でここでさ出てくる答えとしてあの まあ一般的な
回答 かなとも思うし私もそれをまあ最初聞いててなるほどなと思ったことなんだけど
まあ人がねその羊を育てて管理するようになってで毛を収穫するからさ こうハサミとかさバリカンとかで刈り取るわけじゃんで
まあ生やしたところで結局刈り取られてしまうからその 毛が抜け落ちる抜け落ちるっていう
その仕組み自体がもう不要になってしまって ね人が何もしなくても人は刈り取ってくれるからさ
わざわざそんなね あの毛を脱いだりね自然と落としたりとかする
機能を
持たなくても生きていけるわけで でそういった好機能があの羊の中からこう抜け抜けていくというか弱まっていって
06:08
で最終的には抜け落ちない体になってしまったみたいないうふうに私は 何でこれ
知ったんだろうなぁ なんかそんな感じのニュアンスで
教わったことがあるんですよね 教わったのか何かで何かに書いてあったのかわかんないんですけど
そうでまあそういう 感じでねそうそうあの
言われてたりとかしててでまぁ
それこそ例えばその道具が出てきてさハサミとかバリカンとかね そういった道具が出てきたことによって
あの羊がまあそういう毛が自然と抜け落ちるっていうものが そういう能力が失われていったんですよみたいな
なんかそれが
そういうなるほどねそれで抜け落ちなくなったんだなって なんか思う方いると思うんですそうで私も昔そう思ってました
でこれに関しては あのやっぱねよくよく考えるとおかしな点がいっぱいあって
そうっていうところから話すので あの
止まらないんですよ話がね でこれはねあの何だろう何かに書いてあるとかそういうね
そのでデータがあるとか そういうわけではなくて僕がこっから喋ることは全部私の
あの 考えですはいあのなので私のざれ事です
でも僕はねもうこうとしか思えないっていう なんか自分の中で
こっちの方がやっぱねしっくりくるというか物事に対して なのでなんかこう
なんだなそうやっぱ捉え方ってすっごく大事だと思うからそう なので昔の自分のその捉え方ちょっとやめた方がいいんじゃないのかなっていうふうに
ちょっと思っているので ちょっとね言い方がひょっとしたらきつくなるかもしれないけどあのそれは私に向けて言ってる
ので 昔の私に向けて言ってることなのでちょっとあのご容赦いただけたらと思うんですが
えっと 例えばさその
生き物が なんかこう
いわ
えっと
自分の持っているその能力というかさ その体の構造が変わっていく要は進化するとかさ退化するとかあるじゃないですか
09:04
なんかそういったことを 行うにはそれなりのこう
何か必要じゃないですか で
ねそれこそ 体の一部が機能が変化するっていうのは結構大きいことでしょ
でこれってどういうふうにして起こるかというと まあその変わっていく体が変化していくっていうのは
これってその動物がさ進化していく上で どの動物も必ず
こう 行っていることなんだけど例えば何で何で説明するのかそのキリンとかさ
首が長く昔はあんな首は長くなくてもっとね
短かったわけなんだけど今のキリンみたいにすごい首の長いね 生き物になった
っていうことはそこにこう なんていうのかな高いところにある
木の葉っぱを食べるために あの首が伸びていったみたいなさこうキリンが自分の意思でこう首を伸ばして伸ばし
てっていう感じで長い年月かけてね であの木に生えている草が食べたくてっていう
こう思いで あの伸びていったっていう
ことではない ですよね
結果的にあれは 高いところに生えている草
もう 届く
届いた キリンが最終的にたくさん食べれたから生き残ったっていうだけで
そうじゃないキリンもたくさんやっぱ言って そういった子たちは食べるものが少なくてだんだんだんだん数が減ってて首の長いキリン
だけが生き残ったっていうだけのことなので あれは要するにそこの環境に適した
子が最終的に残っただけっていう別にこう首を伸ばそうと思って伸ばしてたわけじゃ なくてただただ首の長かった子が生き残ったっていうのが
まあその進化していく上でのその
要は適応していない子がどんどん淘汰されていったっていう そういう歴史の繰り返しだと思うんですよ
ってなってくると
やっぱりその 私たちが
羊で言うとね 毛を
人が刈り取るようになったから 羊がその自分の毛を
12:03
何だ落とす能力がどんどんどんどん弱まってて でそういう体になったんだよっていうことでいくと
うーんと なんかね
あの腑に落ちないんですよ わかりますかね
その 毛がさ抜け落ちない
毛を抜け…毛が 抜け落ちること
と抜け落ちない子でどっちが生き残るかって言ったら
いやそりゃ毛が抜け落ちる方が まあ生き延びる確率は高いよね
その羊自体からいくとね その毛がさ例えば牧場から逃げてしまって人の手から逃れてしまった羊は
やっぱ毛が抜け落ちる方が生存確率は上がるわけで その毛が抜け落ちない子が
そのまま生き延びていく確率は圧倒的に低いから そうなっていくとその進化の過程でさ
そこがこう途絶えること その能力が
ない方が どっちが生き延びるのって言ったら
やっぱりさ
自然と抜け落ちたりとかした方が圧倒的に生き延びる確率は高いはずなんですよ
そうなので別に人が刈り取ろうが刈り取らなかろうが そこは別にあんま関係ないんじゃないのかなって思うんです
もしそれで毛が自然と抜け落ちなくなるんであれば多分これからさ 今もう犬とか結構トリミングで散髪してもらうじゃないですか
ねってことはこっから先犬たちはもう緩毛しなくなってくるのかって言ったら 多分それはないですよね
うん ですよね
なんかそんな気配は全くないと思うんですけど
で そうなってくると
やっぱり あの
人が えっと
バリカンとかさハサミで毛を刈り取ることによって その機能が低下していくっていう
答えはちょっと無理があるなって思うんです むしろそうじゃなくて
15:02
要するにあの 羊の羊が最終的に生き延びる方が
要はその 身体が変化していく過程において
これが進化なのか退化なのかちょっとよくわからないんだけど あの
要するに毛が抜け落ちない羊が生き延びているっていうことは 要するに
私たち人が その羊毛っていうもの自体をすごくすごく大事にしているわけで
勝手に抜け落ちたりとかしてその辺に落ちてたりすると やっぱ都合が悪いので
でせめてその私たちが毛を刈り取るまでの間ちゃんと身につけておいてもらった方が
まあ人としてはありがたいよね 羊がどうこうではなくて人としてはすごくありがたい
なので 自然と抜け落ちてしまう羊は
ちょっと厄介な羊 手のかかる羊
で自然と抜け落ちないでずっと蓄えていてくれる羊は 人にとってはすごくありがたい管理しやすくて
ありがたい存在の羊ってなってくるとどっちを 残したいかどっちを
もうそれこそ先に食べてしまうか って言ったら
多分勝手に抜け落ちてしまう子を先に食べてしまって で
こっから先繁殖して増やしていこうと思うのは 自然と抜け落ちない
ずっと生えっぱなしの羊を大事に大事に育てて でその子からたくさん子供を産ませて
でその同じような羊をたくさん増やそうとするよね
なので結果的に どっちが生き延びたかって言ったら
毛が抜けない方 要は人が残した方
はそっちになる だからそういう羊がどんどんどんどん増えていって
結果的にまあ 今私たちの目の前にいる羊は
そういったね 自然と抜け落ちない方の
羊しかいなくなったと って考えた方が
しっくりきませんか
このこの違いわかりますかね 微妙ですかね
でもこれ結構私にとってめちゃめちゃ大きい違い なんですよ
18:01
そう あの
うまく伝わっているかな うまく使って伝わっているかどうかちょっと不安ですけど
あの要するに
羊の毛が 自然と
羊自身がそういう体に 変えてしまって
私たちが毛刈りをするからもうその能力がどんどん低下していって毛が自然と抜ける 能力が低下してもう抜ける必要がなくなったから
もう人の手を借りる前提の動物になったんですよみたいなさ
その 羊がそういうふうに変わっちゃったんですっていう
私たち人がそうしたんじゃなくて羊がそうなっちゃったんですみたいなさ
だから私たち人は あの仕方なく毛を刈り取る必要が私たちにあるんですみたいなさ
わかりますこれ
っていう方向に何か持ってこうとしている節があるんですよね ででもそれってちょっと無理があるって私はやっぱ思ってて
いやどう考えても私たち人が 勝手に抜け落ちる羊ばかりを食べて
先に消費して で
勝手に抜け落ちない方の羊を大事に大事に育てて増やしていった
からそっちが生き残って 結果的に今私たちの目の前に羊はそういう羊になった
つまり 私たちがそういう羊に
仕立て上げた 羊がそういうふうになったんじゃなくて私たちの
思い私たちの都合でそういう羊に なってもらったっていうのが
私はすごくしっくりくるんですよ
でね
これ これ共感してくれる人がどれだけいるかわかんないけど
この違いってめちゃめちゃ大きくて あの私が
昔そうやって羊がそういう風になったから人が 羊のために毛刈りをするんですよって羊にとって毛を刈ってもらう必要があるから
私たち飼育員は羊の毛を あの刈り取るんですと
羊はもうこういう体になっているので私たちがやらないといけないんですみたいなことを 言うんだけどこれってどういう時に使うかっていう言葉かっていうと
21:12
私たちが羊の毛刈りをお客さんの前で披露するんですよ でこの時に
説明するんですよね羊の毛刈りなんで羊の毛を刈るんでしょう 実は羊さんは自然と毛が抜け落ちないんです
なのでどっかのタイミングで私たち人が羊の毛を刈り取ってあげないといけないんです じゃないと羊の毛がどんどんどんどん増えていって
で羊にとってすごく あの
雪だるまみたいな感じねあのケムクジャラのモンスターになっちゃうので
そうで羊も その状態だと健康に生きていくことができないので
あのこれは毛が毛刈りをするのは羊のためなんですと
羊の健康を維持するためにも毛刈りは必要だから 羊のために私たちは毛刈りをしますと今からそれを皆さんにお見せしますと
なので羊が暴れたりとか
怪我をねしないように 私たちは羊を足をねロープで縛ってでちょっとかわいそうな形にはなるんですけれど
これは 羊さんのためにやることなんですよと
私たちは別に羊を あの
なんていうのかな 可哀そうなことをしているように見えるかもしれないんだけどこれは羊のために
やっていることなんですよ って
いうことを 私は言ってたんですよ
私はねそう でもその時の私は
羊毛を その使ってどうこうっていう
意識は全くなかった時代 羊をどうやって健康的に育てるのかとか
羊のためにどうすればいいのかとかそういったことばかりが頭にあった時代ね なので
そういう言い方をしてたんですよ 毛刈りってどうしても羊暴れたりするしお客さんからはよく可哀そう可哀そうっていう
言葉を投げかけられるんですよね 浴びるんですよそういう言葉を必ず
そう でその時に自分がやっているこの毛刈りっていうのを正当化するために
いやこれは羊のためにやるんです 羊の毛は自然と抜け落ちないんです
そうそういう体になっちゃったんです 羊さんがそういう風になっちゃったので私たち人はそういう風に
24:01
刈り取らなきゃいけないんですっていう説明ね そう
でもこれは この説明は多分
どっから広まったのかわからないけど多分こういう毛刈りをお客さんの前で披露していた 飼育員が作った
作り話じゃないかなって私は思ってます 自分にとって都合のいいような解釈をした
説明
そうだと私は今はすごくすごく あの
感じています きっとそうだと思います
で でも実際にはそうではなくてさ
実際これがあっているのかどうかわかんないよでもどう考えてもそうでしょ どう考えても
人が そういう羊を求めてたから
自然と抜け落ちないでね っていうのを求めてたから結果的にそうなっただけであって
だから 羊のために毛刈りをするんじゃなくて
私たち人は 羊毛がさとにかく大事で
羊毛を大事に大事に 扱ってたわけだよね
だから羊のために毛刈りをするんじゃなくて私たち人のために毛刈りをしてるんだ よね
そこをやっぱり僕らは 別にこれって何も
恥ずかしいことでも間違ったことでもないし 今でもそうだからさ
羊毛を私たち人のために羊がね代わりに育ててくれているわけで それを大事に取らせてもらう
使わせてもらうための毛刈りを今から見てもらいます みたいなね
それで何も間違ってはないわけだからさ それで可哀想なんて言われたら
もうそうなったらそうなったで いいですか?みたいな そこでまた話し始めればいいわけで
あの 別にさ
いいと思うんですよ これで なので
そう あの
伝わってるかな 伝わってるかな
あの 羊の毛がねその抜け落ちない
理由っていうところでいくと まあその
羊が勝手にそうなったんじゃなくて私たち人がそうしたんですよっていう この違いの大きさっていうのがそっから先の
27:09
この 羊毛とかさ羊に対する考え方の
この食い違いというかさ 全く違う方向に進んでいく
のがわかりますかね こっからこうお客さんに説明するときに やっぱ全然違うんですよ
なのでここを履き違えてしまうと
誤った方向に進んじゃう 昔の自分がそうだったから余計にそう
思うんですけど そう なのでここはねちょっとね
ねえ今30分ぐらい喋ってるけど もう喋ろうと思ったらまだいけるんだけど
そうっていうことなんですよ なんでそこをちょっと1回
もしこれからこう羊をね あの
説明するとき羊毛について説明するとき毛刈りについて説明するときは ちょっとここはね意識してほしいなって思うんですよ私たち人がそういう
羊が欲しくて求めていたから そういう羊に今なっているんですとだから私たちは大事に毛刈りを今からしますと
でもうちょっと踏み込んだ話 しましょうか
ねここまでお付き合いいただいたんで
あの
えっとね うーんとそうだなぁ
羊のさ その自然と抜け落ちるのと抜け落ちない
羊っていうところで行くと あのこれってねその毛の
その種類というか
タイプがちょっと違うのね その今羊今いる羊の毛が抜け落ちない理由をもうちょっとこう説明するんだけど
えっとね その
羊毛 羊の毛にはまあ他の動物もそうなんだけど
30:01
あの2種類の タイプの毛があるんですよ
でまぁそれが抜け落ちる毛と抜け落ちない毛っていう でその2つの種類にまあざっくりね分かれてて
で抜け落ちる方は剣布って呼ばれてて で抜け落ちない方
寒毛で勝手に抜け落ちる方は 剣布で
抜け落ちない方体に残る方をウールっていうふうにまあ 呼んでるそうなんですねで
剣布ってやつはどういうものかというと まあ要するに
外からの
えっと 刺激
から体を守るもの その羊毛というかその
獣毛 獣毛っていうのはその外からの刺激を守るためにやってふわっと生やして
自分の身を守るわけじゃんねその寒さだったりその 紫外線だったりとか雨とか
そのそれこそも物理的ななんだろうねえっと汚れだったりとかね いろんなそういう外からの刺激から守るための毛が
こう鎧のようにね生えてくるわけなんだけど えっとそれも結局その外からの刺激を絶えずね受けてるからどんどんどんどんボロボロになって
いくわけをダメージが蓄積していくからそうなってくるとやっぱり どっかのタイミングで更新したいんだよね新しいのに変えたい
っていうのでまぁ時期も必要がなくなったら時期が来たら1回抜き 抜き捨ててでまた新しいのを生やすと
でまぁそれがまぁ要は寒毛 そうやってもどんどんどんどん新しいのに変えていって
で常にその外からの刺激に耐えられるような状態を整える
逆にそのウールと呼ばれている 自然と抜け落ちない方の毛ね
でこれは何かって言ったらまぁその内側のその体を守るもの でなんていうかなその例えば体温とかさ
体がねその冷えないように でこれが抜け落ちちゃうと
都合が悪いから これはもう抜けないように
ずっと生やしておこうと
なんて言うかな産毛みたいなね ずっと残ってるじゃないですか
あんな感じであの体の表面を覆って守ってくれる毛がウールと呼ばれてて
33:08
そういうふうに役割がねそれぞれあってで抜け落ちた方がいいやつ 残ってた方がいいやつみたいな
そうで
まあその毛の役割がちょっと違うから その毛質もやっぱ違うんだよね
でケンプって呼ばれている奴は やっぱその外から刺激から守らなきゃいけないのであの
丈夫硬い太い で逆にその体の
えっと体を守ったりとかさ ゆする部分の抜け落ちない方は細くて柔らかいのね
そうで まあ多分
昔の人 それこそ
いわゆるその毛が自然と抜け落ちていた時代の羊と 人が出会った頃
は まあ
多分ねその 自然と抜け落ちていた
羊の脱ぎ捨てたケンプを拾って で
その羊の体に残っていた毛はまあ毛皮みたいな感じでさ刈り取って 使ってたりとかしてたと思うんだけどその
毛の質の違いがさやっぱり
分かってたと思うんだよね で
その自然と抜け落ちる系よりも 残っているようはウールと呼ばれる
家の方が上質だっていうことに気づくとどうするかって言ってやっぱそっちのウール がたくさん生えて
欲しいわけじゃ
ケンプはケンプで多分使えるとは思うけどでもやっぱ身につけるもので言ったら 細くて柔らかいウールの方がやっぱいいなって
思ってたんじゃないのかなと思うんですよ
ってなってくると まあやっぱり
そのケンプよりケンプがあんまり生えずにその
内側の毛のウールが たくさん生えてくれる羊を残そうとしたんじゃないのかなと
でそっちの方が大事に大事に育てられて
そういう羊ばっかり増やしていったら結果的にね
あの ケンプがあまり生えず
ウールがどんどんどんどん たくさん生えてくれるそういう羊が今私たちの目の前にいると
36:02
で ケンプっていうのは自然と抜け落ちるけど
ウールは自然と抜け落ちない方の毛なので 結果的に
羊の毛が抜け落ちなくなってしまったっていう考えも あるよね
と私は思っています そう
どっちもそれっぽいかなとは思うんだけど 結果的に
人は ウールが大好きなんだよっていうね
ウールがもう大好きで大好きでウールをね 大事に大事にしてたっていうここなんだよね
ここを特に強調したい だからねこの人と羊の関わりっていう
点でも その
とにかく人は
ウールがめちゃめちゃ大事だったんだっていう 昔からね
そう やっぱりこう人がさ豊かな生活をしていく上で
植物性のさその 麻とか
綿とかそういうのももちろん使ってはいたけれど とはいえやっぱりウールは
別格だったんじゃないのかなと やっぱ人がさ
生きていく上で同じ哺乳類の羊がね来ていた 素材の方が明らかに適してたと思う
もうそっちの方がいろんな環境に適応できるし ね凍ることもないし燃えることもないし
豊かな生活を送ろうと思ったらやっぱそっち すごく大事にしてたんじゃないのかなと
なので今の私たちの生活において まあウールっていうものがねだいぶ
なんかこう忘れ去られてしまった あの
素材みたいなね
あまりこう馴染みのない素材に 本当はね探せばいっぱいあるんだけど
なんかもう馴染みすぎちゃってるのかな
そうだったのこれウールだったんだみたいなね ものはたくさんあるんですけど
でもなんかこう 羊を育てていく上で知ってもらう上でさ
あまりこう なんていうかな大事に
思ってくれなくなった人が すごくすごく増えてますよね
39:00
だってそれこそ羊の毛刈りをさあみんなみんなの 前で見せるときにもさ
羊から羊に向かってさありがとうとかさ
言ってくれる人なんて いますか
今から羊の毛刈りをしますって言ってさ みんなわーって拍手してくれるけどさ
刈り終わった時にさっぱりした羊を見て わーすごいって言ってくれるけど
ありがとうって羊さん毛を育ててくれてありがとう 1年間私たちのために育ててくれてありがとうってね
なんかそういう声って皆さん聞きますか ねっ
なんかもう今の私たちにとって 羊ってなんか可愛い生き物でさ
毛刈りのショーはなんかこう なんかイベントみたいなさ風物詩みたいな感じでさ
なんか アトラクション的な感じになってますよね
なのでやっぱこう大事に してほしい
よね だって
羊がこういう体になったのはさ自然と抜け落ちなくてウールだけが生えてね 私たち人は刈らなきゃいけないと
ねで刈り取っ たはいいけど
あまりこう感謝されないというか ねなんかそれっておかしいかなって思うんだけど
でもやっぱここはみんな知らないからだと思うんだよね で
そこをなんか飼育員がネジ曲げてしまっているような気がすごくしてて やっぱそこはちゃんと伝えるべき
役割だと思うんですよ私たち飼育員が 自分たちが
なんかこう 羊の毛を刈ることに対するその負のイメージ
かわいそうと言われる言葉を避けるために自分たちのこの毛刈りのことを正当化 するためにね
なんかこうねじ曲がった言い訳をしているようにしか私にはちょっと思えなくて これは私が昔してたから
もう特にもう昔の自分に対してのもう
言葉なんだけど そうだからこそ
私たちがちゃんと 言わなきゃいけないこと羊の毛がどうして抜けないのか
どうして私たち今羊の毛を刈ろうとしているのか 私たちにとってウールっていうのはどれだけ大事なものなのか
それを ぜひね伝えていきたいなぁと
42:03
これから私はね ちょっとそこは
熱くなってしまうポイントになるので
ちょっと今日は喋らせてもらいました
はい いかがでしたでしょうか
伝わったかな 伝わったかな
難しいなこれはこれを伝えるのはちょっと難しいなと思うんだけど まああの
良かったらちょっと感想をいただけると嬉しいですね ちょっとよくわかんなかったらわかんなかったって教えてくださいもうちょっと頑張ります
まあ多分何回かね何回か多分こういうのを喋ると思うので
何度かね わかりやすく
喋れるようになりたいと思いますが 最後まで聞いていただき
ありがとうございました 朝からすいませんなんかこんな
はいということで今日はあの 羊の毛が抜け落ちない理由について
長々と話させていただきました はいということで今日も羊と繋がってまいりましょう
ではでは
43:46

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