2025-07-18 40:10

#1510. 「辞書」雑談 by khelf メンバー6名

▼緊急告知! 2025年6月18日に本が出ました


📙唐澤 一友・小塚 良孝・堀田 隆一(著),福田 一貴・小河 舜(校閲協力) 『英語語源ハンドブック』 研究社,2025年.


- ぜひ Amazon よりご予約ください:https://amzn.to/4mlxdnQ

- 詳しくは研究社のHPをご覧ください:https://www.kenkyusha.co.jp/book/b10135166.html

- 7月13日(土) に朝日カルチャーセンター新宿教室にて著者3名が記念出版記念講座をハイブリッド開講します.詳しくは https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8388868 をどうぞ.


▼パーソナリティ,堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ.


- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491


▼heldio のビデオポッドキャスト版を Spotify で始めていますので,そちらのフォローもよろしくお願いします.


https://open.spotify.com/show/0xOyOIXBUrIZbnwSLeJsSb?si=zH5V2CjkS0ekqNz5ro7caw


▼helwa リスナー有志による月刊誌「Helvillian」の9号が公開されています


- 第9号(2025年6月28日):https://note.com/helwa/n/n79623d921a95


▼2025年7月7日に『英語史新聞』第12号がウェブ発行されています.


khelf(慶應英語史フォーラム)による『英語史新聞』第12号がウェブ公開されています.こちらよりアクセスしてください


- 第12号:https://drive.google.com/file/d/1eQawDu2njFNMMVKDUr4JRZdIWTNHDdha/view?usp=drivesdk


第12号公開については,khelf 公式ツイッターアカウント @khelf_keio (https://x.com/khelf_keio) を通じても案内しています.

リツイートなどを通じて「英語史をお茶の間に」の英語史活動(hel活)にご協力いただけますと幸いです.


▼2025年第2四半期のリスナー投票が7月10日までオープンしています


- 投票会場:https://app.sli.do/event/weRify7g2SvDa89mZh7k1A


▼2024年9月8日(日)に12時間連続生放送の「英語史ライヴ2024」を開催しました.英語史界隈では前代未聞のイベントとなりました.詳細は以下の配信回,あるいは khelf の特設ページを! イベント後は,数ヶ月間かけて各番組をアーカイヴで通常配信していきました.


- heldio 「#1119. 9月8日(日)「英語史ライヴ2024」を開催します」 https://voicy.jp/channel/1950/1296042

- khelf 特設ページ: https://sites.google.com/view/khelf-hotta/英語史ライヴ2024特設ページ


▼X(旧Twitter)上で「heldio コミュニティ」が開設しています.


Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」のリスナーさんどうしの交流と情報発信の場です.heldio やそこで配信された話題を「待ち合わせ場所」として,英語史やその他の話題について自由にコメント・質問・議論していただければ.heldio が広く知られ「英語史をお茶の間に」届けることができればよいなと.今のところ承認制ですが,お気軽に申請してください.

https://twitter.com/i/communities/1679727671385915392


▼プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) も毎週火木土の午後6時に配信しています


「英語史の輪」にこめる想い


1. レギュラー放送は,これまで通り,最大限に良質な内容を毎朝お届けしていきます.プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」のための課金の余裕がない方々(例えば中高生や英語史を真剣に学びたい苦学生など)は,無料のレギュラー放送のみを聴き続けていただければと思います.レギュラー放送では,皆さんに最良の放送をお届けし続けます.


2. プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」で得た収益の一部は,レギュラー放送の質を保ち,毎日円滑にお届けするための原資とします.


3. また,収益の一部は,Voicy 以外でのhel活をさらに拡大・発展させるための原資とします.


4. ときに khelf(慶應英語史フォーラム)やプレミアムリスナーにも協力していただき,hel活の新機軸を打ち出していきたいと思っています.企画本部としての「英語史の輪」です.

5. ぜひとも「英語史の輪」のプレミアムリスナーになっていただきたい方


 ・ hel活を応援したい方(資金援助,広報支援,盛り上げ係りなど.研究者,学生,一般の社会人など職種や専門は問いません.)

 ・ 毎日もっともっと英語史に触れたい方,レギュラー放送では足りない方

 ・ 私(堀田隆一)の話をもっと聴いてみたい方

 ・ レギュラー放送のような一般向けの話題にとどまらず,もっと専門的な英語史の話題も聴いてみたいという方

 ・ レギュラー放送で言えない/配信できないような「低い」話題(対談のアフタートークや飲み会での雑談など)も聴きたいという方

 ・ パーソナリティおよびリスナーさんどうしで,もっと交流したい方


以上,よろしくお願いいたします.

サマリー

このエピソードでは、ケルフのメンバー6名が辞書について話します。電子辞書と紙の辞書の利用状況を語り、現代の学生たちの辞書への接し方を探ります。また、各自の辞書に対する想いを共有し、体験談を通じてどのように辞書を活用しているかを深掘りします。辞書利用に関するディスカッションが展開され、紙の辞書と電子辞書の利点が比較されます。特に、OEDやラテン語辞書など特定の辞書に関する独自の体験が触れられます。このエピソードでは、辞書の使い方やその進化についての議論が行われ、紙の辞書と電子辞書それぞれの利点や欠点、現在の辞書教育の現状について詳しく取り上げられます。メンバーたちは、辞書の形と技術の進化について各自の思い入れを交えながら意見を交換します。

定談の開催
おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語詩ブログの管理者、 英語のなぜに答える初めての英語詩の著者、そして6月18日に研究者から勧告された
英語語源ハンドブックの著者のほったりゆいちです。 英語の語源が身につくラジオheldio、英語詩をお茶の間におもっとうに、英語の歴史の面白さを伝え、
裾の広げるべく、毎朝6時に配信しています。 本日は7月18日金曜日です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
7月ももう半ばというか後半に入ってまいりまして、本当にあっという間ですね。 私の大学の方はですね、学期末を迎えておりまして、
いろいろとバタバタしているところなんですが、 明日、7月19日土曜日なんですけれども、前々からご連絡しておりました通り、
アサカルでですね、英語語源ハンドブックの著者3名が集まって定談いたします。 深掘り、英語語源ハンドブック徹底解読術出版記念定談
ということで、朝日カルチャーセンター新宿教室にて開催予定です。 明日7月19日土曜日の午後3時半から5時までの90分ということでお届けいたします。
まだまだですね、参加受け付けておりますので、 ぜひまだまだ参加をご検討いただければと思います。
新宿教室での対面開催のほか、リアルタイムオンラインとしての受講も可能です。 さらにはですね、同時間に都合が悪いとしましても、2週間の見逃し配信のサービスもありますので、いろんな形でご参加いただけます。
ぜひですね、こちらにあのホームページ、公式の詳細ページへのリンクを貼っておりますので、 こちらを覗いてみていただければと思います。
90分でですね、英語語源ハンドブックをみっちり使いこなす方法、 その他ですね、著者のそれぞれ担当した語源欄ですね、
そちらへの返愛ぶりといったですね、なかなか面白い機会、 今までにはない機会になると思いますので、ぜひですね、多くの皆様のご参加お待ちしております。
私たちもですね、非常に楽しみに土曜日のセッションを行いたいと思っております。 実はですね、5時にその語源ハンドブックの定段階が終わった後ですね、
ヘルアメンバー数名も含めまして、そしてもちろん 著者3名も含めまして、懇親会を行う予定でもあるんですね。
ですので、そこから飛び出るヘルディオコンテンツなどもですね、 出てくる可能性はありますね。
これまた生配信というよりは後日のアーカイブ配信になるかなと思いますが、 もし良いものが撮れたらですね、こちらの様子も皆さんにお聞きいただけるんではないかなと思っております。
あまり盛り上がりすぎるとですね、逆にですね、収録ボタンを押すのを忘れたりしてですね、 撮れないっていうのは本当にあるあるなんですけれども、なるべく忘れないようにしていきたいと思います。
ということで、明日ですね、定段階朝カル講座ありますので、 こちら詳細をご確認ください。
辞書を用いた議論
さあ、今日のお題なんですけれども、実は先日ですね、 学期末ということで、ケルフメンバーもですね、
公式に集まる機会がですね、これから夏休みに入って少なくなるということでですね、 何かみんなで収録しませんかということでですね、ケルフメンバー6名と共に
辞書に関するお話をしました。 これ思いつきのお題ということでですね、何か用意していた上での議論というわけではないんですが、
それぞれですね、辞書と長らく付き合ってきたケルフメンバーたち、 そして私も含めということでですね、
辞書談義っていうのは、これはですね、盛り上がらないわけがないんですよね。 実はあの先日大学院の授業で、この辞書に関する話題でですね、
盛り上がったばかりなので、これを再現と言いますかね、 まあ改めて収録してみると、絶対面白いものになるんではないかということでですね、
お題に掲げた次第です。これあの皆さんもですね、お聞きの皆さんも参入できる、 まああの緩いそして広いお題ということですので、ぜひですねコメント等を寄せていただければと思います。
ということで、ヘルディオ1510回 辞書雑談 by ケルフメンバー6名ということでお届けします。
どうぞお聞きください。
おはようございます。
今日は6名が集まってですね、ある教室に集まって、ケルフメンバーの皆さん、大学院生なんですが、何か話しましょうという緩い企画でですね、
今さっきお題が決まりました。辞書についてということなんですけれども、 まずはどういうメンバーが今参加しているかということで、一人一人自己紹介をお願いします。
私からですね、院生の博士課程に所属しております木原と申します。よろしくお願いします。
ケルフ副会長。
はい、副会長を一応やっております。
同じく、博士課程の院生の藤原です。よろしくお願いします。
同じく、博士課程の青木です。よろしくお願いします。
ケルフ会長。
修士課程の引田です。お願いします。
同じく、修士課程1年生の尾田光平と申します。よろしくお願いいたします。
はい、今日お話題はですね、1分前に決まった辞書についてということで、これ実は前の大学院の授業でちょっと盛り上がった話題で、
皆さんとの辞書の付き合い方みたいな話になんとなくなってですね、
これは多くのリスナーの方にも、自分の辞書の付き合い方は、みたいなことで語れるんじゃないかと、コメントなども書き込みやすいんじゃないかということで、
これにしてみようということなんですが、この間、盛り上がったのは何でしたかね。
最初は、今の中高生は紙の辞書をやっぱり聞かないので、ABCの紙の辞書での順番というのがすぐに出てこないんじゃないかと、手の感覚とかとして、みたいな話をして、
中高生あたりを教えたことがあったり、教育実習で行ったりという人も何人かいたので聞いたら、多分そうじゃないかみたいなところなんですが、一番最近に、
そうですね、まさに教育実習に行ったということでは引き立たずなんですが、どんな感覚を持っていますか、今の中高生というか、小学生でもいいんですけど。
僕が行った高校では、電子辞書はみんな買っているんですけど、持ってきてはなかったんですよ。
それはやっぱり英語教育の方針としてなのかな、やっぱり学校の。
必ず買わせるって先生が言っていて、みんな持ってはいるんですけど、学校に持ってきていなかったんです。
じゃあもう完全に紙の辞書で引く、学校の中では。
いや、ということじゃなくてパソコンなんですよ。
パソコンで引いちゃうので辞書、電子辞書はいらないという考え方みたいですね。
今ここにいる現役大学院世代の皆さんの多くは、持っていますよね、いわゆる電子辞書。
スマートフォンではなく、電子辞書を、今何人います、ここに。
1,2,3,4,6日4人。
家にあります。
家にありますか。私も会って眠って使っていませんという感じで。
カラーですか、白黒ですかって今時計をとったら。
だいたい、藤原君もカラーですか。
4人カラー。
4人カラーで、私は白黒って分かるんですけど、木原さんも白黒。
ギリギリ白黒ぐらいで、中学校2年生ぐらいの時に買ったやつなんですけど、白黒でその次の学年からカラーになってて、カトキって言いました。
そして今ここに、たまたまこの話題にするって言ったらみんな出してきて、持ってるんだと逆にちょっとびっくりしたんですけど、これみんなカシオですか、4人は。
そうですね、僕の。
カシオは今っていうか、今もうやめたんですか。
作るのやめたっていう話ですね。
じゃあ事実上カシオ一強だったってことですか。
僕の頃はっていうかね、人生のことでやっぱり年史書を持ち歩いてたところは、成功インストゥルっていうところで、
それは英文科の学生だったらこれみたいな、かなりいい辞書がいっぱい詰まっているということで、割と専門に近い人はそれに近かった時代があったんだけどね。
カシオと聞いてやっぱり時代が変わって、しかも今の学生持ってない、持ってる?
持ってはいるけど、使わないみたいな。
そうですよね。
紙でもなくなり、電子辞書でもなくなり、パソコンとかスマートフォンですかね。
なるほど、辞書辞書みたいなところで、この間ここまでの話はしなかったですけどね、世代とか。
だからABCって意外と直感的に出てこないんですかね。あれも教育とか訓練の賜物でみたいな話になりましたよね。
当たり前と思っちゃいけないってことですね。
そういうことなんでしょうね。
そうすると紙の辞書で聞くのが遅いってことになりますよね。
そうすると余計に聞きたくないっていうかね、キーボードで打てばみたいなことですよね。
そうはなってきますよね、必然的に紙がね。
大学生とかも授業中に単語とか調べながら読んでねみたいな課題出すと、やっぱりスマホでぽちぽちやって単語を調べ出すんで、
電子辞書も全然持っている人いないんだなっていうので、世代のギャップみたいなのを感じています。
紙対電子という大きい対立でいくと、これも多分英語教育なんかで議論されつくされていると思うんですけど、
もちろん我々電子とかパソコンなんかでももうだいぶ慣れているので、その良さ、利便性というのは分かっている上で、
紙も使いこなしてきた世代ということで良さを知っているって時に、これでもなおやっぱり紙の方が良いみたいな議論もいろいろあると思うんですけど、
あえてここでもやってみますか。両方知っている世代として。なくなっていく方だと思うのでね。
辞書の利点と感想
どっちかというと守ってあげる方向でみたいな趣旨だと。まず言われるのは一覧性とかですかね、紙の場合。
ページを簡単にめくれるも含めて。これも技術的な問題なんですかね。だけどページも電子でも一覧性みたいな。
そこに一覧があって下のボタンを押すと。
紙そっくりの媒体が出てくればということで。ただめくったりするとかいうことですかね。
あと何かあります?
個人的には紙で引くと印象に残りやすいっていうのは強く感じることがあって。やっぱり引くっていう作業にやっぱり手間がかかるので、
それだけで認知的にも負荷はかかるし。やっぱり場所の情報ってあるじゃないですか。
だいたいこの辺に書いてあったなっていう。辞書に限らず本でもあると思うんですけど、それは一つ紙の辞書を引くメリットかなと思うし、
結構そこは自分はいいところかなと思って評価しているところですかね。
辞書に限らずいわゆる本を読むときに紙の方が残りやすいメリットとして確かに指摘されることは。
この辺りのページ、厚みのとかね。あそこの左上にあったとかいう覚え方って、
電子ではなさそうですか。弱いですよね、かなりね。ページのどこら辺にあったかぐらいはあれですかね、残ったりするのかな。
厚みはないですよね。どの辺とか真ん中ぐらいとか。こういう感覚はないですよね。
あと何かありますかね。一般的に言われているのは、今の語感を活用するみたいなところでも言われますかね。
紙のにおいとかね。触り心地とかね。
僕が思うのは、電子辞書を使って調べているときに、例文とかセイクを検索するとき、改めて例文検索、セイク検索みたいなところで
セクションが分かれちゃっているんですよね。それはちょっとめんどくさいなって思ってて、
それだったら、紙で例えば一単語、この単語について調べるときに、その単語を調べると同じページに、だいたい同じページか、
行ったとしてもせいぜい次のページかぐらいのところに、その分を使った例文やセイクっていうのが結構ひとまとまりで載っているので、一気に学びやすいっていう。
セイクに折りたためるとか、セクションに分かれているっていうのは一長一短ではあるんですかね。
セイクのところは今いらないんだけどっていうときは、折りたたまっておいたほうがいいとか。
あるかもしれない。
電子辞書の使用体験
紙だけ知りたいってときは邪魔かもしれないですけど、やっぱり知識の深まるっていうか。
今の話でちょっと思い出したんですけど、我々OEDを引くっていうのが仕事の一部だと思うんですけど、日々引くんですけど、
OEDって何年か前にオンラインのインターフェース急に変わったときあったじゃないですか。
ありました。
突然ね、締め切り近くってOEDひたすら引きまくってたので、使い勝手が悪くなってめちゃくちゃ焦った気がする。
で、あの後に少しずつ慣れてはいったんだけれども、画面をある単語を引いたときにタブモードとシングルページモードっていうんですかね。
なんかあるよね。
あります。
あれとちょっと近いと思う。つまり折りたためるかとか飛べるかっていうことと、あと従来の紙のようにかっていうことなんだけど、
僕完全にシングルページモード、つまり紙モード。タブモードが使いづらくて、上のほうでスライドバーがあって。
みなさん、あのあたりは使い慣れて?
使い慣れてきたんですが、タブのほうはちょっと見にくいなっていうときはシングルに戻して確認して、
頭の中で1ページに編集し直してっていうんですかね、情報を。そのほうが分かりやすいなと思ってそうしてる感じですかね。
使い慣れてはきたんですけど。
例えば語源情報を知りたいときなんかにエティモロジーランってあるんですけど、
通りも含めた語源情報を知りたいというとき、通りのところにそれが書いてあったりするんですよ。
だからエティモロジーランに完結してないんですよ、知りたいところ。
バラバラ。
だから結局、自分で全体をブラウジングして情報を頭の中でまとめるとかしないといけないっていうのがOEDのつくりであることが多いのがあれだけの情報量ですから、
きれいにセクションにまとまらないというか、むしろはみ出すものが多いっていうときに、
そうするとシングルページモードが良いっていうことは、大元に戻れば紙の利点みたいなものが電子的に反映されてる形なんだけど、
ある種の紙の良さっていうことが間接的に分かるかなっていう。
今聞いてて、そのセクションの折りたたみ系問題。便利なんですけどね、もちろん。場合によっては。
速攻単語の意味だけ知りたいってときは、そっちのほうが。
速攻単語の意味知りたいときはOED引かないから。
われわれの目的がやっぱり違う。
全然違いますから。
確かに普通に単語を知りたいときは、いわじての使い勝手がいいやつが一番いいよね。
一発でがいいですよね。
タブ開くと全然何も情報なくて、え、どこにあるんだろうと思ってクリックし直すみたいなのが結構あるんで、
ちょっと戻してほしいなーっていうのは今すごく思ってますね。
これは新しめの話ですかね。この間の議論ではしなかった。
あと何かありますかね。この間出たのは、
ABCの並びを知っていることの利点ってほかに逆にありますかね。これがどんどん減っていくとなるとね。
ABC知ってなくても大丈夫ですよね、先生とか言われたときの。
例えばね。だって打てば直に行くわけでしょ。出るわけでしょ、検索が。
1個前の単語を知りたいっていう需要はどこから来るんですか、先生みたいに聞かれたと。
結構好きなのは、辞書に付箋を貼るのが昔から好きで、あと書き込むとか。
昔僕、英語にハマったきっかけが中学校の時の辞書なんですけど、その辞書を毎日読んでたんですけど、
アルファベット順の重要性
それを読むんだったら履歴を残したいじゃないですか。
昨日この日にこれを読んだよ、この単語を知ったよみたいなのに付箋を貼ってペタペタして、
あっ、こんだけ勉強したんだみたいなのをやりたい。
履歴オタクというか、スクエモオタクがいますよね。
そういう楽しみ方は紙じゃないとできないと思います。
みんな同じ、この電子辞書を隣の人が使っても同じじゃないですか。
でも僕の紙の辞書を隣の人が使ったらなんでこんなところに付箋を貼ってあるの。
いや、それは僕の歴史だからっていう風になる。
自分のものにできる感が紙の辞書の方がやっぱり強いかなっていうのはすごいです。
付箋を貼って事実上すべてのページに付くと倍ぐらいのあれなんだよね。
端っこ付箋部分だけが。
上のところだけ太る。
それで発行に入らなくなっちゃって。
ありますよね。
電子辞書とかパソコンのアプリとしての辞書なんかにも付箋機能とかもちろんあると思うんですけどね。
お気に入りですよね。
味気ないですかね。
それを知っていると。
順番を知ってなきゃいけないシーンって他に何ですかね。
私の個人的な経験という感じなんですけど、
ラテン語の辞書を私は紙で使っていて、
なんでかというと、
ラテン語の変化表が覚えられていない時期にラテン語の辞書を引いていたんですけど、
ネットだと全然検索がうまくいかなくて、
全然単語が出てこないんですけど、
紙だったらガッと開いて、
ここら辺かなとか言って前後わさわさって漁っていると見つかるみたいなことがあったので、
そっちの方が検索性が良かったなというのはありました。
見出しの形がわからない系の言語の場合、
検討をつけてその近辺という調べ方はありますか。
やっていました。
ただ今それこそ、
プログラムで近いものを探してくれちゃうんじゃないですかね。
だから皆さんMEDはもう完全にオンラインという時代から始めているでしょ。
中英語の。
中英語の頃はまだ紙で、
オンラインに乗り始めかなというところなので、
今はいつづり検索できるんですよMED。
だから適当に入れても当たればこの見出しですかみたいにサジェストしてくれるんだけど、
昔はだから検討付けから始まるんですよね。
このつづり字で載っているんじゃないかみたいな。
二文字目以降だったらいいんだけど最初の文字からするともう手間ないですよね。
文札だったし当時。
だから持ってくる本が違うんだ。
だからそれで1回でいけたらものすごいラッキーで、
2回でいったらもう全然合格で、3回4回当たり前なので、
勘がある意味冴えてくるのかもしれない。
逆にだから辞書編参者もMEDの読者だったらこれで引くんじゃないかみたいな、
お互い腹の探り合いみたいな、
三目のニゴシエーションで見出しが決まっているから、
お互い信頼し合って、これだよね、ここで載っているよね、みたいなのでやるんで、
外れたとき結構ショック。
今はそれない。
いつづり検索できますもんね。
それはもちろん便利なんだけれども、
あの感覚は今中英語の方言とかね、
つづりとか研究しているんで、
多分養われたんじゃないかっていう気がするんですよね。
中英語とかグロッサリー、一覧表がついていると思うんですけど、
あれも結構、勘がないと聞けなかったりするからというのがこの間出てきて。
そうすると近場とか探す必要があるので、
アルファベット順に並んでいるからね。
そこには多分役に立っているのかなっていう。
そうですね。
アルファベット順が役に立つ文化を作り上げてきたから、
それが今便利になってあって、
これが崩れたら、
アルファベット順に利便性を感じる機会もどんどん減っていくからっていう。
コンピューター内部でのアルゴリズムとしての相当はあるとしても、
人間が直接にそれをどこまで使ったりするか問題っていうのは、
グッと減ってはきそうな気がしますよね。
なくなるとは思わないですけど、ABCの歌とかね。
こんな歌歌ってたんだよとか。
おじいちゃんは、おばあちゃんはとか。
そうですね。書くときは。
大多数が参考文が…。
だけどバラバラに書いて相当すればいいんですよね、ある意味。
コンピューターに任せればいいっていう考え方は。
最初から整理する必要がないとかね。
クラスでA組とかB組とかありますけど、Z組まであるとこないですよね。
だから順番を覚えよって言っても、
せいぜいDまで、ABCDまで覚えられると。
そこから先は普段使わないから、順番は。
それまあね、1組、2組にしちゃえばいいとかね。
A組、E組にすればいいとか。
もしクラスのあれが、ギリシャ語アルファベットだったりしたら、
混乱起こるんじゃないかな。
辞書の依存と利便性
ガンマって先だけ。
そういう状態が、数のアルファベットの時代が来るかもしれない。
B組って前だっけ、後だっけ。
それと、秋原さんのラテン語等を通ずるんですけど、
ギリシャ語を勉強した時に、ギリシャ語の字章、単語を
例えばインターネットで引こうとすると、
ギリシャ文字で入力しないといけない。
これはどう転写すればいいんだろう、みたいなのが結構困るんですけど。
例えばスマホだと、ギリシャ文字のキーボードが使えるので、
ギリシャ文字を直接打って計測できるんですけど、
ギリシャ文字のキーボード配列を覚えていないと、
すごく使い勝手が悪いんですよね。
組まないと全然違うんですよ。
全然違うんですよ、配列が。
だから、今僕はサイを打ちたいんだけど、サイはどこにあるんだろう、みたいな。
すごい探さないといけなくて。
だけど、アルファベット順を知っていると、
元は同じ文字なんで、そんなに大きく外れないじゃないですか。
ゼータは多分ゼットと同じぐらいのところにあるだろう、みたいなので、
紙でパッと引いちゃった方が早いみたいなのがあるので、
実は紙の辞書そんなに引いたことなくて、高校生の時とか。
そういう世代だね、もうね。
電子辞書だった。
紙の辞書のありがたみを知ったのは、ギリシャ語とかロシア語とかを勉強して。
別の言語ですよね。
別の言語以外を勉強して、これは紙の方が早いと。
そういう時はもう紙を絶対に引く、みたいな。
その意味で言えば、この間も国語辞典とか緩和辞典の話も出ましたかね。
英語だけの話じゃなくて、みたいな。
日本語も同じ状態で、別にアイウエオとかアカサタナとか、
なくてもいいんじゃない、みたいな議論にも近いですかね。
直接パソコンで引くのであれば、タイピングでやるのであれば、ということなんですけど。
日本語の場合、54図っていうのは音声学的な理屈があって、
あれ自体が一つのシステムというか、理屈になっている。
ABCはもう勝手に、完全にランダムというかね、一番最初の段階での意味付けがあったとしても、
その後、教授的にはランダムに近いというところではちょっと違いますけど。
我々だからイロハの辞典っていうのを引けって言われたら、今引けかなりきついよね。
個人よりは時間がかかるかなという感じですかね。
やっぱり歌を歌わないと、イロハに覚えとってやっていかないと、多分無理ですよね。
昔はそれをやっていたわけですしね。
アイウエオのほうがはるかに、大抵的だから覚えることは少ないですかね。
それはありますね。
辞書の引き方は一応、練習する機会は日本の義務教育ではある。
辞書の変遷と教育
国語辞典もあるし、漢話辞典もある。
漢話辞典こそね、だいぶ引けなくなるんじゃないかなという、
小学校の時に習ったにせよ、その後使わないで10年経ったら、多分引き方忘れているでしょう。
電信書でも手書き検索カップが出てくるんですけど、
あんまり漢話辞典を使うってなっても、
漢話辞典の引き方で検索をすることがないというか、
この部首だけ書いて検索に引っ掛けるみたいな、使い方をすることが多いかなと。
なかなか宇治原君は高校生の時から新人類系ですかね。
割とそうですよね。
結構新人類だよ。
ということになりますかね、漢字は。
辞書どうなりますかね、紙の辞書も。
高校の慶応大学文学部は辞書を持ち込みかという受験なんですよね。
もちろん紙の辞書のみということなので、ピッカピカのが必ず出てきますね。
一回も引いてないでしょっていうのが、箱から出したの初めてでしょっていう。
試験会場を見ているとありますけどね。
あとは逆に絶対使い込んでるなっていうケースでありますよね。
辞書教育とかも昔はやったんだけど、今はそれもしない感じなんですかね。
引くところまではタイピングさえ教えればいいんで、
あと書いてある内容の読み方とかはやっぱり必要ですよね。
省略記号もあれば名詞とかね。
あれはやっぱり文法用語がぎっしり詰まっているので、
辞書の未来と技術
いまだに辞書のあり方は変わってきますよね。
だけどいいことは複数の辞書を持ち歩かないでいいってことですね。
大学生の語学院でいろんな言語を取っていたときも、それだけでもリュックが良いみたいな。
辞書で一冊。しかも重いのでね、辞書って。
購入した辞書ってあります?最近買った系辞書。
買うことも少なくなった?
面白そうだなっていうととりあえず買っておくみたいな癖はあるけれども、
最近何買ったかなっていうと。
ラワ辞典でしたっけ?あれが多分最後かなっていう感じですか。
8年前ぐらいかな。そのぐらいに買ったのが多分最後です。
最近研究者で出している区同士分類辞典。
あれも例文が多いので、辞典というよりもいろいろ参考書にもなる類なんですけど、
そういう専門的なのを買いますけどね。
あれ必ずしもABC順じゃないんですよ。
設当辞順?設当辞じゃなくて、区同士だから。
動詞足すパーティクルなんだけど、パーティクルで引いたりとかね。
それ自体はABCだったかもしれないですけど、
独特な並び順っていうのがありますよね。
私は自分の研究絡みでことわざ辞典をたくさん買ってます。
ああ、そうか。面白いね、それ。
研究費でこの前も3冊ぐらい新しく買ったり。
トートロジーをやってるので、そういうレトリックとかことわざ出てきそうですからね。
そうですね。だからその辺りが多くて、結局語学的な辞典だとやっぱりパソコンで済んじゃうんですよ。
今、ロングマンとかの辞典もオンラインでアクセスできちゃうんで、そこはもう別に必要ないかなっていう感じなんですけど。
専門的なっていうか。
少し専門性が高まると、辞典紙で買うかっていう感じで。
なるほど。そのうちことわざ専門家になるって可能性ある?
もしかしたらあるかもしれない。
なんか、眺めてるうちに自然と頭に入ってきて。
やたらと頭に入ってきてしまう。
そうかそうか。面白いね。それは考えてみれば、あくまでもそうなるよね。
考えたことなかった。そういう交渉があるわけですね。
語源辞典とかはその辞典に含まれてるんですか?
含めましょう。
含めますね。含めますか。
そうなると語源辞典をたくさん買い集めてるので、増えてはいけません。
専門書になるので、普通の辞書よりも一撃が重たいというか。
そうですね。あと、やっぱり電子になってないことが多いので、ということですよね。
最近、北さんは買いましたか?
語源辞典僕も買いましたけど、僕はなんか古いやつ、ずっとジーニアス、昔買ったやつと賛成動向辞典、張りまくってるやつをずっと引いて楽しんでます。
こんなの調べた日あったなとか思いながら、いつだろうこれ、高1かなみたいなのをやってこんなことが調べたんだとか。
われわれ研究のためにある分野の辞典を買い集めるっていうのはやっぱりあるよね。今のことわざ辞典っていうのは分かりやすいし、
私もOALD、Oxford Advanced Learner Dictionaryの10年に1遍ぐらい出てるんで、あれを通しで見ると20世紀のある形態変化がわかるんじゃないかということで、ひたすら買い集めたっていうのはありますね。
あとまさにこれだ、このVoicyでジーニアスが新しく出たときに、過去の版と比べてみようということで、全部買い集めた。
古本で。あれ面白かったですよね。ジェンダーの扱いとかがやっぱり2000年を境に変わってくるとかね、あの辞書の記述で。
意外とちゃんとそういうの出るんだなと思って。全然研究になりますよね、あれ緻密にやれば。
そういう書き方はするので、われわれ研究者はちょっと変わった辞書の書き方は多分すると思うんですけどね。
全然ゼミとかでも全く言ってなかったんですけど、最近買った辞書って今パッと思い出したのが、OED会話書。
OEDの初版が、実家の近くのプロモーション屋に全巻セットが置いてあって、3年くらい。
で、岡山の?
岡山に置いてあって、4,5年くらい大学生くらいの時から置いてあったの。
で、いつか買いたいなと思いながら毎年帰る度に見てて、お金あるからちょっといよいよ買おうと思って。買って今家にあります。
家に行ったよ、実家じゃなくて。
東京の自宅に家族に運んで送ってもらって。
それは居住環境を広げればいいよね、明らかに。
届いて冷静になって、どうしよう。
インテリアにはなるけど、別にね、一人で言ってても。
ちなみにいくらで売ってたの?
これ高いかどうか分からないですけど、2万円くらい。
いやいや、安いですよ。入手しておいていいかもしれないね。
初版なので、第2版に書いてないこともあるかなと思って。
それ買って実家置きだろうね、普通は。
それ大きい買い物、辞書的にはね。
面白いですね。辞書は付き合い方それぞれなんですけど、
僕は反省以上は完全に紙オンリーの時代だったので、
その後適用して、電子辞書になり、パソコンになり、スマートフォンになりという感じで。
皆さんは電子辞書、紙ももちろん並行してあるんだけど、
使い慣れ的には、北さんはさっきからここでは。
中高は紙でした。
自信はってことね。同級生は?
いや、みんな電子です。
そういう意味では、ならして言えば電子の完全世代って言うわけですよね。
次の展開あるんですかね。
AI辞書ももちろんそうだし、今欲しい情報だけを出してくれるとか、先回りして。
紙で買い切りみたいなのが結構出ていますよね。
私がラワー辞典買った時も、アプリで買うか紙で買うか選択できるよって言われて。
でも私はスマホはとか言って紙で買っちゃったんですけど。
辞書の進化とメンバーの思い
両方ついてるのもありますよね。一回買えば。
アプリが進化するんですかね。これからはわかんないけど。
辞書、形と技術が変わっていくと色々変わっていくことがあると思うんですけどね。
利便性、全体としては良くなっていくだろうと思うんですけど。
失われるものも多少ありつつみたいなね。
これから見守って。展開早いですからね。
辞書の話でこれだけ盛り上がるとは思わなかった。30分以上喋って。
思い入れがあるものですからね。一人一人。
聞きの皆さんも辞書の思い出とかですね。
いろんな世代の方が聞いていらっしゃると思いますので、お寄せいただけますと幸いです。
ということで辞書雑談でした。ありがとうございました。
エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
辞書の思い出とコメント募集
メンバーたちがですね、思い思いに自身の辞書との付き合い方について語ってくれました。
これはもうですね、一人一人辞書への思い入れっていうのがあると思うんですよね。
ある個別の辞書についての思い入れということもあるでしょうし、
辞書というものを一般に対する思い入れ。
本編の中でもお話ししましたように、紙媒体から電子媒体に変わっていった。
そして電子媒体もですね、パソコンは今必要ではなくスマートフォンで簡単にですね、検索できるというような辞書。
これが一般的になってきているわけなんですが、このテクノロジーの変化ということも相まってですね、
辞書をめぐる議論、談義というのはですね、一人一加減持ってるんではないかということでですね、これつきない話題ですね。
皆さんの多くのコメントをお待ちしております。
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それでは今日も皆さんにとって良い一日になりますように。
英語子研究者のほったり打ちがお届けしました。また明日!
40:10

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