交通事故の基本知識
弁護士のキタガワです。YouTubeやTikTok、あとはテレビ番組などで法律の解説をさせていただいております。
金髪頭のおじさん弁護士でございます。
さて、交通事故シリーズですね、連日お話ししていて、ここまでですね、前半戦ですかね、大変ここまで長かったと思います。
物損の基本的なお話、責任割合とか、そもそも自動車保険の基礎的なところもね、お話をさせていただきました。
さて、ただですね、ここから後半戦が非常に大切になってきます。
やはりですね、交通事故にあった時にね、あのー、けがをしちゃうというところがあると思います。
ね、場合によってはですね、ま、天国に行ってしまうみたいなこともあったりしますよね。
その時の、いわゆる人身損害、ね、けがの損害について、時間をかけてですね、丁寧に解説をさせていただきたいなと思ってます。
さっきから言ってる通りですね、こちらが割とね、物損よりも本丸になってくるんじゃないかなと思いますので、丁寧に解説をしていきます。
今回はですね、この人身、人身損害ですね、けがの損害に対する基本的な考え方、ね、相論のところをお話をしていきたいなと思っています。
核論についてはね、また何回かに分けて、丁寧に解説をしていきます。
さて、最初の方でもですね、あの交通事故シリーズの最初の方でもお話した通り、交通事故にあってしまってね、自分が被害者としてけがをしてしまうとなると、相手の加害者というのは、これ、民事責任ですね。
つまり、ま、治療費、医者料とか払ってくださいよ、というお金の弁償のほかに、刑事責任といって、自動車運転過失障害罪とか、
ま、そういったですね、ま、犯罪行為もやってしまっているということなんですね。
誤って運転ミスで、そういうことをしてしまったということなんですけども、この刑事責任と民事責任両方が発生するんだよ、みたいなお話をさせていただきました。
例えばね、刑事責任を警察の方でですね、いろいろ捜査するってなった時に、警察からね、いろいろ事情聴取を受けたりとか、あとね、事故当日とかね、事故の後日ですね、現場にもう一回行って、ね、どこどこでぶつかって、どういうふうに倒れて、みたいな、そういった現場検証みたいなこともあったりするんですよね。
まず、こういった怪我をした時には、このお金を払ってください、弁償してください、という、ね、民事責任のほかに、ね、相手の加害者の犯罪行為をどのようにね、えー、ま、捜査、えー、そしてね、処分していくかという刑事責任の追求もあるんだよ、というところをまず押さえていただきたいなと思います。
刑事責任もね、もちろん警察のほうにね、お任せするとして、こちらはね、えー、ま、お金を払ってよ、弁償してよ、ということで、相手の保険会社に主張していくということになります。
さて、じゃあですね、この人身損害、人損ですね、どういった項目を請求できるのか、というのをですね、ま、まずざっくりね、お話をさせていただきたいなと思います。
まずは、当たり前ですけど、治療費ですよね。入院した場合は、入院費をね、通院するときは、その通院のね、治療費も、診察代もね、払ってくださいよ、というふうになります。
あとは、けがをしたことによってね、勤務先、会社を休まなきゃいけなくなった。そうすることによって、お給料が減っちゃった。自営業の人はね、休むことによって、売り上げが減っちゃった、みたいなことも、主張したいですよね。
こういうのを、休業損害、休んだことに対する損害、ということですね。休業損害、というのも、主張できたりします。
あとはですね、ま、通院をするときにね、バスとか、タクシーとか、電車とか、使いますよね。
はい、自家用車だったら、当然、ガソリン代とかね、かかりますよね。
その交通費、ね、入院とか、通院のための交通費、これもかかったりするので、請求できたりするよ、ということです。
そして、けがをしてしまった、ということで、精神的苦痛、精神的ショックを受けた、ということの、医者料、これも請求できるよ、ということでございます。
あとはですね、ま、例えば、いわゆるですね、その治療を、続けていても、これ以上、回復が難しい、ね、もう、しびれが残っちゃった、場合によってはね、
なんか片足をね、欠損してしまった、ね、失明してしまった、ね、右半身が麻痺してしまった、みたいな、ま、いわゆる、後遺障害ですね、後に残った障害、ね、これがあります。
これに関する、医者料ですとかね、はい、あとは、その事故がなければ、ね、こういったね、障害を持たなければ、普通にね、あの、ま、健康で生活できたのに、
それによって収入が減ってしまったとか、生活が不便になってしまった、っていうことの、一失利益、ま、あの、失ってしまった利益、みたいなのも、請求できる、ということですね。
同意書の重要性
これが後遺障害関連、後遺障害医者料と、ね、後遺障害一失利益、こういったのも、後遺障害が発生していれば、主張できる、ということでございます。
ま、あとはですね、ま、考えたくないですけども、事故に遭ってしまってね、自分が天国に行ってしまった、あ、亡くなってしまったと、そういった場合は、ま、残されたご家族に対して、ね、医者料を払ってください、みたいな請求もできたりする、ということなんですよね。
ま、その他ね、ものもの細かいところもあるんですけども、ここをね、次回以降、丁寧に解説をしていきたいな、と思っております。
はい、で、けがをした時ですね、もちろん病院にね、入院したりね、あとは通院したりすることもあると思うんですけども、この治療費というのはね、またね、後で説明するんですけども、相手の保険屋さんが直接、その病院と連絡を取って、自分が通院している病院と連絡を取って、ね、被害者である自分、私が治療費を払わず、相手の保険会社が直接払ってくれるんだ。
みたいなことになるんですよね。
ま、当然ね、あの事故にあってしまった時っていうのは、ケースバイケースではありますけども、基本的には当然ね、あの病院、そのお医者さんのね、診察を受けて治療を受けるっていうのは、当然自分ですよね。
はい、なんで当然、支払う人っていうのは、当然ね、その利益を得ている自分じゃないですか。
だけど、ね、それっていうのはそもそも、加害者の責任なわけで、ね、それをね、いちいち、なんか立て替えて請求して、立て替えて請求してってやっちゃうと、ちょっと面倒ですよね。
なので、もうあらかじめ、加害者のね、保険会社、自動車保険会社が、その自分が通院している病院と連絡を取ってくれて、もう支払先、請求先はこっちに回してください、みたいな感じになるということです。
まあ、そのおかげでね、自分、被害者である自分は、ね、お財布からお金を出す必要がないということになるわけなんですよね。
で、そのために、加害者側の自動車保険会社から、事故にあった直後とかにですね、同意書、ね、あの紙が送られてきます。
その同意書にサインをするということが大事なんですね。
その同意書、何が書いてあるかというと、病院とね、今ね、あなたが通っていらっしゃる病院と、私たちの自動車保険会社、加害者の自動車保険会社が、直接連絡を取っていいですか、と。
事故直後の同意書の意味
で、どういった治療を受けているのか、どこがね、あの傷ついているのか、ね、そういったね、あとその診断書とか、診療報酬明細書って言うんですけども、
あとカルテね、そういったのを取ることをですね、加害者側の自動車保険会社が、直接そういった情報をね、病院側から教えてもらえることについて、OKをいただけないですか、同意してください、みたいな署名を一筆書くことになるのが、通常パターンなんじゃないかなと思います。
そのね、被害者が分かりました、ね、直接あとはやってくださいと同意することによって、直接相手の加害者側の保険会社と、自分が通っている病院サイドが連絡を取って、病院側が資料を相手の加害者側のね、保険会社に情報提供できるということです。
で、加害者側の自動車保険会社が直接治療費を、あ、これぐらいかかったんですね、分かりました、お支払いします、みたいな感じになっていくということなんですね。
なので、これよくですね、ご質問いただくんですけども、事故にあった直後に、なんか相手の保険会社から書類が送られてきて、同意書にサインをしてください、みたいなことがあって迫られちゃってるんです。
これサインしない方がいいんですよね、みたいにね、あの思っている方がいらっしゃるんですけども、まあもちろんね、あのしっかり内容はよく読んでいただきたいですが、事故当初に届いた同意書、内容の書面をですね、よく見てほしいんですけども、
で、情報を直接病院と連絡取りたいですと、で、被害者であるあなたに同意をもらわないとこれ進められないんです。なので、OKをくださいって、そういう書面なんですね。
はい、事故当初に相手のね、加害者の自動車保険会社からそういった書類が送られてきたときは、これはね、同意書、まあ内容もちろんよく読んでくださいね、で、サインしちゃってOKということになります。
で、送り返しちゃって問題ないということを気をつけてくださいということですね。
ただ、はい、あの、さっきも何度も言っている通り、中身は見てくださいね。
その、例えば時短書とか、面積証書、責任を免れる面積証書って言うんですけども、そっちは本当にサインしていいかどうかっていうのは、きちんと専門家とかの意見を聞きながらチェックしなきゃダメということですね。
その時短書、面積証書というのは、まさに相手の加害者さんと、この事故についていくらいくら払って、過失割合が難対なんで、この金額を支払うので、全て終わりにしましょうという最終的な合意書、サインなので、これはやっぱりじっくり弁護士に相談するなりした方がいいということです。
これは注意してくださいね。
ただ、本当に怪我をしてしまった、本当に最初の方にね、病院と直接連絡取っていいですか、みたいな同意書、これについてはサインしちゃって、返送しちゃってね、問題ないということでございます。
よろしいですかね。その同意書を、加害者の自動車保険会社に送り返すことによって、相手の保険会社が、直接自分の通っている病院ですね。
本当はね、自分が通院してるんだから、自分がお金払わなきゃいけないんだけど、加害者側の保険会社がきちんと自分たちの治療費を払ってくれるという、そういうシステムなんですね。
これを一括対応なんて言ったりしますね。
事故関連書類の注意点
これね、一つ覚えておいてください。最初にもらう同意書に関しては、問題なくサインしちゃっていいんじゃないかというお話でございました。
次回は、その人存について、細かく丁寧に解説をしていきます。
最後までお聞きくださり、ありがとうございました。また次回、一緒に勉強していきましょう。