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2025-05-05 10:04

[離婚の戦略!!#78]養育費が払われない場合の「財産差押え」ってどうやるの?

サマリー

離婚後に養育費が支払われなくなった場合の対処法について考察されています。特に、財産差押えや強制執行の手続きについて詳しく解説され、元夫の資産状況を把握することの重要性が強調されています。

養育費の請求プロセス
弁護士のキタガワです。YouTubeやTikTok、あとはテレビ番組などで法律の解説をさせていただいております。
金髪豚野郎弁護士でございます。よろしくお願いいたします。
さて、男女のトラブルシリーズ離婚編をですね、長きにわたってお送りしております。
ここ最近は、養育費とか婚姻費用みたいなお話をさせていただいておりますよね。
養育費をしっかり貰うということで、どういう計算をして、相手方、一般的には奥さんが旦那さんに請求するというのが、わりかし多いんじゃないかなと思います。
そのようなアプローチをしていくということでございました。
前回は、過去にさかのぼって養育費を一括で支払ってもらえるか、みたいなお話をさせていただいたかと思います。
例えば、離婚をする時に旦那さんが生活保護受給みたいな状況の時に、お金がないような状況の時に、奥さんとしてはお金が欲しいんだけどない人からお金を無理やり獲得するのは難しいですから、諦めましたということですね。
例えば、5年後に旦那さんが1年発起して、会社を起こして、今では大当たりみたいな感じになって、年収が一気に3000万円くらいになっている。
そのことをさらに5年後、10年後に気付いた状況だとしましょうか。
そうすると、5年前に1年発起して、年収2000万円くらいになっているという状況だから、ずっともらえなかった。
5年間さかのぼって、なおかつ、これからも含めて養育費をくれないか、みたいなアプローチを奥さんとしてはやりたいんだけど、なかなかそれはうまくいかないということでございました。
これはですね、いろんな考え方があるんですけれども、旦那さん、元夫としては、予期せぬ支払いを後で一括でやられちゃうと、不足の損害をこむっちゃうみたいなところもあるので、奥さんは常に元夫の情報をアップデートしていて、
分かり次第、すぐに婚姻費用の増額の申立てをするとか、そういった形をして、申立てを請求したタイミングから回収するように、みたいなお話をさせていただいたかと思います。
さかのぼっては、なかなか難しいということでしたね。
さて、養育費ですね。長きにわたってお話してきましたが、きょうが最後になるのかなという感じですね。
支払いがない場合の対応
例えば月5万円とか月10万円払う約束をして、これまで旦那さんが奥さんに対して払っていたんだけど、急にぱったり払わなくなってしまった。
受け取れなくなってしまったという時に、奥さんはどういうアクションをして払ってよという風に言えるか、こういったお話をしていきたいなと思っております。
これはですね、面会交流の時にも少しお話ししたかな。
利口勧告とか、間接強制みたいな言葉を覚えていますでしょうか。
毎月5万円支払う約束をしました。最初の1年間は払ってくれていました。
だけど2年目から全く払わらなくなったということになった時に、裁判所の方で養育費を毎月5万円支払うという感じで、朝廷で決めている場合は、
裁判所に対して利口、つまり支払ってもらうことを勧告、忠告するみたいなことかな。
そういったアプローチができるということでございます。
奥さんは家庭裁判所に言って、朝廷で約束をしたんだけど、毎月5万円を支払うという約束をしたんだけど、
旦那が元夫が払わなくなってしまったので、裁判所から元夫に連絡をして払うように忠告、勧告していただけないですかとお伝えするという感じですね。
そうすると家庭裁判所から旦那さんに対して、こういうふうな約束をしました。
最初は払ってくれていたんだけど、最近は払っていないみたいじゃないですか。きちんと払ってくださいね。
みたいな形で、お電話だったり書面だったりで連絡が行くと忠告をするということですね。
これが利口勧告ということでございます。
そしてもう一つは間接強制、直接間接の間接ですね。
間接的に強制する。
養育費を払わなければ、ペナルティーとしていくらいくら裁判所に払ってもらうことになりますよみたいな感じで伝えられちゃうことですね。
こういった制裁金、ペナルティー、罰金みたいなものですよね。
を促すことによって、やばいと、だったらもう奥さんにきちんと支払おうみたいな感じで促してもらうというのが間接強制ということなんですよね。
ただ、この養育費の支払いというのは、言ってみればお金の支払いですので、
こういった形でよく使われる方法としては、次の差し押さえ、強制執行みたいなものがあるということがございます。
これを覚えておいてください。
ニュースでも差し押さえ、強制執行みたいな言葉を聞いたことがあるかもしれません。
これは何かというと、支払ってくれなくなった養育費を、毎月5万円などを支払わなくなって、
それが12ヶ月分1年たまって60万円になっている。
そういった時に、元夫の財産を裁判所の手続きを使って強制的に押さえます。
押さえちゃって、そこから直接回収しちゃう。
これが差し押さえ、強制執行みたいなことです。
このやり方をすれば、問答無用でお金を引っ張ってくれることができますので、
これはかなり有用な手段ということでございます。
元夫の情報の把握
ただし、裁判所に差し押さえをしてください、強制執行してくださいという時には、
元夫の財産や資産があるので、これをお金に引っ張ってくださいと 特定しなければいけません。
例えば、どこどこ銀行があります。
不動産があります。
どこどこの会社にこれまでずっと勤めていて、そこのお給料の債券を差し押さえましょう。
特定をしなければいけません。
元夫の預貯金の銀行がどこにあるのか。
不動産を持っているか持っていないか。
どこどこに勤めているかを 把握していないと、差し押さえの手続きが 難しいことに なります。
例えば、預貯金の銀行口座を特定できて、ここを差し押さえてくださいと言ったとしても、
残高がきちんとあるのか、ほとんどないのかは 分からないです。
差し押さえをしたとしても、残高がほぼ0円だったと 空振りに終わることもあります。
あとは、結婚している時の勤務先を 知っていて、離婚後に 勤務先が変わった。
職を変えた。どこに勤めているかが 分からないとなります。
そうすると、お給料も差し押さえることが 難しくなります。
必ずしも 確実に差し押さえられるかは、そうではないと 感じます。
加えて、差し押さえの手続きを 裁判所にプラスアルファですることに なります。
例えば、弁護士にお願いする場合は その分の費用がかかります。
コストはかかるので、なかなか 難しいです。
奥さんとしては 元旦那さんに対して 差し押さえに ならないように します。
離婚間接強制にならないように 関係性を しっかり作ることが 大切です。
もし 払ってくれなくなったと 強制執行を 差し押さえるしかない場合は、
現在の 夫の資産状況や 勤務先を しっかり 把握するようにします。
離婚した後も 元夫の情報は 既に アップデートできるような 環境を 作ることが 大切です。
以上は 養育費の 支払いが されなくなった時の 対応策です。
メインは 強制執行や 差し押さえです。
この辺は 難しいです。
書類も 提出しなければ いけません。
元夫の 財産を 調査することは いろいろな やり方が あります。
この辺は 弁護士先生に 相談をして 依頼することが 確実です。
最後まで お聞きくださり ありがとうございました。
それでは 今日も元気に 行ってらっしゃいます。
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