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2025-09-29 10:10

[はじめての交通事故#21]事故った軽自動車の代わりにポルシェ借りてもOK?

サマリー

交通事故における代車の必要性や適切な車種・グレード、使用期間について解説されています。特に、代車がどの程度相手の保険会社から認められるか、申請時の注意点についても触れられています。

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弁護士のキタガワです。YouTubeやTikTok、あとはテレビ番組などで法律の解説をさせて頂いております。
金髪頭のおじさん弁護士でございます。
代車の必要性
さて、初めての交通事故シリーズのお話をしていて、
ここ最近は代わりの車、代車を出してくれというところのお話をさせて頂いておりますよね。
車を修理に出している間、買い替えるまでのタイムラグがある時、
その時に車がないと困っちゃいますからね。
その費用を、例えばこっちがレンタカーで借りている時に、
それを後で、相手の加害者側の保険会社に請求する時に払ってくれという時に、
その代車費用を本当に払ってくれるかどうか、
この3つの判断要素がとても大切になってくるよ、みたいなお話をさせて頂きましたね。
まず1つ目が前回お話をさせて頂いた、代車が本当に必要な状況なの?というところでございます。
例えば本当に緊急で、週末に旅行があるんですとか、
毎日通勤で使っているんです、みたいな状況。
あとは、純粋に仕事で使っている車、例えば営業車みたいなことですよね。
それとかっていうのは、やっぱり必要になってくるよねって言いやすいですよね。
他方で、例えば複数持っていて、2台車持っていて、1台は事故にあっちゃったけど、もう1台残ってるじゃないですか。
というふうな状況の時は、なかなか主張がしにくくなっちゃう、みたいな、
そういった事情があったりするよ、みたいなところでございました。
本当に今、本当に急いで代車を借りないとダメなの?本当に必要なの?というところがポイントになってくるよ、
みたいなお話を前回させて頂きました。
代車の車種とグレード
そして、今日お話しさせて頂くのが2番目、時間があれば3番目ですね。
代車の車種、グレード、これが適切なのかどうか。
そして3番目というのが、代車の利用期間ですね。
使用期間が適切かどうか、この2つですね、残り解説をさせて頂きたいなと思います。
判断要素の2つ目、代車の車種、グレードということでございます。
事故を受けた被害者側としてはね、
要はね、事故に遭わなければこんな目に遭ってなかったんだと。
だからね、事故に遭ってしまった車と全く同じ同一の車種、グレードをお願いしたりとか、
場合によってはね、事故に遭ったんだから、少しグレードアップにして高級会社、
これを機に乗ってみたいな、高級会社にしてという風に主張したいかもしれませんが、
ただですね、これはね、事故に遭ってしまった車の用途とか、いろんな状況に照らして、
それに相応する、大体近いところ、大体似ている車種、大体似ているグレードであれば、
それについて代車の費用を認めますよ、それでOKですよという風になっています。
なので、例えば高級会社のね、所有者、オーナーだった人が事故に遭ってしまった時に、
それと同等のと思うかもしれませんが、相手の保険会社もですね、
用意できる、緊急で用意できるね、高級会社の車って限られてますから、
例えばそのトヨタとかね、日産とかのね、ホンダとかの国内の相応のグレードの車種しか用意できません、
という風になっちゃうということもあります。
それでもやむなしかなという風な可能性があるんですよね。
なので、自分がね、乗っていた事故に遭った車と全く同じものを用意しろっていうのは、
なかなか現実的ではないので、それはちょっとごめんなさいと言われちゃう可能性が高いですし、
これを機にね、ずっと国産車乗ってたんだけども、ちょっとこれを機にね、
ちょっと会社、高級会社用意しろみたいに言われても、
それはやっぱり車種、グレードが釣り合ってないので、
それはごめんなさいという風に言われちゃうということですし、
裁判になってもですね、なかなか認められにくいのかなと思います。
はい、ですので、皆さんがですね、事故に遭いましたと、
で、相手の保険会社が代謝を用意してくれないってなって、
自分でレンタカーを借りるってなった時に、
例えば軽自動車、自分が乗ってた車が軽自動車なのに、
なんかね、代わりの車でちょっとポルシェ乗っちゃおうみたいなね、
で、後でね、相手の保険会社に請求しちゃえばいいじゃん、みたいな感じで請求したとしても、
それはおおよそ認められない、あまりにも車種のね、とかグレードが違いすぎるよという感じになっちゃいます。
ご注意くださいということなんですね。
あとはクラシックカーですね、
もう本当1960年代、70年代レベルの感じなのかな、50年代もそうですけども、
もうかなり年季の入っている車だと代わりの車がそもそもね、
全く用意できない状況じゃないですか。
その中で同等の車種、同等のグレードなんていうのは、
あまり認められないと、便所のカバーができないよという風になっちゃうって感じですね。
なのである程度、本当に同等の、ある程度ですね、幅の広い感じじゃないと難しいのかなという感じでございます。
ですので借りる時のですね、車種、グレード、しっかりねそこ注意しておいていただきたいなと思います。
自動車保険会社であればね、自分の乗っている車と同等の車種、グレードってどんなもんなんだろうっていうのは把握していますから、
もしね、わからなければ自分の自動車保険会社に聞いてみるのはありなのかなと思います。
以上、2番目の判断要素ですね。
代車の車種、グレード、これもある程度同等のものじゃないとダメだよみたいなお話でございました。
代車の使用期間
そして最後3つ目ですね。代車の使用する期間でございます。
どのくらいの間、修理とか買い替えに必要なのかなというところなんですね。
例えば修理が1週間で終わるのに1ヶ月も借りてちゃう、それはダメですよねという判断なんですよね。
不必要な代車の利用になっちゃっていますので、
例えば修理に1週間程度しかかからないのに1ヶ月以上借りていたら、
そのね、以降の金額は認められませんよみたいな感じになっちゃいます。
これはあくまで一般論として目安考えておいていただきたいんですけども、
修理の場合は大体2週間ぐらいですかね、程度を
相手のね、加害者側の自動車保険会社が代車の期間2週間ぐらいじゃないですか、
というふうに認めてくれて、もう買い替えるという時ですね、
これは大体1ヶ月程度というふうに言われているらしいですね。
これはあくまで一般論なので、もしかしたら多少のね、前後はあるかもしれませんが、
修理の時は大体2週間、買い替えの時は大体1ヶ月程度、
分かりました、負担しますよみたいに言われています。
もちろんね、その修理、例えばその高級会社とかで、
本国、海外の方から部品を取り寄せなきゃいけないみたいな時とかっていうのは、
2週間じゃ足らないみたいなことがあったりしてね、
また保険会社とね、揉めることもあったりしますけれども、
基本的にはですね、何ヶ月も借りられるわけではない、
それは過大な請求になっちゃう可能性が高いということを覚えておいていただきたいなと思います。
ですので、被害者としてはですね、代謝を無事に借りられたから安心というわけではなくて、
ある程度のそのタイムリミット、制限期間が設けられて、過度な期間を借りすぎちゃうと、
これ以上の請求は認められません、これ以上の金額は認められません、
みたいな感じで、とっとと返してください、みたいなことをですね、相手の保険会社に言われちゃいます。
なので、修理するのか、買い替えするのかっていう方針が決まったとしたら、
すぐに着手してもらうことが大切ですよね。
修理スタート、そして買い替えの手続きをスタート、だらだら時間がかかっちゃうと、
その分だけ相手の保険会社さんは、過度な期間だったんじゃないですか、
ちょっと多すぎじゃないですか、期間長すぎじゃないですか、
認められにくいです、みたいな感じになっちゃうということで、
結局こちらがね、自腹を食ってしまうリスク、可能性があったりしますので、
そこは注意していただきたいなと思います。
以上、代謝、費用を認めてもらうための重要な3つの判断要素、もう一度。
1つ目というのが、代謝が本当に今必要なんですか、必要性。
2つ目、代謝の車種、グレード、これが適切なんですか、
ちょっと良いもの、あなたが乗っている、普段乗ってた事故にあった車より、
良いものをちょっと乗ってないですか、みたいですね。
そして3つ目、使用期間が長すぎないかどうか、これがポイントですね。
こういったところを総合的に判断して、相手の加害者側の保険会社、
もしくは究極的には裁判官ですよね、
適切な代謝費用の金額、弁償金額を決めていくという感じになります。
なので、ここはもうテキパキと動いていくんですね。
代謝っていうのは結構さっきも何回かシリーズでもお話しした通り、
なかなか相手の保険会社認めてくれにくいというのがあります。
こういったのを頭に入れておいて、適切に対応しておくのがいいんじゃないかなと思います。
以上、代謝についてお話をさせていただきました。
本当にもめるところなので、ぜひ知識として身につけておいていただきたいなと思います。
最後までお聞きくださりありがとうございました。
また次回、一緒に勉強していきましょう。
10:10

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