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2025-09-26 10:07

[はじめての交通事故#20]「車2台持ち」相手保険屋は代車を出してくれない?

サマリー

交通事故後の代車の必要性やその認定方法について詳しく解説されています。特に、相手の保険会社が代車を提供しない場合の対処法や、必要な要件について深く掘り下げられています。

交通事故の影響
弁護士のキタガワです。
YouTubeやTikTok、あとはテレビ番組などで、
法律の解説をさせていただいております。
さて、連日お話ししている交通事故シリーズですね。
勉強になっているんじゃないでしょうか。
前回はですね、代わりの車、代車に関してですね、
まあね、粘り強く交渉してほしいよみたいなね、
お話をさせていただいたかと思います。
事故にあってしまった時にですね、
修理したり、場合によっては買い替えたりする時にね、
ディーラーさんにですね、新しい車発注する時に、
新しい車が来るまで時間がかかっちゃったりします。
その時に、加害者側の自動車保険会社に、
代車、代わりの車用意してくださいよ、
もしくは、こっちがね、レンタカー屋さんで借りた、
代車の費用を払ってください、みたいなね、
ことが請求できますよ、損害の一つとして、
代車側に負担してくださいよ、というふうにできますよ、
というお話をさせていただいたかと思います。
ただ、これがなかなかハードルが高い、
ということでしたよね。
特にその責任割合がこっちにね、
1割とか2割ぐらいある。
ただ、もう圧倒的被害者だとどう考えても、
って時であっても、
代車は、すいませんけども、
あなたに1割でもね、責任がある場合は、
代車はご用意できません、
というふうに言われちゃうという、
なぜかね、よくわからない、
悪しき慣習があったりするんですよね。
なので、そこで粘り強く交渉しても、
あんまり拉致が開かない、
というふうになった場合は、
もうね、方向転換も切り替えて、
例えば、自分の方でレンタカーを借りちゃって、
自腹最初は1位切っちゃうんだけども、
相手の保険会社に後で請求する、
という感じですね。
もちろん、後でちゃんと払ってくれるか、
代車の必要性と判断基準
わかんないし、下手したらね、
自腹になってしまうリスクもね、
ないんだけども、そういった対応するとか、
あとは、自分のね、
自動車保険会社に聞いてみて、
代車特約なんかっていうのはね、
セットで入っている場合は、
それで対応する、
みたいなお話をさせていただきました。
さて、じゃあですね、
今日お話をさせていただくのが、
代車をですね、
認めてもらうための、
要件ですよね。
例えば、そのレンタカーでね、
相手がね、自動車保険会社、
加害者側の自動車保険会社に、
代車をね、要求しても、
出してくれないと、
用意してくれない。
だったら、もうこっちで借りるしかないじゃないですか、
レンタカーだったりをね。
それで、後でその費用を負担ね、
してください、という風に合わせて、
請求することになると思います。
こっちが、自分で自腹を最初切って、
代車を用意して、
その費用、かかった費用を、
相手の加害者側の保険会社に、
後で請求する、
という風なケースを想定してください。
その代車費用を、きちんと、
加害者側の保険会社に、
払ってもらえるかどうか、
というのが、めちゃくちゃ大切ですよね。
で、これですね、
今日、説明させていただく、
3つの
判断要素を、
総合的にね、
検討して、
適切な代車の
費用だったかどうか、
というのをチェックされて、
払うか払わないかが、
決められることになります。
まず、その3つのポイント、
何なのか、お話をさせていただきます。
まず1つ目というのが、
代車が必要かどうか、
本当に必要な状況なの?
と言えるかどうか。
これはもちろん、判断要素として重要ですよね。
そして2つ目というのが、
代車の車種、
グレードですね。
どのレベルの代車を、
借りているのかどうか、
そして3つ目というのが、
代車の利用する期間ですね。
どのくらいの長さ、
代車を借りていたのか、
ということでございます。
この3つのポイントから、
総合的に判断して、
代車費を払います、
ということになりますし、
例えば、揉めていたら、
裁判になるわけですけども、
裁判官の判断として、
代車のグレードと使用期間
この3つの要素がポイントになってくるよ、
ということでございます。
次に、丁寧に解説をさせていただきます。
代車を認めてもらうための、
判断要素の、
1つ目というのが、
代車の必要性。
代車が本当に必要なのか、
ということでございます。
事故にあっていた車を、
本当に日常的に使っていたのか、
あとは、
どうしても緊急的に、
使わなければいけない事情があるのか、
そういった観点から、
判断されるということです。
例えば、
プライベートで使っている車で、
事故にあった時の時は、
例えば、
通勤とか通学にも、
その車を使っていたのか、
例えば、保育園や幼稚園の送り迎えでも、
使っているのか、
毎日のお買い物、
これになくてはならないものなのか、
そういったところから、
判断される、ということでございます。
どう考えても、
代りの車が、
このような状況なのに、
車を借りるというのは、
それはどうなのか、
必要性があるのか、
みたいなところです。
もめたりするのは、いわゆるレジャー、
趣味みたいな感じで、
車を使う可能性がある、
ということでございます。
例えば、1週間後に、
車で家族旅行に行く予定があったのです、
みたいなことであれば、
例えば、
予約しているホテルの明細とか、
を、相手の保険会社に見せて、
確かにもう予約しているのですね、
大変失礼しました、
みたいな感じで、
ポジティブな方向に、
進んでいくことがあるかもしれませんが、
いつか、もし、
今後、いつか旅行に
行くかもしれないじゃないかと、
車がないよりは、
あった方が安心だろうと、
車がないのは不安だから、
直近で使う予定はないんだけども、
代謝を手配してください、
という感じだと、
意外と厳しい姿勢で、
相手の保険会社は、
断ってくる、
裁判所の方も断ってくる、
みたいなリスクがあるということですね。
あとは、
プライベートの車じゃなくて、
まさに仕事用で使う車ですよね、
完全に。
営業用の車両の場合でございます。
そういったものは、
わりと日常的で使うと、
言われることが多いじゃないですか。
その代謝が必要だよね、
と認定されやすい、
というのがあります。
純粋なプライベートのものなのか、
営業用、
仕事でも使っている車、
仕事専用の車なのか、
によっても話が変わってくる、
ということですよね。
逆に、
仕事用の車であっても、
プライベートの自家用車であっても、
例えば、
事故にあった車と、
他にもう一台別に持っている、
それで足りる状況だよね、
みたいな時は、
なかなか厳しくなってくる、
ということでございます。
荷台持ちとかね、
例えば、
嫁も使って、
俺も使うんです、
みたいな状況、
それがきちんと立証できれば、
両方使わなきゃいけない、
必要性があるのであれば、
認めてくれるかもしれませんが、
だったらそちらで対応していただけないですか、
というふうに厳しい態度で、
交渉を切られちゃう可能性がある、
ということでございます。
なので、
ご自身の生活状況、
車は本当に使わなきゃいけない状況なのか、
必要な状況なのか、
荷台あるものなのか、
もう一台残っているのか、
みたいなところも大切に、
判断要素の重要なポイントになってくる、
ということでございます。
あとはですね、
よくご質問でいただくんですけれども、
台車は借りませんと、
いらないから、
ただ借りたと想定して、
事故があったせいで、
手元に置いてあった車が、
なくなったわけだから、
借りてないんだけども、
借りたと仮定して、
想定して、
その分の金額を、
損害の金額に上乗せできないか、
みたいなことを、
ご主張される方がいらっしゃいますが、
これは基本的に認められません。
借りないけども、
もし借りたらね、
1ヶ月10万円ぐらい上乗せできるのであれば、
我慢するよ、みたいなね、
ことがあったとしても、
やっぱり相手の自動車保険会社というのは、
実際に借りた請求書、
領収書、そういった契約書、
そういった客観的資料をもとに、
なるほどと、
このぐらいの金額がかかったんですね、
というのを判断していくことになりますので、
いわゆるその、
家庭の借りの車、
代車というのは、
認められないという傾向にあります。
よろしいですかね。
代車の必要性というのが判断されますし、
実際に本当に借りないと、
そしてちゃんと借りた実績、
形跡、
契約書とかね、
請求書とか、そういったのがないと、
相手の保険会社は、
分かりましたという風に言ってくれませんし、
裁判においても、裁判官はですね、
なかなかジャッジがしにくいということになりますので、
覚えておいてください。
すいません、
残り2つの要素、
代車のグレード、
車種グレード、
そして代車の使用期間、
これね、お話ししようと思ったんですが、
多分ね、だいぶ時間がかかっちゃいますので、
今日は一旦ここで終了させていただいて、
次回以降ですね、
このグレードと、そして使用期間、
お話をさせていただきたいなと思います。
今日はですね、
車、代車が認められるための
判断要素、相論と、
そして必要性、
これについてお話をさせていただきました。
最後までお聞きくださりありがとうございました。
また次回一緒に勉強していきましょう。
10:07

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