交通事故における代車の重要性
弁護士のキタガワです。YouTubeやTikTok、あとはテレビ番組などで法律の解説をさせていただいております。
金髪頭のおじさん弁護士でございます。
さて、初めての交通事故シリーズ連日お話をしております。
前回からですね、自分の車が事故にあっちゃって、修理に出すとか、車を買い替える時にもタイムラグが新しい車が来る時にありますよね。
そういった時のその時間、その間に代わりの車、代車を用意してください。
もしくは代車費用を払ってください、みたいな形で、加害者側の自動車保険会社に言うと、そういった損害、これについて解説をさせていただいております。
この代車費用に関する交渉、めちゃくちゃ揉めますよ、というお話を冒頭にさせていただきました。
なぜかというと、例えば100ゼロで、こっちが悪くない、無貨質だ、という時は割と相手の保険会社は、すんなりと代車を出してくれる傾向にあるんですけれども、
こちらが圧倒的に被害者だとしても、例えば9対1、1割こっちが悪いとか、8対2、2割こっちが悪いとか、という時には、相手の保険会社は、代車をすんなりと出してくれなかったりします。
これというのは、いろいろ考え方があるんでしょうけれども、代車を代わりに出してもらった時に、当然1割はこっち悪い、2割はこっち悪いということになるので、
その費用の代車の、例えば1ヶ月借りた時のマンスリー費用として、例えば10万円ぐらいかかったとしましょうか、そのうちの1割2割の分は、こちらが負担しなきゃいけないんですよね。
だけど、相手の加害者側の保険会社としては、本当に払ってくれるのかな、みたいな疑問に思って、だったら回収ができないリスクもあるのであれば、最初から払わないです、最初から負担しないです、代車を用意しません、みたいなことがあったりするんですよね。
これはちょっとですね、僕もどうなんだろうって、いろいろね、コツ事故、自動車保険の子もやってたタイミングもあった時から、ちょっとこれは揉めるんじゃないですか、みたいなところは何度も出くわしましたし、実際に揉めましたしね、ちゃんと払うよ、1万2万払うから、ちゃんと出せや、っていうふうにね、すごいご指摘を被害者側からいただくことが多かったですね。
それぐらい、相手の保険会社としてはなかなか出してくれないというようなところです。
被害者の対処法
なので、そういう暗黙のちょっと変なルールになってるんだなというふうに、この音声を聞いていらっしゃる方は把握して、余計にストレスを貯めないというところがいいんじゃないかなと思います。
そんなもんなのか、ぐらいの感覚でいた方がね、淡々と交渉していく上では大切なのかなと思います。
じゃあその続きですね、お話をさせていただきたいなと思います。
こっちがね、1割ぐらい、2割ぐらい悪いけど圧倒的被害者。
向こうがね、ウィンカーを出さずに車線変更でね、前に入ってきてゴリゴリゴリってされちゃったと。
どう考えてもお前が悪いんだよな、ということですよね。
なので代謝を出してほしいんだけど出してくれないということですよね。
ただ、こちら被害者側としてはですね、急に交通事故にあってね、急に車がね、修理とか動かなくなっちゃったとかもありますよね。
そしたらね、仕事ができない、仕事で使っている車だとか、ちょうど今週末にね、車で乗って家族旅行に行く予定だったんだと、それができなくなっちゃったじゃないかみたいなね、緊急性を要する場合もあると思います。
そういった時に、まあどうすべきかみたいなね、お話をさせていただきたいなと思います。
被害者側のですね、対処法としては、対処と言えるかわからないですけども、まずはもうダメ元になるかもしれませんが、粘り強く交渉するというのが一つですね。
まあこういう高校、こういう状況で、もう車が絶対すぐに必要なんですと。
大急ぎでね、用意してくださいと。
例えばこっちがね、責任1割ぐらいあるんだとしたら、それちゃんと1割払うので、ちゃんと出してくれみたいなことをですね、伝える、粘り強く交渉していくのも大切ですよね。
まあそれでもですね、出してくれない、相手のね、加害者側の自動車保険会社は出してくれないこともありますので、
一層のこと、自分の保険ですね、被害者としてね、あのですけども、その自分の自動車保険会社に、例えば代謝特約みたいなのをつけている場合があったりします。
弁護士への相談の重要性
そういうのがあったら、それを使ってみるのはいいかもしれませんね。
代謝の特約なので、保険料が上がらないということもね、あると思いますので、そういったね、自分側の自動車保険で使えるものないかなというのは、チェックしてみるのがいいんじゃないかなと思います。
代謝特約ですね。
あとは、もうやむにやまれず、もう最初はもう自腹でね、切って、もうね、あのレンタカー屋さんに連絡を取って、そういったね、レンタカーを借りるみたいなことをして、
で、後で保険屋さんにね、相手の保険屋さんに何割分かを、まあね、8割分なのか9割分なのかわかんないですけども、それをやってみるみたいなことですよね。
まあちょっとね、自腹でね、数万円飛ぶのは結構痛いですけれども、もう背に腹はかえられないということで、大急ぎでレンタカー会社に借りるみたいなことは一つパターンとしてあるかもしれません。
で、まあ全額立て替えるんだけども、その8割分9割分を相手の保険会社にね、払ってもらうみたいなことは、まあ一応できはしますのでね。
もちろん内容によっては拒否されちゃう可能性があるからね、そこは吟味しなきゃいけない。
ね、けども注意してね、してくださいということでございます。
あとは場合によってはね、その修理工場とかディーラーさんに修理出したりとかね、買い替えるみたいなことあったりしますよね。
そういった時に、その修理工場とかディーラーさんの好意でね、その代謝を出してあげますよ、あの全然無料でね、出させていただきますよ、みたいなことがあったりします。
そういったものを頼りにして、うまくその日々の生活、車が使えなくなってしまったというですね、状況を少しでもね、よくするようにね、していただきたいなと思っています。
で、代謝に関してですね、もうめちゃくちゃ困って、自分では日も札も行かないという時は、もう弁護士に相談、場合によっては窓口スイッチしちゃって、で、弁護士代理人に入ってもらって、で、相手の加害者側の保険会社とですね、バチバチに対応してもらう、交渉してもらうっていうのも大切だと思います。
で、自分の保険のね、にその代謝特約が入ってなかったとか、レンタカー借りるほどね、ちょっとお金持ってないよ、みたいな時っていうのは、どうしても相手の保険会社にですね、加害者側の保険屋さんに出してもらわざるを得ないですよね。
そういった時に、ここはですね、まさに弁護士の腕の見せどころなんですけども、窓口スイッチして粘り強く交渉してもらう、みたいなことですよね。
代車を出してもらえない場合の対処法
僕もよくやってたんですよ。弁護士特約で、僕が被害者側の1割か2割ね、責任を負ってる側の代理人としてね、やってたんですけども、もうお願いだから代謝出してくれと。
確かにこちらにね、過失、責任割合が1割とか2割ぐらいあるんだけども、もう出してくれ代謝だと。もう本当にやばいんだ。緊急だと。
これ後の解説でも説明するんですけども、もう絶対に代謝が必要で緊急な状況だと。それでも出さなくていいのと。
じゃあこっちが代わりにね、そのレンタ会社にお願いして、例えば高級会社ですよ、メルセデスベンツとかポルシェとか借りちゃっていいのと。
そしたらあなたのね、保険会社側、加害者側の保険会社の費用負担分ってめちゃくちゃ大きくなっちゃうよと。
例えばね、トヨタのアクアとかビッツとかちょっとコンパクトなね、車でも構わないんだと。
それを出してくれないんだとしたらベンツとかポルシェ借りちゃうよと。
で、その代謝の期間もね、1週間とか2週間でね、足りるんだけども1ヶ月とか余裕で借りちゃうよと。
そしたらあなたの負担、加害者側の保険会社の負担ってめちゃくちゃ大きくなっちゃうよ、それでもいいのと。
もう本当にもうね、期間も1週間とか2週間とかもう最必要最低限しか借りないからお願いだから出してほしいと。
もう軽自動車でも何でもいいから出してほしいみたいなんですね。
ここをもうお願い、懇願するという感じなんですよね。
ここはもう本当に粘り強く、相手の保険会社も分かりました。
じゃあちょっと特別にこういう状況で手配させていただきますみたいな。
代車交渉の注意点
軽自動車で、例えば1日2日借りるよりも、例えばウィークリー契約みたいな方がトータルのコスト安かったりする可能性もあったりするんですよね。
それで借りたものを手配しますみたいなことをやってくれる場合があります。
ただですね、私ももう弁護士で13年14年やって、最初の3年間頃はですね、自動車保険会社の顧問の弁護士の事務所で勤めてたので
代理人の経験何度もやってますけども、これはですね、相手の自動車保険会社がいわゆる大手の保険会社なのか、
あんまり有名じゃない、大きくないところなのかね、あとはその外国の資本が入っているものなのかとか、
あとはね、担当者がね、頭が固いのかとかね、こっちらの気持ちも組んでくれて柔軟に対応してくれるのかによって、
まあね、これすごく時間がかかったりね、交渉に難儀する場合もありますし、場合によっては分かりましたということでスムーズにね、
1日で弁護士がスイッチして交渉したおかげで急に代謝を出してもらうとか、本当にですね、どう転がるかわからないような状況でございます。
なのでご依頼ご相談いただいた時もね、100%代謝を出してもらうお約束はね、ちょっとできないと思うんですけども、
一生懸命ね、あの相手の保険会社と交渉して頑張ってみます、みたいなことを私も前置きをした上で依頼者さんにご依頼をいただいて、
加害者側の自動車保険会社と交渉していくみたいなことがあったりしますね。
以上、こちらが圧倒的に被害者なんだけども、責任割合が1割とか2割ある場合には、
10ゼロ、こっちが一切責任割合がない場合と比べて全然代謝を出してくれないということになります。
この認識しておいて、その上でご自身で粘り強く他の手段がないのかなっていうのを模索したりとか、
場合によっては弁護士にお願いして交渉をやってもらうみたいなところを知識として入れておいていただきたいなと思います。
最後までお聞きくださりありがとうございました。また次回一緒に勉強していきましょう。