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こんにちは、hattoです。私たちは、家族の絆をより濃く、より強くをコンセプトに、家族のつながりを大切にするアイテムを作っています。
この番組では、ものづくりの裏側や子育ての日々で気づいたことを、私なりに言葉にして残しています。
万博の訪問と感情
先日ですね、万博に行ってきたんです。夫と息子と家族3人で行ったんですけど、
そこで感じたことがあったので、今日はそれについてお話ししてみようと思います。
そこで感じたのが、2つの感情でした。
万博に行く前に、私を親調べはしていて、その時に偶然見かけたショート動画があるんですね。
たぶんリールだったと思うんですけど、幼稚園生ぐらいの女の子が大屋根リングの下でしくしく泣いている動画だったんですね。
それが何で泣いているかというと、もうすぐ万博の建物たちが壊されてしまうことを悲しんでいるという姿だったんですね。
それを見た時に、こんな小さい子でもそういうことを思うんだなと思ったんですけど、
その時は言ってしまえばそれぐらいのことしか感じなかったんです。
この前万博に行ってきて、帰ってきてから6歳の息子がほとんど同じような感じのことを言ったんです。
万博がもうすぐ終わってしまうのが寂しい。建物を壊してしまうというのが悲しいという風に。
万博に行く前には、私はわからなかったわけじゃないけど、ああそうだよなという風に表面上でわかったような気がしてたんですけど、
一度行くと、実際にその万博っていう場所を訪れると、ああそっかそういうことなのかという風に、
なんかもうちょっと深いところで気持ちが理解できたなという風に思いました。
万博ってなんかね、独特の高揚感みたいなものがあったんですね。
皆さんいろんなところで見聞きしてらっしゃると思うんですけど、今万博会場ってすっごい混雑で、
なんか連日20何万人みたいな感じらしいんですけど、
まあいった感じ、風景として見るとお祭りみたいだなって最初ちょっと思ったんですね。人混みがね。
でもなんかやっぱりお祭りとはちょっと違うんです。雰囲気が。
パビリオンはすごい何時間待ち、6時間、7時間とかって待って行列しているのを見ると、
なんかテーマパークみたいだなっても思うんですけど、それもやっぱりなんかちょっと違うんですね。
それが何かなっていう風に考えたんですけど、お祭りって日常の延長線上にあるもの。
テーマパークは非日常だけど、ずっとそこにあるもの、あり続けるものだと思うんですね。
それに対して万博がどうかっていうと、もちろんすごい非日常、
プラス限られた期間だけ、数ヶ月の間だけ存在する場所。
言ったらなんか幻の街みたいな感じのものだなって思っていて、
そこに自分もいるっていう特別感がある気がします。
その非日常の空間に自分も入り込んでいくっていう感覚が独特の高揚感を生むのかなっていう気がしました。
この高揚感っていうのが万博を訪れて感じた一つ目の感情です。
壊される建物への思い
二つ目が何かっていうと、悲しさかなって思ったんですね。
万博の建物って短期間だから成り立つような独創的なものがすごい多かったんです。
有機的な形が多くて、ちょっと曲線だったり丸みを帯びてたりとか、
街中のビルよりも生命力を感じるような建物がすごく多かったんですね。
そんな生命力あふれる建物が集まっている期間限定の場所に、
日本中どころか世界中から人が集まってきてますよね。
それだけ人を引きつける力を持った場所とか建物たちが
もうすぐ壊されてしまう、壊されるのが分かっているっていう状況が
やっぱりちょっと悲しさがあるなって思うんですね。
自然に建物って、どんな建物でも自然にだんだんちょっと朽ちていくと思うんですけど、
自然に朽ちていくっていうことは納得感があって受け入れやすいかなって思うんですけど、
人の手で無理やり終わらされてしまうっていう不自然さを感じると、
なんかこうより喪失感が強くなるのかもなっていうふうに思いました。
あとは単純に家族で訪れたりとか、友達同士でみんな訪れたり一人で行く方もいらっしゃると思いますけど、
そういう思い出の場所が壊されてしまうっていう悲しさもやっぱりあるかなっていうふうにも思います。
楽しかった記憶とか感情とか、そういうものまで薄れてしまうんじゃないか、
消えてしまうんじゃないかっていう漠然とした不安みたいなものはやっぱりあるのかなっていうふうに思います。
この高揚感、さっきお話した高揚感と悲しさっていうもののこの楽さがすごい激しいから、
なんかよりそれぞれの感情が際立つのかなっていう気がしたんですね。
楽しさがあるからこそ、やっぱりそれ自体、その場所自体がすごく特別なものになる、
そこに行くことが特別な体験になるんだなっていうふうに思いました。
息子の建物壊してしまうのが悲しいっていう言葉は、その気持ちをすごくよく表しているんじゃないかなっていうふうに思います。
だから私にとっても行けてすごく良かったなって思うし、
特別な忘れられない記憶体験になったなっていうふうに思いました。
はい、今日も最後まで聞いてくださってありがとうございました。
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