1. ハタラクボクラ
  2. Afternote | 日常の中に潜む価..
2024-04-19 37:57

Afternote | 日常の中に潜む価値 | Satie x Shin

mog
mog
Host

第十一回「国も仕事も文化でつなぐ」のAfternoteです。収録を終えての感想とSatieさんのマドリッドでの暮らし、最近ハマっているコンテンツなどについて語ります。


サマリー

インタビューの中でタメ口で話すことになり、予想外の緊張感がありますが、お互いまあまあ敬語を使い、楽しい経験となっています。また、スペインに関税がかからないことや物価の安さがあり、日常の中に潜む当然のことが外国の視点から新鮮に見え、ビジネスチャンスとして活かせることがわかります。学術書から小説まで、日本語の文学作品には奥深さと情報量があり、自己を持った主人公が登場することが特徴です。スペインの文学作品やセルバンテスの小説も、自我を持った主人公が初めて登場するなど、新たな発見として注目されています。一人称というか、主語であるものって何か全然ない気がする。なんか全然ない気がします。2021年には、梨子富さんが群像文学新住所で受賞しています。日本の文学作品は海外でも評価されており、村上春樹、川上美恵子、三島幸男などの作家が注目されています。

インタビューの始まり
ありがとうございました。さっきのレコーディング、楽しかったですよ。
ここからタメ口だ。そうだそうだ。
いや、いいよ。もうタメ口でいいよ。
ありがとうございます。
緊張しました?
別にね、そうね。インタビューの時点でタメ口でやろう、敬語でやろう、みたいなことを言ってたわけでも特にないんだけど。
確かに。
始まってみたらすごい、お互いにまあまあ敬語っていう感じでしたね。
確かに。インタビュー、インタビューと言うと行われるものだから、ずっとしようと、お仕事マインドが空いちゃった。
ありがとうございます。
そうだね。
ちょっと、普通にあれなんだよね。だって前回一時帰国したのが、サティが一時帰国したのが、8月とかだよね。
8月から9月の半ばまでですね。
だから意外と、俺あのマドリードでの暮らしどんなっていうの、意外と実はあんまり何も知らなくて。
そうか。今はね、考えてるけど、基本的にこっちはすごくすごく楽しくて、
なんかね、もう基本、ちょっと待ってね、基本見るね。基本はね、今13度だね。
でもあったかいときね、日差しのおかげで20度とかいったりするね。明日はちょっと寒いのかな。明日5度とかだけど。
今週は寒いな。今週寒いけど、でも基本的に晴れればあったかいです。
あ、そう。軟水。超大事。
あ、軟水。 あの水道水が軟水なのよ。だからすごいすごいすごく安いよ。
それに物価も安くて。バナナもね、ひとふさで100円ちょっとぐらい。
そう、なんかさ、スペイン食材安いよね。
そう、すごい安いよ。ニンジンとかもね、いくらだろうね。なんか何十円とかで買えちゃうし、きのこもそうだし。
なんかね、実施する人からするとすごいありがたいよね。
うん。何で安いんだろう。
これね、間違えちゃったらごめんなさいだけど、いろんな人に聞いたら、EUは関税がかからない。
だから、例えば、貿易するに際して輸出乳の運搬費だけで関税をかけないで済むんだと。
で、運搬って大型トラックとかで、一応陸で繋がってるから船を挟まなくていいとか、
一旦どっかの海域を挟まなきゃいけないとか。
だからEUの凄みって、そういう相互補助の仕組みが物理的に国同士の連携というよりかは、
国の向こうの向こう側にある国と、例えばスペインからすると、チェコとかの野菜も手に入ったりするわけですよ。
だから、そういう意味では価格競争もちゃんと起きるし、
競争方というよりかは、凄く上手い具合に安く人々に物が行き届くような仕組みを作ってるなと。
もちろんインフレしてるとはみんな言うけど、
とはいえ、じゃあEUがなかったら今これどんな状況よっていう話で考えると、
スペインの特徴とビジネスチャンス
日本人からするとほとんど輸入するような国からすると時給率低くて、
やっぱり陸路で繋がって、それが野菜が安く手に入るとかって環境は凄く羨ましく感じるよね。
何作ってる?普段。
普段はだいたいパスタとか、お手軽男飯。
どう?1年か。さすがに日本食は結構。
お米持ってって。売ってるでしょ?だって普通にお米とか。
売ってる。鍋炊きで炊けるけど、今週の土日に友達が日本からたずねに行くから、
そこでポータブル炊飯器みたいなの持ってきてもらうのよ。小っちゃいやつ。お弁当サイズ。
はいはいはい。
お米はね、こっちパンケーキ屋とかがあるから、お米はある。水もちゃんとしてるから。
あとは炊飯器がある。
あと半年のQOLのために炊飯器もいるわけ。
今からもうね、恋しくて。
分かる。分かるよ、俺も。
ベトナム行った時に買ったよ、ローカルのスーパーで。
2000円くらいの安い炊飯器。
買った買った。
いや、負けたわ。いよいよ。
いや、まあ、そうなるよ。突きつけられるよ。結局米が食いたいんだっていう。
そうなんよね。なんか、あの、なんつーか。
食はね、僕なんか食の観点でやっぱりベトナムシティだけど、年に1ヶ月来れれば満足。
ポータブルね。
やっぱり主要拠点は日本ですよ。
やっぱり。食の観点でね。
だって去年一時帰国した時に、銀座先のね、最寄りの吉野家で、
朝、始業まで30分くらい時間があったから、
いやどうしよっかな、食べるかなと思って吉野家入って、
タッチパネルで押して、30秒かな。
いや1分かからぬうちに全部出てきた時、本当に、
あ、いい国だなーみたいな、
ほんと泣きそうになったよね。
すごいオペレーションの国だなっていう。
あの、一時帰国した時のね、パストフードの、
特にこう、マガジンとかはあるから、
特にどん物系とかのパストフードの反動がでかい。
あれはもう涙ずる、本当に。もう、耐えられない。
なんかね、そう、最近あれらしいんだよ。
富士蕎麦が外国人観光客に見つかったみたいな話を聞いて、
もちろん今までも来てた人はいるんだけど、
ちゃんと人気になってきつつあるみたいな。
富士蕎麦が海外進出する時のグローバルチェーンとか、
なんかあれだよ、やっぱ、こっち来てすごい思うのは、
金継が注目されたりとか、生き甲斐っていう言葉が、
我々からすると、金継はそんな当然じゃないけど、
その当たり前かのように使ってた物事の方が、
むしろ彼らからすると新鮮で、僕らが押し出したい、
例えば姫路城とか、くまモンとかが売れるんじゃなくて、
我々の日常の中に潜む当然のものが、
彼らからするとあまりにも非日常で、
そこに光が当たった瞬間にすごいこう、
何て言うんですか、破るっていうんですかね。
なんかそれがね、
じゃあ意外とビジネスチャンスはそういう所に隠れてるのか、
みたいな、誰もがこんまりになれるはずなのよ。
価値の再発見と日本の視点
こんまりのことはみんな普通に批判するけど、
いや、何でもいいよみたいな、
チョップスティックを使って食べる食べ方レクチャーとかで、
お箸みんな持ってますよね、
でもそれ使ってないよね、
じゃあ俺がレクチャーするからみんな作れるようになる、
折り紙でも何でもいいわけよ。
こんなもので逆に何億円も稼ぐのかみたいな。
そうね、なんだろうね。
俺ら側がというか日本人側が、
これがクールジャパンなんだろうって思ってるものは、
なんかちょっとずつ後追いというか。
本質はみんな後から。
先に見つかったものに対して、
それがいいのねって言って、
ある種後から必死で追いかけてってるみたいな構造あるよ。
だから金継ぎもそうだったけど、
2013年ぐらいにびっくりしたのが、
お金持ちの人が見つけたものに
大衆が後でついてくるっていう構造は一般化されてるんだろうけど、
本当にお金持ちがどこに目つけるか全く予想がつかない。
金継ぎなんてさ、見えないって思わないじゃん。
そんな手間暇かかるし、
割れたものをもう一回使う、
それは日本人の美徳だって言われるけど、
それを外国の人がわざわざ金使ってやるかって言ったら、
多分いらないでしょって思ってたら、
いや、私たちは金継ぎが欲しいんじゃない。
金継ぎの中に潜む美学が好きなんだって言われて、
でもその美学って僕らからすると常識だったから、
例えば古いものをずっと使い続けるとか、
壊れてもそれを直して使うとか、
この当然の物事が彼らからすると、
むしろ美しき哲学なんだみたいな。
それを金継ぎと言う、
タンジブルって言うんですか。
壊れるものとして表現される、
それが美しいんだ、みたいな。
それは彼らから言われて、
言語化されて、そういうふうに見えるんだ、みたいな。
だから外国の視点を持たないと、
これあるじゃん、
僕らがすごい新鮮であると思うのは、
インスタ写真集でもいいけど、
例えばアンリー・カルテープリストンと写真家がいたりするじゃん。
日本に来て撮った写真とかね。
僕らからするとすごい新鮮に見えるわけよ。
僕らの日常を、
彼らがやたら電柱撮りたがるとか、
自販機撮るとか、
改札機を通る人々の姿を撮るとか、
満員電車の人の沈んだ顔を撮るとか、
それ撮るんだ、みたいな。
でもあの視点から、
彼らのユニークなものを導き出して、
それが売れるっていうことなんだよね。
彼らは決して和菓子の写真とか撮らないから、
僕らが撮りたいな。
この視点の違いみたいなものがやっと、
これはきっと彼らにとって面白いぞ、みたいな視点が
醸成できてきたのは、
最近の一つの大きな趣味。
あふれてるんじゃね?
アンリー・カルテープリストンっぽい写真を
日本に帰ったら撮れる自信がある。
それは面白いってもなくて、
一時帰国の時に撮りたい日本の写真みたいなのかって、
帰国した直後に撮りたい視点みたいなのかっていうのは、
ちゃんと撮って残してほしいな。
確かに染まっちゃうからね。
僕らが言うと元に戻るだけなんですけど、
そこに潜む何かがあるぞ、みたいなね。
結局ね、日本にいるとね、
日本はすごい素晴らしい国。
本当に素晴らしい国だけど、
また視点がどうかしてしまうっていうのは
ちょっともったいない気がするので、
元に行くか月くらいは
ヨーロッパを飛んでいきたいなっていうのは
ずっとそこにあるかな。
金かかるけどね、30万出せばね、
来れるわけよ、まずは。
安い時は15万くらいで降伏できるけど、
東南アジアとか挟みつつだったらいいんじゃないですか。
ちゃんと1日くらいは
韓国に沈没とかしたいわけよ。
1日は沈没とは言わない。
そうだね、ちょっとそれ行きたいな。
今年はまだ俺もどこの海外行ってない。
ちょっと羨ましいよ。
ぜひ行きたいよ。
いつでも来てください。
留学に行くときにさ、
これ前聞いてみようと思ってたんだけど、
留学に行くときに
日本から何の本持ってた?
本持ってた。
日本から本持ってたやつ?
日本語の文学作品の特徴
そうそうそう。
持ってたか持ってないかも含めてなんだけど。
持ってきた、持ってきた。
持ってきたけど、
井上静香さんの
美術館を巡るやつとか、
スペインのやつ。
美の巡礼だったかな、なんか忘れたけど。
タイトル覚えてない。
美の巡礼かな、スペインのやつと。
あとは、
ちゃんとしたところで言うと、
今日の試験をちゃんと日本語でも
インプットしたかったから、
静岡大学のビジネススクールの先生が
出してる本があって、
世界標準の経理論か。
あー。
分かる分かる分かる。
ちゃんと丸暗記して書いろっていう。
それらしいことを読んできたの。
ちゃんと口で解説できるようになって書いたら、
井上坂井さんかな。
井上さんの本。
と、他にもね、
人。
なんだっけな。
悲しみの日記とか、
悲しみの日記っていうね。
これは若松英介さんの悲しみの日記とか。
あー、はいはい。
あとはね、関東の
関東の入門書があって、
関東入門書。
えっとね、関東の入門書の
名前忘れたな。
石川文康さんか。石川文康さんの
関東入門って本があって。
あ、違うごめん。関東の密閣入門。
えっと、
美子柴由悠季さんだ。
の、岩波ジュニア新書の
自分で考える勇気って本。
やっぱりね、
あの、
日本語に接する時間が短くなる
ということは、改めて難しい
本よりは、入門書とか
そういう文庫本でたくさん持ってこって。
なんか今言ったようなラインナップを持ってきましたね。
室上春樹の著作ももちろん
ちょくちょく。
はいはいはい。
あれだよね、あの、
若松英介さんは
ちょっと前の100分で名著で
新約聖書の福音書の
解説とかやってて。
あ、すごいすごい。
それはね、最近買って読んだんで。
うんうん。
よかった?
100分で名著
書いてきてないからね。ちょっと日本書いたらちゃんと読む。
いや、よかったよ。
あの、福音書は
ま、ほらあの、
大マルコルカヨファネの四福音書の
解説みたいな感じだった。
それぞれの解説っていうよりは
そこに通手するような
テーマだったり、内容みたいな話
ではあって。
100分で名著って番組でNHKで
25分ずつやってるのと、
あとはその内容もちょっと
より補完した。
本が売ってて。
これ、番組は見てないけど、
本は買って読んで。
ほんと?あれ良いよね。
良い良い良い。
あのシリーズ最近3冊ぐらい買ってますね。
久しぶりにちゃんと
見たいな。じゃあ100分で名著。
見たいっていうか、読みたいし見たいし。
いや、日本の書店、やっぱいいよ。
こっちだって全部表意文字っていうか表文文字だからさ、
なんかアルファベットの羅列だと
奥深い思考に
結びつくまでに、なんかほら、
文章全部ひらがなで書いてる感覚
と一緒で、
単語単語の意味は分かるんだけど、
全部繋げて読み切らないと、
こういうことかって分からないっていうのは
すごい抵抗感があって、
やっぱり日本語で漢字含めて
ひらがなカタカナの
構成の結果、
文章に奥行きがあるって言うとちょっと差別に聞こえるかもしれないけど、
僕はすごく奥行きがあると感じた。
日本語の文章の方が。
なので、ひとえにこう
英語ができてなんぼだっていう風な世界観
分かるんだけれども、やっぱりですね、
読書は日本語ですよ。
母国語が日本語であるでしょうね。
そうね、
どうしてもね、
ひょうい文字に親しみすぎてる
っていうのはあるから、
そうだから、なんか感覚分かるのは、
あの、
俺中国語全然できない、全くできないけど、
台湾の書店とかに行くと
情報量すごいんだよ。
へー。
それはもうほら、
背拍子にさ、
っていう感じなわけじゃん。
だからなんか、
全く中国語は分からないけど、
この本が何を言わんとしている本なのか
っていうのが、
なんとなく分かるというか。
ただその、この出版社かとか、
こういう佇まいの本ねみたいな、
日本語の書籍には
もう持っちゃってる。
ある種の偏見みたいなものがない分、
なんだろうな。
もう、ちょっともしかしたら
日本語だったら絶対読まないような、
カジュアルな自己啓発本みたいな本も、
なんかこう、
小説も出版書も、
全部漢字が訴えていることだけが
入ってくるっていうので、すごい情報量が
多い。
そうだよね。僕らがひらがなとして
簡易化した部分がすべて漢字のままなわけでしょ。
それで、
物語を紡げるわけだから、
僕らにもちょっと理解の及ばない
すごい深い世界があるんだろうなっていうのは、
漢字の世界からして
そうか、長いもんね。
しおを紡ぐっていう風な文化が長いからね。
そうだね。
セルバンテスとスペインの文学
3000年、4000年、
とお歴してあるわけですからね。
そうだね。
面白い。
ね。
いや、やっぱ、
まあでもね、スペインだったらな、
文化の
豊富といっても
過言ではない。
本格的にそうよ。めちゃくちゃ楽しんでるよ。
やっぱり、
こうやってフィックスされたものがちゃんと
数百年前にそれが出来上がってた状態?
例えばフラメンコとかね。
セルバンティスとかも、なんで有名かっていうのを
色々調べたり聞いたりすると、
なんか面白かったのが、
ルネサンスの時代からちょっと後の
人なんだけども、ルネサンスの時代は
なんかその、いわゆる貴族階級とか
あるいは聖職者の方々のみの間で
例えば文字が普及していて
ラテン語が普及していて、リンガフランカがあって
っていう時代だと、
一般の資生の人々には、
なんで親しむとか楽しむっていう
習慣があったかというと、なかった時代ですと。
でも、セルバンティスって、いわゆる没落貴族で
戦いに敗れて
右腕が使えなくなったのかな、確か。
銃に使えなくなって。
で、そういう人が書いた物語であることに
加えて、
これなるほどって思ったのが、
普通さ、聞いてても、なんか酔っ払った騎士の
話が
なんでこんなに名作って言われるんだと分かんなくて。
で、
なるほどなって思ったのが、
世界でおそらく初めて
主人公が
自我を持ち、
で、その頭の中の考え方を
著述し、
で、それが相手の関係を持つ
何かしらの人間がいて、あるいは敵がいて、
あるいはパンチョとか含めて
その従える部下がいて、
思考を含めて、その行動も含めて、
要は主語がちゃんと登場した
初めての小説。
あー。
ここで下手な言い方の小説になるみたいなんだけど、
うん。
自分であることをちゃんと知覚して、
で、知覚した存在がそれを
その後、物語を紡いでいく中で、
こう、感情の変化とか、
そういう人間の内面
みたいなところに、
一般の人が光を当てた初めての作品
だっていう風に
言ってる人がいたの。
なるほどーって思って、
セルバンテス以前の小説となると、
どうしても英雄がいて、英雄がこういうことをしたみたいな
主語があくまで、
語りの相手ってなってくると、
第三者による物語。
でも、
SVOで言うSがそこにいるんですよ。
で、
彼が彼の意思に基づいて
行動するみたいな。
うん。
それをちゃんと内面から書いた小説としては、
世の中に出た初めてのものだって。もちろんね、これ小説あると思うんで
自己を持った主人公の登場
あれですけど、僕が、
その解説が一番しっくりきて、
だから名作作なんだみたいな。
だからそれから後に続く人々が、
例えば、夏目漱石の心にしてもそうだけど、
だから、
ヨーロッパの人における夏目漱石の心みたいな感じなのかな。
その、日本語でさ、
ああいう自我をちゃんと主体として置いた小説は、
多分あれが近代日本語の中に
置いて初めてでしょ。
うん。
そういう、なるほど、人間の真理ってのはこうも複雑なものなんだな、
みたいな、こう、
人々を啓蒙する意味では、すごくあの小説が
果たした役割が大きかったと。だからベストセラーになったし、
人々にとって新しい発見が
たくさん、17世紀とかね、
当時だけど、
あの小説が果たした役割が大きいみたいな。
とかね、
スペインはこういう発見が続いてね、
もうすごい楽しいですよ。
めちゃくちゃいい国。
いやー、いいですねー。
いいなー、スペイン。
あのリードはちょっと行ったことないからさ、
バルセロナとアタンダルシアンの方しか行ったことないから。
うん、両方素敵だけどね。
うん。
いいわ。
ね。
ドン・キホーテって確かにそうだね。
1600年とかでしょ、
確か。
1600何年とかでしょ。
三十年戦争起きる前よ。
確かに、他のなんかその前後の同時代の文学で、
あまりちゃんと
主人公が自分を持った
主語の不在
一人称というか、主語であるものって
なんか全然ない気がする。
僕らでも思いつかないし。
うん。
ないのかな。ないとされてはいるが、
少なくともちゃんとそれが
神として読み継がれて残ったものとしては
最古なのが
ドン・キホーテだそうですよ。
なので、
これはね、なるほどなと思って。
うん。
確かに。
いいや。
いいよね。
あのほら、今
松本博夫さんって歌舞伎役者のさ、
方がいるけど、
この人がずっとラマンチャーの男って
ドン・キホーテを
演じた舞台をずっとやっても、
あの、今はもう
ファイナル迎えてるんだけど、
松本博夫さんとラマンチャーの男
いやこれをね、
一回見に行っておくべきだったな
っていう後悔が
一つ。
ラマンチャーの男、セルバンテンスの
ドン・キホーテでした。
本当だ本当だ。
めっちゃロングセラー。
すごいもう何十年と、
30年40年やってるんじゃない?
もっとか。
もう1969年からよ。
すごいなこれ。
今横須賀でやってるんだ。
まだやってる?
今横須賀
芸術劇場じゃない?
今なのかな?今じゃないか。
多分もう何年か前に
ファイナルがね、結局
去年だっけ?
2023見てた。
いいね。
いいですね。
ちょうどあの、
2年連続でお正月に
歌舞伎に行くってことやって。
成し遂げた?素晴らしい。
そうそう。
夫婦でね。
2年連続で
白狐さんを見てる。舞台で。
いいじゃん。
なるほど。
白狐さんと
小城さんと
染室さん。
3世代の舞台だった。
すごい。
でもなかなか
松本小城を
見れるの?松本白狐を。
人間じゃないの?
分かった分かった。
素晴らしいな。
松本小城で
馴染んでる期間がみんな長いから
多分松本小城って言った時に
会う人かなって浮かぶのが多分
今の白狐さん。
本当だ本当だ。
この人が浮かんだ。
王様のレストランとかね。
ドラマありましたね。
でもね、てかもうこんな年なんだ。
戦前生まれなんだ。戦時中か。
戦時中の生まれの人なんだ。
へー。知らなかった。
すごいよ。今も現役で舞台立って。
ねー。
歌舞伎の人たちはみんな
行政中学に行くんだね。
そうなんだ。
行政高校って書いてある。
へー。
すごい。あ、そう。ラマンチャーの男と言えば
松本さんよ。そうそうそうそう。
確かにな。うわーいいなー。
帰ったら見たいな。
じゃあまたぜひ
歌舞伎も行きましょう。
歌舞伎も行かないと。
あーイケメンだね。
歌舞伎役者やっぱイケメンだわ。
かっこいいわ。
かっこいいよねー。リートしてね。
なんかさ、
俺ベトナム行った時とかってさ、
たまに
日本の
落語の講演があったりとかしてたの。
してたんだよね。
ポーチミンとかで。
なんかさ、バルセロナとかに日本から何か
講演しに来たりとかってある?
あるある。
マドリードは
マドリードか。
明日かな。
表現とか脳の
解説が
マドリードのね、オペラ座の付属の
教室とか
あとね、一応今週は日本映画祭
だよ。で、先週の
日も日本フェスティバルが
あって、だからそれはどちらかというと
あるある。
観光産業の振興のために
来る
日本から
リズムの会社さんとか、アナとかジャルさんとか
そういうところが来て、やってるやつで。
でも舞台で
ってなると、この間見たバレエのね
演出がすごい和チックなものだった
ぐらいかな。なんか、自分がスカイプ
の間にやるのは
5月に演奏会を予定してるぐらいかな
それぐらいしか文化関連のイベントがないかも。
それはピアノの演奏会だからね。
いわゆる歌舞伎とか
それは
5月のはサティが
今進めてるやつ。
そうそう、あのね、ちょっと
ラジオのお聴きの皆さんには見えないんですけど
僕が今ね、画面見せると
画面共有してて
あのー
あ、そう、ナルヒポ歌舞伎と知られてるか。まあいいや、これ
そうそう、あのー
歌舞伎ナルヒポさんってピアニストの方がいらっしゃって
で、この人は
マヨルカ島とかでは弾いたことあるんだけど
いわゆるスペイン本土で弾いた経験が
ないのかな。で、マドリン国ではまだないので
そのデビュー公演を
しようとしてて
で、この3人のチームで
アテネオホールでの演奏会
今やってます。
で、
このアテネオっていうホールを
借りて
幸いね、参加が見つかって
このホールを押さえたんですよ。で、
5月の17日の時に
やる予定にしてると
これは素敵なホールだね
ほんとね、そう
ここがね、1835年から続くクラブで
いわゆるその、ほら
スペイン風習に合ってないから
日本でいう三井とか三菱の財閥系の
クラブが
こういうホールも持ってますと
財閥っていうのかな
アテネオって別に会社があるわけじゃないんだけど
アテネオという
なんか悪い立てをすると
フリーメイソンみたいな感じ
別に宗教関係じゃないけど
そういうクラブだね
クラブがあって、クラブが建物を所有していて
ここで読書会とか勉強会とかをしていて
で、講演なり
講演会の講演なり
ピアノ連奏会なりをするための
会場としてもこれを保有してますと
だからここを押さえた
そう、いい
いいよね
良いチームだよ
本当ね
素晴らしい
どういう3人のチーム構成?
サティとあと2人が
男性と女性は
これはスペインの人?
この2人はスペイン人で
女性は
僕のいる大学の学部の
3年生か4年生かな
入学式の日に
たまたま地下のグラウンドとかで
ピアノが置いてあって
他の子たちはポップスで弾いてたんだけど
ラフェルとかシューマン弾いてて
どうしたみたいな
好きなの?みたいな
もともと音楽学校出てるんですって
言ってて
ファゴットみたいな音が
出る楽器があって
それができる
クラシック音楽が好きだって言ってて
22歳
すごいなと思って
まだ21か
もともと
彼とは
入学した去年の1月に会ったのが最初で
その隣の女性は
オペラ座で
学生券買ったら
前の2列が学割のシートで
その2列のシートにも関わらず
座ってたのが僕ら2人しかいなくて
自動的に
オートマティックに
僕と彼女が並んで座る席になってて
さすがに
時間無言は気まずいから
喋ったのよ
そしたら卒業政策で
教育部とかをテーマに作りましたって言って
マジみたいな
すごくないみたいな
見せてもらったら
2019年に日本に来てて
彼女がまだ
20歳の時か
2016だった気がするな
17歳かな
今年25になる人だけど
デザイナーで
服とかカバンデザインしてて
カバンのデザイナー兼
アントレプレナーと企業家として
お父様が建築家なのかな
いわゆる本当に
園における超上流階級の子と
一般の男の子だけど
すごくこの子も上流階級の子だね
それぞれが違う
友達だったけど
川口さんのリサイトを作った時に
誰に声かけたらちゃんとやってくれるかなみたいな
一応
2人にダメ元に声かけたら
2人とも2つ返事でイエスだったから
この3人でチーム組もうみたいな
去年の9月から動き出してるかな
面白い
すごいよね
ここまで来たわけよ
ステイに
バソン奏者がいるんだね
プラン2だったらまだわかるけど
面白いよね
楽器を選んだのもたまたま
なんとなくで選んだ楽器だったって
言っててすげえみたいな
いわゆるステイ
イケメン
本当に
素敵な2人ですよ
いいです
キラキラした
すごい青春してる今
連想家を作ることで
青春群像劇を
ちゃんとそのプロセスを
書き留めておいてほしいよね
ツイッターやってんじゃん
スペックスに毎日
深夜特急だってさ
ああいう日記を10年後に
纏って小説にしてた
そうだね
10年ぐらい経ったらこの日々を
それらしい言葉で紡げば
きっと面白い
スペイン留学日記が出来上がるはず
再構成して全然アリな気がする
多少フィクション交えないとね
あれだけど
これはひとつの
面白いハイライトになるよね
書こうか
書いたらいいよ
今はね
日記単位で収めるのが限界来てるけど
帰って時間が
いつかできたら
小説でも書いて
群像文学新住所って何歳まで出せるんだっけ
年齢制限は特にないんじゃない?
どうせだったら村上春樹と一緒の小説みたいじゃん
偉そうなこと言わないけどね
まず取れないと思いますけど
雑誌だけ出してみたいよね
少女作であればいいんでしょ
2021年の文学受賞と海外評価
400万円
純文学
群像って
誰が受賞したんだっけ
群像文学新住所はね
最近
僕でも知らない人ばっかだなこれ
2017年に
梨子富さんが受賞した
これ
知ってる人
あんまり知ってる人いないな
作品を読んだことあるかもしれないけど
この人っていうのが
直感と
結びつかないんだよね
昔をたとえば
村上春樹だったんだろう
79年か
あ、あったんだ
あなたは危険だね
あーなるほどね
うーん
討論部門もある
あ、だから小林秀夫が
あるんだ、へー
三島幸男江健三郎
吉本隆
へー
いいなあ、でもこっちでもね
裏に出る本で多いのは川上美恵子さんとか
三島幸男とか村上春樹さん
がポチポチ
あってやっぱ
なんかね
まあ売り出し方がうまい
そのプロモーションのうまさももちろん
日本の文芸作品群の中にはあると思うし
その翻訳が
素晴らしいっていう要素も
大いにある一方で
好まれるよね日本の文学が
あの
なんか日本コーナーみたいなのが
スペインの書店でポチポチ
そこ見てたら大体村上春樹三島幸男
川上美恵子で
日本文学作品の海外での評価
田和田陽子さんとかもあったりとか
なんか
誇らしい気持ちまではもちろん
まだいかないけど
嬉しいよね
なんかやっぱり
日本人としてっていう感覚になっちゃうけど
あの
住んでて
嬉しい気持ちになるよね
こういった人たちが評価されるっていうのは
僕としてはすごく喜ばしい
不当な評価は全くないです
結構そうね
なんか
村田沙耶香さんとか
よく見るのは
上の方の
吉本バナナとか
なんかこう
日本のベストセラー
ベストセラーなんだけど
ちょっとやっぱり顔ぶれが微妙に変わる
そうなのよ
あの
川上美恵子さんとかももちろん
すごいめちゃめちゃ素晴らしいんだけど
じゃあなんか日本の書店に行ったときに
平積みで置かれてるかっていうと
なんかあまりそうでもない
そうなのよね
結局
プロモーターが
多分売り出す
言って
我々が今じゃあ
いいよねって思ってる作家さんが
多分輸出されるにしても
3年5年とかさっきの話だろうし
海外の作品って
日本で作品を出版するより
海外に対して日本の作品を出版するっていうのは
日本で日本語で作品を出版することに
さらになんかプロセスが
より長くかかりすぎる
行ったものを公約されて
出版されたものを
元で日本訳するだけって言えばそうだけど
今度また翻訳したものを
誰がダブルチェックするのかっていう風になってくると
またね
いろいろ時間要するんだろうなっていう
気がしてて
いろいろとね
ややこしいよね
うん
ややこしいよね
ややこしい
いいです
今どれくらいですか?
記録して
今ねちょうど
そろそろ我々は
無料のZoomを使っているので
あと1分半くらいで
ちょうどよかった
時間なりそうなんで
こんなところですかね
雑談会はマジで雑談会だね
これをもとにして
いろいろ発展させていくといいんじゃない?
僕も別に第2回第3回とか
音楽の話題とか話せるし
演奏会終わる前とか
カーゴさんのゲストがいっぱいいたしね
あー確かに
そうだね
その辺はまた作戦会議を
させてもらって
ちなみにアルゲリッチの前座で弾いてる人だからね
すごい人よ
誰の前座って?
アルゲリッチの前座で弾いてる人だから
すごい人
すごいでしょ
アルゲリッチの前座で弾いてるって
あとあれじゃないですか
ノリ漁師の人くらいじゃないですか
いやほんとそうよ
ヤバでしょ
ノリ漁師の
あれフジコフェミングの前座だったらいけるけどね
あれアルゲリッチじゃないあれフジコフェミングの前座か
混同してた
いやー
大丈夫
ありがとう本当に楽しい時間でした
こちらこそ
じゃあこんなところで
そうだねまた
夜遅いだろうからその仕事も頑張って
明日休みかも
休みだよ
ありがとう
そしたらゆっくり
ゆっくりじゃないか楽しんでください引き続き
そうだねありがとう
頑張って楽しみにして
はーい
37:57

コメント

スクロール