1. Good News for Cities〜都市に関する炉辺談話
  2. 海外在住編集者に聞く!今面白..
2021-04-27 27:41

海外在住編集者に聞く!今面白い、都市に関する海外事例

今回は、仲良しの別番組「グローバル・インサイト」とのコラボ企画です。海外在住編集者・Livit代表・ポッドキャスト『グローバル・インサイト』 主催 岡徳之(おかのりゆき)さんをお迎えし、海外に住みながら働くこと、今気になっている世界のまちづくりの事例などをお話していきます。

⚫︎Good News for Citiesがグローバル・インサイトに出演したポッドキャストはこちら
「世界で起こる「捨てる文化からの脱却」モノを捨てるという概念はどうすればなくせる?」
👉https://anchor.fm/global-insight/episodes/Good-News-for-Cities-evg5d3


⚫︎ゲストプロフィール

編集者/Livit代表 岡徳之

2009年慶應義塾大学経済学部を卒業後、PR会社に入社。2011年に独立し、ライターとしてのキャリアを歩み始める。その後、記事執筆の分野をビジネス、テクノロジー、マーケティングへと広げ、企業のオウンドメディア運営にも従事。2013年シンガポールに進出。事業拡大にともない、専属ライターの採用、海外在住ライターのネットワーキングを開始。2015年オランダに進出。現在はアムステルダムを拠点に活動。これまで「東洋経済オンライン」や「NewsPicks」など有力メディア約30媒体で連載を担当。共著に『ミレニアル・Z世代の「新」価値観』『フューチャーリテール ~欧米の最新事例から紐解く、未来の小売体験~』。ポッドキャスト『グローバル・インサイト』『海外移住家族の夫婦会議』。

グローバルインサイト:https://open.spotify.com/show/2qAW5eeKeHFrdUXqaKm4Uc?si=Utb_O5cBRxurphcshnGUiA
共著「ミレニアル・Z世代の「新」消費観(MarkeZine Digital First) 最高の海外事例に学ぶマーケティング企画の秘訣」https://cutt.ly/Jv8Z5GM
共著「フューチャーリテール(MarkeZine Digital First) ~欧米の最新事例から紐解く、未来の小売体験~」https://cutt.ly/mv8XKRg
Livit:http://livit.media/
外移住家族の夫婦会議: https://open.spotify.com/show/2sq32LGiUBZCbNcF5cbDBp?si=87gZlxmCRxeOSIRkfvVLYA

⚫︎お話中に話したリンク
スウェーデンの事例: https://ampmedia.jp/2020/10/06/sweden-sharing/
530 Week:https://530week.com/

00:11
今日はですね、特別なゲスト、いつもお世話になっている、岡さんにお越しいただいてます。岡成幸さんです。
えっと、岡さんは、私たちがGood News for Citiesとして、アムステルラムにね、ちょっと住んでいたっていうのは、この番組を聞いていただいている方も知っていると思うんですけど、
アムステルラムですごいお世話になって、お酒を一緒に飲んでいただいたという中で、海外在住編集者として活動をされています。
で、リビットって会社をされていて、今までシンガポールに住んだことがあったりとか、あとはポッドキャストですね、ポッドキャストグローバルインサイトってみなさん、結構知られてる方も多いと思うんですけど、お主催されています。
で、今日はですね、なんか、海外在住編集者だからこそ、いろんな街のトレンドだったりとか、アムステルラムに住んでいるっていうのもあると思うんですけど、
海外在住、すごい顔してますね。海外在住編集者として、なんか今面白いなと思っている都市に関するトレンドとかをザクバラにおしゃべりできたらなと思ってます。
はい、じゃあ、オカさん、ちょっと自己紹介的なお願いできますか。
はい、初めましてオランダアムステルラム在住のオカです。
今はですね、日本、シンガポール、オランダの3つの拠点から、世界の約15カ国、20人のライダーさんたちと一緒にですね、海外のビジネスとかテクノロジーとかのトレンドというのを、日本のウェブメディアを通じて、日本の読者さんに発信するっていう、そんな仕事をしています。
さっきね、まりこさんおっしゃいましたけど、実はまりこさんとはつい先日まで、徒歩5分間内会ですよね、あれ。
ご近所さんだったんですね。
それがきっかけで、僕が運営しているポッドキャストのね、グローバルインサイトにも何度も出てもらったりだとか、
あと石川さんにもホームパーティーにお招きいただいたりとかして、いつもインスピレーションをいただいています。
今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
そう、オカさん最近、家を買われてね、アムステルラムで、その初日に、
すごい、成功者じゃないですか、もう。
そう、成功者です。
成功者。
オカさんがもともと住んでいたエリアを見て、石川が、すごい人生の勝ち組だって。
やめなさい、やめなさい。
やめなさい、やめなさい。
ハードルが、ハードルが。
でもね、海外在住、フリーランスって、超不安定かつ、銀行さんからあしらわれるようなね、立場の僕でも家が買えたというのは、
これから海外に働いてみたい、出てみたいっていうフリーランスの方にね、後押しになったらいいなと思うんですけど、
買えるんだと。
03:01
そうですよね。オカさんは、そうですね、もう本当に完全フルリモートで、海外、しかも1カ国とかじゃなくて2カ国ですよね。
そうですね。
活動されてて、今までの活動記録とか、ノートとかですごい積極的に発信されてて、おもしろいので、ぜひみなさん見てみてください。
見てみてください。
そもそもオカさんは、なぜアムステルダムを選んだんですか?その前はシンガポールにいらっしゃったんですよね。
まあ結構土地柄としてもカルチャーも全然違う街なんじゃないかなと思うんですけど、アムステルダムに今日構えた理由みたいなところと、アムステルダムを選んだ理由をちょっと聞きたいなと思います。
もともとシンガポールを選んだっていうのは、東南アジアっていうものを地域を面で捉えて、その情報を日本の人たちに発信したい。
その時にいろんな国のライターさんとかがつながる上で、一番便利なハブ的な都市としてシンガポールを選んだんですね。
それでそういう働き方とかリモートチームっていうのを確立して、これを他の地域で再現できないかなって思って、じゃあ次どこに行こうかなと思った時に、ヨーロッパかと思って。
それは家族とか、奥さんのご希望とか、あとはビザが取れるとか、会社を作りやすいとか、あとは教育とか家族計画、そういったものを踏まえた時にヨーロッパ。
じゃあヨーロッパの中でどこだろう、僕サッカー好きだし、プレミアリーグがある、イギリスかなとか、スペイン、バルセロナ、お酒おいしいなとか、いろいろあったんですけど、やっぱりビザですよね。
日本人のフリーランスとか企業側にとって就労ビザがいらないんですよ。
必要なのが長期滞在許可、許可だけなんですね。
しかもそれに必要な資金が4500ユーロだけ、しかもそれ生活費も使えるんで、別に僕に限らずちょっとの貯金と今後の見通しが少しでもあれば引っ越しができる。
で、オランダムステイでもヤスキポール空港っていうね、ヨーロッパのハブ空港があるので、
そこからそれこそバルセロナいろんなところに飛べばいいんじゃないかって言って、そういった理由からオランダを選びました。
なるほど、実際に住んでみて思惑通りでしたか?
そうですね、実際に住んでみて、2、3年後にコロナが起きちゃって、なかなか世界中とかヨーロッパ中を飛び回ることができなかったんですけど、
でも、住んで初めて気づいたこととして、アメリカ、北米、特に東海岸にも近い。
確かにそれはそうだなと思って、なので地理的にも心理的にも北米市場、あるいはそこに住んでいた方とのリレーションというのができてきて、
06:01
それはちょっと住んでみて意外な良かったことだなと思いました。
なので仕事としては、東南アジアもそうだし、ヨーロッパも、あと北米も少し、そのあたりをカバーできるということで、お客さんに提供できることも増えてあるかなという気がしています。
なるほど、なんか本当にお母さんの発信を見ていると、いろんなところの情報をすごい素早くキャッチして、
すごいシンプルにわかりやすい言葉でコミュニケートしてるなっていうのが思っていて、
このGood News for Citiesは都市の番組なんですけど、ぜひお母さんに出ていただきたいなと思ったのは、
やっぱ話すたびにこういった現象があるよとか、こういったトピック今盛り上がってるよとか、
編集者ならではの視点だったりとか、トレンドキャッチ力みたいなところとか、分析力とかすごい面白いなと思っていて、
都市っていうところでお茶におしゃべりをしたら、どんな話ができるのかなっていうところで出ていただいてる感じなんですけど、
なんかどうですか、都市とか聞いて、編集者なのでね、別に建築の設計をしているとか、街づくりがっつりやってるとか、
そういうわけではなく、メディア的なところから都市を俯瞰する中で、最近面白いなと思ってる現象だったりとか、あったりしますか?
そうですね、なんか今やっぱりコロナじゃないですか、そのコロナで僕たちが失ったものって、やっぱり人との交流だと思うんですよね。
仕事で出張したり、カフェで誰かとお茶したりだとか、初めてこの世からカフェがなくなったら世界はどうなるだろう、みたいな、そういう問いが現実的なものになっちゃったなと思って、
じゃあその人との交流って何だったんだろうって失われて気づいたんですけど、結局刺激と安心の2つに集約されるのかなと思っていて、
コロナで新しい人との出会いって、僕本当になくなりましたし、かといって一方の身近な友達と会うっていうのも気軽にはできない、それで世界中のティーンが孤独を抱えるとかって言われるじゃないですか、
じゃあなんかそういう刺激とか安心っていうのをもう1回取り戻すために都市ができることとか、都市に住む人たちにとってまだまだ手つかずの領域フロンティアって何だったんだろう、みたいな、
なんかそういうことは普段よく考えますね、それで1つ思いついたというか、思いついたのがご近所さんっていうキーワードかな、それこそね、少し前までの僕とマリカさんみたいな、
なんかその都市部に住む人たちって仕事とか利便性とか、そういうものを求めてどこか一箇所に集まって住んでいる人たちだと思うんですけど、
09:00
だからこそ別に隣に誰が住んでいようとかって、交流しなくても困らないっていうか、これ多分日本でもそうだと思うんですけどね、
なので都市部の人ほど、これまでご近所さんっていうのは手つかずだったのかな、なんですよね、
なんですけど、同じ都市、場所に住んでいる、しかもそこを自分で選んで住んでいるっていうことは、どこかしらで共通点はあるはずじゃないですか、
だから何かきっかけ、会話のきっかけさえあれば、なんかバイオスがあるなとか、今度は一緒にどっか行こうよとか、
なんなら家族グループで付き合い始めようよとか、なんかもっと深い関係って気づけるのかなと思うんで、
それでさっきご質問いただいた都市の事例みたいな話なんですけど、
だけどご近所さんとの繋がりを作ろうってやっぱりきっかけないと難しいじゃないですか、
なんかそういう意味で僕が今注目しているのが、スウェーデンのシェアリングエコノミーを推進する国家プロジェクト、
国家プロジェクト?
そうなんですよ、国家プロジェクト、国を挙げてシェアリングエコノミーを盛り上げようということをやってるんですね、
それがシェアリングシティズスウェーデンっていうプロジェクトですね、
シースウェン
シェアリングシティズスウェーデン
シェアリングシティズスウェーデン
そうなんですよ、これすごく大規模で、
4年間で15億円ぐらいの予算が投入される国家プロジェクトだそうで、
スウェーデンの都市っていうのが、ストックホルム、ヨーテボリ、マルネ、ウメオ、
僕行ったことない都市もありますけど、その4都市で実際の街を舞台にして、
シェアリングエコノミー、埋め込んでいく実証実験っていうのが行われてるんです。
知らなかった、超大規模じゃないですか。
いつからですか?
えっとね、2017年ぐらいかな、多分。
そっからの4年間で15億円ぐらいの予算を投下しようっていう。
なるほど。
そうなんですよ。
具体的に何を?はい、どうぞ。
例えば、
例えば、僕子供いるんですけど、子供がいる家庭って特に嬉しいのが、
これはヨーテボリから生まれたプロジェクトなんですけど、
おもちゃ図書館っていうのがあって、
これ2018年にオープンした、
初めてヨーテボリでこのおもちゃ図書館っていうのがオープンしたんですけど、
0歳から7歳までの子供用のおもちゃ、自転車、コスチュームとか、
そういう子供用品を取り揃えた場所なんですね。
そこの会員になると、子供1人につき2点まで、
12:00
おもちゃを4週間借りることができます。
やっぱりその子供のおもちゃって月齢とか年齢に合わせて遊びたいものとか、
おもちゃを通じて学ぶこととかっていうのは変わっていきますから、
やっぱり毎回買うんじゃなくて、シェアしていこうっていうのはすごく理にかなっている。
なんですけど、借りるためにはその対価として、
親は自分の時間とかスキルとか、そういうリソースをシェアしないといけないというか、
シェアしようっていう、そうやって運営したいのはボランティアになった。
めっちゃいいな。
おもちゃ図書館。
ただ置いてあって、好きに持って行っていいよとかじゃなくて、
一応スキルシェアみたいな、ギブアンドテイクの関係というかがあるのがいいですね。
みんな必要だよね。みんな楽しいよね。みんなで支えようね、みたいな。
なんかそのスキルシェアっていうので言うと、
同じシェアリングしているスウェーデンの中でも、バイクキッチっていうスペースもありまして、
これは誰でも無料で自転車を修理したり、組み立てたり、リノベーションしたりできるっていう場所なんですけど、
その場所には工具がたくさんあって、そこで自分の自転車のちょっとした不具合を直したり、
分からないことがあったら、同じように隣で自転車を修理している人に聞いてみたいだとか、
そういう風にすることで、自転車を直します、不便を解決します、工具を買わなくて済みますみたいな利便性だけじゃなくて、
コミュニケーションが生まれるんです。
そういうのがバイクキッチっていうのがあって、
それと同じようなのがカメラ好き、写真好きのための暗室とかの設備が整っているカメラ好きのためのラボとか、
あとは自転車じゃなくて電化製品を持ってきて修理に挑戦する修理カーとか、
そういういろんな場所を用意しているんですって。
いいですね。バイクカフェは私、ウィーンでも行ったことがあって、めっちゃいいなと思っていて、
格安なんですよね、プロに任せるよりも、教えてもらって自分でやる方が安いし、
最近自転車にハマりだして、いろいろこうヴィンテージとか見てるんですけど、
やっぱり修理とかしようとしたらツールから全部揃えなきゃいけないので、挫折したりとかするんですよね。
最近友達も自転車のブレーキが壊れたかなんかで、
自転車屋さんに行ったら直すのに1万5千円かかるって言われて、
だったら新しいの買いますって言ってたらしいんですけど、
なんかね、それせつがないですもんね。
そういう場所があるのでいいなと思います。
お金で不便を解決するという、すごくこれまでの都市生活っぽい感じですけど、
15:00
そうじゃないところに価値を生み出そうって感じですね。
ちなみにお母さんはいろんなテーマを扱うと思うんですけども、
今回も私たちから都市みたいなお題を投げさせてもらった時に、
どういうキーワードだったりどういう視点で、
そしてどういう媒体から情報をゲットするのかなとちょっと気になったんですけど、
ちょっと企業秘密があればいいんですが、
シェアできる範囲でちょっと聞いてみたいなと思いました。
僕だけで企画を出してるわけじゃないっていうのは、
やっぱり世界中に15カ国20人くらいのライターさんがいらっしゃるので、
やっぱり現地にいる人から現地の面白い話っていうのを聞いて、
僕はどっちかっていうとそれを日本にいる人がどう感じるかとか、
そういう目線で解釈を加えていくみたいな役割なんですよ。
僕別にアイデアおじさんじゃなくて、
世界中にブレインがいっぱいだった。
すごい。ブレインはどうやって作ったんですか?
Google。
そうなんだ。
それで面白い文章を書いてる人とか、
この人ここにいるんだみたいなのがピンと来た人に連絡を取って広げてったってことですか?
そうですね。
もちろんGoogleにもきっかけが必要だし、
やっぱりその時その時の旬なキーワードから探したりしますね。
さっきの話だったらシェアリングエコノミーっていうのがこの2,3年もっている出来事ですし、
もう少しするとカーフリー都市。
自転車フレンドリーで都市から車をなくしていこうっていうキーワードもありますし、
都市に関わらないところで最近だと、このポッドキャストもそうですけど、
クリエイターアイコンとか、そういう若者の新しい価値観みたいな、
そういうキーワードで世界中に素晴らしいキーを書いてる人たちがいるので、
頑張って発掘して活躍していただける場を作る。
なるほど。
確かに現地の物語は現地の人が一番わかってるみたいなところで、
自分で全部集約しようとしないで、現地にブレインを作るっていうのがいいスキームです。
ブレインになりたいです。
ぜひ。ていうか、もうなっていただいてますけどね、僕の中では。
なんか、ちなみに今の形でいくと、そういう海外の情報日本にっていう形だと思うんですけど、
18:00
逆に日本の事例をそういったローカル、海外のローカルに戻すみたいなことに興味だったり、
そういうことがもっとできるんじゃないかって思う瞬間はあったりするんでしょうか?
そうですね。
数年前にですね、僕一時期、エストニアに片入りしていた時期があって、
2015年ぐらいですかね、世界最先端の電子効果みたいなのがありますけど、
その時期にエストニアのスタートアップカンファレンスとかに行くと、
同じような編集者っていう人たちがいて、自分で雑誌をやってる人たちがいて、
そこに日本のスタートアップの情報とかを寄稿するみたいなこととかね、やっていたりとかはしましたね。
特に今、やっぱり日本の企業でも海外で売って出ていかないといけない、
あるいは日本だからこそ売って出ていける領域っていうのがあるかなと思っていて、
例えば産業用ロボットとか介護とか、
なんかそのあたりは海外の企業とかも日本にすごく興味を持って視察に来ていたり、
コロナ前とかは、っていう時期があったと思いますし、
なんでそういったね、日本の企業の情報とかっていうのは、
これからもそれこそ英語で記事を書けるライターさんね、
マリコさんっていらっしゃいますから、これからますますやっていきたいなと思うんですよ。
ちなみになんか、今日我々もね、
編集者の方とかライターの方みたいなのにお会いして取材を受けていただいたんですけど、
なんかその、町づくりとか都市、空間、場づくりみたいな文脈っての、
そういった職業の人たちの役割とか、
アプローチみたいなところって結構大切だなと思っていて、
私もそういった業界にちょっと関わってるっていうのもあると思うんですけど、
なんかその、建築家とか都市デザイナーとか町づくり、
コミュニティデザイナーだけではなく、
そういった編集報道の立場、ジャーナリズムの立場みたいなところから、
もっと面白い町を作っていくとか、
もっと面白い場を作るみたいなところで、
岡さんはどういうふうに考えられているのかなっていうのが気になりました。
ちょっと止めずなんか話しますけど、
2つぐらい考えていることがあって、
1つはこれ編集業界、メディア業界の変化に関わる話かもしれないんですけど、
なんかそれこそポッドキャストもそのコンテクストの1つだと思うんですけど、
建築とか都市とかある分野とか業界に特化した情報っていうのは、
情報っていうのを、
僕ら編集者とか記者ライターと呼ばれる人たちが報道することの意味って
どれほどあるのかなって最近考えていて、
21:00
なんかこれだけSNSが情報を入手するときの最終の入り口となっている次第に、
編集者とか記者とかライターとか、
いわゆるその業界のエキスパートじゃない人が報じること、
確かに業界全体を俯瞰して見れる、
あるいは客観的な立場から語ることで、
読者やリスナーにとってフラットさ、
信頼感を醸成した上で話を受け入れてもらえるという理念もあると思うんですけど、
もしかしたらそういうフラットに情報を見て選び取るっていうのが、
読者とかリスナー自身ができるんだと、
リテラシーが高まっていてできるようになってくるんだとすれば、
そういう領域とか業界に特化した情報っていうのは、
中の人が語ることの価値がこれからますます高まっていくなと思っていて、
特にこのポッドキャストみたいな音声メディアっていうのは、
知識とか情報もそうなんですけど、
語っている人の人柄とか個性とか熱量とか、
そういうものがものすごく伝わるじゃないですか。
記事よりもいいってわけじゃなくて、記事との住み分けというか、
そういうメディアにおいては特に中の人の声を直接届ける、
ということに意味があると思うんですよね。
だけど業界とかジャンルに特化しているからこそ、
そこに興味を持っていない人にはなかなか届きにくいんだけども、
そこをリスナーとか読者によって自分語とかするっていう、
編集者としては当たり前の仕事ですけれども、
そこを改めて突き詰めていく。
そうすることで、これが2つ目の話になるんですけど、
建築家とか行政とかの人ではない人たちに、
前にマリコさんと石川さんに4シリーズについて話を伺ったときに出てきましたけど、
そうじゃない人たちに、
もう少し街づくりに参画してもらえるような空気づくりができるかなと思っていて、
今ってコロナもそうですけど、
例えばウイルスの感染を拡大させないためにできる都市とかオフィスのデザインとか、
これっていうのはもはや空間デザインだけの上手じゃなくて、
医療の専門家とか、働く人たちのウェルビングを考える人たちとか、
本当にいろんな人たちが共同して解決しないと、
どこかにバイアスだったり不足が発生する大きな課題だらけだと思うんですよ。
だからこそ、そういうふうに自分は関係ないなと思っている人たちに対して、
中の人の声を深く早く正しく分かりやすく届ける。
そういう役割っていうのは都市づくりに対して貢献できるのかなと思います。
いい回答でしたね。あっという間に時間が経ってしまいました。
24:01
はい。
ちょっと最後にはなってしまうんですか?
今後、アムステルダムでも他の国でもやってみたいこととか、
今これに取り組んでいるよみたいなことがあれば、ぜひお伺いしたいです。
冒頭で話したご近所さんっていうのは、仕事編集者としての仕事だけじゃなくて、
一パパとしても意識しているところで、アムステルダムで家を買ったら、
つまり10年くらいの単位ではここに住み続ける。
だからこそ、ご近所さんとの付き合いを深くしていきたい。
言い納得できるものはあったし、
バックフィットっていう、それこそ対話のきっかけとか、
あるいはそれを順変化するツールっていうのがあるので、
それを使ってご近所さんの子供を連れて一緒に何か楽しめるとか、
それが最近少しずつ始まってるんですけど、
知り合いに木工家具、木の家具を作っているインテリアデザイナーさんがいて、
今リノベーション途中なので、家の棚を便利にするためのデザインと作りの会社だとか、
そういうご近所付き合いっていうエモーショナルなものと、
消費経済あるいは仕事みたいなのが組み合わさって、
ご近所エコノミーというか、ネイバーフードエコノミーとか、
そういうものを生み出していくと人の交流も増えるし、
あるいはコロナで今まで都市部とか大手の企業とかに依存していた、
仕事とかお金とかのポートフォリオがより小さい単位で分散させていくことで、
リスクを低くしていきつつ、地域に貢献している環境もあって、そっちも高まっていく。
そういうことを編集者としてだけじゃなくて、パパとして、
アムステルダム市民としても実践、体現していって、
それをゆくゆくは日本の人たちに記事として、音声として何か発信していけて、
このご近所エコノミーみたいなものを広げていくことができたらなとは思っています。
いいですね、やっぱ岡さんしゃべるの得意ですよね。
すらすらと、うらやましいなと思いながら聞いてました。
みなさん、岡さんのグローバルインサイト、ポッドキャストとても面白いので、
もう一つ裏ポッドキャストもあるんですよね。
夫婦、海外在住夫婦家族会議、これも結構面白くて、ぜひ聞いていただけたらと思います。
アムステルダムの様子とかもわかるし、岡さんフォローしてたら結構海外の街づくりの様子とかもキャッチできると思います。
奥さんと二人でホロ酔いで、子育てとか、夫婦喧嘩とか、
なんで君はあの時あんなこと言ったんだとか、そういうことについて、
27:03
みなさん聞いていただいて、夫婦喧嘩を解決していく番組です。
それ私もしようかしら。
そうですよ、してくださいよ。
大丈夫かな?
あれ?大丈夫かな?みたいになりそう。
いやいやいや、喧嘩多いもん。
いいでしょ、夫婦喧嘩ネタは喜ばれますから。
聞いてみましょう。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
27:41

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