おだしょー どうですか?印象っていうか、少し記事とか内容とか見ていただいたと思うんですけど、
何か思ってらっしゃることがあったら、先にちょっとお伺いしたいんですけど。
大平 なんか最初、静かな退職っていうから、静かに辞めていくのかなって単純に思ったんですけど。
おだしょー あーなるほど、そうですね。確かに確かに。
大平 いやいやいや、会社とやり合って辞めるんじゃなくて、静かに人知れず辞めていくと思ったら、退職ではないのねって思って。
見ていくと、第一印象が調べたときにネガティブな言葉だなとは思ったんですけど、
私が調べたところで、熱意もないが不満もない、ある意味冷めた層を指しますっていうふうにあったんですよ。
おだしょー あーなるほど、そうですね。
大平 だから、こういう層の人たちはどういうモチベーションで仕事に、職場に行くんだろうとは思いました。
おだしょー そうですね。僕もフランスさんの考え方に結構似てるというか、同じような感触を持ったんですよね。
これは僕はあらほうだと、あらほうだと自分のことを宣言してるんですけど、思ったこととしては、否定的には感じたんですよね、第一印象としては。
ただ、すごい仕事ばっかりしてて、疲れちゃって仕事できなくなっちゃっても意味ないし、理解できるなっていう部分もあります。
ワークアホリック、仕事中毒みたいなものが本当に良いかって言われると、それも違うなと思うので、
それは僕もワークライフバランス整ってる方がいいなと思うけど、静かな退職って通用するのかな、本当にっていうのが羨ましいと思う反面、本当に大丈夫なんかなって思ったって感じですかね。
そうですよね。確かにプライベートと仕事のメリハリつけて、それが理想な形ではありますけど、会社って評価はあるじゃないですか、社員の評価。
だから、そういう働き方をしてると会社側の評価とかもそれなりになっちゃうのかなとか、あとはお給料もね、もしかしたら場合によっては下がる可能性もあるかもしれないとか、
そういうデミリットもあるのかなとは思いましたね。
おそらくすごくお金稼ぎたいかっていうと、そうでもないっていうこともあるのかなって気がするんですよ。
もともと言葉自体がアメリカから出てきてるってこともあって、日本と同じようにこれ使える話なのかどうかってとこもあると思うんですけど、
でもどうですかね、日本でも小売だと、最近だと地域限定とかエリア限定社員みたいな働き方とかもあるじゃないですか。
別にそこが静かな会食だとは思わないんだけど、ある程度自分のワークライフのバランスを取るために全国行けますっていう方よりも給与体系はちょっと低くなると思うんだけど、
自分のプライベートが充実するとか、生活が守れるということでそれを選ばれる方もいて、別にそれもありなのかなと思うんですよ。
軽めのものというか、インパクトがあることはないけど、近いことは日本でも普通に今は馴染んでるのかなと思ってますけどね。
ちょっと考え方としてはすごく難しいんですけど、一つもう一個解釈として、契約範囲内のことだけやるっていうアメリカの考え方があってですね。
日本だと例えば正社員で働くってなると、あんまり契約、この内容で契約してますみたいな風なのがあんまりはっきりはしてないと思うんですよ。
茅野さんは今フリーランスだから、契約書を作ったりすると、週に何時間働きますとか、この内容が終わるまでやりますとかって決まってるから、逆に言うとそれさえできてれば、
1ヶ月かかろうが、完成してしまえば3日で終わるんやったら、それで終わりだと思うんですけど、ちょっとそこらへんの契約で働くかどうかみたいなところも、
ちょっと国の違いもあって、なんかあるんかなって思いました。でも、ネット見てるとですよ、その静かな退職で検索してたときに、今度ね、日本の人事部側に向けたものも結構多かったんですよ。
一つ静かな退職っていうのが理解できるし、そこを大事にしたいっていうのが分かるし、そうなったらいいなと思うんだけど、自分も同世代にそういう人たちが多いから、そこの人たちのことをちょっと考えちゃうんですよね。
そうですね。
辛いなと思って。
自己犠牲を払いがちですよね。
だからそこで疲れ切っちゃったりするパターンも多いわけですよ。
40代入ったら結構ね、体には応えますからね。
無理をすると。
無理が効かない。
すぐに回復できないし。
ちょっとその辺の難しさというか、どの立ち位置で考えるかによっても全然違うなと思うわけですよ。
さっきプラナーさんも近いことをおっしゃったと思うんですけど、僕ちょっとこういうコンサルみたいな仕事をしているので、法則とか持ってくるの大好きなんですけど、ベタな話ですよ。
働き有りの法則ってあるじゃないですか。
有りが言ったら、上位の2割は一生懸命働けますと。
6割は普通に働けますと。
残りの2割はサボってますみたいな法則があると。
面白いのがね、上位の2割だけにしたらいいんじゃないのってなったら、その上位の2割だけの中で、また2対6対2。逆もあるんですけど。
そういう構造はやっぱり何か、残念ながら法則として認知されてることもあるから、あるのかなって気もするんで。
でもサボってる方じゃないのかなと思うわけです。静かな大職の人たちで。
僕6割のとこなのかなと思ってるんですよ。
だから2割の人たちが、ワーカホリックはよくないけど、エネルギー出すときは一生懸命出して。
6割の人たちはちゃんと仕事と生活のバランスを取れるように働いて。
っていうんだったら、それで成立するならありなのかなって。
ただ、がむしゃらに働かないと評価されないっていうのも変だと思うし。
そうですね、そこはね。
だから働いてる時間が長いとか、そういう時代でもないと思いますし。
そうしてるとやっぱりね、みんなで残業して、みんなで死んだ思いしようみたいなのは、ちょっと全員疲弊するので、
僕はあんまり、今となってはあんまりよろしくないかななんて思ってます。
一応ね、ちょっとそんな風な、ちょっと重めの話ではあるんだけど。
自分の同じ世代というか、ミドルマネジメントの人たちは応援したいし。
でも、仕事と生活のバランスを整えてあげたいなって思ったりもするし。
ちょっと上の世代の気持ちはね、僕らのさらに上だと想像でしかないから、ちょっと人によって違うのかなと思うし。
誰しも別に、自分を仕事まみれにしたいわけじゃないじゃないですか。
やっぱり、その仕事以外の自分の生活もあるし、いろんな側面を持っているのが人間だと思うので。
だから別に、人それぞれ価値観だから、そういう風に仕事とプライベートの見張りつけて、ある程度のところで仕事は自分はいいんだ。
こういうお給料をもらえればっていうので、割り切れてもいいと思うんですけど。
でも、さっき小島さんもおっしゃったように、誰かアラホ世代なのかわかんないですけど、別にそこ以外にも頑張っている世代はいっぱいありますけど。
だけど、同じチームとか会社で、やっぱりちょっと横を見た時に、しんどそうだなと思ったら、みんなで協力していきたいですよね。そこはあるかな。
僕もそれは同感ですね。やっぱり。
結構ね、海外だとそこめちゃくちゃ割り切ってて、隣のチームがすごい残業してても、俺バカンスだから帰るっていうパターンも、それはそれでお互い様なんだと思うんですけど。
でもね、やっぱりおっしゃったように、隣の席の人がヒヒヒ言ってる時に、ちょっと助けてっていうのは、なんかあってもいいかなって思うんだけど、
この僕の言ってることに対して共感度がどれぐらいあるのかもわかんないですよ。
だからそこも含めてね、ちょっと怖いんですけど、なんか話してみたいなと思ったわけです。
共感するよって人もいれば、おっさんがなんか言ってるぞっていうふうに思うかもしれないけど、賛否両論あって意見が集まってくるなら、それもそれでいいなと思うんですね。
ちょっとどう思われるかわからないっていうのも覚悟の上で思ってることを伝えると、やっぱり僕なんかね、人間としてのキャパシティっていうのが大事にしてて、
ピンチの時にすごくあたふたしちゃって、何やってるかわからなくなるっていうところの器の大きさ。
大きい方が楽に生きれるなと思ってるんですよ。
だからちょっとしたことでパニックになっちゃうよりかは、ボンと構えて、これは全然大丈夫と、あの時のあれに比べたら大丈夫みたいなのは、
ということだけじゃなくて、生きてりゃいろんなことあるので、器の大きいところを大きくしていくみたいなことをできたほうがいいなと思ってるんですね。
だから別にずっと頑張れと思ってないんですよ。ずっと頑張るべきでもないし、ずっと頑張れるなんて難しいから。
ただ瞬間的にここぞという時に力を出せるとか、ボンと構えられるみたいなのは、なんかあってもいいんかなって思ったりするんですね。
ちょっとこれがそもそもおじさん的発想って言われちゃうかもしらないんですけど。
その何か、自分が5年とか10年とか働いてたら、どこかで瞬発的にってことですか?
5年とかっていうタームでもいいんですけど、1年間の中でこの1週間だけは全力でやるみたいな。
忙しいタイミングなのか、自分が結果を出せるタイミングなのか、何でもいいんですけど、別にずっと頑張る必要ないと思うんですけど、
ここだっていう時にガッとやれるかっていうと、やれたほうがいいんじゃないかなって思ったりするんですよ。
っていうのは僕の感触なんですけど、1週間結構フルパワーで頑張ったなっていう時の休みってすごく幸せなんです。
休みきたーみたいな感じになりそうですよね。
そうそう。なんかコントラストが効いた休暇って、僕は結構いいなって思うんですよ。
だからめちゃくちゃ忙しくて仕事してる中で、1週間頑張りましたとか、1ヶ月とか長い人が頑張ったとして、
1週間で旅行行けるっていう時に、そのメリハリですごく楽しめたりとか、充実感を得たりとかっていうのもあると思うから、
あんまり平坦すぎるのもちょっとどうなのかなって思ったりはする。
そうですね。なんか価値観といえばそれまでですけど、いろんな人がいるけど、でもそれがすごく同感。
前にご褒美会とかあったじゃないですか、ご褒美。
ありましたね。
GVAのご褒美。なんかそれとちょっとね、そこまで突っ走って、そのご褒美のために突っ走って、休み!っていう開放感みたいな。
そうですね、ありますね。そこのメリハリ。
ガムシャラにやって得をしないっていう環境だとね、ガムシャラにやる必要ないと思うんですよ。
いくら働いても別に一緒だとかっていうのだったら。だから人事部がやろうとしてるのはそういうことだと思うんですよ。
頑張ってる人にはちゃんと報酬をとか。
だからそういうことも連携していって。できたらね、やっぱりそんなにね、たくさんお金稼ぐことが大事ではないと思いますけど、
もし少し余裕があるようなお金の状態になったら、近場の旅行が海外旅行になるかもしれないし、なんか楽しみの範囲も広がったりするのかなと思うので、
ちょっと納得賛否両論があると思いますが、僕はなんかコントラスト効いてるような、52週間が過ごせた方がいいのかなっていうのをちょっと伝えたいなと思ってます。
でね、1個だけですね。