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2022-08-28 07:43

#34 愚痴を吐くメリット3つと効果的なやり方

愚痴を吐きたい時だってあるじゃないですか。私にももちろんあります。でも、愚痴にもいいやり方とよくないやり方がありますので、今日はそんな話です。

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心理師のはるかめです。このラジオでは、あなたが自分に優しくしていけるように、 セルフコンパッションやセルフケア、心理学などについて話をしています。
今日はですね、愚痴を言うこともいいんだよっていう話をしたいと思います。 いきなり自分で出鼻をくじくようなんですけれども、
愚痴ばかり言う人って印象良くないって思いませんか? 毎度愚痴になる人とか、
正直あまり魅力を感じないですし、一緒にはあんまり痛くないですよね。 私もそうなんですけども、
これは当然の感想で、同じ人にばかりね、愚痴を言っている人っていうのは、 やっぱり聞いている人からすると、しんどいし嫌な存在になってしまうんですよね。
話を聞いている人の中で、その話し手と、愚痴を言っている人ですね、話し手と愚痴っていう、その2つが強く結びついちゃうんですよね。
条件づけられちゃうわけですね。 なので、毎回ね、愚痴ではね、人が遠ざかっていってしまうのも仕方ないんですよね。
これは想像しやすいですよね。 とはいえ、愚痴を吐くこと自体が悪いことかというと、決してそんなことはなく、むしろメリットが多かったりします。
今日はね、まず3つのメリットをお伝えしたいなと思います。 1つ目のメリットは、ストレス解消になるっていうことですね。
これが一番ですよね。たぶんね、愚痴を吐く人は皆、どこかでこれを求めているかなと思うんですけど、
自分の中に溜め込んでおいてしまうと、ぐるぐるとね、頭の中で何度も考え込んでしまうっていうので、
誰かに聞いてもらってね、自分の不満を頭の中から現実のものにしてしまうんですよね。
頭の中でぐるぐるしているのを言葉にすることで、実際に存在するものになるというか、
ちょっとイメージしにくいかもしれないですけど、外在化っていうことですね、これはね。 これだけでストレス解消効果があるわけです。
さらに相手の聞き方が上手だと、さらに癒され効果も上がりますよね。 2つ目のメリットは、聞いてくれる人との関係が良くなる場合があるということです。
人っていうのは、弱みを見せてくれる人に好意を持ったり、お返しにね、自分も自分のことを話そうかなって思う性質があるわけです。
裏には色々な心理的な仕組みが働いているんですけれども、今日のところはね、ここは割愛させてください。
とはいえですね、最初は他人行儀に対等な感じで始まる人間関係っていうものですけれども、このね、少しずつ自分のことを話すっていうプロセスを何度か踏んでいくうちに、親しい人間関係っていうものが出来上がっていくんですよね。
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3つ目のメリット、これは思考と感情の整理になるということです。 これは最初のストレス解消とつながる話かもしれないです。
特に自分だけで色々考えすぎてしまって、それがストレスになってしまうっていう人は、言語化すること、誰かに話すっていうことでその問題を考えやすくなるんですね。
言語化と外在化がダブルで行われているわけです。 話をしているうちにストレス解消にもなりますし、問題が見えてきたり、時にはね、冷静に考え直すこともできたりします。
また、愚痴を吐くだけでなく文字で書き出すってことも効果的だっていうふうに言われています。 この方が自分の考えが文字にするのでよく見えますし、これもねストレス解消効果があります。
これも外在化になりますね。 日頃から人に話をする癖がある人、特に女性の方が得意ですけれども、こうやって愚痴を吐く習慣がある人っていうのはメンタルがやみにくいっていうことが分かっています。
誰かに聞いてもらうっていうのが難しい時、そういう場合は動物とか植物、ぬいぐるみとかでもいいですし、先ほど話したように書き出すっていうことも非常に意味があります。
頭の中で考えすぎて、頭や心にモヤモヤしたものが残りやすい人は、特にこれはやっていった方が楽になるかなと思います。
ところで最初のお話なんですけれども、愚痴を吐くのは効果的だってことは分かったけれども、愚痴を吐くと嫌がられるって言ってたよねーっていうところですよね。
これは話を聞く人の負担感と関係があります。 3つのポイントがあるんですね。
1つ、同じ人にばかり話さない。 2つ、いつも愚痴にならない。
3つ、相手に了解を得るっていうところです。 当然、いつも愚痴を聞かされていたら嫌になりますので、
愚痴は色んな人に、複数の人に分散して聞いてもらうっていうのがお勧めです。 そうすることで色々な人のアドバイスから参考になるものもあるかもしれません。
そして基本は、やはり良好な関係があってこその愚痴です。 建設的な話とか楽しい話、真面目な話、そういったものができる関係を作っておいて、時に愚痴を聞いてもらう。
そういう形がいいですよね。 その際は、今は聞いてもらっていいのか、今日はいいか、ちゃんと相手の状態とか都合とかにも配慮するということが大事になります。
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それ以外は先ほどお話したように、動物とか書き出すとか人間以外のものも併用していくと、色んな人に聞いてもらうというものがちょっと負担感も減るかなと思います。
最後に、愚痴を聞いてもらう効果を高めるために、相手に愚痴の聞き方を前もってお願いしておくっていうのも良いことです。
どういうことかというと、例えば、今日嫌なことがあって、悶々としているから愚痴聞いてもらってもいいかなというふうに聞いたとします。
それでOKだったら、とりあえずアドバイスとかは後でお願いするからまずは聞いて欲しいんだとか、
今日はただ聞いてもらえたらいいから、それだけでありがたいから、アドバイスはまた今度欲しい時にお願いするねとかですね。
そういうふうにすることで、たまにアドバイスしたがる方とかいらっしゃると思うんですけれども、それを前もってちょっと防いでおくということが可能になります。
聞いてもらうことが重要ですからね。
そして聞いてもらったら最後にはありがとうも忘れずに言っておくといいですよね。
良ければ参考にしていただければと思います。今日の放送がお役に立てれば嬉しいです。
また感想や質問もお待ちしています。今日もあなたが自分に優しくありますように。心理師のはるかめでした。またお会いしましょう。
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