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こんにちは、72才 薬膳&料理研究家の木下賀律子です。
今日は、去る2月6日に放送されたNHKの番組
クローズアップ現代で紹介された料理についてお話しします。
テーマは、カレーライスと物価高、
一皿から見える世界の潮流というものでした。
カレーライスといえば、今や日本の国民食ですね。
家で食べたり、外で食べたり、
中でも外食カレーの全国平均価格は過去最高の721円に上昇し、
家庭用のカレールーの値上げも密かに続いているようです。
その背景には何があるかというと、
世界規模で進む原材料費の高騰、
異常気象によるインドのスパイスの収穫減など、
そうしますと、以前お話ししたスパイスを使った飲み物、
チャイなどの価格にも影響が出てきそうですね。
民間の信用調査会社、帝国データバンクが1月に、
全国の食品会社195社に行ったアンケート調査によりますと、
2月は5,463品目が値上げとなり、
昨年10月にすぐ値上げラッシュだそうです。
ひえーっと驚きますね。
値上がりするのは、私たちの生活に直結する身近なものばかりです。
話をクローズアップ現代に戻しますと、
番組の後半に、ぶっかだかに負けない極上カレーレシピが公開されていましたので、
私なりに少しアレンジして、そのお料理をご紹介します。
大根とひき肉のカレー、材料2人分です。
豚ひき肉150g、これは鶏でもいいと思います。
大根150g、トマト水煮缶100g、これはカット缶が良いと思います。
玉ねぎ1分の1個、100gぐらいですかね。
おろしにんにく小さじ1、みりん大さじ1、水300ml、カレールー30g、以上です。
材料について、少しコメントします。
豚のひき肉は、面倒でなければ、
細切れや、その他豚バラとかももとか肩ロース肉などを購入して、
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包丁で手切りした方が、味が良く出ると思います。
私はいつもフードプロセッサーを使って細かくしています。
大根は皮をむいて、2センチぐらいの乱切りにして下茹でします。
そのわけは後でお話しします。
玉ねぎは粗めのみじん切りにします。
これは1個をみじん切りにし、残った分は冷凍しておくと便利です。
そしてカレールーは溶けやすいように細かく刻んでおきます。
次に作り方です。
1.フライパンに油少々を入れ、点火します。
熱くなったら玉ねぎとひき肉を広げるように入れ、焼き付けるように火を入れていきます。
2.ひき肉の色が変わり、全体に焼き目がついてこんがりしてきたら、
下茹でした大根、トマトの水にニンニク、みりん、水を入れ沸騰させます。
ここではカレールー以外を入れるということですね。
3.沸騰したら蓋をして、時々混ぜながら中火で5分間くらい加熱します。
4.一旦火を止めてカレールーを入れ溶かします。
5.再び加熱して、中火でとろみがつくまで約5分間くらいかな。
加熱して出来上がりです。
簡単ですよね。
先ほど大根を下茹でしますと言いましたが、それは大根独特の苦味や臭い、悪を取り除くためです。
最近では国立研究開発法人の農研機構から、漬物用の大根のことなんですけど、
消えても臭わず、黄色く変色もしない、とても美味しいと言われるユーハクという名の大根が品種登録されるなど、開発はどんどん進んでおりますが、
今の段階では風呂吹き大根や大根をメインにしたスープなどを作る時には、やはり下茹でをすることをお勧めします。
2月も後半に入りましたが、まだまだ大根の美味しい季節です。
どうぞお試しください。
今日はぶっかだかとカレーライスについてお話ししました。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
